異星界転生REPLAY

KEIOH

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第25話安息な日

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翌日は来客が多い長い1日となる。
朝起きて最初に訪れたのがライン兄上とニーナ姉上。
「ケイン、良かった心配したぞ」
「ケイン、本当に無事に戻って来てくれて、とても嬉しいわ」
姉上は俺に抱きつき、兄上も俺の手を握り涙ぐんでいた。
「兄上、姉上ご心配お掛けしてすいません」
「それはもう良い」
久しぶりに兄弟、姉妹揃って楽しい時間を過ごせた。

「では俺とニーナは今から森に入って修行してくる」
「私達やっとエリア3の獣とも渡り合える様になったのよ」

「本当ですか、それはスゴイ」
「二人に追い付くために必死よ」
「俺達も、うかうかしてられませんね」
「ほどほどにしてね、一生追い付けなくなるから」
本当に凄い、俺達は倒すのに2年かかったのに
「アンナ負けてられないな」
「はい、早く万全な体調に戻して頑張りましょう」
兄上達と入れ替わりでヒクルスさん、ミランさん、アンの三人が入ってきた。
「おぉ~ケイン殿目覚めた様だな、安心したぞ」
「皆さん、ご心配お掛けしてすいません」
「ケインさん、私のせいでこんな事になってごめんなさい」
「ミランさんのせいじゃないですよ、俺がかわしきれなかっただけ、まだまだ修行が足りませんでした、だから気にしないで下さい」
ミランさんは泣きながら「ありがとう」と言い微笑んだ。
「ケイン様、とても心配してましたのよ、お父様も我が事の様に心を痛めておいででした、ホントに無事で何よりです」
「アンにも王様にも心配かけた様で申し訳ないです」
「何事なくて良かったですわ、お父様も喜ばれる事ですし、アンナさんが一番喜んでいますわ」
「ちょ、ちょっとアン余計な事は言わないで下さいな」
アンはイタズラっぽく笑い
「ケイン様が目覚めるまで、睡眠もまともに取らず食事も取らずずっと傍にいたのですよ」
「もう、アンはおしゃべりですわ」
アンナは顔を真っ赤にして照れている。
「ケイン殿、暫くはゆっくり養生してくだされ」
「えぇーそうさせてもらいます」

「完全復活されたらいよいよラストの洞窟俺達も更なる鍛練を積んでおきますわい」

「俺も1日でも早く良くなって鈍った体を鍛え上げたいです」
3人は暫く話をしてそれぞれ帰って行った。
これでやっと一息つけるかと思いきや、街の人達や騎士団の方々、冒険者の方々など次から次へとやってくる。
その度にお礼とお詫びを繰り返し流石に疲れた
とてもありがたいし嬉しいのだが、ちょっとしたプチ地獄だった。
チラッとアンナの方を見ると苦虫を噛み潰した様な顔していた
正直人前に見せてはいけない顔だ
「麗しき乙女がその顔はいかんやろう」
と心の中で思う。
ようやく来客が落ち着いたのが昼過ぎ
「フゥー少し疲れたよ」
「少し横になられますか」
「いや、大丈夫だよ」
いつまでも寝てはいられない
早く復帰したいが焦っても仕方ない
「少しお腹が空いたな」
「今用意させますわ」
アンナは部屋を出て行った。
俺は最後の洞窟の事を考える
「敵が明らかに強くなっている、攻撃も多彩今のままでは殺られる可能性も高い」
新たな技、魔法を考えていかないとダメだな。
「しかも確かこのバラスト山は大魔道士2人が命を落とした洞窟とてつもない敵が潜んでいるに違いない」
バラストの洞窟の封印があとどれくらいもつのか不明だ
それまでに何とか皆の底上げをしなくては、勿論俺もだ
「アニメとか格ゲーとかで出てくる必殺技とか究極魔法とか習得できないかな?」
自分でもバカげた事を言っているのは自覚しているが、既にあり得ない事だらけ
魔法、魔物等、地球では考えられない。
この広い宇宙ではそれがあり得る
「だとしたら想像力と修練次第では不可能ではないのかもしれないな」
この先、まだまだ強い敵が現れるだろう
「成長が頭打ちしない様に何でも試すべきだな」
俺が大切に思う人達を守る為に。
こうなると早く試してみたいと思うのは人間のさがである
頭の中で技を思い出してみる。
「格ゲーをやっていた時に格好いい技とか山ほどあったよな」
体がウズウズしてきた
「イヤ2~3日は我慢、我慢と」
色々考えていたらアンナが戻ってきた
「お兄様、お食事を持ってまいりましたわ」
「アンナ、ありがとう」
二人で昼食を取り次の洞窟についての話をする

「アンナ、次の洞窟は1番の難所になる事間違いない、今のままでは勝てないかもしれない」

「そうですわね、段々敵も強くなっていますわね」

「俺が動ける様になったら試したい事が沢山ある、付き合ってくれるか」

「勿論ですわ」

「アンナ、悪いが明日から兄上を始めみんなの修行の手伝いをしてくれないか」

「しかし、お兄様」

「いや、俺の事はもう大丈夫だから、それより今は皆の更なる底上げが必要なんだ、だから頼む」

「分かりましたわ」
「ありがとうアンナ」
こうして明日からのスケジュールは決まった。

夕方兄上と姉上が帰って来て明日からの事を話す
「それはありがたい、アンナ頼むぞ」

「はい、ラインお兄様、ニーナお姉様」

「アンナ、遠慮はしないでビシバシ鍛えてね、私達も早く強くなりたいわ」

「わたくしの指導は厳しいですわよ」

「おう、死なない程度に頼むぞ」
こうして明日からの予定は決まった、最後のゲートの封印に向けて始動だ。








    
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