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チートで新婚クルージングに興じる

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グランバルド帝国は、その名の通り本来は皇帝が統治する大帝国である。
但しこの数百年は選帝権を保有する7つの大公家が皇帝選出を保留している為に空位が常態化し、共和政体を自称するに至った。
(日本の転移者から学んだ地球の政治知識を彼らは存分に活用している。)
よって身分序列の頂点に位置するのは皇帝ではなく選帝権を保有する7つの大公家である。

七大公家とは即ち。

ブランタジネット家
イェーゲルフェルト家
レオン家
ステンキルソン家
シュタインフェルト家
カディロフ家
サケラロプル家

を指し、かつては敵対していたこの7家は綿密な政略結婚の結果、一つの巨大なファミリーと化している。
「七つの大公家」ではなく「七大公家」と呼ばれる巨大な支配者一族となったのだ。
例えば、イーゲルフェルト家とカディロフ家。
元は何千年も戦争を繰り返してきた宿敵同士(そもそも民や宗教が異なる)であったが、幾重もの政略結婚の果てに、一枚岩となった
カディロフ家・レオン家・ブランタジネット家の当主は、イーゲルフェルト家前当主の三姉妹を娶った相婿同士であるし、イーゲルフェルト家現当主の娘はサケラロプル家に嫁いでいる。
濃く混じり合った血は、今や不可分。


この巨大寡占ファミリーが帝国を実質的に支配しており、その下に5家の公爵家が位置する。
七大公家と公爵家は元が領域国家の国主であった経緯から、他家とは懸絶した家格を誇り、中央で絶大な権力を持つ都市貴族でありながら、それぞれ大公国と公国を保有する地方軍閥としての側面もある。
(連年の軍縮協定によって徐々に軍事力を削減してはいるが、1万程度の軍勢であればすぐに動員可能。)

大公家・公爵家は特別に三家まで分家を立てる特権を保有しており、これが侯爵家である。
侯爵家は血縁のストックなので、本家が絶えた際は分家から選ばれた者が養嗣子として本家を継承する。

公爵家よりかなり下に伯爵家というものが存在する。
元は大公家・公爵家の重臣の家系や地方の小豪族がこれに封ぜられており、辺境異民族の族長などにも伯爵号とその特権が付与されている。

子爵・男爵は軍人貴族である。
子爵は皇帝の直臣として御目見の栄誉が与えられているが、男爵は陪臣として扱われる。
ここまでが嫡男に爵位を継承可能な身分であり、一代爵として準男爵という階級が存在する。
平民でも栄達すればこれに叙爵されるが、軍であれば将校・官界であれば部長クラスまで出世する必要があり、狭き関門である。
2代続けて準男爵を輩出すればその家には男爵位が与えられるが、その様な事例は10年に一度あるか無いかの奇跡であり、それくらい身分上昇には困難が伴う。
また諸条件を揃えた市井の富豪が《上級市民》なる民間の特権階級に上り詰める事があり、これは一般的に準男爵と同格とされている。
家格としては準男爵の方が高いのだが、世襲資産を基盤とする上級市民の方が地元で権力を蓄積し続ける傾向が強く、自治体によっては両者の緊張関係が激しいケースもある。



という社会常識を今リザードに教えて貰っている。
結論から言うと、リザード種は俺なんかよりも遥かにグランバルド帝国を知悉していた。
俺との意思疎通が始まって2か月も経っていないのではないだろうか?
それでも彼らは人間側の歴史・文化・風習を念入りに調査し、ほぼネイティブに近い発音で俺達と会話するところまで来ている。

無論この輸送船に同船しているのが、リザード族の中でも屈指の英才達である事を差し引いたとしても。
圧倒的な学習速度である。
俺達は彼らの地頭の良さにただただ驚かされるばかりであった。


クレアにせよドランにせよ俺にせよ社会の下層の人間なので、朧気にしか社会構造を理解出来ておらず、ベスおばは思想と知識に異常な偏りがあるので、これまた大して世の中を解っていなかった。
(ただ学術界や学術史への造詣は相当なものなので、この点は素直に学ばせて貰っている)

それに引き換え、眼前のリザード達は全員が苛酷な科挙制度を勝ち抜いてきたエリート官僚ばかりなので、グランバルドに対しての理解度は精密無比であった。


『正直に申し上げますが。
私はグランバルド人の中でも相当生まれが低いです。
市長になるまでは丁稚身分でした。』


「いえ!
いえいえ!
イセカイ伯爵は希代の碩学と伺っております。
我々も伯爵閣下には大いに助けられております。」


リザード達は如才なく俺を持ち上げ、謙遜さえさせてくれなかった。
今、ベスおばの開いた通信回線はヴィルヘルム公爵家の応接間に繋がっており、そこにはマティアス議長を始めとして七大公家の当主達・公爵家当主達が勢揃いしている。
元来、ヴィルヘルム公爵家は七大公体制への強烈な批判者(野党連合の党首と言っても差し支えない)であり、共和制開始以来ただの一度も七大公側を招いた事はないのだが、今回の騒動でなし崩し的に政治方針を転換させられている。
(自分の娘が全ての元凶なので文句が言えない。)


