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追われる身
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堕ちて最初に見つけられたのがオークであったが、実際、それは幸運だったのだろうか───
彼女は引きずりはじめた足をかばいながら走り、考えていた。
オークは鼻が利くが視力はヒト並、さらに足が遅い。
ただ体力は底知れず、いずれ距離が縮まり捕まるのも時間の問題だろう。
しかしながら、なぜ追われる身となったのかアレッタ自身わからずにいた。
目を開けたときにはすでにオークが取り囲み、腕を伸ばしていたのだ。
太い檻となった腕からなんとかすり抜け走り出したが、「金が逃げた」という声が聞こえたことで、商品なのだとわかる。
だが、ヒトは商品にはなれない。
美しい妖精をヒトに売ることがあっても、ヒトがオークやゴブリンのような魔物に売りつけられることはない。
力が弱く、肉もまずく、はっきりいって虫ほどに価値がない。
よっぽど、本物の昆虫の方が価値があるほどだ。ただただ領地争いをしている汚らわしい種族に過ぎない。
アレッタは足を止めることなく考えてみるが、追われているのには変わりはない。現に今も木々を折りながらこちらに向かっている足音は止んではいない。
ひとつも解決の糸も彼らの意図もわからないまま、ただ走る足は止められない。
「……町が近いのか……?」
なるだけ人目を避けようと林の中へと入り込んだのだが、いつのまにか獣道より少し大きな道に変化していた。
整備された道だ。逃げやすいが、それだけ目についてしまう。
右に視線を投げると、細い道が森の奥へと続いている。彼女は迷うことなくその細道へと足を運んだ。
日陰となったせいか、肌が冷えて心地がいい。
だが喉の奥から吐きだされる、ぜえぜえという息遣いが耳に触る。
枝が揺れて葉が流れるせせらぎも、穏やかな日差しの温もりも、何も感じられない。満身創痍の体は、ただ止まりたいという叫びしか上げていない。
ばしゃりと濡れた途端、足裏から唐突に電気が流れた。
「……いっ」
今までにない痛みにアレッタは、一瞬身をかがめた。
足裏の傷口に泥水が入り込んだようだ。足がもつれ、体が傾く。これで倒れたら二度と起き上がれないと、アレッタは慌てて足を踏ん張り、なんとか体勢を戻した。
振り返ると、ぬかるみがところどころにあったようだ。木々の枝が高く、日差しも入りにくいため、地面が乾かないのだろう。そのせいで小さな血泥の足跡がはっきり模られしまっている。
「くそっ」
少女に似合わない悪態をつき、玉となって流れる脂汗を拭うと、服といえるのかわからないそれを無理やりさいて足に巻き、泥をなすりつけた。さらに激痛が痺れとともに這いあがってくるが、少しでも血の色や匂いを目立たないようにするためだ。
上げたい悲鳴をなんとか嚙み殺し、短くなった服の裾を伸ばしたとき、
「いたぞっ」
大雑把な大きな足音と、野太いオークの声が響いてくる。
まだ整わない息のまま、彼女は足に力を込めるが、背後から迫る気配に気づき、横へ飛び転がった。
受け身を取って地面を見ると、彼女の顔ほどの石が地面にめり込んでいる。
「当たってねぇぞ! しっかり狙え!」
投石で足止めを考えついたらしい。
マズい。
彼女はもつれる足を動かそうとしたとき、再び石が飛び出す音が聞こえる。
石を紐に結び、体を回転させながら飛ばされたそれは、パチンコ玉のように可愛らしいものではない。まるで花火の打ち上げのような唸りが聞こえる。
ギリギリまで待ってから避ける───
アレッタはすぐに避けたい焦る気持ちを抑え、空気を押しつぶしながら落ちてくるそれを睨んだ。
「……今っ」
声に出さなければ体が動かない。
なんとか右に体を振り、避けきった。
