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砂漠の神殿編
06.魔王と状況整理
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あそこで、シルヴィを奪われなければ。何故、狙いがシルヴィであると気付けなかったのか。シルヴィは“たすけて”と言っていたのに。あの男を見て、怯えていた理由を直ぐに理解できていれば。
「こんなことにはならなかったのに……」
ルノーがぽつりと溢したそれは、誰の耳にも入らずに消える。ぐるぐると頭を回る後悔に、吐き気がした。こんな事をいくら考えてもシルヴィは戻ってこないのに。無意味だ、と。
手の中で日の光を反射した腕輪が無駄に煌めくのが、酷く空しく映った。見ていられなくなって、視線を逸らす。その先に、シルヴィの日傘が転がっていた。
あぁ、あの日傘。お気に入りだと言っていたのに、壊れてしまっている。同じものは手に入るだろうか。いや、新しいものを一緒に選びに行こうか。
長年の染み付いてしまった癖。そこまで流れるように考えて、ルノーはふと我に返る。そして、何だ。そうかと、至極当然の結論に辿り着いた。
迎えに行けば良いのだ。シルヴィを。ついでにあの男の首を刎ねれば全て解決だ。
「どうして……」
この程度のことが直ぐに浮かばなかったのだろう。ルノーは不思議そうに小首を傾げる。自分で思っているよりも、ルノー自身も冷静さを欠いていたということなのか。
落ち着きを取り戻したルノーの頭は、急激に回り出した。あの男の首を刎ねるための策を練らなければならない。
「アレクシ」
「はい!」
「君の剣を折ったことについて、悪かったとは思っている。一応」
「一応だったとしても成長は感じるな」
「いえ、お気になさらないで下さい。折れたのは、ルノー卿のせいではありませんので」
「……? 僕のせいだよ」
二人の間に、妙な空気が流れる。見かねたフレデリクが「あの男の魔法に対応しきれずに折れたのではないのか?」と会話の足りない部分を補った。
「あぁ、なるほど……。はっきり違うとは言いきれませんが、剣はあの魔法の核とぶつかり合う前に折れたので。おそらく僕の魔力に魔断石が耐えられなかったのだと」
その言葉で感情を上手く抑えられず、可視化するほどに魔力を溢れさせていたルノーの姿を皆が思い出す。自身の魔力で対魔の剣が折れたなどという事例は聞いたことがなかった。
「一応ではなく、全力で反省しなさい」
フレデリクの苦言を涼しい顔で流したルノーに、場が少し襲撃前の雰囲気を取り戻す。ほっと詰めていた息を吐き出したのは誰だろうか。
「核と……。では、あの高度に隠されていた核を見つけることに成功したということでしょうか」
驚きと期待が入り交じったようなアレクシの問いに、それがどれだけ難しいことであるのかが伝わってくる。ルノーはその問いに、好戦的な微笑みを返した。
「何のために一撃食らったと思ってるの?」
それが全てだった。何となくそうではないかと思っていたフレデリクは、やはり先程掛けた言葉に間違いはなかったらしいと溜息を吐き出す。
「無茶をし過ぎだ……」
「あのようにするしかなかったのですよ」
念押しするように同じ言葉を繰り返したフレデリクに、ルノーは不本意だという表情を浮かべた。
「相手の光魔法に、僕の闇魔法が掻き消されてしまったので」
「魔法が不安定になるのだったか」
「そうです。よくそんなことを覚えておられる」
「当たり前だろう」
前提として、制御を外れた魔法ほど危険なものはない。だからこそ、魔法学校で扱い方をしっかりと学ぶのだ。
ルノーの魔法の腕をフレデリクは信頼している。しかし、間違えて校舎を吹き飛ばす可能性が存在するのもまた事実。それは、皇太子として忘れていい類いの話ではないだろう。
「相手は別段、シルヴィ嬢を人質に取ったわけではないのだろうが……」
