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チートで四天王と決戦する

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「あなたを陰謀罪と経歴詐称罪で訴えます!
理由はもちろんお分かりですね?
あなたが皆をこんな裏スキルで騙し、国際社会を破壊したからです!
覚悟の準備をしておいて下さい。
ちかいうちに訴えます。裁判も起こします。
国際法廷にも問答無用できてもらいます。
慰謝料の準備もしておいて下さい!
貴方は犯罪者です!
絶海の孤島にぶち流される楽しみにしておいて下さい!
いいですね!」


オーク四天王筆頭・バルガ・バル・ルバルガス氏の言はこの様に【翻訳】された。
俺がワザップ構文を知っている事を差し引いても、そういう趣旨の発言なのだろう。
このバルバル氏の黄金の精神は俺をはっきりと捉えている。


俺が地球で読んでいたラノベの中での《オーク》は、粗暴で低能なレイプ魔種族の様に描かれているのだが…
この月世界のオークは妙に理屈っぽく議論好きだ。

俺からすれば、そんなに馬鹿デカい図体をしているのだから、問題は暴力で片付ければ良いと思うのだが…
彼らは執拗に公開での論破を狙っている。

バルバル氏を始めとしてオーク種は《チート・イセカイが精神操作能力を悪用してこの世界を都合良く捻じ曲げている》と考えており、それを俺に認めさせたくて仕方ないのである。



『…あ、どうも。』


「イセカイ卿!
年貢の納め時ですよ!!」



…俺も群衆も黙り込む。



『あのぉ。
私、もう査問会に掛けられましたし
そこで散々吊るし上げられたじゃないですか。』




「それは貴方の身元についての話でしょ!
我々は、貴方に不正スキル使用についてを糾弾しているゥ!!」



『いやいや。
確かに出身地を伏せていた点は反省してますよ?
現に切腹しましたよね?

ただ、スキル内容なんて開示義務ないですよね?
全種族会議でもそんな話、一度も出て来たことないですよね?』



「…例え法が許したとしても
民意はどうですかな?」



『民意!?』



「そう!
現在の国際情勢が貴方の不正スキルによって醸成されたと知ったらね!」



『…いや、スキルについては
丁度今から皆さんに告白しようとしていた所なんですよ。』


俺はリザード神像を指さし、群衆もウンウンと頷く。


「ははは。
流石はイセカイ卿。
詐術に巧みですねw」


『いや、詐術も何も。』


「だってそうじゃないですか!
口ではスキル告白をすると言いながら
自分で用意した診断装置を用いるのですか!?
貴方はヴァーヴァン主席の御猶子ですよね?
完全にリザード側の立場じゃないですか!
その神像も仕込みでしょ!?
真実を覆い隠す為の!
これを詐術と言わず何と言うのです!?

みなさーーーん!!!
これがイセカイ卿のいつもの手口なんです!!
騙されてはなりませんよーーー!!

こうやってイセカイ卿は欺き続けてきたんです!!
この世界の住む者全てをねえ!!!」


酷い言われようだが、概ね正解ではある。


『いやいや。
じゃあ、貴方はどうすれば納得して下さるんですか?』


「簡単なことですよ。
イセカイ卿が《精神操作スキル》を悪用してきた事実を認め
天下に対して謝罪するべきなのです!

とぼけても無駄です!
我々は何もかもお見通しですよーー!!」



『いやいや。
精神なんか操作出来る訳ないでしょう。

大体、私に精神を操作する能力があるんなら
まずルバルガス殿を操作してこの場を穏便に切り抜けますよ。』



「はっはっはww
貴方は詐術に加えて話術にも巧みなようですねw

さては小生に精神操作が通用しなくて焦っているのですか?
ふふふw
効かないのは当然です。

小生はこの日の為に地獄の精神修練を積んで来たァ!
貴方に操作されすに告発を貫徹する為の修練をね!!

そしてェ!
小生が今回連れて来たのは、全オーク種の中から!
精神力・忍耐力を基準に選抜した特別チームです!

だから精神操作は無駄なんですよォ!」



オークってどいつもコイツも眼が笑ってないのだが、その中でもバルバル氏の眼はマジだ。
仮に俺が精神操作能力を持ってたとしても、氏を操るのは相当困難な気がする。



『あの…
何か行き違いがあって、あなた方を不快にさせてしまったなら
この場を借りて謝罪致します。

ただ、私は精神を操作なんか出来ませんから。』



「ほーう。
あくまでシラを切る訳ですな?
精神操作を認めない、と?

ふふふw
では、この話をするしかないですねぇw

語らざるを得ないッ!
貴方が人間種社会の中でッ!
どれほど卑劣な手段を使って栄達したかを!」



『あ、はい。
まあ、語る分にはそちらの自由ですから。』


「聴衆のみなさーーーーん!!
聞いて下さーーい!!!!

