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24話 地道に商法を学ぶ。ちぇ、こんな異世界生活はいやだ
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翌日は屋敷に引越し、足りないものの手配と買い付け。みなが忙しそうだが、俺のやることはない。
そこで商業ギルドにいって、商法のお勉強だ。
ゴードンが当然のごとく文句を言う。
「まったく例の件さえなければ・・・同じことを2度も覚えるなど、腹立たしい以外の何者でもないですね」
「ごもっとも。
さあ、今日中に商法は覚えきるぞ。明日からは判例のチェックだ」
「・・・ジル様、私には覚え切れそうにありません」
「オリバー、君は覚えられるだけがんばってもらうということで。
ゴードン頼むぞ」
「やれやれ、敵討ちの為だと思ってがんばります」
「さすが、宰相子息、当てにしている」
ゴードンは深く頷いた。教官に教えてもらった過去の黒歴史に心が傷つけられたのだろう。
挽回すべく、あんなのは私ではないとつぶやいて、必死になっている。がんばれ!
現代と違って量が少ないのが救いだ。
六法全書を知っているだろうか?あの分厚くて、字の細かい本を。
でも、あれも大事だが、判例も同じぐらい大事だ。人間は知らず知らずのうちに自分に都合の良いように解釈してしまうもので、公正に法律を解釈する為には判例を読み込まなくてはならない。
そこには経験とか明文化されていない慣習とか、まあ実際に運用する為の知識が沢山詰め込まれている。
新人はそこのところが手薄なので判決で勝って、勝負に負けるという結果になることがある。判決で負けることもあるけどさ。
ベテランにはベテランになるだけのものがあるわけだ。
そこで俺たちだ。判決にも勝負にも負けるわけにはいかない。商業活動の隙をつかれて、いちゃもんをつけられ、逆転敗訴。権利を全て持っていかれました、など許される訳がない。
この場合無知は罪だ。時間はかかるがこの街で起こった判例ぐらいは読み込んで見せよう。
ついでにこの世界の常識も身につくだろう。
一週間で読み込み終えた。さすが俺。ハイスペックだ。
そして屋敷のリビング、今度は40畳ほどあるので男13人でも問題なし。
「ジル様、私はまだ半分も読み込んでいませんが・・・」
ゴードンがぶちぶちいっているが、俺はこの手の書類は慣れている、それにいつまでもこんなことばかりしてはいられない。
「そのうち、おいおいな、時間があれば商業ギルドにいってくるといい」
拳を握って悔しがるゴードン。ちょっと気分が良いかも。
「さすが王子、ではそろそろ商会の立ち上げですね」
「あぁ、その前に商人の選定です。巻き込まなくては人手が足りなくてやっていられません。
それにオリーブ油はギルドがありましたよね。
いずれにせよ彼らの手を借りないわけにはいきません。」
俺たちは頭を突き合わせて、3人の商人を選んだ。
「それでは手紙を用意してください。使者に言って、ごちらでお食事にご招待するという形で」
そして教官が爆弾を落とした。
「ところで商業ギルドへの推薦状の件なのですが・・・」
「ええ、どなたに頼まれたのですか」
ここで説明しよう。
商業ギルドは完全なる国の下部組織である。どこぞのファンタジーのように国から独立したギルドなんぞありえない。各国に渡って組織があり、独立しているのは宗教だけだ。
大きな領には商業ギルドがあり、それ以外は領主の行政の一部として商業活動を管理している。
規模によって許可免状は違っていて、領内のみの商業活動の場合は領主の認可が必要で、手数料は金貨1枚から10枚程度らしい。これは領主の気持ち1つで決まる。
国内で自由に商業活動をするためには、国の認可が必要でここで初めて商業ギルドがでてくる。
大規模、中規模、小規模商会と分かれていて、大金貨100枚(一億相当)、10枚(一千万相当)、1枚(百万相当)の手数料が必要だ。
国外はまた別で、貿易規模により手数料額が違い、最大大金貨300枚(3億相当)で国外との貿易が許され、その輸出入には別口で関税が掛けられる。そのうえ、新たな品物を扱う場合はいちいち許可が必要となってくる。
なお、戦略物資を商人が扱うことは許されていない。これは国王の許可の下に大貴族が行うことだ。が、そんな馬鹿なことは普通行わないと言っておこう。せいぜい友好の印に剣を贈るぐらいだ。
食料品と酒、塩そして鉄器も広義の戦略物資といえば言えるのだが、戦争をしていなければ大きな影響力はない。ので国家戦略上影響を与える物資であるが、とくにそう定義はされていない。貿易自体が国家戦略といえるので国の統制下に入っていれば充分なのであろう。
過去の仏蘭西のように<あいつが気に食わない>と言って英国にワインを売らなかった例もあるのでかなり恣意的に運用されている可能性もあることは付け加えておく。
ご清聴、サンクス。
そして教官が言いにくそうに続ける。
