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第三章「揺れる心と重なる身体」
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「真帆ちゃん、最近なんだか……大人っぽくなったわねぇ」
そう言ったのは、近所の商店で働くおばあちゃんだった。
野菜の買い物をしていた私に、にこやかに微笑みかけながら。
「えっ……そうですか?」
「うん。なんていうか、雰囲気がね。恋でもしてるのかしら?」
冗談めかしたその言葉に、私は思わず顔が熱くなった。
「そ、そんなことないですよ!」
言いながら笑ってごまかす。
けれど、心の奥は、びっくりするほどドキンと跳ねていた。
――だって、まさか。
言えるわけがない。“兄”に、恋をして、関係を持っているなんて。
家に戻ると、リビングからは母と悠真さんの声が聞こえた。
彼は今日、仕事の納期を終えたらしく、珍しくソファに横になっていた。
「肩凝ってるなら、揉んであげようか?」
母の声が、なんだか近い。私はそっとドアの影から様子をうかがう。
悠真さんは珍しく、無抵抗だった。
母が楽しそうに肩を揉んでいて、二人はごく自然な、親子のような雰囲気。
(おかあさん……)
なんだろう。この気持ちは。
胸の奥がチクリと痛む。嫉妬?違う。そう思いたい。でも――
「……あら、真帆。帰ってたの?」
「うん。買い物、行ってきたよ」
母の声に微笑みながら応じ、悠真さんと目が合う。
彼は少しだけ目を細め、けれどすぐに視線をそらした。
(……わたし、今、邪魔しちゃった?)
罪悪感とも言えない感情が、私の中に静かに沈んでいった。
その夜。
ベッドに入っても、なんだか眠れなかった。
昼間の母と悠真さんの姿が、頭から離れない。
(……おかしいよね、私)
そう思うのに、どうしても気持ちがモヤモヤする。
私はそっと布団を抜け出し、いつものように階段を上がった。
ノックの音に応えるように、ドアが開く。
静かな目で私を迎える悠真さん。
「……今日、来ないかと思った」
「……ううん。来たくて、来ちゃった」
ベッドに入ると、彼は何も言わず、優しく私の髪を撫でた。
「悠真さん……今日、お母さんに肩揉んでもらってたね」
「……ああ。断ろうとしたけど、押し切られた」
「そっか……」
私は彼の胸に顔を埋めながら、小さく呟いた。
「……ちょっと、やきもち、妬いちゃった」
すると彼は、私の顎を持ち上げて、真っ直ぐに見つめてきた。
「……バカ。お前だけだよ、俺が求めてるのは」
「……悠真さん……」
唇が重なった瞬間、すべての不安が溶けていった。
その夜、彼はいつもより優しく、でも深く私を愛してくれた。
服を脱がせ合いながら、何度も抱きしめ合って、
肌と肌が触れ合うたび、心が繋がっていく気がした。
「んっ……あっ、やだ、そこ、気持ちよすぎて……」
「……気持ちよくなっていい。俺だけの真帆なんだから」
ゆっくりと入ってくる熱に、私は喘ぎながら脚を絡めた。
ぐちゅ、ぬちゅ、と湿った音が響くたびに、快楽の波が身体を支配していく。
「真帆……お前の中、俺、好きだ」
「私も……悠真さんの、全部好き……!」
何度も深く繋がって、心も身体も重ねる。
絶頂を迎えるとき、彼は私の名前を優しく囁いてくれた。
「……真帆、愛してる」
涙が出そうになるほど、嬉しかった。
けれど、翌朝。
母がふと呟いた。
「最近、悠真の部屋、夜に物音するわよね。パソコンの音じゃないような……」
私はコップを落としそうになりながら、無理に笑った。
「そ、そうかな?気のせいじゃない?」
「……そうかしらね。ふふ、私も気にしすぎかな」
母の目が、ほんの少しだけ鋭くなっていた気がしたのは――
気のせいではなかったのかもしれない。
「真帆、ちょっといい?」
朝、食器を片付けていたとき、母の声が背中に落ちた。
その声音はいつもより少しだけ低くて、私は無意識に手を止めた。
「なに?」
振り返ると、母は笑っていた。けれどその目は、どこか冷静で。
