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チートで本性を剥き出しにする

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運命の赤い糸…


これが本当に厄介である。
ベスおばと俺の指同士を結び続けている赤い光線。
射程距離が無限にある。
遮蔽物も無視する上に、薄暗い場所では鮮明に輝く。
少しでもベスおばと距離を取ってしまうと、祝福線(赤い糸)が衆目に晒され、俺の居場所がすぐに特定出来てしまう。
糸の両端のどちらかに俺が存在するからだ。
もはや、俺に隠れ場所はない。
唯一の対策はベスおばと共に行動する事だが…
そもそも一番必要なのが、この女への対策なのである。


ようやくチートの使い方を完璧に理解出来てきた。
スライムも飼い慣らせたと思う。
流石にレザノフクラスをどうこう出来るとは思えないが、身を守る程度の戦闘力は準備出来た。
俺が幾つか身に着けて来たチートの数々は、今やそのどれもが強力無比なのだ。


練習をしたい。
人間を何人か殺しておきたいのだ。
何となく標準座標≪√47WS≫へ辿り着く為の道筋は付いている。
材料はかなり揃っている筈だ。
折角、集めた攻撃手段。
殺傷能力はかなりのものだと推測しているが、ぶっつけ本番で成功させる自信が無い。


ちゃんと人間を殺しておきたい。
ただそれだけの実験が出来ない事が不安で仕方ない。
俺はただ殺人を練習したいだけなのだ。




無理だな…
有名になり過ぎた。
立場が出来過ぎてしまった。

失敗した。
異世界転移直後に、殺生をもっと経験しておくべきだった。
人目を避ける事が日に日に困難になって来ている。



例えば、俺が休憩で入店したカフェ。
店の奥の目立たない席に座った筈だが、すぐに何名かが集まって来る。

防疫剤の礼を述べる者。
露骨に猟官を企む者。
奇声を挙げて気を惹こうとする者。
熱い政治談議を挑む者。
タダ飯をたかろうとする者。
公金の使い道を執拗に問い質してくる者。
馴れ馴れしくすり寄ってくる者。
遂には運命線を拝む馬鹿まで現れる始末である。

葛湯一杯を飲み干すまでに20人以上と挨拶を交わす羽目になった。


俺が貴族と繋がりがあるという噂が広がってから
特に話し掛けられる事が増えた。
今の俺に匿名性は残っていない。。
参ったな、悪巧みの余地が消されてしまった…



もっと早く気づきたかったのだが。
スライムがゴミ処理以上に採鉱に適していることも判明した。
下水道からリン鉱石(普通に冒険者ギルドで買い取って貰える)や金を集めさせる方法もマスターした。
本音を言えば、一日中下水道に籠ってマイニングに励みたいところだが…
この赤い糸が災いしてそれが中々出来ない。


『セントラルホテルの賃貸住宅化に向けて簡易チェックをします。』


ヌーベル達には、そう告げてある。
この建物は間取りが大きい為、下水道に近いボイラールームに長い時間待機していても怪しまれにくい。
スライムに指示を出してから、階段を用いて高層階まで昇る。


2日程、そのようにセントラルホテルをウロウロしていたら、帰宅時に職人風の男に話し掛けられた。
最近、何度か議論を吹っ掛けてきた男である。
一昨日などは、「オマエがヤクザや貴族に尻尾を振って出世したのが気に入らない」と面と向かって言われた。


『ああ、先日はカフェで…  どうも。』

「あの日は少し言い過ぎたよ。
ギャラリーが多かったから引っ込みがつかなくってな。」

『まあ、知り合いにヤクザや貴族が居るのは本当ですし。』

「市長がこのホテルを開放するって聞いたんだ。
ただで泊まれるってこと?」

『いえ、普通の賃貸住宅みたいに希望者に貸そうかと思ってるんです。』

「ウチの嫁が凄く興味持ってるんだけど…
家賃幾らくらいすんの?」

『今、考えてるんですけど
良かったら俺と一緒に部屋見ます?』

「おいおい!
俺、アンタのアンチだぞ?
処刑も見に行ったくらいだし」


『政治家を好きな奴に碌な奴いないですよ。
少なくとも、俺は権力者が嫌いですし
どうせみんな汚職しているに決まってるって思ってます。』


「アンタは汚職しないの?」


『こんな目立つ糸がくっついちゃうと、それも無理でしょw』


「確かにw
俺もその赤い光を見つけてここに来た位だしなww」


『さあ、どうぞ。
セントラルホテル跡です。
入って入って。』


俺と男は他愛もない雑談をしながらセントラルホテルの内部を歩いた。
改めて自己紹介も交わした。
男はホセと言う名の建築作業員で、西区のスラムで職を転々としながら食いつないでいた。
ヘンリーク一派を何度か目撃した事もあったようだ。


