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17話 君たち、みつぐ君だったんだね
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俺たちは午前は教官と訓練、午後は自分史の書き込みを3日間かけて行い、お互いに答えあわせをした。
エリオンと、ヤルデルトの分も手分けして、分かるだけ書いた。
答え合わせは2日に渡って行われ、俺たちはため息をついた。
「彼女に会う前の出来事がたった3枚の紙に納められているのに、会ったあとの2年間の出来事が紙10枚でも足りないとは・・・・・」
「これでも思い出せるだけ書いたんですけれどね」
ゴードンがおもしろくなさそうに言う。
そりゃそうだ、彼女に関わらない時の記憶が少なすぎて、まるで彼女の為の人生のように思えるものな。
「そうだな、これから結論付けられることがある」
おっ、いまの言い方は探偵ぽくないか。
「えっ、何をです」
「私も教えて欲しいです」
「う~ん、ヒントだけあげよう。
まず、家族以外の人間の記憶が少ないこと。使用人を個々に認識していないこと。これくらいかな」
ゴードン、いくら首を捻ってもこれ以上は教えられないよ。
もっとも俺のは結論ありきで出したものだから、ずるなんだけどね。
「これは最終結論に至る話だから、今は言えないよ。
さあ、次は・・・仮に男爵令嬢だからD嬢と呼ぼうかな。
彼女が来てからの出来事だ」
再度用紙に目をやる。
「これで見ると、俺たちの中では整合性が取れているな」
「そうですね、お互いの家の事情も分かっていて、かつそれをD嬢が癒したのも知っている。しかしこれはいったい・・・
D令嬢に会えそうなお茶会と夜会にすべてに出て・・・追い掛け回している状況?」
ゴードンはとても、とてもいやそうな顔をしている。彼の性格的にそんな自分を許したくないんだろう。
「これだとたったの一月でD嬢は我々5人の人間を癒したことになります。
無理がありすぎです。そしてその後は・・・ジル様が望めばどの夜会にももぐりこめますから・・・毎日のように一緒にいます。
そして夜会に出ても、他の人間が話しかけるのさえもいやがるとは・・・自分の事ながら、どんなあれなんだ・・・・・」
「そしてD嬢の望みを叶えるのに夢中になっています。
お互いを出し抜こうとまでして・・・」
2人は頭を抱えている。こうして読み直したり検討する、過去の自分にやるせない思いをしている。
うん、うん、君たち、そういうのを黒歴史というんだよ。誰でも持っているものだからして、気にしない。
「あのさ、もう別人だと思ったほうが冷静に検討できるよ。
たとえばO伯爵子息とかG侯爵子息とかね。
それで思いついたんだけれど、彼女の言葉にみんなして癒されたわけだろう。
その前後の会話と行動をそうだね・・・芝居の台本のように書いてくれないかな。
出来る限り詳しく、そう一語一句違わずに・・・目の前で見ているかのごとく」
俺も用紙3枚に書き込んだ。肩をぐるぐる回す。疲れた。
「ジル様すごいです。まるで見ているように書けています」
「・・・すばらしい記憶力ですね」
2人は覗き込んで驚いていた。この間見たばかりの映像記憶・・・だとはいえないよな。
「あとは表を作って欲しい。
D嬢に貢いだ金額をね。横に我々5人の名前、縦に年月を並べて。
分からないところは、私たちに聞いて欲しい。ゴードン頼むよ。
私はお茶を入れよう、今日はどれにしようか」
「だめです、お茶は私が入れます。お茶はマイタイのセカンドフラッシュがいいです。
今は苦めのお茶が飲みたい気分なんです」
「はい、はい、マイタイのお茶ね」
俺はポーチから茶葉を取り出すとゴードンに渡した。
騙されてくれなかったか、しかたがない、俺が作成するか。
お茶を飲みながら作成した表を眺める。
合計額はオリバー、ゴードンで大金貨110枚と180枚。
エリオン、ヤルデルトは大金貨30枚と40枚だった。俺は驚きの0枚だ。
「私の資産は信託形式になっていて年齢で使える金額に制限がされているのです。
当時は腹立たしく思いましたが。今は助かったと思います」
「私も同じです。若いうちに大金を渡されるとろくなことにならないというのは本当ですね。
それにしてもジル様がゼロとは思いませんでした」