「最近、夜中に眠れなくてね。廊下から人の気配がするのよ。……真帆、夜中にトイレとか、行ってる?」
「えっ……あ、うん。たまに……」
胸の奥がぎゅっとなった。母の目は、すべてを見透かしているように思えた。
「そう。ならいいんだけど。……変なこと、してないわよね?」
笑顔のまま、静かに問いかけるその声に、私は思わず息をのんだ。
「してないよ……!」
あまりに早く言い返してしまって、自分でも違和感を覚える。
母は少しだけ目を細めた。
「なら、いいの。……私、心配性だから。ごめんね」
その場はそれで終わった。けれど、胸の中には重たい何かが残った。
夜。
私はそっとベッドを抜け出した。けれど、足取りは重かった。
(お母さん、気づいてる……かもしれない)
それでも、悠真さんに会いたくて。
彼の温もりに、触れたくて。
彼の部屋の扉をノックすると、少しだけ遅れて開いた。
「……入って」
彼は無言で私を抱きしめてくれた。腕の中に収まると、すべてを忘れたくなる。
「悠真さん……お母さん、たぶん……気づいてる」
私が囁くと、彼の手がわずかに震えた。
「……そうか」
「でも……やめられない。悠真さんに、触れていたい」
その言葉に、彼は苦しそうに目を閉じた。
「真帆……俺も、お前を離せない。でも……」
その「でも」の先を、彼は言わなかった。
私が口づけを落とすと、彼も深く応えてくれた。
いつもより強く抱きしめられ、唇の熱はすぐに全身へと広がった。
服を脱がせ合い、ベッドに倒れこむ。
「悠真さん……お願い、触れて……」
「……真帆、来い」
彼の手が私の背を撫で、胸元をそっと包む。
乳首が彼の指先に触れるたび、身体が震えた。
「んっ……や、ぁ……そこ……」
優しく、けれど確かに快感を生み出す指。
その指がゆっくりと下へ滑り、湿り気を帯びた秘所へ触れた。
「真帆……濡れてる」
「だって……悠真さんに触れられたら……」
指が中に入り、私の声が漏れる。
くちゅ、くちゅ、といやらしい音が響くたび、快楽が高まり、意識が溶けていく。
そして、彼の熱が私に重なった。
「入れるよ」
「うん……来て……」
ずぷっ、と静かな音と共に彼が私の中へ入ってくる。
「あっ、んんっ……っ!」
深く、奥まで届く感覚に、私は脚を絡めた。
「……真帆、好きだ。お前だけだ」
「わたしも……好き……好き……っ」
ゆっくりと突き上げる動きが次第に早く、激しくなり、
快感の波が何度も私を飲み込んでいった。
そして――ふたりで絶頂を迎えたとき。
「……愛してる、真帆」
その言葉が、涙が出るほど嬉しくて。
私はただ、彼にすがっていた。
けれど――
その静かな夜の終わりに、廊下の先で、軋む床の音が一つ、鳴った。
そう言ったのは、近所の商店で働くおばあちゃんだった。
野菜の買い物をしていた私に、にこやかに微笑みかけながら。
「えっ……そうですか?」
「うん。なんていうか、雰囲気がね。恋でもしてるのかしら?」
冗談めかしたその言葉に、私は思わず顔が熱くなった。
「そ、そんなことないですよ!」
言いながら笑ってごまかす。
けれど、心の奥は、びっくりするほどドキンと跳ねていた。
――だって、まさか。
言えるわけがない。“兄”に、恋をして、関係を持っているなんて。
家に戻ると、リビングからは母と悠真さんの声が聞こえた。
彼は今日、仕事の納期を終えたらしく、珍しくソファに横になっていた。
「肩凝ってるなら、揉んであげようか?」
母の声が、なんだか近い。私はそっとドアの影から様子をうかがう。
悠真さんは珍しく、無抵抗だった。
母が楽しそうに肩を揉んでいて、二人はごく自然な、親子のような雰囲気。
(おかあさん……)
なんだろう。この気持ちは。
胸の奥がチクリと痛む。嫉妬?違う。そう思いたい。でも――
「……あら、真帆。帰ってたの?」
「うん。買い物、行ってきたよ」
母の声に微笑みながら応じ、悠真さんと目が合う。
彼は少しだけ目を細め、けれどすぐに視線をそらした。
(……わたし、今、邪魔しちゃった?)