「へえ!
前から凄い建物だと思ってたが
凄く綺麗だな!」


『私がこの街に来た時。
初日だけ奮発してこのホテルに泊まったんです。
何度かレストランを使った事もあって…
いざ廃業されると、ちょっとショックでした。』


「ここのレストランは俺も女房子供からせがまれてたんだが…
貧乏人には敷居が高くてな。」


『結構緊張しますよね。
あ、どうぞ客室の中も見てみて下さいよ。』


「え!?
そんな所まで見ていいの!?」


『部屋を見ないと住めるかどうかわからないでしょ?』


「うおお、綺麗だな!
あ、でも少し狭いかな?
ウチ、子供2人の4人家族だから。」


『あ、じゃあもう一回上のファミリー部屋を見ませんか?』


そう言ってホセと共にフロアを上がっていく。
スライム清掃が功を奏したのか、階段の隅まで埃一つ落ちていない。


「うおおおお!!!!
金持ちはこんな所に泊まってるのか!!!
す、すげえ…」


『ホテルが稼働していた時代。
このファミリータイプルームは1泊7000ウェンで稼働してました。
参考までにですが、俺はさっきの4000ウェンのシングルタイプに泊まりました。』


「7000×30日で、えっとえっと。」


『7×3がえっとえっと』


「一月15万くらいするな!!
いや、俺みたいな貧乏人には住めないよ!
今の賃貸凄く狭くて45000ウェンなんだ。
内装も汚いしよ。」


『結構高くないですか?
探せばもっと安い所あると思いますよ!?』


「俺、キャッシュが無いしさ。
仕事転々としてて信用が無いから
ちゃんとした所に住めないんだ。
だからボッタクリのロドリゴハウスにしか入居出来なかった。」


『ロドリゴハウスって、あの議員だったロドリゴ爺さんの!?』


「そうだよ、あのジジイ
上級市民だからって好き放題しやがって…

若い頃、あのジジイの系列で働いてたからな。
ブラック企業だったけどww
退職しても高い家賃を払い続けてるんだから
俺ほど貢献度の高い従業員はいないよww」


元上級市民ロドリゴ。
俺に突然市長職を押し付けて、この街で稼いだ財産を全部商都に持って行った爺さん。
その癖、収益物件だけはしっかりキープしている。


『…ホセさん。
この前の議論を蒸し返す訳じゃないんですけど。』


「ん?」


『俺、この街の地主や大家の大半が商都に住んでるのっておかしいと思うんです。』


「お、おう。
一昨日もそんな事言ってたな。
でも、普通金持ちはこんな所に住まないだろ?」


『このホテル、借り手を探してるんですけど。
ファミリータイプの家賃。
2万でいいですよ?』


「いやいやいやww
冗談言うなよww
幾ら不景気とは言え、こんな一等地に2万って逆にあり得ないでしょwww」


『ホセさんが言ってたじゃないですか?
《市長は好き勝手に法律を作れるからいい御身分だ》
って。』


「いや、あれは言い過ぎだったよ。」


『俺、このホテルに安く住める法案を提出します。
法案の否決権は俺しか持っていないので、その法案は自動的可決されます。
俺が2万って言ったら2万が適正価格になっちゃうんですよ。』


「いやいや!
そりゃあ、こんな立派なトコに2万で住めたら最高だけどさ。
そんなモン…  赤字になるでしょ?」


『赤字?』


「俺は土建長いから解るけど。
こんなデカい施設は下水周りに滅茶苦茶ランニングコスト掛かるんだよ!
水道会社を何社も入れてメンテし続けなきゃ
すぐに異臭がして住めなくなっちゃうんだよ!
俺も携わってるからよく知ってるんだけど…
下水仕事はとにかく人手を喰うんだよ!
臭くて汚いから求人も全然集まらないしさ。」


『あ、俺は下水道のプロです。』


「あれ?
市長、解体屋でしょ?」


『ファーストキャリアは解体ですけど。
どちらかと言えば今はゴミ処理と下水処理がメインですね。
あ、来月。
俺が共著しているゴミ処理の論文が帝都で出版されるみたいです。』


