ざまあ~が終ったその後で BY王子 (俺たちの戦いはこれからだ)

mizumori

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23話 おたくが役立つ異世界生活

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「それでは皆に持参の石鹸を出してもらいましょう」

 教官の言葉に騎士たちはそれぞれが物入れから石鹸を出し始める。
あれっ、ベージュ色のが殆どじゃないか?ゴードンとオリバーは2種類の石鹸を出している。
1つ手に取る。少し獣っぽい匂いがするな、大きさは現代の石鹸と変わりなし。
使用していなさそうな物を見せてもらう。あれそっくりだ。ほら切り餅だよ。大きさは大きいが、いかにも切り出しました感がするのが似ている。型に入れて成型していない?
 
 もう一種類の方を見る。普通に現代の石鹸と似ている。香りもする、ただし形はあれだ。

「ゴードンのは柑橘系の香り?オリバーのはバラ?」

 笑ってはいけない、笑っては。人の趣味にけちをつけるつもりはない。
オリバーの耳が赤くなっている。

「それは家族が持たせてくれた荷物に入っていたのです!」

 そうか、もしや、あのふてぶてしい顔の弟が嫌味でいれたのかもな・・・だと、面白い。

「このベージュ色の石鹸はいくらするのですか?」

「それは銀貨1枚、こちらの高級品が銀貨5枚です」

 ゴードンは相変わらず、物の値段をよく知っている。(ぜいたく品の値段しか知らないと、知っているのは作者だけ!)
そして予想以上に高い。1万円と5万円だと。よく買うよな。
 
 そして困ったことはもう1つある。俺が作ろうと思っていたのは、高級品の方の石鹸だ。ひとつ5万円なんて、一体誰が買うんだよ。こんな相手を選ぶ商品では売れる数がかぎられる。侯爵と争わずに商売をするつもりならいいだろう。だが俺はタイマンを張ろうとしているのだ。購買層がほとんどぶつからないのは致命的だ。

 それにしても獣脂を使った石鹸がここまで質が悪いとは思わなかった(BY 現代人)オリーブ油で作ったものとさほど変わらないと思ったのに、予定が狂う。それに獣脂で石鹸を作るのは手間だ。手順もうろ覚えだし・・・実験を繰り返すのには時間も掛かる、第一獣脂なんてどうやって大量に手に入れたら良いのかわからない。

「どうされたのですか、ジル様」

「うん、獣脂を大量に手に入れる方法が分からない。
それに私が作り方をきちんと知っているのは、こちらの高級品だけなのです」


 過去に彼は何故だか分からないが、一家で石鹸工場の見学に行ったことがある。小学生の砌である。財閥ご一家の工場見学である。それはそれは気を使って、手厚いもてなしをしてくれたものである。ただし相手が小学生である。大人と同じにしては不味いと思ったのかどうか、相手は彼におたくの広報室員を就けた。彼は懇切丁寧に、とうとうと石鹸の歴史を述べ、王子の中の人に実際に石鹸を作らせたのである。
 基本は苛性ソーダを使うのであるが、劇薬である為、お坊ちゃんに万が一があったらまずいと思ったのか、彼は古い時代の作り方を教えた。
 
 まずは、海草(スーパーで買った)を灰にして、それにぬるま湯を注ぎ、棒でかき回し、灰が沈み、うわずみになったアルカリ度の高い水を油に混ぜる方法である。
油と水が混ざって乳化したところにお肌に優しい色付き水とエッセンシャルオイルを混ぜ、型に流す。

 時間が掛かっただろうって、心配はいらない。3分間クッキングの要領で、昆布を見せ、こちらがその灰です、こちらの灰にお湯を混ぜます。灰が沈むまで待ちます。こちらが、その沈んだ状態のものです。とやったのである。そして、どこぞの陶芸の手作り教室のように、熟成して出来上がった石鹸は無事一ヵ月後にお坊ちゃんの元に送られ、そして彼はとても喜んで広報室員に感謝したのであった。
財閥の御曹司から彼を褒め称えるお礼状を貰った室員は出来るおたくであった。彼は無事任務を果したのである。

 そんなこんなで王子の中の人は歴史を語られるついでに獣脂の塩析の方法も習ったのであるが、こちらは言葉のみなので、本人的には心もとないのである。何トンもの石鹸を作るのに、一度も作ったことがない方法を取るのはかなり問題だろう。

 ついでに工場見学にいけば、誰でも石鹸作りが出来るようになると思っている彼はお坊ちゃんである。普通は知らない。かの悪役令嬢は少しおたくが入っていると思うのは作者だけだろうか。


