2 / 37
第一章
Karte.002 処置
しおりを挟む
「さて、これで全部か」
「だと思うっす、奥に病魔を発見しました」
小柄な魔物とはいえこれだけ大量の魔物を発生させたとなれば、早く病魔の処置に入らなければ。感染拡大だけは防がなくては。
奥へと進むと草原の一部の色が茶色へと変わっていた。
このあたりから空気にも異物が混ざっているような、鼻孔はすぐに異変を察知している。
「大地は変色、空気にも異常を感知……と」
「あれっす!」
彼女の指差す先にはぽっかりと、まるで草原の一部が食われたかのように、小さな砂漠があった。
「周囲の草原に影響を与える範囲は4M(メトリ)ってとこか……」
「そうっすね~」
1M=100C(セトリ)であり、俺の身長は178C。
エリスは……145Cくらいだったかな? そう考えると女の子ってちっこい。
「発症して数時間は経ってるな。手術の準備だ」
「ういっす!」
先ずはマスクと手袋を装着。
マスクは医者が使っているような布製のものや、革製の烏のようなあの大きいマスクではない。両耳にかかる紐の耳たぶあたりには小さな赤紫の水晶がついており、これを押すと鼻から下へと半透明の膜が覆っていく。
ちなみにこの水晶が魔力石だ。
魔力を吸収する以外に、魔力を送り込む事で様々な効果を齎す、今回は結界の効果が齎されている。
結界により細菌が体に付着しないようになり、安全に手術を進める事が出来る。
手袋にも魔力石が仕込まれており、こっちの場合は結界を張ると道具を持つ際に結界が干渉して感覚がズレてしまうので浄化効果を発動させている。
エルスも同様に手順を踏み、準備が終わり手術が開始される。
「無菌結界浄化テント張るっす!」
「頼む」
エルスは俺達の頭上へ、円盤型の小さな装置を投げる。
この装置により、今度は俺達と発症地点を半透明の膜が包み込む。
手術場所周辺はこうして結界を張る必要がある。他の病魔であれば、それほど気を遣わなくてもいいものもあるが、今回の病魔は拡散する可能性もあるため、慎重に場を整えなければならない。
「さあ、やるぞ」
「いつでもどうぞっす」
「触診に入る」
「サポートは任せてくださいっす!」
地面に優しく、撫でるように触れていく。
「……む、これは」
砂漠となっている部分に、片膝をついて手を伸ばした。
早速、僅かながら弾力を感じた。地面がこのような押し返すほどの弾力を持つのは明らかにおかしい。
この下に病巣があるのだ、然程深くはないだろう。
「麻酔針を用意、切開用のメス――いや、ナイフを」
「はいっす!」
この世界は脆い。
俺達よりも、ずっと。
「麻酔針を打ち込め、場所は分かるな?」
「はいっす! 病巣周辺に打ち込み~!」
俺が手で触れている場所を中心に、俺を囲うように、砂漠となっている部分へ、二の腕ほどの長さがある麻酔針と呼ばれる銀の細い針を打ち込んでいく。
打ち込まれた部分からは、波紋の光が広がる。麻酔の効果が表れている証拠だ。
麻酔は本来、人間の疼痛を始めとする感覚を遮断してくれる効果を持つが、この場合は病魔の進行度低下と物体を和らげる効果を持つ。
刃が通りやすくなり、浄化効果も高めてくれるのだ。
「完了っす!」
「周辺に変化は?」
「ないっすね。魔物が現れる気配もなしっす」
「よし、中心部切開に入る。ナイフをくれ」
「はいっす」
ナイフで切れ込みを入れる。
砂に刃が何の抵抗もなく通っていく。切った傍から淡く光が漏れていくのは、麻酔針の浄化効果によるものであり、切断して地面が崩れずそのままの形状を保っているのもまた、麻酔針の効果によるものである。
「うわっ、侵食されてるっすね」
切断面からは黒い液体が漏れてくる。
やや粘着性と弾力があるが砂に吸収される事もなくむしろ弾いている、弾力の正体はこいつだ。