「マジか!?
アンタ凄いな!」


『あの、ホセさん。
俺、ボイラーより下層の下水道を掃除してみたんですけど。
ちょっと見て貰っていいですか?
プロの意見を内々に聞きたかったんです。』


「下水道掃除?
そんな入札あったかなあ?
いや、俺は初耳だけど。
どこの業者の施工?」


そう言って二人で下水道チェック。


「商都の業者さん入れたの!?
これ新築レベルの綺麗さだよ!?」


『ウチの工房、生活用の薬品を色々開発してるんですけど
これからは下水道にも力を入れていく予定なんです。
今は企業秘密だから詳しい説明できないんですけど。
まあ、俺一人でもここまで綺麗に清掃する技術が存在します。』


「あ、そんな話もあったよな。
…アンタ、防疫剤を自作して皆に配ったって噂。
あれ本当なんだな?」


『作ったのは工房の居候なんですけど。
概ね事実です。』


「そりゃあ防疫剤が作れるんなら
下水道掃除くらいはやっちまえるか。
そうか、そんな凄い工房がバックに付いてるのなら…
2万で貸すって話も、多少の信憑性はあるな。」


俺とホセはしばらく下水道をウロチョロする。
歩きながら色々と専門用語や関連法規を教えて貰った。


『ねえ、ホセさん。
ロドリゴハウス、潰しませんか?
ボッタクリなんでしょ?』


「ああ、酷いボッタクリ長屋だけどさ…
しかも相手は商都に住んでてこっちからは手を出せない。
潰すって言ったってなあ。」


『何世帯入居してるんですか?』


「え!?
今は20世帯だけど…
作業員ばっかり20世帯。
土建とか、石工とか、鳶とか左官とか。」


『その20世帯を全員こっちに引っ越しさせられませんか?
ホセさんに説得して欲しいんですよ。』


「そりゃあ、みんなあのボロ長屋には憎しみしか持ってないけど…
おいちょっと待ってくれ!
他の皆も安く住ませてくれるのか?」


『そりゃあ、そうですよ。
ホセさんだけが安かったら、周りから恨まれちゃうでしょ?』


「袋叩きになっちまうよww」


『ロドリゴハウスの人間を全員こっちに移して欲しいんです。』


「あのー、ロドリゴハウスは2棟あって。
道を挟んで2号館もあるんだ、そっちにも10世帯が入居してる。
ウチよりボロいのに家賃は45000ウェンだ。
そっちには日雇い職人ばっかり住んでる。」


『じゃあ30世帯をここに引っ越しさせてくれませんか?』


「そりゃあ、この内装を見れば誰だって住みたいに決まってるだろうけど…
この建物って市の持ち物だよな?
赤字になるんじゃないか!?」


…あれ?
このホセって男は口の悪い不平屋だと思ってたが
考え方が凄く真面目だな。


『これ、俺が前々からやってみたことなんですけど。
綺麗な市営住宅を無限に増やして行って
家賃を相場より遥かに下げてしまえば…
地主は不動産を投げ売らざるを得なくなると思うんです。』


「まあ、相場は崩れるだろうな。
この一等地で2万って…
ダンピング以外の何物でもないし…」


『計画的にやればロドリゴハウスなんてすぐに潰せますよ。
この街、空き家が多いんです。
商都の地主が持っている物件の住人をその空き家に移します。』


「あ、なるほど。
入居者が居なくなれば、商都の地主は新規の募集を掛ける。」


『その間も俺がどんどん空き家を安く貸し出し続けます。
で、物件からの収益が止まった地主が音を挙げた所で
市が買い叩きます。』


「買ってどうするんだ?」


『綺麗な物件なら安く貸します。
でもどうせ汚い物件でしょうから、潰して市営の物件を建てます。
あ、そうだ。
《前線都市市営住宅計画》なんてどうです?
この街の住民には最低限文化的な生活が保障されるんですw』



俺さぁ。
地球に住んでた頃から、ずっと妄想してたんだ。
政府が無限に市営住宅を整備し続けて行けば、地主は没落するし貧乏人はいい家に住めるし、最高なんじゃないかってさw
一回やってみたかったんだよね。
人目があって殺人を試せないので、腹いせに団地増殖作戦を試すことにするのだ。
ホセも目がマジになった。
貧乏人なら賛成してくれると思ったよ。
金持ちが損するなら、多少の苦労や面倒さも楽しめちゃうよなw?



