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3日目は釣り日和【釣り編2】
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糸を垂らしてから、どのくらいだろう。
さほど時間は経っていないはずだ。
だが、アレッタのお尻はむずむずと動き始める。
そう、黙っているのが苦手なタイプなのだ。
「……エイビス、まだかな…」
「まだだね」
「あ、今、ウキが揺れたんじゃないか?」
「違うねぇ」
「まだエイビスの針に魚はかからないのか?」
「来てないな」
アレッタは観念したようにうなだれると、持っていた竿を置き、落ちないように石を乗せた。そして気分転換に、大きく背伸びをする。
アレッタは、あぐらをかきながら釣り糸を垂らす仮面紳士に視線を向けた。
「……なぁ、エイビス、釣れないと楽しくない……」
不貞腐れたアレッタに、エイビスは両肩をあげて見せる。
「アレッタ、釣りは『釣りをすること』を楽しむんだよ。だから釣れないのも楽しまなきゃ」
「……隠居の爺さんだな」
呟いたアレッタに、仮面がずいっと寄ってくる。
「確かに僕はとてつもなく長生きしてるけど、心は、ヒトの、20代だからっ」
「……わ、わかったから」
再び湖面と向かい合う2人だが、いっこうにウキは動かない。
多少動いても、それは風が揺らしただけだ。
「……なぁ、これ、本当に釣れるのか?」
「ここの湖の魚は食いしん坊だから、釣れなかったことはないよ。
ただ今日は陽が高いから、少し動きが鈍いかもね」
アレッタはエンを胸ポケットから取り出してゆっくり撫ではじめた。頭が陽に炙られ、しっかりと熱をもっている。
エンは撫でる心地がいいようで、アレッタの膝の上で丸まり、再び日光浴を始めた。黒い長い毛はすぐに熱を吸収し、天然の暖房だ。熱の溜まった毛皮をふわふわと触りながら、時折寝返りを打つエンにアレッタは微笑んでいる。
「ねぇアレッタ、」
「なんだ?」
「アレッタはここの景色、どう思う?」
エイビスに言われ、アレッタは改めてあたりを見渡した。
湖は背の低い山に囲まれ、木々に囲まれ、そして色とりどりの花々に囲まれている。
水面を走る妖精はガラスの羽で水面の輝きを受けとり、小さな光の粒子になる。輝く粒が右往左往する姿は神秘的だ。
見下ろす湖はエメラルドグリーンに染まり、水の透明度は高く、湖底が見える。水草も生え、岩が転がり、時折、機敏に白く動くのは魚の鱗だ。
空は真っ青に広がり、雲も泳いではいるが、今日は少しだけ。伸びて縮み、消えていく雲は右から左へと動く。雲を見て思い出すのは、天界の空。あそこは純白だった。昼も夜も、純白の布を広げたような空が見えた。
だがヒトの空は昼間は青く、夜は黒い。
朝日が昇れば赤に染まり、日が沈めば紅蓮に燃える。
どの時間も変化があり、そして、美しい────
アレッタはここの世界と天界を比べてみて、言葉に迷いながらも、自身の答えを口にした。
「……美しいと、私は思う」
「僕もそう思うんだ」
エイビスは釣り糸を垂らし直し、何気なく下に仮面を傾ける。
「……ヒトが地獄って呼ぶ場所はね、魔族が住む世界のことなんだ。
だけど、天界が白なら、そこは黒。魔族の中では、そこが心地いいという者もいる。
でも、僕はヒトの世界が好きなんだ。
ここは何もかもに制約があって不自由のはずなのに、色があって、何より輝いていて、すごく美しいんだ」
木々がざわりと揺れた。
風が走ったからだ。
湖も揺れ、波が立つ。
それに合わせて光る魚も散っていく。
「……あ、魚が逃げてる」
「風が吹いたからね。また少ししたら戻ってくるよ。
もうそろそろ針に慣れた頃だろうから、食いつくはずだよ」
楽しげに過ごす2人を遠くに眺めながら、ネージュは腕を大きく伸ばし、立ち上がると、おもむろに屈伸運動を始めた。彼女もアレッタ同様、黙っているのが苦手なようだ。
「今日は本当にのどかね……」
緩やかな風と鳥のさえずりが、ここに危機がないことを示している。
フィアは薪をくべながら、ばちんの跳ね上がった火花を手のひらに乗せた。小さな火種は揺れながら炎のバラに変化する。
