真夏の青春
ミーン ミーン ミーン
蝉の音が聞こえ、周りからは夏休みに入った子供たちの声が聞こえる。暑い。
もう世間では梅雨が終わり本格的な夏になろうとしている。そんななか部屋の畳で寝転ぶ男がいる。俺は福岡市内に一人暮らしをしている大学生だ。彼も夏休みに入ったばっかだった。
俺『あー、あっちぃなー、、
大学も休みでバイトも休み。今日は休みを満喫する予定だったがこの暑さではどこにも出たくないな 』
そんなことを呟いては布団の上でごろごろ寝返りを打っている。そして、ふと目をつぶると脳裏に浮かぶ、忘れたくないでも忘れたい思い出。
数年前、今と同じぐらい蒸し暑かった日。高校三年生だった俺はある子に好意を抱いていた。その子は目立つタイプではないが男女共に仲が良く、笑顔が愛らしいその子はクラスのみんなから好かれていたと思う。そして、陰ながらに好意を持っていたやつは少なくはなかった。
その中でも俺は本気でこの子に恋をしていた。きっかけはない。ただの一目惚れ。授業中にふと周りを見渡した時に気がついただけ。それでも、俺は好きになってしまった。同性の『男の子』を。
誰にも言えなかった。言うつもりもなかった。それでも、伝えたいと思った。でも、そんな勇気なんてなくってただただ日々が通り過ぎていく。次の日に彼は好きな子ができたらしいと噂になった。相手は隣高校の女子。今週中に告るらしい。そんなことを聞いた俺は
『あー、、、やだなぁ 』
なんて考えてると彼が話しかけてきた。
彼『なに不満げな顔してんの笑
悩みあるなら聞いてやろうか?多分俺の事なんだろうけど 』
俺『 悩みなんてねーし!、てかなんで』
彼『お、当たり? 』
俺『は、 』
彼『気づいてた。お前から向けられる視線が他の奴とは違うこと。最初は気のせいかと思ってたけど、だんだん確信に変わってった。 』
俺は思考が停止した。何を言えばいいのか、否定をするべきか悩んでいたが彼はそんなことお構いなしに話し続けていた。
彼『で、どうしたい?今気づいた理由話したけど。おまえはどーしたい、? 』
伝える気なんてサラサラなかった。でも、伝えたいと心から思ってしまった。
俺『お前が言った通り俺はお前のことが好き。付き合いたい。 』
彼『 』
俺は心の中で振ってくれと思っていた。理由ははっきりとしている。好きになった子には普通の恋愛をして欲しいと思うから。この気持ちは俺の心の中に入れとくから、だから、振ってくれ。
そう思いながら彼を見ていると、彼は泣きながらきょうしつを出ていった。これでも良かったんだと俺は思った。これが正解なんだと、、
昔のことを思い浮かべながら俺は目を覚ます。昼の14時。そろそろ活動開始かなと思い重い腰を上げ、外に出る支度をした。汗を流し、髪をセットし精一杯のオシャレをして彼に会うために俺は外に出た。
蝉の音が聞こえ、周りからは夏休みに入った子供たちの声が聞こえる。暑い。
もう世間では梅雨が終わり本格的な夏になろうとしている。そんななか部屋の畳で寝転ぶ男がいる。俺は福岡市内に一人暮らしをしている大学生だ。彼も夏休みに入ったばっかだった。
俺『あー、あっちぃなー、、
大学も休みでバイトも休み。今日は休みを満喫する予定だったがこの暑さではどこにも出たくないな 』
そんなことを呟いては布団の上でごろごろ寝返りを打っている。そして、ふと目をつぶると脳裏に浮かぶ、忘れたくないでも忘れたい思い出。
数年前、今と同じぐらい蒸し暑かった日。高校三年生だった俺はある子に好意を抱いていた。その子は目立つタイプではないが男女共に仲が良く、笑顔が愛らしいその子はクラスのみんなから好かれていたと思う。そして、陰ながらに好意を持っていたやつは少なくはなかった。
その中でも俺は本気でこの子に恋をしていた。きっかけはない。ただの一目惚れ。授業中にふと周りを見渡した時に気がついただけ。それでも、俺は好きになってしまった。同性の『男の子』を。
誰にも言えなかった。言うつもりもなかった。それでも、伝えたいと思った。でも、そんな勇気なんてなくってただただ日々が通り過ぎていく。次の日に彼は好きな子ができたらしいと噂になった。相手は隣高校の女子。今週中に告るらしい。そんなことを聞いた俺は
『あー、、、やだなぁ 』
なんて考えてると彼が話しかけてきた。
彼『なに不満げな顔してんの笑
悩みあるなら聞いてやろうか?多分俺の事なんだろうけど 』
俺『 悩みなんてねーし!、てかなんで』
彼『お、当たり? 』
俺『は、 』
彼『気づいてた。お前から向けられる視線が他の奴とは違うこと。最初は気のせいかと思ってたけど、だんだん確信に変わってった。 』
俺は思考が停止した。何を言えばいいのか、否定をするべきか悩んでいたが彼はそんなことお構いなしに話し続けていた。
彼『で、どうしたい?今気づいた理由話したけど。おまえはどーしたい、? 』
伝える気なんてサラサラなかった。でも、伝えたいと心から思ってしまった。
俺『お前が言った通り俺はお前のことが好き。付き合いたい。 』
彼『 』
俺は心の中で振ってくれと思っていた。理由ははっきりとしている。好きになった子には普通の恋愛をして欲しいと思うから。この気持ちは俺の心の中に入れとくから、だから、振ってくれ。
そう思いながら彼を見ていると、彼は泣きながらきょうしつを出ていった。これでも良かったんだと俺は思った。これが正解なんだと、、
昔のことを思い浮かべながら俺は目を覚ます。昼の14時。そろそろ活動開始かなと思い重い腰を上げ、外に出る支度をした。汗を流し、髪をセットし精一杯のオシャレをして彼に会うために俺は外に出た。
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【短編集】こども病院の日常
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
言葉にできない見守り方(中2の息子が私の下着に触れた時間)
中学生になり、どこか距離感が変わり始めた息子・結斗。ある日、主人公のゆかりは、家の中でどこか不自然な違和感を覚える。それは、脱衣所や洗濯物に残された、ほんのわずかな異変だった。
多感な時期を迎えた息子の歪んだ衝动と、それに気づいてしまった母親。問い詰めるべきか、それとも踏み込まずに見守るべきか――。親としての葛藤と罪悪感に苛まれながらも、ゆかりは言葉を使わない「無言の境界線」を模索し始める。
成長期の誰もが抱える痛みに寄り添い、親子の距離感と本当の絆を描き出す、静かで切ない心理ドラマ。