罪悪感とも言えない感情が、私の中に静かに沈んでいった。
その夜。
ベッドに入っても、なんだか眠れなかった。
昼間の母と悠真さんの姿が、頭から離れない。
(……おかしいよね、私)
そう思うのに、どうしても気持ちがモヤモヤする。
私はそっと布団を抜け出し、いつものように階段を上がった。
ノックの音に応えるように、ドアが開く。
静かな目で私を迎える悠真さん。
「……今日、来ないかと思った」
「……ううん。来たくて、来ちゃった」
ベッドに入ると、彼は何も言わず、優しく私の髪を撫でた。
「悠真さん……今日、お母さんに肩揉んでもらってたね」
「……ああ。断ろうとしたけど、押し切られた」
「そっか……」
私は彼の胸に顔を埋めながら、小さく呟いた。
「……ちょっと、やきもち、妬いちゃった」
すると彼は、私の顎を持ち上げて、真っ直ぐに見つめてきた。
「……バカ。お前だけだよ、俺が求めてるのは」
「……悠真さん……」
唇が重なった瞬間、すべての不安が溶けていった。
その夜、彼はいつもより優しく、でも深く私を愛してくれた。
服を脱がせ合いながら、何度も抱きしめ合って、
肌と肌が触れ合うたび、心が繋がっていく気がした。
「んっ……あっ、やだ、そこ、気持ちよすぎて……」
「……気持ちよくなっていい。俺だけの真帆なんだから」
ゆっくりと入ってくる熱に、私は喘ぎながら脚を絡めた。
ぐちゅ、ぬちゅ、と湿った音が響くたびに、快楽の波が身体を支配していく。
「真帆……お前の中、俺、好きだ」
「私も……悠真さんの、全部好き……!」
何度も深く繋がって、心も身体も重ねる。
絶頂を迎えるとき、彼は私の名前を優しく囁いてくれた。
「……真帆、愛してる」
涙が出そうになるほど、嬉しかった。
けれど、翌朝。
母がふと呟いた。
「最近、悠真の部屋、夜に物音するわよね。パソコンの音じゃないような……」
私はコップを落としそうになりながら、無理に笑った。
「そ、そうかな?気のせいじゃない?」
「……そうかしらね。ふふ、私も気にしすぎかな」
母の目が、ほんの少しだけ鋭くなっていた気がしたのは――
気のせいではなかったのかもしれない。
「真帆、ちょっといい?」
朝、食器を片付けていたとき、母の声が背中に落ちた。
その声音はいつもより少しだけ低くて、私は無意識に手を止めた。
「なに?」
振り返ると、母は笑っていた。けれどその目は、どこか冷静で。
「最近、夜中に眠れなくてね。廊下から人の気配がするのよ。……真帆、夜中にトイレとか、行ってる?」
「えっ……あ、うん。たまに……」
胸の奥がぎゅっとなった。母の目は、すべてを見透かしているように思えた。
「そう。ならいいんだけど。……変なこと、してないわよね?」
笑顔のまま、静かに問いかけるその声に、私は思わず息をのんだ。
「してないよ……!」
あまりに早く言い返してしまって、自分でも違和感を覚える。
母は少しだけ目を細めた。
「なら、いいの。……私、心配性だから。ごめんね」
その場はそれで終わった。けれど、胸の中には重たい何かが残った。
夜。
私はそっとベッドを抜け出した。けれど、足取りは重かった。
(お母さん、気づいてる……かもしれない)
それでも、悠真さんに会いたくて。
彼の温もりに、触れたくて。
彼の部屋の扉をノックすると、少しだけ遅れて開いた。
「……入って」
彼は無言で私を抱きしめてくれた。腕の中に収まると、すべてを忘れたくなる。
「悠真さん……お母さん、たぶん……気づいてる」
私が囁くと、彼の手がわずかに震えた。
「……そうか」
「でも……やめられない。悠真さんに、触れていたい」
その言葉に、彼は苦しそうに目を閉じた。
「真帆……俺も、お前を離せない。でも……」
その「でも」の先を、彼は言わなかった。
私が口づけを落とすと、彼も深く応えてくれた。
いつもより強く抱きしめられ、唇の熱はすぐに全身へと広がった。
服を脱がせ合い、ベッドに倒れこむ。
「悠真さん……お願い、触れて……」
「……真帆、来い」
彼の手が私の背を撫で、胸元をそっと包む。
乳首が彼の指先に触れるたび、身体が震えた。
「んっ……や、ぁ……そこ……」
優しく、けれど確かに快感を生み出す指。
その指がゆっくりと下へ滑り、湿り気を帯びた秘所へ触れた。
「真帆……濡れてる」
「だって……悠真さんに触れられたら……」
指が中に入り、私の声が漏れる。
くちゅ、くちゅ、といやらしい音が響くたび、快楽が高まり、意識が溶けていく。
そして、彼の熱が私に重なった。
「入れるよ」
「うん……来て……」
ずぷっ、と静かな音と共に彼が私の中へ入ってくる。
「あっ、んんっ……っ!」
深く、奥まで届く感覚に、私は脚を絡めた。
「……真帆、好きだ。お前だけだ」
「わたしも……好き……好き……っ」
ゆっくりと突き上げる動きが次第に早く、激しくなり、
快感の波が何度も私を飲み込んでいった。
そして――ふたりで絶頂を迎えたとき。
「……愛してる、真帆」
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私はただ、彼にすがっていた。
けれど――
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