俺はまだ伯爵でも貴族でも何でもないのだが…
お歴々達がリザードに《イセカイ市長は出世して伯爵になった!》と吹聴した為に、そう言う事になってしまった。
リザード種から見ればひとえに安堵である。
《帝国上層部が俺を優遇する》という事は、《リザードとの友好関係を重視している》意味に他ならない事であるからだ。


俺達が乗るリザードの輸送船は研究所や大学・観光名所を回る予定だったらしいが、七大公家との通信が生きている事を知った彼らは急遽予定を変更。
首都にある行政司令部(ホワイトハウスみたいなもの)を表敬訪問する事になった。
俺達がボーっとしている間にも、旗信号や水中光信号が目まぐるしく行きかっており、彼らがなりふり構わずこちらとの外交関係構築に専心している事が伝わってくる。


俺はコボルト種についてのレクチャーをリザード官僚達から受けるので一杯一杯なのだが、ドラン達は暢気なもので、海亀の解体ショーを行ったり似顔絵を描いてやったりして旅を満喫していた。

俺がベスおばに学術論文の暗唱をさせているので、腹話術封じにもなってヴィルヘルム公爵から大いに感謝された。
この女はリザード語の腹話術もマスター寸前なので、警戒するように通信機の向こうに伝達しておく。



リザードと話しているうちに、《前線都市》という街の名が外交上極めて好ましくない事を痛感する。
そりゃあそうだ。
まるで対リザード戦線の最前線基地であるかのような字面なのだから。
(事実、前線基地として建てられた街なのだが。)

リザード達もその点は愉快ではないらしく、【イセカイ伯爵の統治地の名だが、公文書にこのまま記載してよいものか…】と皆が苦慮していた。

あまりにヤバいと感じたので、俺は通信機の向こうに

『あの街は前線でも何でもないので、適切な命名をしませんか?』


と振ってみると、チェルネンコ公爵(マティアス議長とは士官学校の同期生で割とざっくばらんに話せる仲)が即興で《善隣都市》なる取って付けたような命名をし、その場で可決されてしまった。
この瞬間、前線都市は善隣都市と名を改め、俺の称号もイセカイ善隣伯となった。

リザード官僚達は【調子のいい連中だ】と内心呆れながらも、表向き歓迎と感謝のポーズをして見せた。
虫が良いのは重々承知だが、互いに打てる手は全て打っておきたいのである。



ドランは生来の皮肉屋で貴族嫌いなので、通信機には一度も近づかず耳を傾ける素振りすらしなかった。
お調子者のクレアもドランの反骨に付き合う。
ドランは兎も角、クレアは今や人類側の切り札的存在なので通信機の向こうの連中も何とか懐柔したいのだが、やはり苦戦している。
本来同性のベスおばが仲介すべき場面だったが、コイツには論文の暗唱を続けさせる必要があるし、そもそもヴィルヘルム公爵からしてベスおばに借りを作ってしまう事を嫌がっている。


なので、七大公家の絵師クレアへの指示は、《俺→ドラン→クレア》の順序を踏むことになった。
このバカップルは、明らかに状況を楽しんでいた。
酷い話である。


高速輸送船で8時間。
首都との中間点である大きな島に到着する。
この島はリザード種にとっては相当な重要拠点であるらしく、島中にレリーフが敷き詰められていた。


・付近の水域から集められた魚介や海藻を加工する工場が集中。
・医学研究施設と付属した病院が存在。
・富豪向けの会員制リゾート施設が点在。


これらの条件が揃っている事からも、リザード側の要人の訪問も頻繁である。
(政府高官の別荘も乱立している。)
リザード達はこの島を《豊穣島》と呼んでいた。



人間種とリザード種は全くの別種であり、本来価値観や美意識も大きく異なる筈だったが。
ここの景色は本当に美しかった。

整然と並ぶヤシの木、珊瑚をモチーフとした美麗な建造物、華美なドレス(?)を来た女性リザード、チワワの様な小型犬を連れた恰幅の良いリザード、音楽のようなものを流し続ける珍妙な風車・水車。


『いやあ、美しい島ですね。
まさしく楽園です!』


「ははは、お恥ずかしい。
人間種の皆様はもっと素晴らしい街を幾つもお持ちでしょうに。」


ベスおばが何か余計な事を言い掛けたので、俺とクレアで黙らせる。


『リザードの皆様の高い文明力と芸術性に敬意を表します。』


「これはこれは恐縮です。
船旅が長くお疲れでしょう。
この島で一服してから、後は休息船で向かいましょう。
かなり揺れが少なくなるはずです。

クレア様!
この島の絵は幾ら描いて下さっても構いません。
位置座標を記録して頂いても問題ありませんからね。」


位置座標!?
リザード側は切れるカードを全部切るつもりなのか?



