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9日目に至るまで
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「アレッタ、雪は見たことないよね」
エイビスが隣に腰掛けるアレッタに話しかけた。
アレッタは大きな窓に張りついたまま、小さく頷く。
今、ふたりは東洋の陸まで続く寝台列車に乗っていた。
心地よい揺れと流れる景色。
視界の奥で広大にあるのは、海だ。
それもサファイヤよりも美しい、透き通る真っ青な海である。
アレッタは白い波が時折寄せるのを目で追いながら、エイビスの質問に答えた。
「雪は絵本で見たぞ。とても美しいものだそうだな」
大きな体をぴったりと窓に寄せ、楽しそうに歓声をあげた。
大きな波が走ったようだ。
だがこの姿はどう見ても、不審者だ。
個室を取って正解だった。
エイビスはアレッタをなだめるように頭を撫でると、
「これから行くところは、一年中雪の街なんだ」
「それはとても寒そうだな……」
「そこに行く前にコートや手袋を買おうか、アレッタ」
「わざわざ買うのか?」
「そういうのも、楽しいものだよ」
エイビスは窓からアレッタを引き剥がすと、優しく自分の胸元に抱き寄せる。
今回、東洋へ行くのは理由がある。
ワインの外商も理由にあるが、それはオマケだ。
一番の目的は、アレッタとのハニームーン旅行!
アレッタはその腰に回された手をくすぐったそうに笑い、エイビスの気持ちをくみとったのか、小さく頷き、エイビスの膝の上へと腰かける。
「……なんで、小さくなるんだよ! 僕は幼女趣味はないって言ってるじゃないか!」
「小さい方が膝が痛くなくていいって、ネージュが……」
頭を抱えるエイビスを見上げアレッタは不思議に思うが、エイビスの膝の上がお気に入りのアレッタはニコニコ顔だ。
そう、アレッタは今日でちょうどヒトの地へ来て9日目となる。
昨日で8日目。
昨日はアレッタの誕生日として、みんなでお祝いをしてもらった素敵な日。
そんな貴重な時間を過ごしたアレッタだが、たった1週間、されど1週間、これらの出来事がアレッタにとって一生分の価値にも感じる。
濃厚な1週間、あの戦いを終えた朝は、4日目の朝だ。
あの朝から、残りの3日間をアレッタは流れる景色に乗せて、思い出していた────
「なんで縮んでるんだ!!!!!」
体が縮み、叫びあげたアレッタだったが、理由は簡単だ。
魔力の大量消費による副作用が、体の縮小理由であるようだ。
なぜならそのあとネージュとエンとお風呂に入り、フィアのあり合わせパンケーキを感動しながら頬張り終え、エンと日向ぼっこしながらお昼寝から目覚めたときには、もう、体は元に戻っていた。
だが、小さい体から大きな体へ、大きな体から小さな体へとなると、服のサイズが全く合わない。
幼女のワンピースなど、ミニスカートもいいところだ。背中は弾け、ウエストも破れたほど。
ただ魔力の使いすぎで小さくなり、魔力が戻ると大きくなることはわかったが、その日の夕食だ。
初めての大人の姿での夕食である。
アレッタの表情は若干緊張していたと思う。
だがようやくネージュぐらいの量が食べられるかと思うと、昼寝から覚めてから興奮し続けていた。
「アリー、はりきってるわね」
「当たり前だ! ようやくまともな量が食べられるんだ」
白のワンピースを着込んだアレッタだが、天界の頃の格好になぜか寄ってしまう。
それを見たエイビスがくすりと笑った。
「もっと別な色を着たらいいよ、アレッタ」
もう正体がバレているのもあり、眷属としてアレッタを選んだのもあり、エイビスから仮面が消えていた。
「明日からやってみるよ。ところでエイビス、仮面を外して魔力が抑えられるのか?」
「この敷地内は結界を張って漏れないようにしたよ。さすがだね、アレッタ」
優しく笑うエイビスに、思わずアレッタの顔が赤らんだ。