 話を本題に戻そう。

「では王子はこちらの高級品しか作れないと。
私はそれがどういう結果をもたらすか、よくわからないのですが」

「そうですね、獣脂の石鹸も作り方はうろ覚えですが、知っていることは知っているのですが・・・かなり実験をしないと、思うようなものが出来ないと考えています。つまり、とりあえずの顧客は貴族と富裕層に限られてしまいます。
あとは、ここの皆には知られてもかまわないので言いますが、この高級品は原料がオリーブ油です」

「それではオリーブ油を集めないと」

「えぇ、それで獣脂も一応集めたいのですが、どうにかなりませんか」


「う~ん、とりあえずどこかの屋敷を借りましょう。
商人の調査も必要です。数日はそれらの件で動くようにします。

それで王子のご予定は?」

「私は街の外を少し歩いてみたいと思っています。サガードさんについてもらえば問題ないでしょう」

「それはさすがに許可できません。我々の調査が終るまでお待ちください」

「しかたがありません、それでは街を歩いてみることにします」

 俺はサガードさんを護衛に連れ3人で下に降りていった。宿の人に案内をつけてもらうと、オリーブを売っている店に出発だ。
 この街にはオリーブ油を売っている店は10件近くあるらしい。さすが本場だ。

 まずは一軒目だ、店の中にはいくつもの甕が置いてあり、他に乾物などもある。

「こちらの甕がオリーブ油です。皆、壺などを持って買いに来ます」

 案内人の人が説明してくれる。なるほど。
店の女の子が小皿に油を入れて、味見をさせてくれる。多分最高級品といわれたものが一番美味しいんだろう、きっと。
5つの値段を全て聞き、俺は考え込む。甕ごと買えば簡単なのだろうが、それはまずいとこの間教わった。でも俺たちは入れ物をもっていない、ポーチから壺を出すのもまずいし、ここまでされて買わないという選択肢はない、どうしよう?

 店の女の子が棚にあった壺を持ってそばに来た。

「こちらは大銅貨1枚でお持ちになれます。
どのオリーブ油になさいますか」

 おお、どこぞのハンバーガー屋のごとく手際がいい。
俺は真ん中の甕を指差した。なんでも平均的なのが、この場合ちょうどいい。

 こうして全ての店を回り、へとへとになって俺たちは宿に帰ってきた。

「おかえりなさい、いかがでしたか」

 リビングで教官たちと打ち合わせだ。

「私のほうはオリーブ油の値段は調べ終わりました。
それだけで一日がおしまいです」

「私は拠点となる屋敷を決めてきました。
下働きはこの宿の息子2人と、娘を連れて行きます」

 え”っ、それってまずくない。勝手に連れて行って、この宿は困らないの?

「言われたいことはわかりますが、なにしろ人手が足りないのです。
信頼できるものを選り分ける時間もないので、手っ取り早く、昔から知っている宿の主人に頼りました。
新たに人手を雇う金は余分に支払うつもりなので、これでとりあえずはいくつもりです。

王子が食料品を山のように買ってくださったのは、助かりました。
様子を見ながらですが、おかしいと思ったら、そちらの食品を使う様にいたします。

最近は状況が変わりまして、王子の評判がよくなっています」

 え”っ、この人は何を言っているの?

「一時は社交界からはじき出されたと思われた王子ですが、その後の振る舞いで、貴族らしさを見せられたので、あれは若気のいたりだったという認識に徐々に変わってきています。

あの男爵令嬢とのスキャンダルを上手くすり抜けたと貴族たちは思い始めています。
離宮にこもって1、2年。病気の回復を祝っての夜会。そのときに新たな婚約者を発表。その者が後ろ盾になり、無事社交界に復帰。これが貴族のスキャンダルを起こした時のパターンですから。

狙うのは側室たちと侯爵、穴場でどこかの貴族たち。いつまで離宮にいると誤魔化せるかは分かりませんが、それほど長い時間ではないと考えております。」

 さよけ、宿の主人と子供たちはお互いが人質になるわけだ。
前世の俺はよくよく考えたら自由にさせてもらっていたように思う。
そのせいで護衛の人数が増え、確か十数人でローテーションを組んでいたはずだ。側にいないで守るのは,難しいので人数が増えたと言う経緯はあるが、今はたったの8人、その上、調査までさせている。教官が苦労するわけだ。(だから神が手出しをしなければ御曹司は無事だった、護衛の方々お気の毒・・・)

「教官には心労ばかりおかけして、申し訳なく思っています。
ある程度商会の形がととのい、販売を始めるころには・・・・あぁ、そのころには100人ぐらいの人手が要りそうです・・・手に負えない・・・

兄上に頼むにしても限度があるし・・・

ま、まぁ、その時はその時です。今はやれることをやりましょう」


 砦に石鹸を貯蔵して、周りを騎士たちに守らせる。そして、そこから出荷・・・無理だ・・・何人必要になるんだよ。工場経営&販売のつもりでいたけれど、手持ちの人数でそれはできない。
計画変更だ。やはり商社がいいな。その方式でいこう。

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