D.D.D

れのひと

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1章 柚木と柚果

校舎裏で

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 あーほんと昨日はやばかったな…ひたすらしゃくとりむしとかどんな拷問だよって話だわ。そしてだるいが今日は学校だ。だらだらと歩きながら教室へ。鞄を机に投げ捨て椅子にドカッと座る。

「きゅっ」

 あー…忘れてたすまん。鞄の隙間からウサギのぬいぐるみがこっちを睨んでいる。中々ホラーだ。…ん? いや睨んでいるんじゃねぇのか?? なんかソワソワして…まさかトイレか! いや違うか首を横に振ったし。そもそもこいつら何も食わねぇから必要もないな。じゃあ一体何なんだ? 今度は口をパクパクしだしたぞ。あーなんか言いたいことがあるのか? お、正解?? 今度は首を縦に振ってるし。まあなんだ休み時間に聞くわ。

「席につけよ~ ホームルーム始めるぞ」

 …な? 今無理だし。



「で…? 何が言いたかったんだ??」
「きゅ…まずはあそこで声を出さなかったことをほめてよ~」
「あー…偉い偉い」
「心がこもっていないし…」
「そんなことより用事済ませよ…昼飯食べそこなうだろうが」

 今俺達は昼休みの時間を利用して人の通りが少ない校舎裏に来ている。昼時なら鞄を持ち歩いていても不自然じゃないしな。

「サポーターが近くにいました」
「ん? ってぇことはダイバーに登録したやつがこの学校にいるってことか?」
「きゅっ」

 いや…別にいてもおかしくないだろう? 18歳なら登録できるしあのクラスだって18歳なのは俺だけじゃないだろうし…ん??

「もしかして先週学校来たときはいなかったのか?」
「そうですよ~ かなり近いから多分あの部屋にいた誰かだと思うの~」
「へぇ…で、それが何?」
「きゅ…同レベル帯なら協力するといいです。したらばランクが少し高い相手もきっと楽に~?」

 ああ~…いわゆるパーティを組めってことか? でもなぁ…俺はちょっと稼いでお小遣いが増えたら嬉しいくらいでいいんだがな。もちろん別の階層へ向かうのも興味はあるんだが、急ぐ必要もないっていうか…昨日あれからレベルも上がって次は2階層いけそうだしな。

「きゅ~?」
「んな顔しても困るんだけど…とりあえず今はいいよ。そいつだってパーティ組みたいなら向こうから声かけてくるだろう? 同じクラスなら誰かわかるのもきっと時間の問題だしよ」

 どうやら話はそれだけみたいなので俺はそろそろこの腹ペコで叫んでいる腹を満たしてやりたい。母さんが持たせてくれた弁当だけじゃ足りねぇから今日は購買で何か買い足ししたいしな。ちょっと時間がたっちゃたけど何が残っているかな~ とりあえずハズレだけじゃありませんようにっ
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