通信機の向こうから「座標確認の意図はありません!」とマティアス議長の慌てた声が聞こえる。
各部署の官僚も連れているとはいえ、通信機の向こうの貴族たちは実務者レベルの外交交渉も自身の判断で行っており、そこは素直に尊敬出来る。


その後、俺達は小一時間ほど饗応される。
机いっぱいに並べられる無数の食皿。
御丁寧に素材と調理方法が帝国語で記されている。


俺が気に入ったのは

《ホタテの塩茹》
《マッコウクジラのココナッツオイル揚》
《チョウチンクラゲのニョクマム漬け》

辺りである。
水棲生物のリザード種の饗応には魚介料理が多く、日本人の俺にとっては馴染みやすかった。
俺以外は魚介が苦手だったので、獣肉の干し物ばかり食べていた。
リザード用の食用油をベスおばが勝手に飲み始めたので、リザード側が慌てて制止していた。

「種族が違えば食性が違うんです!」

リザード官僚が悲痛に叫びながらベスおばを羽交い絞めにしている。
役人も大変だな。


側に居たリザード料理人に食用油の成分を尋ねると、到底人体が受け入れれるとは思えない代物だったが、ベスおばは気に入ったようである。
父であるヴィルヘルム公爵が激しく叱責し続け、ようやく油瓶から口を離した。
子育て失敗すると大変だな。



その後、《休息船》なる大型船で首都までクルーズを開始する。
その名の通り、ゴージャスな造りで明らかに貴族用の船だった。
豪奢なベッドルームが2部屋用意されており、ドラン達は入室するなりセックスを始めた。
俺とベスおばは背中を向け合って眠ることになる。



「伊勢海クン。
彼らの意図がわかる?」


『新婚旅行でも提供してくれているのかな?』


「馬鹿ねw
通信を切った状態で、貴方と話したがっているのよ。」


『なるほど。
ではこの部屋を出てみるよ。
アンタはどうする?』


「お父様なんかよりワタクシを隔離したい癖にw」


『かもな。
欲しい土産話はあるか?』


「無いわ。
リザードの文明は大体解かったから。
私が解らないのは一つだけよ。」


『アンタでも解らないことがあるのか?』


「伊勢海クンの魂胆が解らないわ。
アナタ、何を企んでるの?」


『この世界の全種族を和解させる。
翻訳技術の提供によって。
何度もそう言っただろう?』


「ますます解らない。
貴方の事だけは理解が本当に出来ませんの。」


『自己開示は十分している筈だぞ?
俺、アンタには一番腹を割って話しているつもりだ。
理解出来ないのはむしろコッチだ。
アンタは何を企んでいる?』


「グランバルドの進歩よ。
何度もそう言っているでしょう?」


『アンタのいう進歩とは何だ?』


「だーかーらー。
文明度を極限まで向上させる事って
ずっと言ってるでしょう?」


『極限?』


「ワタクシ達は日本という社会が実在している事を知っているわよね?」


『まあ実在するんだろうな。』


「彼らの技術水準がワタクシ達より優れている事は知っているわよね?」


『…まあ優れた部分もあるだろうな。』


「その優れた点全てを超越することが向上であり進歩よ。
それもワタクシの代で成し遂げなくてはならないわ。」


『い、一代で日本を越えるのか!?』


「だってワタクシの人生における観測者はワタクシだけなのですもの。
当然でしょ?」


『…アンタならいい線行くと思う。』


「アリガト。
ユーキにも日本の事、色々聞いてるんだけどね。
知れな知る程、闘志が燃えるわ。

航空機!
鉄道網!
インターネット!
医療制度!
自動車産業!
潜水艦!
上下水道!
植物工場!

実物を見ていないから何とも言えないけど。
部分的に再現する自信はあるわ。

現に帝都ではリニアモーターカーがもうすぐ竣工されますしね。
当家も相当額を出資しているし。
ユーキから聞いたけど、日本はリニアは未完成なのよね?
でも我々は先に商業化する!