次の投石準備に手間取っているのを確認し、無理矢理に足を振り上げる。
その先には、意気揚々と歩く男性がいた。
意気揚々と見えたのは、多分足取りが一定のリズムを刻んでいるからだろう。
だいたい奇妙なことに男の顔には仮面が張り付いている。すっぽりと覆われた鏡面の仮面は滑らかな球体となっており、あたりの緑を映し、まるで葉っぱの精霊が服を着て歩いているようだ。
悠々と歩く男に関係なく、オークは投石の体勢に入った。軸足を踏ん張り回り始めたのだ。
「……ダメだ」
経験上、あの投石は歩く男に落ちる。
オークは雑な種族。力で解決する脳筋である。投げれば当たると思い込んでいる。確かに、どこかには当たるだろう。さらに、もしアレッタが天界の頃の身長であれば、頭の先ぐらいには当たるかもしれない。
だが今はあまりに小さい少女の体だ。軽々と彼女を飛び越え、男のどこかに当たるのは間違いない。
「……くそっ」
再び同じ言葉を吐き出すと、彼女は痛みも気にせず、飛び出した。
後方からは小さな掛け声とともに石が飛び出したようだ。再び風を潰し、ぼうという声を上げて降ってくる。
仮面の男は先に幼女に気がついたようで、必死の形相で走り込む彼女を避けるように道の脇に移動し、立ち止まった。
が、その場所は尚の事、石の落下ポイントである。
避けろと叫びたくても気管は空気を取り込むので精一杯で音がでない。
アレッタは勢いそのままに、男の胸板に体当たりした。
もう、当たり屋もいいところである。
せっかく男は避けたのに、ボロ切れを纏った幼女がぶつかってきたのだ。
挙句、幼女が頭に覆いかぶさったことで、仮面越しに男は何やら叫んでいる。
だが、アレッタは構ってられない。
彼女が男の頭を抱えこんで体を丸めたとき、どすりと鈍い音と2人の体ががつんと揺れた。
あの大きな石は幼女の体に容赦なく落ちたのだ。
息すら詰まるその痛みをアレッタは小さな体で必死に受け止め、涙でにじむ瞳で仮面の男に怪我がないと知ると彼女は体を持ち上げた。
彼女はそのまま走りだそうと足を踏み出すのだが、空を切るだけで前に進めない。
離れていく地面を掴もうと彼女はもがくが、それは無駄な行為だった。
襟首をつままれ釣り上げらた先には、肩で息をするオークがいる。
「もう、逃げられねぇぞ」
もがくのをやめ、ぶらりと彼女が垂れ下がると、オークは観念したと思ったのか、ひとつ高笑いをあげた。
オークは尻餅をついたままの仮面の男など気を向けず、ただのヒトでさらに力の弱い幼女を捕まえたことが身に余るほど嬉しいのか、遅れて追いついてくるオークに向かって獲物を捕らえた狩人のように幼女を高く高く掲げて見せる。
さらに生きているを確認したいのか、アレッタの匂いを嗅ぎながら彼女の顔を覗き込んだ。
粘液が飛び散る鼻息に彼女はむくりと顔を上げると、オークの出張った鼻穴に思いっきり指を突っ込んだ。
怯んだ隙に「自分の腕が、短い……!」彼女は叫びながら、自身を掴むオークの腕に両手で組んだ拳を振り下ろした。彼女の不意打ちに力が緩み自由になるが、鼻血を流すオークはまだ諦めていない。
捕まえようと振りまわされる太い腕をかいくぐり、彼女はオークの腰に下げられた棍棒を奪った。素早く背後について膝に向かって撃ち込む。さらに片膝が崩れたところで腱に向かって叩き、そのままうつ伏せに倒れ込んだオークの首下に、トドメとばかりに力一杯振り下ろす。
ピクリともしないが息はできているので死んではいないだろう。
それに安心しながら右に視線を飛ばしたとき、もう目前に残りのオークが追いついていた。
だがアレッタの意思に反して手は棍棒を放し、さらに腕も持ちあがらない。せめてもの足はメデューサの目で固められたのか、微塵も動く気配がない。
アレッタは迫り来るオークを睨んだ。
これが絶望か───
歯を食いしばり、力の入らない拳を握り、
「悔しい」
アレッタの小さな声はオークの雑踏で打ち消される。まるでイノシシが押し寄せるような地響きだ。
