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砂漠の神殿編
07.魔王とたぬきの共同戦線
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異様な雰囲気だ。ルノーはチェスの駒が動く音だけが支配する議場で、そのような事を思った。
報告を受けた国王陛下が皆を集めたのは、謁見の間ではなく会議が開かれる議場であった。円形になるよう机が設置されているため、全員の様子がよく見える。
ルノーは正面に座るアミファンス伯爵を無言で見つめた。いや、ルノーだけではない。その場にいる者全員が居心地悪そうにしながらも何も言えずにただ座っていた。
王都のタウンハウスに滞在していたらしく比較的速くやってきた伯爵は、いつも通りの優しげな微笑みを浮かべながら議場に入ってきた。
チェス盤が用意されていた席に迷いなく座ると、そのまま挨拶もそこそこに一人二役でチェスをし始めたのだ。途端に微笑みが消え、真顔になるものだから誰も何も口に出来なくなった。
一段高い席に座る陛下がその様子をただ眺めているだけなのも、この異様な状況を受け入れるしかない理由である。そもそもチェス盤を用意させたのは陛下だ。伯爵のこれは、いつものことなのだろう。
「――ふむ」
一層、盤と駒がぶつかる大きな音が鳴った。嫌な間のあと、伯爵が納得したような声を出す。先程まで駒を動かしていた手は、顎に添えられていた。
「これは、なかなか……」
「どうした」
「不利な状況ですな」
眉尻を下げた伯爵に、陛下は片手で目元を覆い「お前もそう思うか……」と心底困ったように溜息を吐き出す。伯爵も釣られるように息を吐くと、一変して好戦的な笑みをその顔に浮かべた。
「情報元、は……」
スイッと伯爵の視線が、ロラへと向く。目が合って、ロラは肩を跳ねさせた。
「まぁ、深く追求するのはやめておきましょう。利はありませんからな」
「そうしなさい」
「情報の正当性は確かです。私も保証しましょう」
「そうか。ならば、やはり誘拐先は――」
「間違いなく砂漠と黄金の国、ラザハル。そこが一番の問題ですなぁ」
情報の正当性を伯爵がなぜ保証できるのかについては、聞かない方がいいのだろう。そう判断して、皆は口を噤んだ。
「ラザハル、ラザハルか……。友好国であるからこそ、慎重にことを進めなくてはならない」
「陛下?」
「待て待て、勿論シルヴィ嬢を諦めるなどという話ではないぞ。だから、やめなさい。笑顔が怖いんだよ」
「分かっておりますよ。ラザハルとの交易を失うわけにはいきません」
「あぁ、しかし一刻を争う事態であることも事実だ。正規の手続きを踏むとなると、すぐにというのは難しくなる」
場の空気がどんよりと重いものへと変化していく。ラザハルは友好国。前回のような手を使わずとも訪問するのは容易いのだが、悠長に連絡を取り合っている暇が今はない。
「では、正規ではない方法で彼の地を踏むとしましょう」
「……何をする気だ」
「大それたことをしようというのではありませんよ。ここに来る前に、アメミール子爵家に早馬を送りました」
よく知った名が出て、アレクシが大袈裟に肩を揺らした。何故そこで、婚約者の家が出てくるのかと。一気に緊張したアレクシに釣られるように、皆も固唾を呑む。
「お前の策はいつも突拍子がないな。何故アメミール子爵家が登場する?」
「正確に言うならば、アメミール子爵令嬢には連れてきて頂きたい切り札がおりましてね。シルヴィの学友なのですが」
そこまで聞いてルノーの脳裏に、シルヴィの入学式の日に紹介された普通科の女子生徒が浮かび上がった。忘れていた訳ではない。しかし、まさか。本当に? そんな疑心が頭をもたげる。
「『商家のお嬢さん』……?」
シルヴィの紹介内容をそのまま口にしたルノーに、伯爵はゆったりとした微笑みを返した。その通りだと言いたげに。