このチート・イセカイ。
いや、敢えて彼の故郷の風習に従いこう呼びましょう!

このイセカイ・チートは!!
破廉恥な手段を使って貴族の地位を獲得したのです!!

我が軍はその真実にようやく辿り着きましたァ!!」


『は、ハレンチ?』


「誤魔化そうとしても無駄ですよ!!
貴方は精神を操作して、女性を何人も手籠めにしていますね!!

絶世の美女を邪悪な精神操作で支配下に置いたという情報も入手済だァ!!」



『ぜ、絶世の美女!?』



ノエルやメリッサの事か?
あの2人は日本の基準なら、ヤンマガのグラビアにグループ掲載して貰えるくらいの美貌だとは思うが…
グランバルドでの顔面偏差値は53前後だと思うぞ?
(顔立ちだけなら、行きつけの定食屋のおかみさんの方が遥かに美人だった。)



「エリザベス・フォン・ヴィルヘルム。」



ん?



「聴衆の皆様もこの名前に聞き覚えがある筈です!

そう!
イセカイ・チートが妻とした女性の名です!

この女性は人間種の中でも貴種中の貴種!
ヴィルヘルム公国を治める同家は現存する人間貴族の中で最も格式のある家柄!!

そしてエリザベス姫は、多くの貴族達から熱烈な求婚を捧げられていた事は公式の記録にも残っています!
つまりこれは、人間種の基準では相当な美貌の持ち主である事を意味します!!!
まさしく人間種の中で最も尊貴な女性と言っても過言ではないでしょう!!」



…過言やぞ?



「そんなナンバー1美姫のエリザベス姫を篭絡したイセカイ・チートは!
当時、人間種の中では蔑まれる階級に所属していたと調べが付いております!」



俺がベスおばと会った頃って…
師匠と一緒に解体してた頃か…
あの頃は楽しかったなぁ。


「我々も相当念入りに人間種の風習や前例を調査させて頂きました!
その結果!!

この婚姻が人間種の歴史の中でも絶対にあり得ない非常識極まりないものであるとの結論を出さざるを得なかった!!

聴衆のみなさん!!
おかしいと思いませんか!?

イセカイ・チートが居住していた善隣都市は人間種の領土の中では最辺境に該当します!
そこに首都中枢で育った姫君がですよ!?
単騎で到来して、当時名も無き下層民と結婚?

どう考えてもッ!!
おっかしいでしょうが!!!」



おかしいのはベスおばなんだよなぁ。
俺は真面目に職人業に精を出していただけだぞ?



「イセカイ・チート・
恐ろしい男です!!

スキルで美貌の姫君の精神を操作し!
身分を奪い取り、まんまと街を乗っ取り!!

そして、この世界の全種族を統合してしまったぁ!!

みなさーーーん!!!
目を覚まして下さい!!!
皆さんはこの男に精神を操作されています!!!

これは世界の脅威なんですよーーーー!!!」



こうやって、改めて指摘されてしまうと。
確かに俺って怪しいよな。
オークが不信感を持つ気持ちも理解出来る。
彼らにしたら、こんなに怪しい俺を帝国側が割と穏便に扱っているのが納得出来ないのだろう。

幾ら【心が読める】とは言え、俺の栄達は早すぎた。
帝国中枢が寛容だったという以上に、色々な要素があった所為なんだがな。


・善隣都市が正式な帝国領土ではない為、監視が緩かった。
・人口流出が激しかったので、不動産や地位を極めて安価に入手出来た。
・希代の碩学であるエリザベスが特許や論文に名を連ねさせてくれた。
・リザードとのファーストコンタクトに成功した事により、立場が聖域化した。
・【心を読む】スキルで、政敵を残らず発見駆逐出来た。


ざっと思いつくだけでも、これだけの幸運が重なったおかげだ。
好意的に表現すれば幸運の賜物、悪意的に解釈すれば悪謀の成果。


「今、この場で!!
不肖ッ! バルガ・バル・ルバルガスが真実を暴きます!!

イセカイ・チートは【精神を操作する能力】を保有しているとねえ!!!!」



…そんな便利な能力があったら。
ボコられたり逮捕されたり告発されたり、こうやって粘着されたりしないんだよなあ。
何よりハーレムを100個くらい作っとるわ!!


「さあ、イセカイ卿。

どうぞ!!」



『は?

