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ダンの冷酷2※
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パメラ妃は、平然と嘘をついて、リチャード王太子が生きているかのように振る舞っていた。そして、ジョージ王子も。
サースデンへの出立式のときのパメラ妃の言葉。
―――われは王太子を決して死なせはせぬ、決して
―――われは愛するもののために、どんなことでもできるのだ
その言葉の印象がひっくり返る。
死なせはせぬ、それは、死んだことにはせぬ、の意味だった。
どんなことでもできる、とは、どんな策謀でも用いる、ということだった。
ああ、パメラ妃は、平然と周囲を、そして、娘をも、欺く人だった。
夫を支え、夫の喪に服しているように見えていたが、実際には、いつ、政権をひっくり返すか爪を研いで待っていたのだ。そして、効果的にそれをやってのけた。アデレートが本性をむき出しにしたところで、それをやってのけたのだ。
ダンは、「リチャード王太子が王宮にいない」とのアミーユの報告から、パメラの策謀を見抜き、そして、「近く、二度目の国葬となる」と言い、その通りになった。
「や……っ、ぁっ……ん……っ」
ダンはアミーユの性感を的確についてくる。
「これは単なる不敬罪ではない」
ダンは、自分のものをアミーユに挿し入れるとグッと突き立てた。逃げようとするアミーユの腰を掴んで自分に引き込む。
「アミーユ、逃げるな」
「やぁっ、…んっ、や…っう…っぁ、ん」
「真実から逃げるな」
アミーユの体はダンの動くがままに支配される。
「あ、…んっ、…はぁ、っ……っく…」
「これは、ダニエル国王への反逆罪だ」
「…っぁ、ん、あ、…んっ」
「反逆罪は死刑」
「いやっ、っ…んぁ、あぁっ、ダン、もう、ゆるし……、ゆるして……っ、あぁっ」
アミーユは絶頂にその体をびくびくと痙攣させた。
息が整った後、ダンはアミーユをそっと抱きしめてきた。アミーユの背中を優しく撫でる。
情交のあとの甘やかさにとろけたまま、アミーユはダンに身を任せていた。
「アミーユ、パメラがどんな人かわかった?」
アミーユはぼんやりとしていたが、思考を取り戻すと慌てて首を横に振った。
「ち、ちがう………。パ、パメラ妃は冷たく見えるけど、決して、冷たい人じゃない。優しい方だ。ジョージ王子のためにやむなく………。パメラ妃がそんな人のはずがないんだ………」
しかし、それはアミーユの願望でしかないことをアミーユ自身も気づいてしまった。
一度解けたカラクリは、もう、解かなかったことにはできない。
ダンの見抜いた通りなのだ。
リチャード王太子を探し出せなかったアミーユだからこそ、それを否定できない。
それを聞いたダンは、しばらく黙り込んでいた。
怒らせたのか……………?