わかった?
やれば出来るのよ。」



…帝都にリニア?
何だ?
そこまでグランバルドはレベルが高いのか?
少なくとも俺が転移した時点では、まだリニアは完成していない筈だ。
走行ルートすら確定していなかったぞ。



「ワタクシにとっての《世界》とは
観測し得る全ての《世界》。
進歩とは、ワタクシがそれら全てを超越する事よ。」



他の連中がそれを言えば噴飯モノの中二病発言なのだが
この女の実績を考えれば、それ位の大言壮語は十分許容内であろう。
この女、エリザベス・フォン・ヴィルヘルムは…
ローティーンの頃から学術的偉業を連発し続けている。




「伊勢海クン。
ワタクシは貴方を最も高く評価しているわ。
唯一無二のゲームチェンジャーと言っても過言ではない。」


『…。』


「コボルト種とリザード種の和平仲介…
成功を確信しているのよね?」


『多分な。』


「その後に種族連合でも作るつもりかしら?」


『結果としてそうなるだろう。』


「それは日本人がしきりに口にする《国際連合軍》のようなもの?」


『すぐにその段階までは行かないよ。
当面は相互理解… というよりこれまでの誤解を解くことに集中したい。
アンタに抵抗が無ければ、帝国の進歩にも貢献するだろうな。
各種族の技術が融合し、それぞれの社会は劇的に変貌するだろう。』



「ねえ、この会話。
リザード達も聞いているんでしょ?
いいの?」


『いいよ。
彼らが聞きたいのも、俺達のこういう内面についてだろ?』




俺は一人で船室を出ると、案の定デッキで待ち受けていたリザード達と真の会談を行う。
彼らも馬鹿では無い(寧ろ異常に知能が高い)ので、俺と帝国上層部の温度差・目的差は理解しているし、一通り以上のプロファイリングも当然の様に完了している。

…ので。
予想以上に突っ込んだ質問を浴びせられる。


特に「伯爵閣下は純粋なグランバルド人では無いのではないか?」という質問などは秀逸である。


『グランバルド人からは、何故か地元のヤクザの親戚だと思われてるんです。』


とだけ答えておく。


「これは私見なのですが、貴方は天蓋の外の方なのですよね?」


『ええ。
否定はしません。』


「通信先の、伯爵閣下の上官方にはその事実を伝えていないのですね?」


『彼らは上官ではありません。
私の師は別におり、私はその者の指示でのみ動きます。
バランギルという職人の名はあなた方も御存知だと思いますが。』


「では、閣下が天蓋の外から来られたことはバランギル氏だけに伝えてある、と。」


『いえ。
カミングアウトは貴方が初めてです。』



「困りますよー。
そういう大切な事をいきなり仰られても…」


『そのまま報告書に起こして貰っても構いませんよ。』


「いや!
本当に困るんです!
私の権能を大幅に越えてるんです!
本当に!」



役人は大変だね。
俺と話している彼(ゴヴァッド氏)は将来を嘱望された有能な官僚だが、まだ若く係長クラスに過ぎない。
そんな若造の彼がいきなり話の核心に迫り過ぎるのも上司や諸先輩達の手前差支えがあるらしい。




仕方が無いので、もう少しささやかな秘密を漏らす。


『実は私には特殊能力があって
スライムを使役して自由自在にゴミ処理が出来るんです。』

「あ! そっちなら助かります!」



程良い手柄を得たゴヴァッド氏は機嫌よくペラペラとリザード側の裏話を話し始める。


おいおい。
オマエらそんな高性能な気球を持ってんのか?
特殊部隊を派遣して天蓋に到達した事があるのか?
天蓋の破片を削って解析して、それが厚さ2メートル前後の合成繊維であることまで突き留めてるのか!?
天蓋の細部に謎の文様が描かれている事まで突き留めたのか!?
すげえな!



でもアンタは役人なんだから独断でそんな機密をペラペラ喋っちゃ駄目だよ?
念の為、リザード種のスライム観を尋ねておくが、海のゴミとして認識されているらしい。
(日本人から見たエチゼンクラゲのようなもの)




その後、部屋を尋ねて来たドランと軽く雑談。
リザード飯の愚痴を面白おかしく聞かされる。
そして工房の4人だけが知るブロックサインで教わる。

《リザードには振動で音声を100%聞き取る能力のある者が存在する》

と。



使い方によっては俺の上位互換たる能力だな。
それにしても。
流石に皆、ベストを尽くして来るよな。


俺は些細な事で躓かぬ為、リザード首都まで心身を休める事に決めた。
まあベスおばがペチャクチャ五月蠅くて一睡も出来なかったのだがな。
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