ど、どうぞと仰りますと?』



「いやいや。
反論に決まっているじゃないですか。

小生の告発を認めるにせよ認めないにせよ
何か言い分はあるでしょう?」



コイツら、マジで論争文化圏だよな。
ってか、そのガタイなんだから気に入らない奴はぶっ飛ばせばいいだけじゃねーか。
俺がオークなら相手の言い分なんか聞かずに、暴力で押し通すけどね。



『あ、いや。
反論と言う訳ではないんですけど。

普通にスキル診断を行えば白黒ハッキリするだけなのでは?』


「ふふふw
切り抜け方が上手ですなー。

そうやって仕込みが終わった診断機の使用に誘導しようと言う訳ですか?」


『あ、いや。
誘導とかではなく。
他に神像を持ってないだけなので。

他に適切な診断手段があるのなら、そちらを使っても構いませんが。』



「あははははww

みなさーーーーーん!!!
今のイセカイ卿の発言をお聞きになりましたね!?
なりましたよねーーー!?

くっくっくww

イセカイ・チート!!
破れたりィーーーーーーー!!!!!」



バルバル氏が人差し指を真っ直ぐこちらにビシッと向ける。
それだけで台風中継並みの暴風が発生して、俺の身体が少し後退させられる。



「貴方が、そう言って場を切り抜けようとする事は予想済みなんですよぉ!!!

こんなこともあろうかと!!

いいですかぁ?

こんなこともあろうかとォォォッ!!!!

オーク大神殿に4万年祀られている、種族守護の至宝ッ!!!

大オーク神像を持って来ましたあああああああああ!!!!!!!」




バルバル氏の絶叫と共に、オーク達が巨大な物体を担いで持ってきた。
見た事は無いが、下手をするとスフィンクスとか大仏とか、そういうサイズ感である。



『…。』



「あっはっはっはっはww
さしものイセカイ卿も驚いて声も出ないようですなー。

ふふふw
まさか我々がここまでやるとは思ってなかったでしょう?」



え?
ウソだろ?
4万年も祀られているような種族の宝をだよ?

オマエら、何で梱包も養生もせずに無造作に持って来る訳?

え?

何でそんな乱暴にガーンって置いた?

え?

今、ちょっと角っこが砕けたように見えたぞ?

いやいや、そもそもこの辺

浜風が一番直撃する地形なんだぞ?

…オマエら、文化財に対するリスペクトとか無いのか?
呆れて物も言えんぞ。



「イセカイ卿。
スキル診断はこちらの大オーク神像を用いて貰います。

ふふふw
まさか嫌とは言いませんよねぇ?

拒絶は自白と同義ですよww」



『あ、いや。
別にやれと言われれば、普通に協力しますけど。』



やばいなー。
俺、バルバル氏みたいな糞真面目系のオッサンが大好きなんだよ。
あー、もっと早く出会いたかったな。

俺、オークを避けてたけど…
もっと真剣に向き合っていればよかったな。

俺、コイツらの事、結構好きかも知れない。



「では精神操作を認めるのですね!?」



『いやいや、認めるも何も診断すれば判明するじゃないですか。』



「おやおやおや。
最後の最後までご自分の非を認めないおつもりなんですね?

やれやれ、往生際の悪いことでw」



『いやいや。
非も何も…』



「では私が、責任の取り方の見本を見せて差し上げましょうww


聴衆のみなさーーーーん!!!
聞いて下さーーーーーーい!!!

小生こと!!
オーク四天王筆頭・バルガ・バル・ルバルガスはッ!!!

イセカイ・チート氏を告発します!!!

罪状は彼が精神操作能力の保有を隠蔽し!!!

これだけ明白な証拠を突き付けられても尚、事実関係を認めようとしないことです!!

断言しましょう!!!!

イセカイ・チート卿は【精神操作】能力を保有しています!!!

もしも!!!
これが誣告であった場合ッ!!!

小生はこの場で切腹して果てますッ!!!!!!!!」




頼む、勝手にフラグ立てないでくれ。




『あ、いや。
何も切腹までは…』



「おやおや。
旗色が悪くなったら、早速トーンダウンですか?

うふふふw
これは勝負あったようですなww


さあ、イセカイ卿!!!
年貢の納め時ですよーーーー!!!!

この大オーク神像の水晶部分に手を触れて下さい!!!

ん?
足が届かない?

ああ、台座の部分踏みつけちゃって構わないんで。

ほら、みんな肩車してあげて。

あはははははwww

みなさーーーーーーーん!!!
今ッ!!
真実が暴かれる時が来たのですッ!!

イセカイ・チートがッ!!
邪悪なる精神操作スキルを隠し持っていたという真実がねぇ!!!

さあ!!!
もう逃げ場はありませんよーーーーーー!!!!

イセカイ卿!!!
観念して水晶に触れて下さい!!!

長かった戦いよ、さらばーーー!!!!!

これでッ!!!

チェックメイトだあああああああああッ!!!!!!!!!!!」
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