「うん、俺の家令がすべての予算を握っていて、婚約者以外の令嬢に贈り物をするのは、正当な理由がないと許してくれなかったんだ。お小遣い方式で必要なものはそのつど貰うようになっていたし。
あとは食事はたいていの店はつけがきいたから。
みんなと一緒だったから、俺が負担した時は多分、友人との交際費で落としていたと思う」
そして想像する。
「多分、その時の俺は皆のように彼女に贈り物をしたいと思っていたはずだ。
そのせいか、やたらとバラの花束を贈っていたようで、俺の宮のバラ園はいつも葉っぱばかりだったような記憶がある」
やるせない、男って哀れな生き物だよね。
「それにしても、どんどん金額が増えていきますね」
「こうやって客観的にみると、良くぞ簡単に騙されたものだと感心します」
むっつりとミルフィーユにフォークを刺すゴードン。
君たち客観的に物事を見れるようになってよかったね。
オリバーはD嬢との会話を記述した紙を眺めている。
3人で好きなように書き込みを眺めているうちにオリバーがつぶやいた。
「彼女は俺たちの悩みを知っていた?」
オリバーたまにはするどくなるんだな、ゴードンも慌てて用紙を読み返す。
「本当だ、これって・・・」
「これってマッチポンプだと思うよ」
「えっ、まっちぽ・・・」
しまった、この世界にマッチはなかった。あるのは火打石だけだ。
ポンプは?まだ見たことないな・・・
「えっとだな・・・自分で火をつけて、自分で水をかけて火を消して、自分が火を消したといって手柄にすることかな」
2人は眉にしわを寄せている。
「私たちの記憶は改ざんされていましたよね。
それで、その内容を知って近づき、おためごかしに慰めたと。
・・・ジル様の書いたものがとても詳しくて良くわかります。
私は貴方のことを分かっていますといわんばかりの台詞ですね」
「私はその時は彼女の笑顔とか優しそうなそぶりとかで気が付かなかったのですが、文字で見ると、かなり強引で、思わせぶりです」
「彼女がこの記憶を改ざんした存在と無関係とは思わないだろう。
駒とされていたのか、彼女の願いを聞いてもらったのか。
どちらにしても、とても彼女に都合のいい展開だね」
「ええ、我が家が男爵家と婚姻を結ぶのは考えられないです、ましてや王子は。
確か伯爵家以上でしたか。それが最低条件のはずです」
「それにしても記憶の剥落が大きすぎますね。15歳までは家族、それ以降は我々同士、ときどき婚約者、それしか覚えていない。
それ以外はどこにいったんでしょう。
国内外の情勢はほぼわかりません。貴族の名前は覚えていますが、立ち位置がわからない。
歴史は・・・大丈夫。マナーは・・・覚えているのに何故あの時は無視できたのだろう?疑問だ。
数学は・・・外国語は・・・ダンスは・・・詩歌は・・・この辺は大丈夫のようです」
「ゴードン、何をやってるんだ?」
「貴方は呑気ですね。私たちはこれから勉強をし直さなければいけないのですよ。
頭が痛くなります。あと貴族の常識であるあれこれも」
「そ、そっか・・・詩歌はだめそうだ・・・あとは」
「詩歌はできなくてもさほど問題はありません。
女性に無粋な男性だと評価されるだけですから、いまは省きましょう」
「むくれるなよオリバー。
それより覚えているか、貴族年鑑を。あの分厚い奴を。
あれを覚えなくちゃいけないんだ。それも俺は国外の分まで・・・何冊あるんだろう。
気が遠くなりそうだ・・・」
「私は賢いといわれていたのですから、きっと全部覚えていたはずですよね。
もう一度覚え直さなくてはいけないとは。
なんか段々腹が立ってきました。
それに彼女の記憶があせてきているような・・・気のせいではないと思います。
ジル様が、こう具体的に示してくださったので、納得したというか。
なんだか貴族年鑑を覚え終わるころには、彼女に対して割り切れるような気がしてきました。
そう思うと元気がでてきます」
「回復するのが早すぎやしないか、ゴードン」
「いいでしょう、完全に忘れることはないと思いますが・・・・・たまに思い出すのは仕方がないことですし」
ゴードンは遠い目をしている。
あれだけのことを忘れるなんてありえないし、記憶が薄れていくなら御の字だと言えよう。
「それもそうだな、こうして3人でわいわいやっていると、彼女との記憶が過去の思い出になっていくような気がする。
そうだ、今日はあのブランデーを飲みませんか。
なんか、こう、荒々しい味の方が、今日の気分に合うというか。
下に行って頼んできますね」