「シルヴィ嬢に当たる可能性が少しでもあるなら、魔法を使うわけにはいかないですよね~」
「普段の兄上なら、絶対にそのようなことにはなりません」
「それは勿論、分かってるって~」
少しずつ状況が分かってきたのか、ディディエとガーランドも会話に入ってくる。それを聞きながら、ルノーは思案するように目を伏せた。
「……? ルノー、どうかしたのか?」
フレデリクの問いにルノーが視線を上げる。頗る渋い顔をしたルノーに、フレデリクはきょとんと目を瞬いた。
「本当にどうした」
「……シルヴィが人質にされていなくとも、ここが王宮である以上は失態を演じるわけにはいきませんよ。僕はもう許される年齢ではない上に、魔道師ですから」
「そうか。そうだな」
「それに……」
「何だ」
「今日は貴方主催のお茶会ですので」
そんな気遣いが出来るようになったのかと、フレデリクは頬が緩みそうになるのを咳払いで誤魔化す。ルノーはそれを溜息で流した。
「王宮のバラ園を吹き飛ばしたなんてことになれば、あの人だけではなく伯爵にも何を言われるか分かったものではない。あぁ、いや……。伯爵には何かは言われるか」
このジルマフェリス王国に伯爵は数十名いるが、ここで出てくる伯爵は一名だけだろう。シルヴィの実父、アミファンス伯爵。
「そ、そう、だな。陛下に報告とアミファンス伯爵へは早馬を出さなければ……」
「その前に、確認しておきたいことがあります。あの男の正体について」
「精霊なのではないのか?」
「そうです。しかし、それ以上の情報も欲しい」
敵の情報を得たいと思うのは至極真っ当な意見だ。しかし、その情報源がフレデリクには思い当たらなかったため怪訝そうに眉根を寄せる。
「よし! もう大丈夫ですよ~」
どうやら治癒が完了したようだ。一仕事終えたとロラは深く息を吐く。そんなロラをルノーが徐に見上げた。
「うん、ありがとう」
ロラはまさかお礼を言われると思っていなかったため内心では、お礼を言われただと!? などと思いつつも「どういたしまして~」と無難に返す。シルヴィがいない今、機嫌を損ねるのだけは避けたかったからだ。
「で?」
「……はい?」
「君は知ってるんだろう? あの男について」
ルノーの衝撃的な発言によって、場の時が一瞬止まったかのような静寂が落ちる。一番最初に我に返ったのは、いつも通りにフレデリクだった。
「なに!? どういうことだ!?」
「えぇ~っと~?」
「君だけ反応がおかしかった。初対面の相手に向けるそれではなかったよ」
「あの騒ぎの中でよく見てますよね~……」
暗にルノーの言葉を肯定したロラに、驚きと共に“まさか、また?”という空気が漂う。それを感じ取って、ロラは言い辛そうに口ごもった。
「そんなまさか……」
「いやいや、でもさ~。姉さんの口からは、ぱったりと聞かなくなったよ?」
「そうだよな? そう言ってたよな?」
在学組がヒソヒソとそんな事を囁き合う。
「わ、わたくし……」
「ジャスミーヌ様?」
「知りませんわよ!? どういうことですの!?」
「あちゃ~、やっぱり? ジャスミーヌ様は知らないと思ってたのよね~」
ロラが頬に人差し指を付けながら、あっけらかんとそう言った。どうやらジャスミーヌが口にしなかったのは、存在を知らなかったかららしいと三人は理解する。
つまり例の“乙女ゲーム”とやらは、まだ終わっていなかったようだ。その事実に、雰囲気がどんよりと重くなっていく。
「な、何で教えてくれなかったのですか!?」
「細かい説明はちょっと~……。後でにしましょう。ルノー様が欲しい情報だけ」
「そうして」
「では。あの男性ですが、ルノー様の言う通り精霊です。しかも、精霊達の王様」
「……なるほど」
だから、あの魔力量かとルノーは納得して溜息を吐き出した。面倒なことだ、と。
「では、人型でしたのは……」
「それは勿論、ね? 彼が攻略対象者だからですわ~」
魔王はドラゴンで攻略不可だったというのに。だからこそなのだろうか。精霊王とは恋愛が可能な仕様らしい。ジャスミーヌは、それらを察して何とも言えない顔になった。