「それが王太子殿下が口ぞえされたそうで、ビンセントを会長として許可を得たのですが、国内外、戦略物資以外の取引を許可するとの許可証でした。
その上、許可を得た品物が、生活物資全般とか多数書かれており・・・まあ、なんでも取引できます。
手数料は羊皮紙代などを含めた実質の金額で金貨5枚(50万相当)使いの騎士たちは推薦状を貰うだけのつもりだったので、金を持っていなかったのですが、余裕で足りました。
王都で手続きしたので、すでに許可証は出来ており、こちらにあります。なお、ご希望の名前を聞いていなかったので、王太子殿下が名をお付けになったそうです」
俺は呆然としてその許可証が入っているというマジックポーチを受け取った・・・・・兄上・・・
と、とにかくその騎士たちに金貨5枚を払おうじゃないか。
そして、幾ら早馬を使ったとはいえ、片道に馬で6日もかかるところを往復8日で戻ってきた騎士たちには感謝しなければ。
そして、子爵位上の貴族は手数料が1/10になるとはいえ、金貨300枚をたったの5枚にした兄上の力技には驚きを通り越して言葉もない。さすが王政と言おうか。
騎士たちにはあとで石鹸をプレゼントしよう。
兄上は・・・ありがたく<アルバトロス商会>の名を頂きます。
あとで袋をチェックして分かったのだが、教官、あのマジックポーチには食べ物が入っていると思ってにやにやしていたでしょうが、違いますから。
いや、違くはないのだが、他のものも入っていた、知ったら笑ってばかりはいられないだろう。
さすが兄上、計画の進みがこれで早くなる。
あの日から3日、俺はファンタジーの世界にいて、魔法も使えるのに、なんで前世と同じようなことをやっているのだろうと思う今日この頃、商人たちとの面談です。
といってもただの昼食会です。
新たに商会を始めたビンセントがこの地の皆様にご挨拶です。
俺は秘書らしく末席で参加。特に紹介もされず、話は大人たちでがんばってもらおうという算段。
楽でいいね。
この地はオリーブ油が特産で国外にも輸出しているので、国外貿易の資格を持つ人が2人、国内向けの商売のみの人が1人。
ビンセントはこれから商売を始めようとしているという設定だ。
「そうですか、お父上が子爵をなさっていると」
「はい、私は3男ですので独立しなければなりません、ぜひ皆様方先達には宜しくご指導いただきたく思います」
「それで、どのようなご商売を考えておられるので」
「はい、この地の物を子爵領に売りにいこうかと。
向こうでなら知り合いも多いので、良い物を持ち込めば買い手は付くと思っています」
皆さん、にこやかでいらっしゃる。この若造になにを売りつけようかと考えているのかな。
がんばれビンセント、君が台本のまま話せば、お客様方は君を上得意とみなして、色々話してくれるぞ。
お客様方が帰ったあと、ビンセントはぐったりとしている。
「お疲れ様でした。今回は助かりました」
「王子、私では力不足でとても会長は務まりません。
あの3人に家族構成から好みまですべてさらけ出されて・・・」
うん、因幡の白兎のようにあの3人に毟られていたね。
教官、可愛い部下の不幸なのに、そんなにおもしろがっては可哀そうだと思いますよ。
「いいじゃないですか。設定した履歴のまだ半分しか話してないのですから」
「そんな、あと一回あったら私の手持ちのカードは無くなります。
せっかく王子に紙5枚分も書いていただいたのに」
「ビンセント、仕方がないじゃないか、王子の設定されたあの、むやみに前向きでついうっかり質問に返事をしてしまう・・・うんぬん。を守ろうと思ったら、ああなるだろう。
それに貴族とは違う遠慮のなさがある。
大手どころの商人だ。海千山千とはああいうのを評するのだろうな」
ビンセントは教官にすがるような目をする。
「護衛の振りなんかなさらないで、アドヴァイザーをやっていただけませんか。
この先の展開が不安です」
「大丈夫ですよ。次はオリーブ油の大量買付けのお願いになりますので。
その為3人にしたのです。結託しないといいですね」
「結託してろくでもないことをするようなら、強権をつかいます」
「それは使いたくないのですが・・・その先のこともありますので可能性は半々ですね」
そこで商業ギルドにいって、商法のお勉強だ。
ゴードンが当然のごとく文句を言う。
「まったく例の件さえなければ・・・同じことを2度も覚えるなど、腹立たしい以外の何者でもないですね」
「ごもっとも。
さあ、今日中に商法は覚えきるぞ。明日からは判例のチェックだ」
「・・・ジル様、私には覚え切れそうにありません」
「オリバー、君は覚えられるだけがんばってもらうということで。
ゴードン頼むぞ」
「やれやれ、敵討ちの為だと思ってがんばります」
「さすが、宰相子息、当てにしている」
ゴードンは深く頷いた。教官に教えてもらった過去の黒歴史に心が傷つけられたのだろう。
挽回すべく、あんなのは私ではないとつぶやいて、必死になっている。がんばれ!