ドアがばたんと閉まる音がして、オリバーは出て行った。
飲もう、今日はもう面倒なことは止めだ。
明日は明日の風が吹くというしな。
エリオンと、ヤルデルトの分も手分けして、分かるだけ書いた。
答え合わせは2日に渡って行われ、俺たちはため息をついた。
「彼女に会う前の出来事がたった3枚の紙に納められているのに、会ったあとの2年間の出来事が紙10枚でも足りないとは・・・・・」
「これでも思い出せるだけ書いたんですけれどね」
ゴードンがおもしろくなさそうに言う。
そりゃそうだ、彼女に関わらない時の記憶が少なすぎて、まるで彼女の為の人生のように思えるものな。
「そうだな、これから結論付けられることがある」
おっ、いまの言い方は探偵ぽくないか。
「えっ、何をです」
「私も教えて欲しいです」
「う~ん、ヒントだけあげよう。
まず、家族以外の人間の記憶が少ないこと。使用人を個々に認識していないこと。これくらいかな」
ゴードン、いくら首を捻ってもこれ以上は教えられないよ。
もっとも俺のは結論ありきで出したものだから、ずるなんだけどね。
「これは最終結論に至る話だから、今は言えないよ。
さあ、次は・・・仮に男爵令嬢だからD嬢と呼ぼうかな。
彼女が来てからの出来事だ」
再度用紙に目をやる。
「これで見ると、俺たちの中では整合性が取れているな」
「そうですね、お互いの家の事情も分かっていて、かつそれをD嬢が癒したのも知っている。しかしこれはいったい・・・
D令嬢に会えそうなお茶会と夜会にすべてに出て・・・追い掛け回している状況?」
ゴードンはとても、とてもいやそうな顔をしている。彼の性格的にそんな自分を許したくないんだろう。
「これだとたったの一月でD嬢は我々5人の人間を癒したことになります。
無理がありすぎです。そしてその後は・・・ジル様が望めばどの夜会にももぐりこめますから・・・毎日のように一緒にいます。
そして夜会に出ても、他の人間が話しかけるのさえもいやがるとは・・・自分の事ながら、どんなあれなんだ・・・・・」
「そしてD嬢の望みを叶えるのに夢中になっています。
お互いを出し抜こうとまでして・・・」
2人は頭を抱えている。こうして読み直したり検討する、過去の自分にやるせない思いをしている。
うん、うん、君たち、そういうのを黒歴史というんだよ。誰でも持っているものだからして、気にしない。
「あのさ、もう別人だと思ったほうが冷静に検討できるよ。
たとえばO伯爵子息とかG侯爵子息とかね。
それで思いついたんだけれど、彼女の言葉にみんなして癒されたわけだろう。
その前後の会話と行動をそうだね・・・芝居の台本のように書いてくれないかな。
出来る限り詳しく、そう一語一句違わずに・・・目の前で見ているかのごとく」
俺も用紙3枚に書き込んだ。肩をぐるぐる回す。疲れた。
「ジル様すごいです。まるで見ているように書けています」
「・・・すばらしい記憶力ですね」
2人は覗き込んで驚いていた。この間見たばかりの映像記憶・・・だとはいえないよな。
「あとは表を作って欲しい。
D嬢に貢いだ金額をね。横に我々5人の名前、縦に年月を並べて。
分からないところは、私たちに聞いて欲しい。ゴードン頼むよ。
私はお茶を入れよう、今日はどれにしようか」
「だめです、お茶は私が入れます。お茶はマイタイのセカンドフラッシュがいいです。
今は苦めのお茶が飲みたい気分なんです」
「はい、はい、マイタイのお茶ね」
俺はポーチから茶葉を取り出すとゴードンに渡した。
騙されてくれなかったか、しかたがない、俺が作成するか。
お茶を飲みながら作成した表を眺める。
合計額はオリバー、ゴードンで大金貨110枚と180枚。
エリオン、ヤルデルトは大金貨30枚と40枚だった。俺は驚きの0枚だ。
「私の資産は信託形式になっていて年齢で使える金額に制限がされているのです。
当時は腹立たしく思いましたが。今は助かったと思います」
「私も同じです。若いうちに大金を渡されるとろくなことにならないというのは本当ですね。
それにしてもジル様がゼロとは思いませんでした」
「うん、俺の家令がすべての予算を握っていて、婚約者以外の令嬢に贈り物をするのは、正当な理由がないと許してくれなかったんだ。お小遣い方式で必要なものはそのつど貰うようになっていたし。
あとは食事はたいていの店はつけがきいたから。
みんなと一緒だったから、俺が負担した時は多分、友人との交際費で落としていたと思う」