迫り来る振動に耐えながら、彼女は想像すらできない未来に悲観した。ただ固く目を閉じ、小さな体を強張らせたのだった。
彼女は引きずりはじめた足をかばいながら走り、考えていた。
オークは鼻が利くが視力はヒト並、さらに足が遅い。
ただ体力は底知れず、いずれ距離が縮まり捕まるのも時間の問題だろう。
しかしながら、なぜ追われる身となったのかアレッタ自身わからずにいた。
目を開けたときにはすでにオークが取り囲み、腕を伸ばしていたのだ。
太い檻となった腕からなんとかすり抜け走り出したが、「金が逃げた」という声が聞こえたことで、商品なのだとわかる。
だが、ヒトは商品にはなれない。
美しい妖精をヒトに売ることがあっても、ヒトがオークやゴブリンのような魔物に売りつけられることはない。
力が弱く、肉もまずく、はっきりいって虫ほどに価値がない。
よっぽど、本物の昆虫の方が価値があるほどだ。ただただ領地争いをしている汚らわしい種族に過ぎない。
アレッタは足を止めることなく考えてみるが、追われているのには変わりはない。現に今も木々を折りながらこちらに向かっている足音は止んではいない。
ひとつも解決の糸も彼らの意図もわからないまま、ただ走る足は止められない。
「……町が近いのか……?」
なるだけ人目を避けようと林の中へと入り込んだのだが、いつのまにか獣道より少し大きな道に変化していた。
整備された道だ。逃げやすいが、それだけ目についてしまう。
右に視線を投げると、細い道が森の奥へと続いている。彼女は迷うことなくその細道へと足を運んだ。
日陰となったせいか、肌が冷えて心地がいい。
だが喉の奥から吐きだされる、ぜえぜえという息遣いが耳に触る。
枝が揺れて葉が流れるせせらぎも、穏やかな日差しの温もりも、何も感じられない。満身創痍の体は、ただ止まりたいという叫びしか上げていない。
ばしゃりと濡れた途端、足裏から唐突に電気が流れた。
「……いっ」
今までにない痛みにアレッタは、一瞬身をかがめた。
足裏の傷口に泥水が入り込んだようだ。足がもつれ、体が傾く。これで倒れたら二度と起き上がれないと、アレッタは慌てて足を踏ん張り、なんとか体勢を戻した。
振り返ると、ぬかるみがところどころにあったようだ。木々の枝が高く、日差しも入りにくいため、地面が乾かないのだろう。そのせいで小さな血泥の足跡がはっきり模られしまっている。
「くそっ」
少女に似合わない悪態をつき、玉となって流れる脂汗を拭うと、服といえるのかわからないそれを無理やりさいて足に巻き、泥をなすりつけた。さらに激痛が痺れとともに這いあがってくるが、少しでも血の色や匂いを目立たないようにするためだ。
上げたい悲鳴をなんとか嚙み殺し、短くなった服の裾を伸ばしたとき、
「いたぞっ」
大雑把な大きな足音と、野太いオークの声が響いてくる。
まだ整わない息のまま、彼女は足に力を込めるが、背後から迫る気配に気づき、横へ飛び転がった。
受け身を取って地面を見ると、彼女の顔ほどの石が地面にめり込んでいる。
「当たってねぇぞ! しっかり狙え!」
投石で足止めを考えついたらしい。
マズい。
彼女はもつれる足を動かそうとしたとき、再び石が飛び出す音が聞こえる。
石を紐に結び、体を回転させながら飛ばされたそれは、パチンコ玉のように可愛らしいものではない。まるで花火の打ち上げのような唸りが聞こえる。
ギリギリまで待ってから避ける───
アレッタはすぐに避けたい焦る気持ちを抑え、空気を押しつぶしながら落ちてくるそれを睨んだ。
「……今っ」
声に出さなければ体が動かない。
なんとか右に体を振り、避けきった。
次の投石準備に手間取っているのを確認し、無理矢理に足を振り上げる。
その先には、意気揚々と歩く男性がいた。
意気揚々と見えたのは、多分足取りが一定のリズムを刻んでいるからだろう。