ダンの怒りはアミーユに向いたことは一度もない。けれども、その苛烈さは想像できる。
もう、俺を解放してくれ。俺を自由にしてくれ。
そう思いながらもダンを失う恐怖に囚われて不安に陥る。
アミーユは翻弄されるしかない。
やがて、アミーユの背中でダンがくつくつと揺れ始める。
ダンは、掠れた声をたてはじめた。
ダンは笑っていた。それは愉快気な笑い声をあげていた。
「アミーユ、お前は本当に甘い! 甘いがゆえに、俺にも、まんまとつけこまれた。ああ、アミーユ、お前が憐れでたまらぬ」
ひとしきり笑い終えると、ぞっとしながら聞いているアミーユのうなじに、ダンは唇を当ててきた。チュ、チュ、と、うなじにキスを浴びせる。
ダンは、アミーユの手を取り、壊れもののようにそっと撫でた。
「わかった。お前の手は汚させない。ほかを動かそう。お前は甘いままでいてくれ。お前の甘さは俺をとろかす」
ダンはそう言って、アミーユの指を自分の口に当てた。甘い砂糖菓子を味わうように唇で甘噛みした。
サースデンへの出立式のときのパメラ妃の言葉。
―――われは王太子を決して死なせはせぬ、決して
―――われは愛するもののために、どんなことでもできるのだ
その言葉の印象がひっくり返る。
死なせはせぬ、それは、死んだことにはせぬ、の意味だった。
どんなことでもできる、とは、どんな策謀でも用いる、ということだった。
ああ、パメラ妃は、平然と周囲を、そして、娘をも、欺く人だった。
夫を支え、夫の喪に服しているように見えていたが、実際には、いつ、政権をひっくり返すか爪を研いで待っていたのだ。そして、効果的にそれをやってのけた。アデレートが本性をむき出しにしたところで、それをやってのけたのだ。
ダンは、「リチャード王太子が王宮にいない」とのアミーユの報告から、パメラの策謀を見抜き、そして、「近く、二度目の国葬となる」と言い、その通りになった。
「や……っ、ぁっ……ん……っ」
ダンはアミーユの性感を的確についてくる。
「これは単なる不敬罪ではない」
ダンは、自分のものをアミーユに挿し入れるとグッと突き立てた。逃げようとするアミーユの腰を掴んで自分に引き込む。
「アミーユ、逃げるな」
「やぁっ、…んっ、や…っう…っぁ、ん」
「真実から逃げるな」
アミーユの体はダンの動くがままに支配される。
「あ、…んっ、…はぁ、っ……っく…」
「これは、ダニエル国王への反逆罪だ」
「…っぁ、ん、あ、…んっ」
「反逆罪は死刑」
「いやっ、っ…んぁ、あぁっ、ダン、もう、ゆるし……、ゆるして……っ、あぁっ」
アミーユは絶頂にその体をびくびくと痙攣させた。
息が整った後、ダンはアミーユをそっと抱きしめてきた。アミーユの背中を優しく撫でる。
情交のあとの甘やかさにとろけたまま、アミーユはダンに身を任せていた。
「アミーユ、パメラがどんな人かわかった?」
アミーユはぼんやりとしていたが、思考を取り戻すと慌てて首を横に振った。
「ち、ちがう………。パ、パメラ妃は冷たく見えるけど、決して、冷たい人じゃない。優しい方だ。ジョージ王子のためにやむなく………。パメラ妃がそんな人のはずがないんだ………」
しかし、それはアミーユの願望でしかないことをアミーユ自身も気づいてしまった。
一度解けたカラクリは、もう、解かなかったことにはできない。
ダンの見抜いた通りなのだ。
リチャード王太子を探し出せなかったアミーユだからこそ、それを否定できない。
それを聞いたダンは、しばらく黙り込んでいた。
怒らせたのか……………?
ダンの怒りはアミーユに向いたことは一度もない。けれども、その苛烈さは想像できる。
もう、俺を解放してくれ。俺を自由にしてくれ。
そう思いながらもダンを失う恐怖に囚われて不安に陥る。
アミーユは翻弄されるしかない。
やがて、アミーユの背中でダンがくつくつと揺れ始める。
ダンは、掠れた声をたてはじめた。
ダンは笑っていた。それは愉快気な笑い声をあげていた。
「アミーユ、お前は本当に甘い! 甘いがゆえに、俺にも、まんまとつけこまれた。ああ、アミーユ、お前が憐れでたまらぬ」
ひとしきり笑い終えると、ぞっとしながら聞いているアミーユのうなじに、ダンは唇を当ててきた。チュ、チュ、と、うなじにキスを浴びせる。
ダンは、アミーユの手を取り、壊れもののようにそっと撫でた。
「わかった。お前の手は汚させない。ほかを動かそう。お前は甘いままでいてくれ。お前の甘さは俺をとろかす」
ダンはそう言って、アミーユの指を自分の口に当てた。甘い砂糖菓子を味わうように唇で甘噛みした。
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