そして想像する。
「多分、その時の俺は皆のように彼女に贈り物をしたいと思っていたはずだ。
そのせいか、やたらとバラの花束を贈っていたようで、俺の宮のバラ園はいつも葉っぱばかりだったような記憶がある」
やるせない、男って哀れな生き物だよね。
「それにしても、どんどん金額が増えていきますね」
「こうやって客観的にみると、良くぞ簡単に騙されたものだと感心します」
むっつりとミルフィーユにフォークを刺すゴードン。
君たち客観的に物事を見れるようになってよかったね。
オリバーはD嬢との会話を記述した紙を眺めている。
3人で好きなように書き込みを眺めているうちにオリバーがつぶやいた。
「彼女は俺たちの悩みを知っていた?」
オリバーたまにはするどくなるんだな、ゴードンも慌てて用紙を読み返す。
「本当だ、これって・・・」
「これってマッチポンプだと思うよ」
「えっ、まっちぽ・・・」
しまった、この世界にマッチはなかった。あるのは火打石だけだ。
ポンプは?まだ見たことないな・・・
「えっとだな・・・自分で火をつけて、自分で水をかけて火を消して、自分が火を消したといって手柄にすることかな」
2人は眉にしわを寄せている。
「私たちの記憶は改ざんされていましたよね。
それで、その内容を知って近づき、おためごかしに慰めたと。
・・・ジル様の書いたものがとても詳しくて良くわかります。
私は貴方のことを分かっていますといわんばかりの台詞ですね」
「私はその時は彼女の笑顔とか優しそうなそぶりとかで気が付かなかったのですが、文字で見ると、かなり強引で、思わせぶりです」
「彼女がこの記憶を改ざんした存在と無関係とは思わないだろう。
駒とされていたのか、彼女の願いを聞いてもらったのか。
どちらにしても、とても彼女に都合のいい展開だね」
「ええ、我が家が男爵家と婚姻を結ぶのは考えられないです、ましてや王子は。
確か伯爵家以上でしたか。それが最低条件のはずです」
「それにしても記憶の剥落が大きすぎますね。15歳までは家族、それ以降は我々同士、ときどき婚約者、それしか覚えていない。
それ以外はどこにいったんでしょう。
国内外の情勢はほぼわかりません。貴族の名前は覚えていますが、立ち位置がわからない。
歴史は・・・大丈夫。マナーは・・・覚えているのに何故あの時は無視できたのだろう?疑問だ。
数学は・・・外国語は・・・ダンスは・・・詩歌は・・・この辺は大丈夫のようです」
「ゴードン、何をやってるんだ?」
「貴方は呑気ですね。私たちはこれから勉強をし直さなければいけないのですよ。
頭が痛くなります。あと貴族の常識であるあれこれも」
「そ、そっか・・・詩歌はだめそうだ・・・あとは」
「詩歌はできなくてもさほど問題はありません。
女性に無粋な男性だと評価されるだけですから、いまは省きましょう」
「むくれるなよオリバー。
それより覚えているか、貴族年鑑を。あの分厚い奴を。
あれを覚えなくちゃいけないんだ。それも俺は国外の分まで・・・何冊あるんだろう。
気が遠くなりそうだ・・・」
「私は賢いといわれていたのですから、きっと全部覚えていたはずですよね。
もう一度覚え直さなくてはいけないとは。
なんか段々腹が立ってきました。
それに彼女の記憶があせてきているような・・・気のせいではないと思います。
ジル様が、こう具体的に示してくださったので、納得したというか。
なんだか貴族年鑑を覚え終わるころには、彼女に対して割り切れるような気がしてきました。
そう思うと元気がでてきます」
「回復するのが早すぎやしないか、ゴードン」
「いいでしょう、完全に忘れることはないと思いますが・・・・・たまに思い出すのは仕方がないことですし」
ゴードンは遠い目をしている。
あれだけのことを忘れるなんてありえないし、記憶が薄れていくなら御の字だと言えよう。
「それもそうだな、こうして3人でわいわいやっていると、彼女との記憶が過去の思い出になっていくような気がする。
そうだ、今日はあのブランデーを飲みませんか。
なんか、こう、荒々しい味の方が、今日の気分に合うというか。
下に行って頼んできますね」
ドアがばたんと閉まる音がして、オリバーは出て行った。
飲もう、今日はもう面倒なことは止めだ。
明日は明日の風が吹くというしな。
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