懐かしくて、こそばゆくて、そして、やはりその表情が好きなのだ。
顔をゴシゴシとこすって席に着いたアレッタの目の前には、オーブンでじっくりグリルされた牛肉が現れた。
そこにたっぷりのデミグラスソースがかけられる。
マッシュポテトやパンは食べ放題。さらにマスタードの効いたサラダもボウルに山盛り入っている。
「フィア、このサラダ……!」
「アレッタが気に入ったって言ってたからな。一応、事件が解決したお祝いだ。
あと、8日目、改めてアレッタの誕生日会をしようと思う」
その申し出に大人アレッタでありながらも、目がキラキラと輝いているのがわかる。
「……やっぱりアレッタは大きくなってもアレッタだな」
フィアがそう言いながら、グラスにワインを注ぎ出した。
「今日はみんな大人だからね、ワインで食事を楽しもうよ」
エイビスがそう言ってグラスを掲げあげた。
それを真似て、ネージュとアレッタもグラスを持ち上げる。
ネージュとアレッタは慎重に香りを嗅ぎ、ひと口含んでみる。だがその飲み物にいきなりむせこんだ。
「……しぶい…」ぼやくアレッタに、
「なにこれ、飲み込めない」ネージュは訝しげにワインを見やる。
その光景にフィアとエイビスは笑うが、初めてのアルコールかと納得してみるものの、天界では葡萄酒を飲む機会があったはずだと思い直した。
それをアレッタに伝えるが、首を傾げた。
「ああ、葡萄酒は飲んでいたが、もっと水っぽい味だった気がするし、何よりこんなアルコールの味というのか? そういうのは感じなかったな……」
思い出してみるが、はっきりと思い出せない。
そう昔でもないはずなのに、美味しいものを覚えた口は、まずかった料理の記憶などすぐに塗り消してしまう。
アレッタは口直しとばかりにステーキにナイフを入れた。
それだけで肉汁が溢れ、香ばしい匂いとともに肉の美味しい匂いも鼻をくすぐる。
なんとか切り分け、口に運ぼうとするが、やはり食べ方マナーは劣悪のようで、大きめの布がエイビスによって巻かれた。
今日ぐらいは好きに食べようとアレッタは開き直り、大きな口で牛肉を頬張った。
もう入れたときから、美味しい!!!!
噛んでも美味しいし、匂いも美味しいっ!!!
どこをとっても美味しすぎて、もうほっぺたが落ちる感覚がわかる。
少し濃くなってしまった口の中をマスタードが効いたサラダを食べれば、すぐサッパリに!
なんて豪華な組み合わせだろう。
これであれば、肉と野菜で、いくらでも食べられる気がする!!!!
アレッタは興奮しながらナイフとフォークで食べていくが、どうもナイフが大きく、テーブルも少し高い。
さらに見える角度が少しおかしい。
どうも、3人を見上げている自分がいる。
恐る恐る胸元を見ると、元からまな板だが、さらにまな板な胸板。
そして短い足。
小さな手。
「また幼女に戻ってる!!!!!」
エイビスが隣に腰掛けるアレッタに話しかけた。
アレッタは大きな窓に張りついたまま、小さく頷く。
今、ふたりは東洋の陸まで続く寝台列車に乗っていた。
心地よい揺れと流れる景色。
視界の奥で広大にあるのは、海だ。
それもサファイヤよりも美しい、透き通る真っ青な海である。
アレッタは白い波が時折寄せるのを目で追いながら、エイビスの質問に答えた。
「雪は絵本で見たぞ。とても美しいものだそうだな」
大きな体をぴったりと窓に寄せ、楽しそうに歓声をあげた。
大きな波が走ったようだ。
だがこの姿はどう見ても、不審者だ。
個室を取って正解だった。
エイビスはアレッタをなだめるように頭を撫でると、
「これから行くところは、一年中雪の街なんだ」
「それはとても寒そうだな……」
「そこに行く前にコートや手袋を買おうか、アレッタ」
「わざわざ買うのか?」
「そういうのも、楽しいものだよ」
エイビスは窓からアレッタを引き剥がすと、優しく自分の胸元に抱き寄せる。
今回、東洋へ行くのは理由がある。
ワインの外商も理由にあるが、それはオマケだ。
一番の目的は、アレッタとのハニームーン旅行!
アレッタはその腰に回された手をくすぐったそうに笑い、エイビスの気持ちをくみとったのか、小さく頷き、エイビスの膝の上へと腰かける。
「……なんで、小さくなるんだよ! 僕は幼女趣味はないって言ってるじゃないか!」
「小さい方が膝が痛くなくていいって、ネージュが……」
頭を抱えるエイビスを見上げアレッタは不思議に思うが、エイビスの膝の上がお気に入りのアレッタはニコニコ顔だ。
そう、アレッタは今日でちょうどヒトの地へ来て9日目となる。
昨日で8日目。
昨日はアレッタの誕生日として、みんなでお祝いをしてもらった素敵な日。
そんな貴重な時間を過ごしたアレッタだが、たった1週間、されど1週間、これらの出来事がアレッタにとって一生分の価値にも感じる。
濃厚な1週間、あの戦いを終えた朝は、4日目の朝だ。
あの朝から、残りの3日間をアレッタは流れる景色に乗せて、思い出していた────
「なんで縮んでるんだ!!!!!」
体が縮み、叫びあげたアレッタだったが、理由は簡単だ。
魔力の大量消費による副作用が、体の縮小理由であるようだ。
なぜならそのあとネージュとエンとお風呂に入り、フィアのあり合わせパンケーキを感動しながら頬張り終え、エンと日向ぼっこしながらお昼寝から目覚めたときには、もう、体は元に戻っていた。
だが、小さい体から大きな体へ、大きな体から小さな体へとなると、服のサイズが全く合わない。
幼女のワンピースなど、ミニスカートもいいところだ。背中は弾け、ウエストも破れたほど。
ただ魔力の使いすぎで小さくなり、魔力が戻ると大きくなることはわかったが、その日の夕食だ。
初めての大人の姿での夕食である。
アレッタの表情は若干緊張していたと思う。
だがようやくネージュぐらいの量が食べられるかと思うと、昼寝から覚めてから興奮し続けていた。
「アリー、はりきってるわね」
「当たり前だ! ようやくまともな量が食べられるんだ」
白のワンピースを着込んだアレッタだが、天界の頃の格好になぜか寄ってしまう。
それを見たエイビスがくすりと笑った。
「もっと別な色を着たらいいよ、アレッタ」
もう正体がバレているのもあり、眷属としてアレッタを選んだのもあり、エイビスから仮面が消えていた。
「明日からやってみるよ。ところでエイビス、仮面を外して魔力が抑えられるのか?」
「この敷地内は結界を張って漏れないようにしたよ。さすがだね、アレッタ」
優しく笑うエイビスに、思わずアレッタの顔が赤らんだ。
懐かしくて、こそばゆくて、そして、やはりその表情が好きなのだ。
顔をゴシゴシとこすって席に着いたアレッタの目の前には、オーブンでじっくりグリルされた牛肉が現れた。
そこにたっぷりのデミグラスソースがかけられる。
マッシュポテトやパンは食べ放題。さらにマスタードの効いたサラダもボウルに山盛り入っている。
「フィア、このサラダ……!」
「アレッタが気に入ったって言ってたからな。一応、事件が解決したお祝いだ。
あと、8日目、改めてアレッタの誕生日会をしようと思う」
その申し出に大人アレッタでありながらも、目がキラキラと輝いているのがわかる。
「……やっぱりアレッタは大きくなってもアレッタだな」
フィアがそう言いながら、グラスにワインを注ぎ出した。
「今日はみんな大人だからね、ワインで食事を楽しもうよ」
エイビスがそう言ってグラスを掲げあげた。
それを真似て、ネージュとアレッタもグラスを持ち上げる。
ネージュとアレッタは慎重に香りを嗅ぎ、ひと口含んでみる。だがその飲み物にいきなりむせこんだ。
「……しぶい…」ぼやくアレッタに、
「なにこれ、飲み込めない」ネージュは訝しげにワインを見やる。
その光景にフィアとエイビスは笑うが、初めてのアルコールかと納得してみるものの、天界では葡萄酒を飲む機会があったはずだと思い直した。
それをアレッタに伝えるが、首を傾げた。
「ああ、葡萄酒は飲んでいたが、もっと水っぽい味だった気がするし、何よりこんなアルコールの味というのか? そういうのは感じなかったな……」
思い出してみるが、はっきりと思い出せない。
そう昔でもないはずなのに、美味しいものを覚えた口は、まずかった料理の記憶などすぐに塗り消してしまう。
アレッタは口直しとばかりにステーキにナイフを入れた。
それだけで肉汁が溢れ、香ばしい匂いとともに肉の美味しい匂いも鼻をくすぐる。
なんとか切り分け、口に運ぼうとするが、やはり食べ方マナーは劣悪のようで、大きめの布がエイビスによって巻かれた。
今日ぐらいは好きに食べようとアレッタは開き直り、大きな口で牛肉を頬張った。
もう入れたときから、美味しい!!!!
噛んでも美味しいし、匂いも美味しいっ!!!
どこをとっても美味しすぎて、もうほっぺたが落ちる感覚がわかる。
少し濃くなってしまった口の中をマスタードが効いたサラダを食べれば、すぐサッパリに!
なんて豪華な組み合わせだろう。
これであれば、肉と野菜で、いくらでも食べられる気がする!!!!
アレッタは興奮しながらナイフとフォークで食べていくが、どうもナイフが大きく、テーブルも少し高い。
さらに見える角度が少しおかしい。
どうも、3人を見上げている自分がいる。
恐る恐る胸元を見ると、元からまな板だが、さらにまな板な胸板。
そして短い足。
小さな手。
「また幼女に戻ってる!!!!!」
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