「……そうだな。お前たちが来てからゆっくりとした時間はほとんどないから、今日はいい日だな」
ネージュは手のひらのバラを見つけると、ちょんと小さく突ついた。
見る間に氷のバラになり、フィアの手のひらへぽとりと落ちる。
「確かに、そうよねぇ」
フィアは手のひらの氷をかまどに投げ入れ、火に手をかざした。
木陰のなかは日差しが遮られ、少し肌寒い。
フィアは2つのかまどを用意していた。そこでは鍋を温め、もうひとつでポットの湯を沸かしている。そのポットの蓋が踊りだした。湯が沸いたのだ。
フィアはそれを機に手際よくお茶の準備をしだした。滑らかに動く指先は無駄がなく、瞬く間に準備が進む。
「ねぇ、フィアはあの魔女みたいに、ぶわって物を出したりできないの?」
そんなことかとでも言うように、フィアは目を細めて、手元に視線を戻した。
「エイビスも言ってただろ? 俺たちの魔術は再生が基本だ。
俺は炎は使えるが、それだけだな。空間魔術は使えない」
「あら、それは大変」
「逆に言えば、魔女は再生魔術は使えない。
みな得手不得手あるってことだ。ネージュだって氷の魔術が基本だろ?」
「この体ならね。聖剣になればいろんな剣になれるけど、……まぁ、確かにそれだけね」
「神は多機能には創ってくださらない」
「それもそうよね。みんなが万能なら、神はいらないもの」
話しながら手際よく入れられた紅茶を受け取り、ネージュは一口飲み込んで息を吐いた。
「神様ってなんなのかしら……」
「さぁ?」
フィアも紅茶をすする。
茶葉の香りを嗅ぎ、湖の景色に視線を落とし、湖面の揺らぎに話しかけた。
「神は常に試練をお与えになる、俺にとっては絶対悪だ」
「あら、珍しく意見が合うじゃない」
ジャムの瓶を見つけたネージュは、それを紅茶に落とし、ひと混ぜした。
「……でも、ヒトの世界は、私好きよ」
甘く、柑橘の香りがする紅茶を飲み込み、ネージュは言う。
フィアもジャムを落とし、ネージュの言葉に小さく頷いた。
そんな穏やかな時間を割くように、アレッタの声が湖に轟いた。
「ウキが揺れてるぞ、エイビスっ!!!!」
だが、興奮の声が悲鳴へと変わるのに、そう時間はかからなかった。
さほど時間は経っていないはずだ。
だが、アレッタのお尻はむずむずと動き始める。
そう、黙っているのが苦手なタイプなのだ。
「……エイビス、まだかな…」
「まだだね」
「あ、今、ウキが揺れたんじゃないか?」
「違うねぇ」
「まだエイビスの針に魚はかからないのか?」
「来てないな」
アレッタは観念したようにうなだれると、持っていた竿を置き、落ちないように石を乗せた。そして気分転換に、大きく背伸びをする。
アレッタは、あぐらをかきながら釣り糸を垂らす仮面紳士に視線を向けた。
「……なぁ、エイビス、釣れないと楽しくない……」
不貞腐れたアレッタに、エイビスは両肩をあげて見せる。
「アレッタ、釣りは『釣りをすること』を楽しむんだよ。だから釣れないのも楽しまなきゃ」
「……隠居の爺さんだな」
呟いたアレッタに、仮面がずいっと寄ってくる。
「確かに僕はとてつもなく長生きしてるけど、心は、ヒトの、20代だからっ」
「……わ、わかったから」
再び湖面と向かい合う2人だが、いっこうにウキは動かない。
多少動いても、それは風が揺らしただけだ。
「……なぁ、これ、本当に釣れるのか?」
「ここの湖の魚は食いしん坊だから、釣れなかったことはないよ。
ただ今日は陽が高いから、少し動きが鈍いかもね」
アレッタはエンを胸ポケットから取り出してゆっくり撫ではじめた。頭が陽に炙られ、しっかりと熱をもっている。
エンは撫でる心地がいいようで、アレッタの膝の上で丸まり、再び日光浴を始めた。黒い長い毛はすぐに熱を吸収し、天然の暖房だ。熱の溜まった毛皮をふわふわと触りながら、時折寝返りを打つエンにアレッタは微笑んでいる。
「ねぇアレッタ、」
「なんだ?」
「アレッタはここの景色、どう思う?」
エイビスに言われ、アレッタは改めてあたりを見渡した。
湖は背の低い山に囲まれ、木々に囲まれ、そして色とりどりの花々に囲まれている。
水面を走る妖精はガラスの羽で水面の輝きを受けとり、小さな光の粒子になる。輝く粒が右往左往する姿は神秘的だ。