液体にナイフをゆっくりと入れていく。
「いいかエルス、この液体は病巣じゃあない。奥に厚い殻がある、病殻といって、そいつまでナイフを刺す必要がある」
「なるほど、ぐさっとやっちゃうわけっすね」
そうぐさっと。
さらに奥へ突き刺すと、ギチッといった異音が聞こえ、固いものへと接触した手ごたえを感じる。
「病殻に当たった。『悪性侵食液病』だな、ほうっておけばこの侵食液が悪化してどんどん魔物を生み出しちまう。さっきお前を追っかけてたのはこいつの一部だろうな」
「勉強になるっす」
「殻の中から病巣を取り出すぞ」
「はいっす!」
ナイフを引き抜いて、両手を液体の中へと入れていく。
手袋へと吸い付いてくるような感覚――気持ちのいいものではない。
指先に硬いものが触れた――病殻だ。回り込んで大きさを確認する。
両手ではやや収まらない、俺の顔くらいの大きさだな。
ごつごつとした病殻を、慎重にゆっくりと引き抜く。
「顕微眼鏡をくれ」
「はいっす!」
先ほどナイフでつけた傷を、更に刃を通して広げるとする。
決して顔を近づけてはいけない、過去に病巣が破裂して顔に炎症を負ったケースが何件かあるため、顕微眼鏡をかけてレンズ越しに拡大して見るようにしなくてはならない。
黒い球体――病巣を捉えた。
まるで蜘蛛が巣を張るかのように、病巣からはいくつもの白い繊維が出ており殻の内側へ付着している。
「うわー……なんか、すごいっすね」
「あんまり覗き見るなよ、危ないぞ」
繊維を一つ一つ丁寧に切除する、ここからは細かな作業だ。
集中して、汗を拭ってもらいながら処置を進める。
「……よし」
鋏型の摘出鉗子を用いて潰さないように病巣を挟んで摘出し、エルスが用意した小皿へと乗せた。
病巣が摘出された事により、黒い液体はすっかり色を失っていく。
「魔力石を出してくれ」
「はいっす! これに近づけるんすよね?」
「そうだ、さっき回収した病巣も忘れずにな」
マスクの魔力石とは違ってこちらのほうは少し大きい。
病巣に近づけるや光が宿り、少しずつ病巣は灰色へと変化していった。
「あとはここに点滴と縫合紙を頼む」
「了解っす!」
この殻も元は大地の一部、殻の中を消毒して縫合布を被せてやれば自然に大地と一体化する。
数日後には変色したこの部分も元の色に戻るだろう。
「これで処置は完了だ」
「ルヴィンさん! 今回の依頼は結構美味しい額でしたし今日は豪勢にいきましょー!」
「豪勢に行きたいがもう一つ仕事が残ってる。お前が日付間違えてくれたおかげで」
「うぐっ……」
目を逸らしながらエルスは後片付けに入った。
ふと風に乗って漂ってくる煙草の香り。
振り返ると白髪混じりの男性が、肩にスナイパーライフルを置いてやってきていた。
「終わったようだな」
「ああ、助かったよライザックさん」
「俺は大した仕事はしていない」
彼――ライザックさんは煙草をふかしながら、枯れかけた草原に腰を下ろした。
地面に触れて、他の場所への転移がないかを確認している。
俺も確認はしたが、ライザックさんも確認をしてくれるとなると安心だ。
「帰る前に空浄剤を散布しておこう」
「そうだな、しかし早い段階で処置できてよかったよ」
この世界は俺達が手を尽くさなければこうも容易く痛んでしまう。
この世で一番……厄介で弱い患者だ。
片付けも終わり、休憩も挟まずに俺達は馬車へと乗りこんで次の目的地を目指す。
「だと思うっす、奥に病魔を発見しました」
小柄な魔物とはいえこれだけ大量の魔物を発生させたとなれば、早く病魔の処置に入らなければ。感染拡大だけは防がなくては。
奥へと進むと草原の一部の色が茶色へと変わっていた。
このあたりから空気にも異物が混ざっているような、鼻孔はすぐに異変を察知している。
「大地は変色、空気にも異常を感知……と」
「あれっす!」