「…俺は何をすればいい?」


『まずはロドリゴハウスを潰しましょう。
ここへの移転に同意を取り付けてくれませんか?』


「ここはフロント式の物件だから、構造上管理人が必要になるぞ?
レストランフロアもあるし、維持費が結構かかる!
そんな価格で賃貸してたら、すぐに経理に穴が空くよ?」


『あー、じゃあここ
職工ギルドの北区支部にしませんか?
冒険者ギルドの向かいだから相乗効果見込めますよ?』


「…実現すれば
多分、トントンで回る気がする。
あくまで勘だけどさ。」


『とりあえず試させて下さい。』


「失敗したらどうするんだ?」


『ロドリゴ爺さんの所為にしましょうww』


「それなら皆が賛成するよwww」



サムウェルの人力車に乗ってホセの自宅へ直行。
確かにボロい!
これで45000ウェンはボッタクリにも程がある!
レオパレスより酷い!

ホセの奥さんは引っ越しには消極的だったが、ロドリゴハウス壊滅作戦には大賛成のようでハウスの奥さん全員を紹介してくれた。
皆が地主への憎悪を叫びあって革命前夜の雰囲気になる。
幾ら豪華とは言えホテルへの引っ越しには抵抗があるようだったが、強欲大家への憎悪は不安を遥かに上回っていたらしく、お互いに煽動し合いながら皆でセントラルホテルに向かう。
途中、工事現場や酒場に寄り道して、職人の旦那を回収していく。


気が付けば、100人位の職人家族を引き連れてセントラルホテルの前に集まっていた。
流石にこの人数はまずいと思っていたら、案の定ヌーベル隊の隊員が駆け付けてきて俺を問い質した。


「市長!  この人数を集めるのは…
ちょっと…  政治的に…」


『政治的には問題ですか?』


「いや!
問題ではないのですが…
政治的にアレです!」


どれだよ。
と思うが、言いたい事もわかる。
俺はその隊員も招待して皆でセントラルホテルに入館する。
女子供の熱狂は相当なもので、すぐに館内が狂騒に包まれた。
後から入って来たヌーベルも絶句している。


「チート市長。
このホテルが再稼働するとは聞いておりましたが…
市民に開放するのですか?」


『日雇い職人を住ませようと思います。』


「…仰る意味が解りません。」


『えっと、ドヤ街と職業安定所と不動産紹介所を合わせたような建物にしようかな、と。』


「申し訳ありません。
私には理解出来ない。」


『安心して下さい、大佐。
私もあんまり解ってないのでw』



ヌーベル大佐は沈痛な表情で黙り込んでしまったので、奥さん連中に価格設定を披露する。
ロビー前が歓喜の叫びで埋まる。

例によってレザノフがどこからか沸いて来たので、《また説教かな?》と憂鬱な気分になったのだが
この構想には大賛成らしく、上機嫌で口頭許可を出し、ヌーベル隊も説得してくれた。


「いやあ、イセカイ市長は本当に快男子ですなあ!
素晴らしい!
私も帝国全土を回って来ましたが、イセカイ市長ほどの名君は見たことがありません!」


リップサービスでは無かった。
笑顔は心からのものだった。
如何に俺の政策が良心的かつ建設的であるかを大いに賞賛してくれた。
中央にも話を付けてくれるらしい。
レザノフ卿は本心から俺を支持し賛同してくれているのだ。


その証拠に

【殺すには惜しいなあ。】

という大きなポップアップがいつまでも彼の胸元に浮かび続けていた。




俺は工房に戻ると師匠に本日の経緯を話し、事後承諾を詫びた。
思い付きで恐縮だが、セントラルホテル跡は職工ギルド団地にするのだ。


「チートは生き急いでるなあww」


『毎回毎回申し訳ありません。』


「はははw
オマエがあまりに痛快だから、俺まで影響受けちゃっているよ。」


等と言っているが、師は誰かに感化されるようなタイプではない。
贔屓のスポーツ選手やアイドルを応援するような感覚で、俺の我儘を密かに後援してくれているのだ。

現時点で、師匠は俺のやりたい事の殆どを察してくれているし。
スキルや出自や思想までも薄々勘づいている気配を感じる。
その上で、全面的に俺を後押ししてくれているのだ。


この人の弟子である事こそ、俺の最大のチートであり万能感の根源である。
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