「ニノン嬢の家は、ラザハルと貿易をしておりましてな。主に織物や香辛料などを買い付けているのですよ」
「ニノン……? どこかで聞いた名だ」
「あぁ、それはあれですな。ラザハルの三大商家の内、最も力のある大富豪アッタール家の後継との縁談がまとまったそうですから。しかも、正妻の座を勝ち取ったとか。めでたい話です」
「そうだ。その通りなのだが、まだ公表していない情報を何故お前が知っている?」
「それは勿論、シルヴィは私のことが大好きだからですよ。学校での話を楽しそうに聞かせてくれますので」
ルノーとて、その名は何度も聞いている。しかし、そこまで深くニノンについては調べなかったのだ。基本的に、ルノーは不審な点がなければシルヴィの交遊関係に口出しはしないようにしていた。
「情報は武器だと、お教えした筈なのですがねぇ」
煽るような伯爵のそれに、しかし何も言い返せずにルノーがムスッと口を引き結ぶ。どういう人物なのか把握した上で、口出しはしないが正解だったようだ。
「やれやれ……。しっかりして下さらないと困りますよ。此度の奪還作戦、指揮官はルノー卿。貴方に担って頂くのですから」
伯爵の言葉に、陛下とフレデリクが揃って「なに!?」と声を裏返らせる。どういう手を使ってでもついていく気ではいたルノーだが、振られた役割が予想外で流石に目を瞠った。
「事態を大きくする訳にはいかない。ならば少数精鋭で潜入するしかありますまい」
「それは、そうだが……」
「いついかなる時も最悪は想定すべき。今回の場合は、精霊王との戦闘ですな」
優しげに弧を描いているにも関わらず、鋭い伯爵の眼光がルノーを真っ直ぐと射貫く。それをルノーは、正面から受けてたった。
「まさか。勝てないなどとは、仰られないでしょう?」
「愚問ですね」
「それは結構」
伯爵が黒のルークを動かす。小気味いい音が耳朶に触れた。
「時にルノー卿、貴方なら誰を連れていきますかな?」
「僕なら……? そうですね」
ルノーは思案するように目を伏せる。しかし直ぐ様、迷いのない視線を伯爵へと戻した。
「リュエルミ男爵令嬢とトリスタン」
ルノーに名を呼ばれた二人は、それぞれ真逆の反応をする。ロラは助けに行く気でいたので、やる気満々といった様子だ。トリスタンはといえば、あからさまに狼狽している。
「なるほど」
「……伯爵ならどうされますか?」
「私でもその人選になるでしょうな」
白のポーン、黒のビショップ、白のクイーン、黒のナイト。伯爵には何が見えているのか。迷いなく手が駒を動かしていく。
ルノーはその不気味なほど冷静沈着な伯爵の様子に、納得出来ないと眉根を寄せた。伯爵はシルヴィを溺愛している筈であるのに。
「どうかされましたか。何か引っ掛かるところでも?」
「何かは言われるかと思っていたもので」
「……あぁ、そこですか。泣き崩れ取り乱し、罵詈雑言を浴びせられると? 必要ならばやって見せますがね。今は一秒でさえ惜しい」
白のキングが逃げるように動く。
「それに、あの子も貴族の娘。もしもの覚悟はありましょう。まぁ、話を聞く限り今回の誘拐の目的は、そのような類いのものではないようですがね」
伯爵は黒のクイーンを手に取ると、直ぐ盤に置かず目の前まで持ってくる。愛おしそうに眺めながら、「そして何より」と続けた。
「シルヴィを怒らせたそうではありませんか。争い事を好まず、どのような罵詈雑言も軽く受け流し終わらせるあの子を」
それまでは淡々としていた伯爵の声音に、哀れみが混ざる。伯爵は手にしていた黒のクイーンを優しく盤の上に置いた。
「王は途方に暮れた」
それはまるで、精霊王を追い詰めるのは、シルヴィであると示唆するような一手であった。
伯爵は黒のクイーンを再び手に取り、白のキングを強く弾く。白のキングは盤上だけではなく机からも落ち、床に転がった。
「随分と勇気のある御仁だ」
それを冷たく見下ろし、伯爵は穏やかに微笑む。同意を求めるような視線がルノーに向いた。