「転移先に心当たりは?」
「あります」
「どこ?」
そこは、次なる乙女ゲームの舞台。
「ここより遥か南西。砂漠と黄金の国、ラザハル」
海を越えた先、遠い異国の地であった。
「こんなことにはならなかったのに……」
ルノーがぽつりと溢したそれは、誰の耳にも入らずに消える。ぐるぐると頭を回る後悔に、吐き気がした。こんな事をいくら考えてもシルヴィは戻ってこないのに。無意味だ、と。
手の中で日の光を反射した腕輪が無駄に煌めくのが、酷く空しく映った。見ていられなくなって、視線を逸らす。その先に、シルヴィの日傘が転がっていた。
あぁ、あの日傘。お気に入りだと言っていたのに、壊れてしまっている。同じものは手に入るだろうか。いや、新しいものを一緒に選びに行こうか。
長年の染み付いてしまった癖。そこまで流れるように考えて、ルノーはふと我に返る。そして、何だ。そうかと、至極当然の結論に辿り着いた。
迎えに行けば良いのだ。シルヴィを。ついでにあの男の首を刎ねれば全て解決だ。
「どうして……」
この程度のことが直ぐに浮かばなかったのだろう。ルノーは不思議そうに小首を傾げる。自分で思っているよりも、ルノー自身も冷静さを欠いていたということなのか。
落ち着きを取り戻したルノーの頭は、急激に回り出した。あの男の首を刎ねるための策を練らなければならない。
「アレクシ」
「はい!」
「君の剣を折ったことについて、悪かったとは思っている。一応」
「一応だったとしても成長は感じるな」
「いえ、お気になさらないで下さい。折れたのは、ルノー卿のせいではありませんので」
「……? 僕のせいだよ」
二人の間に、妙な空気が流れる。見かねたフレデリクが「あの男の魔法に対応しきれずに折れたのではないのか?」と会話の足りない部分を補った。
「あぁ、なるほど……。はっきり違うとは言いきれませんが、剣はあの魔法の核とぶつかり合う前に折れたので。おそらく僕の魔力に魔断石が耐えられなかったのだと」
その言葉で感情を上手く抑えられず、可視化するほどに魔力を溢れさせていたルノーの姿を皆が思い出す。自身の魔力で対魔の剣が折れたなどという事例は聞いたことがなかった。
「一応ではなく、全力で反省しなさい」
フレデリクの苦言を涼しい顔で流したルノーに、場が少し襲撃前の雰囲気を取り戻す。ほっと詰めていた息を吐き出したのは誰だろうか。
「核と……。では、あの高度に隠されていた核を見つけることに成功したということでしょうか」
驚きと期待が入り交じったようなアレクシの問いに、それがどれだけ難しいことであるのかが伝わってくる。ルノーはその問いに、好戦的な微笑みを返した。
「何のために一撃食らったと思ってるの?」
それが全てだった。何となくそうではないかと思っていたフレデリクは、やはり先程掛けた言葉に間違いはなかったらしいと溜息を吐き出す。
「無茶をし過ぎだ……」
「あのようにするしかなかったのですよ」
念押しするように同じ言葉を繰り返したフレデリクに、ルノーは不本意だという表情を浮かべた。
「相手の光魔法に、僕の闇魔法が掻き消されてしまったので」
「魔法が不安定になるのだったか」
「そうです。よくそんなことを覚えておられる」
「当たり前だろう」
前提として、制御を外れた魔法ほど危険なものはない。だからこそ、魔法学校で扱い方をしっかりと学ぶのだ。
ルノーの魔法の腕をフレデリクは信頼している。しかし、間違えて校舎を吹き飛ばす可能性が存在するのもまた事実。それは、皇太子として忘れていい類いの話ではないだろう。
「相手は別段、シルヴィ嬢を人質に取ったわけではないのだろうが……」
「シルヴィ嬢に当たる可能性が少しでもあるなら、魔法を使うわけにはいかないですよね~」
「普段の兄上なら、絶対にそのようなことにはなりません」
「それは勿論、分かってるって~」