彼女の指差す先にはぽっかりと、まるで草原の一部が食われたかのように、小さな砂漠があった。
「周囲の草原に影響を与える範囲は4M(メトリ)ってとこか……」
「そうっすね~」
1M=100C(セトリ)であり、俺の身長は178C。
エリスは……145Cくらいだったかな? そう考えると女の子ってちっこい。
「発症して数時間は経ってるな。手術の準備だ」
「ういっす!」
先ずはマスクと手袋を装着。
マスクは医者が使っているような布製のものや、革製の烏のようなあの大きいマスクではない。両耳にかかる紐の耳たぶあたりには小さな赤紫の水晶がついており、これを押すと鼻から下へと半透明の膜が覆っていく。
ちなみにこの水晶が魔力石だ。
魔力を吸収する以外に、魔力を送り込む事で様々な効果を齎す、今回は結界の効果が齎されている。
結界により細菌が体に付着しないようになり、安全に手術を進める事が出来る。
手袋にも魔力石が仕込まれており、こっちの場合は結界を張ると道具を持つ際に結界が干渉して感覚がズレてしまうので浄化効果を発動させている。
エルスも同様に手順を踏み、準備が終わり手術が開始される。
「無菌結界浄化テント張るっす!」
「頼む」
エルスは俺達の頭上へ、円盤型の小さな装置を投げる。
この装置により、今度は俺達と発症地点を半透明の膜が包み込む。
手術場所周辺はこうして結界を張る必要がある。他の病魔であれば、それほど気を遣わなくてもいいものもあるが、今回の病魔は拡散する可能性もあるため、慎重に場を整えなければならない。
「さあ、やるぞ」
「いつでもどうぞっす」
「触診に入る」
「サポートは任せてくださいっす!」
地面に優しく、撫でるように触れていく。
「……む、これは」
砂漠となっている部分に、片膝をついて手を伸ばした。
早速、僅かながら弾力を感じた。地面がこのような押し返すほどの弾力を持つのは明らかにおかしい。
この下に病巣があるのだ、然程深くはないだろう。
「麻酔針を用意、切開用のメス――いや、ナイフを」
「はいっす!」
この世界は脆い。
俺達よりも、ずっと。
「麻酔針を打ち込め、場所は分かるな?」
「はいっす! 病巣周辺に打ち込み~!」
俺が手で触れている場所を中心に、俺を囲うように、砂漠となっている部分へ、二の腕ほどの長さがある麻酔針と呼ばれる銀の細い針を打ち込んでいく。
打ち込まれた部分からは、波紋の光が広がる。麻酔の効果が表れている証拠だ。
麻酔は本来、人間の疼痛を始めとする感覚を遮断してくれる効果を持つが、この場合は病魔の進行度低下と物体を和らげる効果を持つ。
刃が通りやすくなり、浄化効果も高めてくれるのだ。
「完了っす!」
「周辺に変化は?」
「ないっすね。魔物が現れる気配もなしっす」
「よし、中心部切開に入る。ナイフをくれ」
「はいっす」
ナイフで切れ込みを入れる。
砂に刃が何の抵抗もなく通っていく。切った傍から淡く光が漏れていくのは、麻酔針の浄化効果によるものであり、切断して地面が崩れずそのままの形状を保っているのもまた、麻酔針の効果によるものである。
「うわっ、侵食されてるっすね」
切断面からは黒い液体が漏れてくる。
やや粘着性と弾力があるが砂に吸収される事もなくむしろ弾いている、弾力の正体はこいつだ。
液体にナイフをゆっくりと入れていく。
「いいかエルス、この液体は病巣じゃあない。奥に厚い殻がある、病殻といって、そいつまでナイフを刺す必要がある」
「なるほど、ぐさっとやっちゃうわけっすね」
そうぐさっと。
さらに奥へ突き刺すと、ギチッといった異音が聞こえ、固いものへと接触した手ごたえを感じる。
「病殻に当たった。『悪性侵食液病』だな、ほうっておけばこの侵食液が悪化してどんどん魔物を生み出しちまう。さっきお前を追っかけてたのはこいつの一部だろうな」