だいたい奇妙なことに男の顔には仮面が張り付いている。すっぽりと覆われた鏡面の仮面は滑らかな球体となっており、あたりの緑を映し、まるで葉っぱの精霊が服を着て歩いているようだ。
悠々と歩く男に関係なく、オークは投石の体勢に入った。軸足を踏ん張り回り始めたのだ。
「……ダメだ」
経験上、あの投石は歩く男に落ちる。
オークは雑な種族。力で解決する脳筋である。投げれば当たると思い込んでいる。確かに、どこかには当たるだろう。さらに、もしアレッタが天界の頃の身長であれば、頭の先ぐらいには当たるかもしれない。
だが今はあまりに小さい少女の体だ。軽々と彼女を飛び越え、男のどこかに当たるのは間違いない。
「……くそっ」
再び同じ言葉を吐き出すと、彼女は痛みも気にせず、飛び出した。
後方からは小さな掛け声とともに石が飛び出したようだ。再び風を潰し、ぼうという声を上げて降ってくる。
仮面の男は先に幼女に気がついたようで、必死の形相で走り込む彼女を避けるように道の脇に移動し、立ち止まった。
が、その場所は尚の事、石の落下ポイントである。
避けろと叫びたくても気管は空気を取り込むので精一杯で音がでない。
アレッタは勢いそのままに、男の胸板に体当たりした。
もう、当たり屋もいいところである。
せっかく男は避けたのに、ボロ切れを纏った幼女がぶつかってきたのだ。
挙句、幼女が頭に覆いかぶさったことで、仮面越しに男は何やら叫んでいる。
だが、アレッタは構ってられない。
彼女が男の頭を抱えこんで体を丸めたとき、どすりと鈍い音と2人の体ががつんと揺れた。
あの大きな石は幼女の体に容赦なく落ちたのだ。
息すら詰まるその痛みをアレッタは小さな体で必死に受け止め、涙でにじむ瞳で仮面の男に怪我がないと知ると彼女は体を持ち上げた。
彼女はそのまま走りだそうと足を踏み出すのだが、空を切るだけで前に進めない。
離れていく地面を掴もうと彼女はもがくが、それは無駄な行為だった。
襟首をつままれ釣り上げらた先には、肩で息をするオークがいる。
「もう、逃げられねぇぞ」
もがくのをやめ、ぶらりと彼女が垂れ下がると、オークは観念したと思ったのか、ひとつ高笑いをあげた。
オークは尻餅をついたままの仮面の男など気を向けず、ただのヒトでさらに力の弱い幼女を捕まえたことが身に余るほど嬉しいのか、遅れて追いついてくるオークに向かって獲物を捕らえた狩人のように幼女を高く高く掲げて見せる。
さらに生きているを確認したいのか、アレッタの匂いを嗅ぎながら彼女の顔を覗き込んだ。
粘液が飛び散る鼻息に彼女はむくりと顔を上げると、オークの出張った鼻穴に思いっきり指を突っ込んだ。
怯んだ隙に「自分の腕が、短い……!」彼女は叫びながら、自身を掴むオークの腕に両手で組んだ拳を振り下ろした。彼女の不意打ちに力が緩み自由になるが、鼻血を流すオークはまだ諦めていない。
捕まえようと振りまわされる太い腕をかいくぐり、彼女はオークの腰に下げられた棍棒を奪った。素早く背後について膝に向かって撃ち込む。さらに片膝が崩れたところで腱に向かって叩き、そのままうつ伏せに倒れ込んだオークの首下に、トドメとばかりに力一杯振り下ろす。
ピクリともしないが息はできているので死んではいないだろう。
それに安心しながら右に視線を飛ばしたとき、もう目前に残りのオークが追いついていた。
だがアレッタの意思に反して手は棍棒を放し、さらに腕も持ちあがらない。せめてもの足はメデューサの目で固められたのか、微塵も動く気配がない。
アレッタは迫り来るオークを睨んだ。
これが絶望か───
歯を食いしばり、力の入らない拳を握り、
「悔しい」
アレッタの小さな声はオークの雑踏で打ち消される。まるでイノシシが押し寄せるような地響きだ。
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