少しずつ状況が分かってきたのか、ディディエとガーランドも会話に入ってくる。それを聞きながら、ルノーは思案するように目を伏せた。
「……? ルノー、どうかしたのか?」
フレデリクの問いにルノーが視線を上げる。頗る渋い顔をしたルノーに、フレデリクはきょとんと目を瞬いた。
「本当にどうした」
「……シルヴィが人質にされていなくとも、ここが王宮である以上は失態を演じるわけにはいきませんよ。僕はもう許される年齢ではない上に、魔道師ですから」
「そうか。そうだな」
「それに……」
「何だ」
「今日は貴方主催のお茶会ですので」
そんな気遣いが出来るようになったのかと、フレデリクは頬が緩みそうになるのを咳払いで誤魔化す。ルノーはそれを溜息で流した。
「王宮のバラ園を吹き飛ばしたなんてことになれば、あの人だけではなく伯爵にも何を言われるか分かったものではない。あぁ、いや……。伯爵には何かは言われるか」
このジルマフェリス王国に伯爵は数十名いるが、ここで出てくる伯爵は一名だけだろう。シルヴィの実父、アミファンス伯爵。
「そ、そう、だな。陛下に報告とアミファンス伯爵へは早馬を出さなければ……」
「その前に、確認しておきたいことがあります。あの男の正体について」
「精霊なのではないのか?」
「そうです。しかし、それ以上の情報も欲しい」
敵の情報を得たいと思うのは至極真っ当な意見だ。しかし、その情報源がフレデリクには思い当たらなかったため怪訝そうに眉根を寄せる。
「よし! もう大丈夫ですよ~」
どうやら治癒が完了したようだ。一仕事終えたとロラは深く息を吐く。そんなロラをルノーが徐に見上げた。
「うん、ありがとう」
ロラはまさかお礼を言われると思っていなかったため内心では、お礼を言われただと!? などと思いつつも「どういたしまして~」と無難に返す。シルヴィがいない今、機嫌を損ねるのだけは避けたかったからだ。
「で?」
「……はい?」
「君は知ってるんだろう? あの男について」
ルノーの衝撃的な発言によって、場の時が一瞬止まったかのような静寂が落ちる。一番最初に我に返ったのは、いつも通りにフレデリクだった。
「なに!? どういうことだ!?」
「えぇ~っと~?」
「君だけ反応がおかしかった。初対面の相手に向けるそれではなかったよ」
「あの騒ぎの中でよく見てますよね~……」
暗にルノーの言葉を肯定したロラに、驚きと共に“まさか、また?”という空気が漂う。それを感じ取って、ロラは言い辛そうに口ごもった。
「そんなまさか……」
「いやいや、でもさ~。姉さんの口からは、ぱったりと聞かなくなったよ?」
「そうだよな? そう言ってたよな?」
在学組がヒソヒソとそんな事を囁き合う。
「わ、わたくし……」
「ジャスミーヌ様?」
「知りませんわよ!? どういうことですの!?」
「あちゃ~、やっぱり? ジャスミーヌ様は知らないと思ってたのよね~」
ロラが頬に人差し指を付けながら、あっけらかんとそう言った。どうやらジャスミーヌが口にしなかったのは、存在を知らなかったかららしいと三人は理解する。
つまり例の“乙女ゲーム”とやらは、まだ終わっていなかったようだ。その事実に、雰囲気がどんよりと重くなっていく。
「な、何で教えてくれなかったのですか!?」
「細かい説明はちょっと~……。後でにしましょう。ルノー様が欲しい情報だけ」
「そうして」
「では。あの男性ですが、ルノー様の言う通り精霊です。しかも、精霊達の王様」
「……なるほど」
だから、あの魔力量かとルノーは納得して溜息を吐き出した。面倒なことだ、と。
「では、人型でしたのは……」
「それは勿論、ね? 彼が攻略対象者だからですわ~」
魔王はドラゴンで攻略不可だったというのに。だからこそなのだろうか。精霊王とは恋愛が可能な仕様らしい。ジャスミーヌは、それらを察して何とも言えない顔になった。
「転移先に心当たりは?」
「あります」
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