「シルヴィがあれ程までに怒るところを初めて見ました……」
それ以外の返答を見つけられずに、ルノーは口を閉じる。隠しきれない心配が滲んでいた。
報告を受けた国王陛下が皆を集めたのは、謁見の間ではなく会議が開かれる議場であった。円形になるよう机が設置されているため、全員の様子がよく見える。
ルノーは正面に座るアミファンス伯爵を無言で見つめた。いや、ルノーだけではない。その場にいる者全員が居心地悪そうにしながらも何も言えずにただ座っていた。
王都のタウンハウスに滞在していたらしく比較的速くやってきた伯爵は、いつも通りの優しげな微笑みを浮かべながら議場に入ってきた。
チェス盤が用意されていた席に迷いなく座ると、そのまま挨拶もそこそこに一人二役でチェスをし始めたのだ。途端に微笑みが消え、真顔になるものだから誰も何も口に出来なくなった。
一段高い席に座る陛下がその様子をただ眺めているだけなのも、この異様な状況を受け入れるしかない理由である。そもそもチェス盤を用意させたのは陛下だ。伯爵のこれは、いつものことなのだろう。
「――ふむ」
一層、盤と駒がぶつかる大きな音が鳴った。嫌な間のあと、伯爵が納得したような声を出す。先程まで駒を動かしていた手は、顎に添えられていた。
「これは、なかなか……」
「どうした」
「不利な状況ですな」
眉尻を下げた伯爵に、陛下は片手で目元を覆い「お前もそう思うか……」と心底困ったように溜息を吐き出す。伯爵も釣られるように息を吐くと、一変して好戦的な笑みをその顔に浮かべた。
「情報元、は……」
スイッと伯爵の視線が、ロラへと向く。目が合って、ロラは肩を跳ねさせた。
「まぁ、深く追求するのはやめておきましょう。利はありませんからな」
「そうしなさい」
「情報の正当性は確かです。私も保証しましょう」
「そうか。ならば、やはり誘拐先は――」
「間違いなく砂漠と黄金の国、ラザハル。そこが一番の問題ですなぁ」
情報の正当性を伯爵がなぜ保証できるのかについては、聞かない方がいいのだろう。そう判断して、皆は口を噤んだ。
「ラザハル、ラザハルか……。友好国であるからこそ、慎重にことを進めなくてはならない」
「陛下?」
「待て待て、勿論シルヴィ嬢を諦めるなどという話ではないぞ。だから、やめなさい。笑顔が怖いんだよ」
「分かっておりますよ。ラザハルとの交易を失うわけにはいきません」
「あぁ、しかし一刻を争う事態であることも事実だ。正規の手続きを踏むとなると、すぐにというのは難しくなる」
場の空気がどんよりと重いものへと変化していく。ラザハルは友好国。前回のような手を使わずとも訪問するのは容易いのだが、悠長に連絡を取り合っている暇が今はない。
「では、正規ではない方法で彼の地を踏むとしましょう」
「……何をする気だ」
「大それたことをしようというのではありませんよ。ここに来る前に、アメミール子爵家に早馬を送りました」
よく知った名が出て、アレクシが大袈裟に肩を揺らした。何故そこで、婚約者の家が出てくるのかと。一気に緊張したアレクシに釣られるように、皆も固唾を呑む。
「お前の策はいつも突拍子がないな。何故アメミール子爵家が登場する?」
「正確に言うならば、アメミール子爵令嬢には連れてきて頂きたい切り札がおりましてね。シルヴィの学友なのですが」
そこまで聞いてルノーの脳裏に、シルヴィの入学式の日に紹介された普通科の女子生徒が浮かび上がった。忘れていた訳ではない。しかし、まさか。本当に? そんな疑心が頭をもたげる。
「『商家のお嬢さん』……?」
シルヴィの紹介内容をそのまま口にしたルノーに、伯爵はゆったりとした微笑みを返した。その通りだと言いたげに。
「ニノン嬢の家は、ラザハルと貿易をしておりましてな。主に織物や香辛料などを買い付けているのですよ」
「ニノン……? どこかで聞いた名だ」
