異世界の治療士達

 それは世界そのものが病魔に侵されている世界。
 空気も、大地も、海も、草木もその病魔に罹ってしまう。病魔を治す者は治療士と呼ばれ、彼らは日々病魔と戦っていた。病魔は病状が進行すると魔物となり人を襲う。悪化する前に治療士が病魔を処置する必要があった。
 治療士ルヴィンのチームは、ある日、病魔を処置した帰路にて次元病と呼ばれる大病と遭遇する。
 ルヴィンの治療技術によって次元病の処置に成功するが、その際に謎の少女を拾った。
 少女は記憶喪失に陥っており、辛うじて自分の名前が思い出せる程度であった。少女――レイコの身元を引き受ける事になってしまったルヴィンは彼女を治療士として育てていく中、騒動にも巻き込まれていくのであった。

 ※以前に投稿したものの書き直し版となっております。
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