現代と違って量が少ないのが救いだ。
六法全書を知っているだろうか?あの分厚くて、字の細かい本を。
でも、あれも大事だが、判例も同じぐらい大事だ。人間は知らず知らずのうちに自分に都合の良いように解釈してしまうもので、公正に法律を解釈する為には判例を読み込まなくてはならない。
そこには経験とか明文化されていない慣習とか、まあ実際に運用する為の知識が沢山詰め込まれている。
新人はそこのところが手薄なので判決で勝って、勝負に負けるという結果になることがある。判決で負けることもあるけどさ。
ベテランにはベテランになるだけのものがあるわけだ。
そこで俺たちだ。判決にも勝負にも負けるわけにはいかない。商業活動の隙をつかれて、いちゃもんをつけられ、逆転敗訴。権利を全て持っていかれました、など許される訳がない。
この場合無知は罪だ。時間はかかるがこの街で起こった判例ぐらいは読み込んで見せよう。
ついでにこの世界の常識も身につくだろう。
一週間で読み込み終えた。さすが俺。ハイスペックだ。
そして屋敷のリビング、今度は40畳ほどあるので男13人でも問題なし。
「ジル様、私はまだ半分も読み込んでいませんが・・・」
ゴードンがぶちぶちいっているが、俺はこの手の書類は慣れている、それにいつまでもこんなことばかりしてはいられない。
「そのうち、おいおいな、時間があれば商業ギルドにいってくるといい」
拳を握って悔しがるゴードン。ちょっと気分が良いかも。
「さすが王子、ではそろそろ商会の立ち上げですね」
「あぁ、その前に商人の選定です。巻き込まなくては人手が足りなくてやっていられません。
それにオリーブ油はギルドがありましたよね。
いずれにせよ彼らの手を借りないわけにはいきません。」
俺たちは頭を突き合わせて、3人の商人を選んだ。
「それでは手紙を用意してください。使者に言って、ごちらでお食事にご招待するという形で」
そして教官が爆弾を落とした。
「ところで商業ギルドへの推薦状の件なのですが・・・」
「ええ、どなたに頼まれたのですか」
ここで説明しよう。
商業ギルドは完全なる国の下部組織である。どこぞのファンタジーのように国から独立したギルドなんぞありえない。各国に渡って組織があり、独立しているのは宗教だけだ。
大きな領には商業ギルドがあり、それ以外は領主の行政の一部として商業活動を管理している。
規模によって許可免状は違っていて、領内のみの商業活動の場合は領主の認可が必要で、手数料は金貨1枚から10枚程度らしい。これは領主の気持ち1つで決まる。
国内で自由に商業活動をするためには、国の認可が必要でここで初めて商業ギルドがでてくる。
大規模、中規模、小規模商会と分かれていて、大金貨100枚(一億相当)、10枚(一千万相当)、1枚(百万相当)の手数料が必要だ。
国外はまた別で、貿易規模により手数料額が違い、最大大金貨300枚(3億相当)で国外との貿易が許され、その輸出入には別口で関税が掛けられる。そのうえ、新たな品物を扱う場合はいちいち許可が必要となってくる。
なお、戦略物資を商人が扱うことは許されていない。これは国王の許可の下に大貴族が行うことだ。が、そんな馬鹿なことは普通行わないと言っておこう。せいぜい友好の印に剣を贈るぐらいだ。
食料品と酒、塩そして鉄器も広義の戦略物資といえば言えるのだが、戦争をしていなければ大きな影響力はない。ので国家戦略上影響を与える物資であるが、とくにそう定義はされていない。貿易自体が国家戦略といえるので国の統制下に入っていれば充分なのであろう。
過去の仏蘭西のように<あいつが気に食わない>と言って英国にワインを売らなかった例もあるのでかなり恣意的に運用されている可能性もあることは付け加えておく。
ご清聴、サンクス。
そして教官が言いにくそうに続ける。
「それが王太子殿下が口ぞえされたそうで、ビンセントを会長として許可を得たのですが、国内外、戦略物資以外の取引を許可するとの許可証でした。
