異星界転生REPLAY

KEIOH

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第24話生と死の間から

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ケインの意識が戻らぬまま早1週間
皆で色々調べ試すが成果はない。
「くそ、ダメだ他に何か無いのか」

「お兄様、落ち着いて下さい、ケインはまだ生きています」

「出来る事はやった、それでもケインは目覚めない、焦りもするさ」

「必ず方法はあります、焦らずゆっくり考えましょう」

「ニーナ分かったよ、ありがとうな」

「私達がしっかりしないと」

「そうだな、しかしアンナの事も心配だな」

「えぇ、このままではあの娘の体が持たないわ、ケインの傍を離れようとはしないし」

「ケインもこのまま目覚めなければ栄養失調で死ぬ可能性もある、どちらにせよ猶予はあまりないがもはや俺達に出来る事も無い」

「そうですわね、私達に出来るのは1日でも早くケイン達に追い付く事」

「街の人々もこんなに悲しんでいる、ケインはこの国の人達にこんなに愛されているんだ、もし死んだら承知しないぞ」
国王を始めアン姫、ヒクルス殿、ミランさんも必死に解決方法を探してくれている。

「俺達は無力だな」

「えぇ、旅に出てからずっと思っていました」
強くなろう、それしかない。
俺とニーナは今日も森へはいる。

「お兄様、ごめんなさい、わたくしがもっと回りに気を配っていたならお兄様がこんな事にならなかったのに」
眠れない、寝ている間に万が一お兄様がと考えると、とても眠れない。

「もしこのままお兄様が天に召されたら、その時はわたくしもご一緒に行きます」

「・・・・」

「ここは?」
どれくらい意識を失っていただろう

「この場所に感覚、以前何処かで見たし感じた」
何処だったか? 

「そうだ前世で死んだ時に彷徨っていた場所に似ている」

「・・・そうか俺は又死んだのか」
段々思い出してきた。
「あの魔物に殺られたのか、皆は無事だったのだろうか?」
まだまだやり残した事が山ほどあったのだが仕方がない。

「さて次は何処に転生するのかな」
目を閉じ流されるままに身をまかす。

「・・・・・」
何か聞こえた
「・・・様」
誰だ
「・兄様」
「お兄様」
「この声はアンナか」
姿は見えない、流れに逆らい声が聞こえる方に進む。
暗闇を声がする方向を頼りにひたすら行くと小さな光が見えた。
「あの光からアンナの声が聞こえる」
あの光の向こうに皆がいるのか?
しかしどんなに進んでも光は大きくならない。
「どうゆう事だ、光が近づかない」
それでも諦めずに光に向かって進んで行くのみ
時間的にはどれくらい経ったのだろう。
一瞬の様な長かった様な不思議な体験だ
光がほんの少し大きく見える様になった
希望が湧いてきた。 
それから数時間か数日かは分からないがひたすら光に向かう
すると突然目の前に光が現れる
「こ、これは」
それは光ではなく光の玉だった。
「この玉見た事ある。神から貰った、命の卵だ」
何故ここに?だが確かにアンナの声はここから聞こえる。
その玉に触れてみる
すると俺がその玉の中に吸い込まれていく。
すると今度は眩しいくらいの光の中を物凄い早さで進んで行く
ひときわ眩しい光を抜けるとそこは見慣れた宿の天井だ。
しかも目の前に見えるのは寝ている俺とアンナ
「もしかしてこれが幽体離脱というものか」
アンナが泣いている、何か話しているが良く聞こえない。
しかし次の瞬間強烈な力で自分の体に吸い込まれていく。
「ア、アンナ」
体力が消耗している、声を出すのもしんどい
かなりの時間寝たままだったのだろう。

「お、お兄様、目覚められたのですね、良かった、本当に良かったですわ」
アンナは泣きながら抱きついてきた。

「ア、アンナ、い、痛い」

「申し訳ごさいません、嬉しくってつい」

「アンナ、心配かけてごめんな」

「いえ、こうして戻っていらしただけで、わたくしは嬉しいですわ」

「アンナ、済まないがお腹が空いた」

「はい、急いで用意させますわね、わたくしもお腹が限界ですわ」
アンナは急いで宿屋の店主を呼ぶ。
「あら、アンナちゃんどうかしたの?」

「はい、お兄様が目覚められたのです、お腹が空いたと言っています、急ぎ食べられる物をお願いしますわ、それとわたくしにも、出来れば饅頭が食べたいですわ」

「こりゃー大変、急いで用意するわね」
店主は大声を上げてバタバタと走って行く。
俺は玉の事を考えている
「あれは何だったのだろう、何故あんな場所に命の卵があったのか謎だ」

「お兄様?お体の調子が悪くなったのですか?」

「済まない、考え事をしてた」

「もう、驚かせないで下さい」

「スマン」
その時ドアがノックされ店主が入ってきた。
「ケインちゃん、良かったよ目覚めて、皆心配してたんだよ」

「ご迷惑おかけしました」

「無事ならいいさ、さあ沢山持ってきたよ、食べて早く元気になっておくれよ」
「ありがとうございます」
柔らかいものを中心に用意してくれた
弱っている体にはありがたい。
又ドアがノックされ饅頭屋のおばちゃんが入ってきた。
「アンナちゃん、饅頭持ってきたよ、腹一杯食べてね」

「おばちゃん、ありがとう遠慮なく頂きますわ」

「ケイン君本当に良かったわ、街の皆も大喜びしてるわよ」

「ありがとうございます」
この街の人は皆暖かい、心にしみる。
食事を済ませてアンナにこれまでの詳細を詳しく聞く。
「そうか、俺は10日以上眠り続けていたのか」
どうりで体が思い通りに動かないわけだ
「アンナごめん、疲れた今日はもう寝るよ」
「はい、お休みなさい」
こうして生きかえる事が出来ただけでも儲けもんだ。
今は完全回復を目指そう













    
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