見下ろす湖はエメラルドグリーンに染まり、水の透明度は高く、湖底が見える。水草も生え、岩が転がり、時折、機敏に白く動くのは魚の鱗だ。
空は真っ青に広がり、雲も泳いではいるが、今日は少しだけ。伸びて縮み、消えていく雲は右から左へと動く。雲を見て思い出すのは、天界の空。あそこは純白だった。昼も夜も、純白の布を広げたような空が見えた。
だがヒトの空は昼間は青く、夜は黒い。
朝日が昇れば赤に染まり、日が沈めば紅蓮に燃える。
どの時間も変化があり、そして、美しい────
アレッタはここの世界と天界を比べてみて、言葉に迷いながらも、自身の答えを口にした。
「……美しいと、私は思う」
「僕もそう思うんだ」
エイビスは釣り糸を垂らし直し、何気なく下に仮面を傾ける。
「……ヒトが地獄って呼ぶ場所はね、魔族が住む世界のことなんだ。
だけど、天界が白なら、そこは黒。魔族の中では、そこが心地いいという者もいる。
でも、僕はヒトの世界が好きなんだ。
ここは何もかもに制約があって不自由のはずなのに、色があって、何より輝いていて、すごく美しいんだ」
木々がざわりと揺れた。
風が走ったからだ。
湖も揺れ、波が立つ。
それに合わせて光る魚も散っていく。
「……あ、魚が逃げてる」
「風が吹いたからね。また少ししたら戻ってくるよ。
もうそろそろ針に慣れた頃だろうから、食いつくはずだよ」
楽しげに過ごす2人を遠くに眺めながら、ネージュは腕を大きく伸ばし、立ち上がると、おもむろに屈伸運動を始めた。彼女もアレッタ同様、黙っているのが苦手なようだ。
「今日は本当にのどかね……」
緩やかな風と鳥のさえずりが、ここに危機がないことを示している。
フィアは薪をくべながら、ばちんの跳ね上がった火花を手のひらに乗せた。小さな火種は揺れながら炎のバラに変化する。
「……そうだな。お前たちが来てからゆっくりとした時間はほとんどないから、今日はいい日だな」
ネージュは手のひらのバラを見つけると、ちょんと小さく突ついた。
見る間に氷のバラになり、フィアの手のひらへぽとりと落ちる。
「確かに、そうよねぇ」
フィアは手のひらの氷をかまどに投げ入れ、火に手をかざした。
木陰のなかは日差しが遮られ、少し肌寒い。
フィアは2つのかまどを用意していた。そこでは鍋を温め、もうひとつでポットの湯を沸かしている。そのポットの蓋が踊りだした。湯が沸いたのだ。
フィアはそれを機に手際よくお茶の準備をしだした。滑らかに動く指先は無駄がなく、瞬く間に準備が進む。
「ねぇ、フィアはあの魔女みたいに、ぶわって物を出したりできないの?」
そんなことかとでも言うように、フィアは目を細めて、手元に視線を戻した。
「エイビスも言ってただろ? 俺たちの魔術は再生が基本だ。
俺は炎は使えるが、それだけだな。空間魔術は使えない」
「あら、それは大変」
「逆に言えば、魔女は再生魔術は使えない。
みな得手不得手あるってことだ。ネージュだって氷の魔術が基本だろ?」
「この体ならね。聖剣になればいろんな剣になれるけど、……まぁ、確かにそれだけね」
「神は多機能には創ってくださらない」
「それもそうよね。みんなが万能なら、神はいらないもの」
話しながら手際よく入れられた紅茶を受け取り、ネージュは一口飲み込んで息を吐いた。
「神様ってなんなのかしら……」
「さぁ?」
フィアも紅茶をすする。
茶葉の香りを嗅ぎ、湖の景色に視線を落とし、湖面の揺らぎに話しかけた。
「神は常に試練をお与えになる、俺にとっては絶対悪だ」
「あら、珍しく意見が合うじゃない」
ジャムの瓶を見つけたネージュは、それを紅茶に落とし、ひと混ぜした。
「……でも、ヒトの世界は、私好きよ」
甘く、柑橘の香りがする紅茶を飲み込み、ネージュは言う。
フィアもジャムを落とし、ネージュの言葉に小さく頷いた。
そんな穏やかな時間を割くように、アレッタの声が湖に轟いた。
「ウキが揺れてるぞ、エイビスっ!!!!」
だが、興奮の声が悲鳴へと変わるのに、そう時間はかからなかった。
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