「あぁ、それはあれですな。ラザハルの三大商家の内、最も力のある大富豪アッタール家の後継との縁談がまとまったそうですから。しかも、正妻の座を勝ち取ったとか。めでたい話です」
「そうだ。その通りなのだが、まだ公表していない情報を何故お前が知っている?」
「それは勿論、シルヴィは私のことが大好きだからですよ。学校での話を楽しそうに聞かせてくれますので」
ルノーとて、その名は何度も聞いている。しかし、そこまで深くニノンについては調べなかったのだ。基本的に、ルノーは不審な点がなければシルヴィの交遊関係に口出しはしないようにしていた。
「情報は武器だと、お教えした筈なのですがねぇ」
煽るような伯爵のそれに、しかし何も言い返せずにルノーがムスッと口を引き結ぶ。どういう人物なのか把握した上で、口出しはしないが正解だったようだ。
「やれやれ……。しっかりして下さらないと困りますよ。此度の奪還作戦、指揮官はルノー卿。貴方に担って頂くのですから」
伯爵の言葉に、陛下とフレデリクが揃って「なに!?」と声を裏返らせる。どういう手を使ってでもついていく気ではいたルノーだが、振られた役割が予想外で流石に目を瞠った。
「事態を大きくする訳にはいかない。ならば少数精鋭で潜入するしかありますまい」
「それは、そうだが……」
「いついかなる時も最悪は想定すべき。今回の場合は、精霊王との戦闘ですな」
優しげに弧を描いているにも関わらず、鋭い伯爵の眼光がルノーを真っ直ぐと射貫く。それをルノーは、正面から受けてたった。
「まさか。勝てないなどとは、仰られないでしょう?」
「愚問ですね」
「それは結構」
伯爵が黒のルークを動かす。小気味いい音が耳朶に触れた。
「時にルノー卿、貴方なら誰を連れていきますかな?」
「僕なら……? そうですね」
ルノーは思案するように目を伏せる。しかし直ぐ様、迷いのない視線を伯爵へと戻した。
「リュエルミ男爵令嬢とトリスタン」
ルノーに名を呼ばれた二人は、それぞれ真逆の反応をする。ロラは助けに行く気でいたので、やる気満々といった様子だ。トリスタンはといえば、あからさまに狼狽している。
「なるほど」
「……伯爵ならどうされますか?」
「私でもその人選になるでしょうな」
白のポーン、黒のビショップ、白のクイーン、黒のナイト。伯爵には何が見えているのか。迷いなく手が駒を動かしていく。
ルノーはその不気味なほど冷静沈着な伯爵の様子に、納得出来ないと眉根を寄せた。伯爵はシルヴィを溺愛している筈であるのに。
「どうかされましたか。何か引っ掛かるところでも?」
「何かは言われるかと思っていたもので」
「……あぁ、そこですか。泣き崩れ取り乱し、罵詈雑言を浴びせられると? 必要ならばやって見せますがね。今は一秒でさえ惜しい」
白のキングが逃げるように動く。
「それに、あの子も貴族の娘。もしもの覚悟はありましょう。まぁ、話を聞く限り今回の誘拐の目的は、そのような類いのものではないようですがね」
伯爵は黒のクイーンを手に取ると、直ぐ盤に置かず目の前まで持ってくる。愛おしそうに眺めながら、「そして何より」と続けた。
「シルヴィを怒らせたそうではありませんか。争い事を好まず、どのような罵詈雑言も軽く受け流し終わらせるあの子を」
それまでは淡々としていた伯爵の声音に、哀れみが混ざる。伯爵は手にしていた黒のクイーンを優しく盤の上に置いた。
「王は途方に暮れた」
それはまるで、精霊王を追い詰めるのは、シルヴィであると示唆するような一手であった。
伯爵は黒のクイーンを再び手に取り、白のキングを強く弾く。白のキングは盤上だけではなく机からも落ち、床に転がった。
「随分と勇気のある御仁だ」
それを冷たく見下ろし、伯爵は穏やかに微笑む。同意を求めるような視線がルノーに向いた。
「シルヴィがあれ程までに怒るところを初めて見ました……」
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