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1章 出会い
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小学3年生のある日、少し背は伸びたけど相変わらず女の子みたいで、いじめられていた僕の前に彼は現れた。
「それじゃ今日は、転校生を紹介するわね。」
担任の先生と一緒に教室に入ってきた彼。先生から渡されたチョークでカッカッと小気味いいリズムで黒板に名前を書く。
「さいとうかずや」
後ろの席の女の子が「かずや君…」 と呟いたのが聞こえた。
かずや君はとてもイケメンだった。整った目鼻立ち。 ほどよく筋肉の付いた体。小学3年生にしては高めの身長。
まるでモデルのようだった。
「かずや君の席は…一番後ろの空いてる所、あおい君の隣の席ね。」
「はい。」
にっこりと笑ったかずや君が僕の隣の席に座る。
「あおい君だよね?」
「う、うん。」
彼に微笑みながら問われて、思わずドギマギしてしまった。
「あおい君、よろしくね!」
まるで大輪の花が咲いたような明るい笑顔。僕はそんな笑顔を彼に向けられたことが嬉しくて舞い上がってしまいそうだった。
こうして彼と僕は出会ったのだった―。
「それじゃ今日は、転校生を紹介するわね。」
担任の先生と一緒に教室に入ってきた彼。先生から渡されたチョークでカッカッと小気味いいリズムで黒板に名前を書く。
「さいとうかずや」
後ろの席の女の子が「かずや君…」 と呟いたのが聞こえた。
かずや君はとてもイケメンだった。整った目鼻立ち。 ほどよく筋肉の付いた体。小学3年生にしては高めの身長。
まるでモデルのようだった。
「かずや君の席は…一番後ろの空いてる所、あおい君の隣の席ね。」
「はい。」
にっこりと笑ったかずや君が僕の隣の席に座る。
「あおい君だよね?」
「う、うん。」
彼に微笑みながら問われて、思わずドギマギしてしまった。
「あおい君、よろしくね!」
まるで大輪の花が咲いたような明るい笑顔。僕はそんな笑顔を彼に向けられたことが嬉しくて舞い上がってしまいそうだった。
こうして彼と僕は出会ったのだった―。
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