その上、許可を得た品物が、生活物資全般とか多数書かれており・・・まあ、なんでも取引できます。
手数料は羊皮紙代などを含めた実質の金額で金貨5枚(50万相当)使いの騎士たちは推薦状を貰うだけのつもりだったので、金を持っていなかったのですが、余裕で足りました。
王都で手続きしたので、すでに許可証は出来ており、こちらにあります。なお、ご希望の名前を聞いていなかったので、王太子殿下が名をお付けになったそうです」
俺は呆然としてその許可証が入っているというマジックポーチを受け取った・・・・・兄上・・・
と、とにかくその騎士たちに金貨5枚を払おうじゃないか。
そして、幾ら早馬を使ったとはいえ、片道に馬で6日もかかるところを往復8日で戻ってきた騎士たちには感謝しなければ。
そして、子爵位上の貴族は手数料が1/10になるとはいえ、金貨300枚をたったの5枚にした兄上の力技には驚きを通り越して言葉もない。さすが王政と言おうか。
騎士たちにはあとで石鹸をプレゼントしよう。
兄上は・・・ありがたく<アルバトロス商会>の名を頂きます。
あとで袋をチェックして分かったのだが、教官、あのマジックポーチには食べ物が入っていると思ってにやにやしていたでしょうが、違いますから。
いや、違くはないのだが、他のものも入っていた、知ったら笑ってばかりはいられないだろう。
さすが兄上、計画の進みがこれで早くなる。
あの日から3日、俺はファンタジーの世界にいて、魔法も使えるのに、なんで前世と同じようなことをやっているのだろうと思う今日この頃、商人たちとの面談です。
といってもただの昼食会です。
新たに商会を始めたビンセントがこの地の皆様にご挨拶です。
俺は秘書らしく末席で参加。特に紹介もされず、話は大人たちでがんばってもらおうという算段。
楽でいいね。
この地はオリーブ油が特産で国外にも輸出しているので、国外貿易の資格を持つ人が2人、国内向けの商売のみの人が1人。
ビンセントはこれから商売を始めようとしているという設定だ。
「そうですか、お父上が子爵をなさっていると」
「はい、私は3男ですので独立しなければなりません、ぜひ皆様方先達には宜しくご指導いただきたく思います」
「それで、どのようなご商売を考えておられるので」
「はい、この地の物を子爵領に売りにいこうかと。
向こうでなら知り合いも多いので、良い物を持ち込めば買い手は付くと思っています」
皆さん、にこやかでいらっしゃる。この若造になにを売りつけようかと考えているのかな。
がんばれビンセント、君が台本のまま話せば、お客様方は君を上得意とみなして、色々話してくれるぞ。
お客様方が帰ったあと、ビンセントはぐったりとしている。
「お疲れ様でした。今回は助かりました」
「王子、私では力不足でとても会長は務まりません。
あの3人に家族構成から好みまですべてさらけ出されて・・・」
うん、因幡の白兎のようにあの3人に毟られていたね。
教官、可愛い部下の不幸なのに、そんなにおもしろがっては可哀そうだと思いますよ。
「いいじゃないですか。設定した履歴のまだ半分しか話してないのですから」
「そんな、あと一回あったら私の手持ちのカードは無くなります。
せっかく王子に紙5枚分も書いていただいたのに」
「ビンセント、仕方がないじゃないか、王子の設定されたあの、むやみに前向きでついうっかり質問に返事をしてしまう・・・うんぬん。を守ろうと思ったら、ああなるだろう。
それに貴族とは違う遠慮のなさがある。
大手どころの商人だ。海千山千とはああいうのを評するのだろうな」
ビンセントは教官にすがるような目をする。
「護衛の振りなんかなさらないで、アドヴァイザーをやっていただけませんか。
この先の展開が不安です」
「大丈夫ですよ。次はオリーブ油の大量買付けのお願いになりますので。
その為3人にしたのです。結託しないといいですね」
「結託してろくでもないことをするようなら、強権をつかいます」
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