「勉強になるっす」
「殻の中から病巣を取り出すぞ」
「はいっす!」
ナイフを引き抜いて、両手を液体の中へと入れていく。
手袋へと吸い付いてくるような感覚――気持ちのいいものではない。
指先に硬いものが触れた――病殻だ。回り込んで大きさを確認する。
両手ではやや収まらない、俺の顔くらいの大きさだな。
ごつごつとした病殻を、慎重にゆっくりと引き抜く。
「顕微眼鏡をくれ」
「はいっす!」
先ほどナイフでつけた傷を、更に刃を通して広げるとする。
決して顔を近づけてはいけない、過去に病巣が破裂して顔に炎症を負ったケースが何件かあるため、顕微眼鏡をかけてレンズ越しに拡大して見るようにしなくてはならない。
黒い球体――病巣を捉えた。
まるで蜘蛛が巣を張るかのように、病巣からはいくつもの白い繊維が出ており殻の内側へ付着している。
「うわー……なんか、すごいっすね」
「あんまり覗き見るなよ、危ないぞ」
繊維を一つ一つ丁寧に切除する、ここからは細かな作業だ。
集中して、汗を拭ってもらいながら処置を進める。
「……よし」
鋏型の摘出鉗子を用いて潰さないように病巣を挟んで摘出し、エルスが用意した小皿へと乗せた。
病巣が摘出された事により、黒い液体はすっかり色を失っていく。
「魔力石を出してくれ」
「はいっす! これに近づけるんすよね?」
「そうだ、さっき回収した病巣も忘れずにな」
マスクの魔力石とは違ってこちらのほうは少し大きい。
病巣に近づけるや光が宿り、少しずつ病巣は灰色へと変化していった。
「あとはここに点滴と縫合紙を頼む」
「了解っす!」
この殻も元は大地の一部、殻の中を消毒して縫合布を被せてやれば自然に大地と一体化する。
数日後には変色したこの部分も元の色に戻るだろう。
「これで処置は完了だ」
「ルヴィンさん! 今回の依頼は結構美味しい額でしたし今日は豪勢にいきましょー!」
「豪勢に行きたいがもう一つ仕事が残ってる。お前が日付間違えてくれたおかげで」
「うぐっ……」
目を逸らしながらエルスは後片付けに入った。
ふと風に乗って漂ってくる煙草の香り。
振り返ると白髪混じりの男性が、肩にスナイパーライフルを置いてやってきていた。
「終わったようだな」
「ああ、助かったよライザックさん」
「俺は大した仕事はしていない」
彼――ライザックさんは煙草をふかしながら、枯れかけた草原に腰を下ろした。
地面に触れて、他の場所への転移がないかを確認している。
俺も確認はしたが、ライザックさんも確認をしてくれるとなると安心だ。
「帰る前に空浄剤を散布しておこう」
「そうだな、しかし早い段階で処置できてよかったよ」
この世界は俺達が手を尽くさなければこうも容易く痛んでしまう。
この世で一番……厄介で弱い患者だ。
片付けも終わり、休憩も挟まずに俺達は馬車へと乗りこんで次の目的地を目指す。
0
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」
歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。
「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは
泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析
能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り
続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。
婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる