桃色人形の館 〜凌辱されたラブドール〜

田中くりまんじゅう(しゃち)

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11「人形になった男 ♦︎」

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 ガラスの瞳が、こちらを見ている。やめて、と言っているのか? やって、と言っているのか? どちらでもいい。人形の両足を持ち上げ、股の間に滑り込む。案の定、ワレメからは愛液が流れ出ていた。男根を人形の穴にあてがい、腰に力を入れて挿入する。やはり穴の中は暖かく、濡れていた。
 その間も人形は無表情に私を見つめている。私は人形の首に手を伸ばし、両手で掴んで力をいれた。下半身は挿入したままで、腰を振る。気持ちいい……。ぬるぬるであったかくて、しかも締まりがいい。肌はすべすべで吸い付きそうだし、どれだけひどいことをしても抵抗しないし、最高だ……。腰と尻がぶつかって、パンパンという音が響く。手にさらに力を込める。人形の首がボキッと折れる。私はそれがおかしくって、あははと笑いながら腰を振り続けた。
 十分遊んだ後、私は腰の動きを早め、気持ち良くなって果てた。人形の穴からは今しがた流し込んだ精液が溢れている。
 私は笑いながら次のお相手を見繕う。今度はうまそうな太った女がいい。

「ヤメロ、ヤメロ、オマエモアイツトオナジダ、ヤメロ、ヤメロ」

 そう叫んだ人形がちょうどよく太っていたので、犯した。

「コノヤロウ、コロシテヤル」

 そう叫んだ人形は首をもぎ取り、手をもぎ取り、足をもぎ取って、胴体だけにして犯した。
 部屋中の人形が口を開けて笑っている。疲れ果てた私も、部屋の隅にうずくまって笑った。だんだん笑いが大きくなる。私もつられて口を大きく開けて笑う。

「アハハハハハハハハ、アハハハハハハハハ」

 私はだんだん動けなくなっていった。言葉を発することも難しい。朝日が登る頃には瞬きもできなくなっていた。
 参ったな。これじゃあ、まるで私も人形じゃないか。
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