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前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した私がなったのは、ヒロインをいじめ、最後には王太子から婚約破棄を言い渡される悪役令嬢だった。
「このままじゃ、私の未来は断罪エンド……!」
ゲームの結末を知っている私は、悪役令嬢らしい行動を一切せず、目立たず平穏に生きることを決意する。
ところが、ひょんなことから王太子アルベルトの幼い妹、セレフィーナと仲良くなってしまった。
「お姉さま、大好き!」
「今日も一緒に遊びましょう!」
「お姉さま、今夜も一緒に寝てください!」
……どうしてこうなったの?
しかも、セレフィーナをきっかけに王宮へ通うようになると、国王や王妃まで私を可愛がってくれるようになり、あれほど冷たかったはずの王太子まで、なぜか私を気にしている。
ゲームでは、私はこの家族に嫌われるはずだった。
なのに今では、まるで本当の家族のように笑い合っている。
そして迎えた、運命の卒業パーティー。
本来なら、ここで私は王太子に断罪される。
――そう思っていたのに。
「リリアーナ。俺は、お前との婚約を破棄するつもりはない」
悪役令嬢として決められていた未来は、いつの間にか消えていた。
これは、断罪を回避した悪役令嬢が、攻略対象の妹に懐かれ、いつしか王太子一家から愛されるようになる、家族愛たっぷりの異世界恋愛物語。
文字数 27,810
最終更新日 2026.09.08
登録日 2026.09.02
侯爵令嬢フィオレッタ・ヴェルナーは、前世でプレイした乙女ゲームの世界に転生していた。
しかも自分はゲーム本編に名前すら登場しない「公爵令息の婚約者」。
問題は、その婚約者であるヴァレリオ・グランツが、ゲームでは悪役令息として断罪されることだった。
卒業パーティーで婚約破棄を言い渡され、数々の罪を暴かれ、公爵家の名誉まで失う未来を知っているフィオレッタ。
けれど、目の前のヴァレリオはゲームの悪役令息とはまるで違う。
「……この人、本当に悪役になるの?」
そう思った瞬間、フィオレッタは決意する。
ただし、学園を走り回って未来を変えるなんて侯爵令嬢としてはできない。
「でしたら、走らずに済む方法を考えましょう」
こうして、優雅な未来改変が始まる。
文字数 44,783
最終更新日 2026.09.04
登録日 2026.08.26
「お前は、本当に可愛げのない娘だ」
幼い頃から、父にはそう言われてきた。
母はいつも厳しく、兄たちは忙しくて滅多に話しかけてこない。姉たちも私にはどこかよそよそしい。
だから私は、自分が家族に愛されていないのだと思っていた。
おまけに社交界では、冷酷で高慢な令嬢として有名。婚約者からも距離を置かれ、誰も私の味方などしてくれない。
――そう思っていた。
ところがある日、偶然聞いてしまった父の秘密。
「今年もあの菓子を取り寄せておけ。あの子が好きだっただろう」
……え?
冷たい父が、私の好物を覚えている?
さらに、母の部屋で見つけた古い箱には、私が幼い頃に書いた手紙が一枚残されていた。
兄の机からは、私の婚約者に関する極秘調査書。
姉の部屋には、私を悪く言った令嬢たちの名前がびっしり書かれた帳簿。
「待って。もしかして……私、嫌われてたんじゃないの?」
どうやら私は、とんでもない勘違いをしていたらしい。
家族は皆、不器用すぎるほど私を大切にしていた。
けれど、家族が隠していた秘密は、それだけではなかった。
なぜ父は私にだけ厳しかったのか。
なぜ母は、私の出生について何も語ろうとしないのか。
なぜ兄たちは、私が王宮に近づくことを異常なほど警戒するのか。
そして――なぜ私は、この国の王家と深く関わる「ある秘密」を知らされずに育てられたのか。
家族の愛情を一つずつ知るたびに、過去の出来事の意味が変わっていく。
やがて私は知ることになる。
私が「嫌われ令嬢」と呼ばれていた本当の理由と、家族全員が命懸けで守ってきた、私自身の秘密を。
これは、愛されていないと思っていた令嬢が、不器用な家族の愛を知り、自分の運命さえも変えていく物語。
そして――最後に明かされる家族最大の秘密とは。
文字数 34,689
最終更新日 2026.09.01
登録日 2026.08.23
卒業パーティーの真っ最中、侯爵令嬢エルシアは突然、王太子から身に覚えのない罪を並べられ、悪役令嬢として断罪されてしまう。
ところが、証拠を調べれば調べるほど、エルシアには犯行が不可能だったことが判明。そもそも彼女は極度の人見知りで、猫すら怖い。
さらに混乱するエルシアの前で、王太子が最後に告げた一言が決定打になる。
「君との婚約は、今日をもって破棄する!」
「……殿下、それ、私の婚約者じゃありませんよ?」
どうやら王太子は、婚約者を盛大に取り違えていたらしい。
断罪するはずだった王太子と、断罪された悪役令嬢。二人の勘違いから始まる、ちょっと騒がしくて、ときどき甘い恋愛コメディ。
文字数 9,509
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.08.26
前世の記憶を持ったまま、異世界へ転生したエリシア。
「……ここ、乙女ゲーム『君と紡ぐ運命の花』の世界じゃない?」
しかも彼女が生まれたのは、ゲームの舞台となる名門ベルフォート公爵家。
――ただし、主人公は悪役令嬢ではなかった。
エリシアは、ゲームの中で悪役令嬢として断罪される少女、アデリア・ローゼンハルトの“隣の家”に生まれていたのだ。
ゲームの筋書きでは、アデリアは18歳の誕生日を迎える頃、王太子との婚約を破棄され、数々の罪を着せられて社交界から追放される。
けれど、エリシアは知っている。
アデリアは、本当は悪役なんかじゃない。
そして、その未来の裏には、ゲームでは語られなかった家族の事情と、王宮に潜む思惑が隠されていた。
「この子が悪役令嬢になる未来なんて、絶対に変えてみせる!」
そう決意したエリシア。
……しかし問題がひとつ。
エリシアは、まだ赤ちゃんだった。
喋れない。
歩けない。
自分でドアを開けることもできない。
できるのは、泣くことと笑うことと、家族に抱っこされることくらい。
しかも前世では人生経験豊富だったはずなのに、冷酷公爵と呼ばれる父親は娘にデレデレ、優しい母親は溺愛、二人の兄たちは妹を守ろうと大騒ぎ。
「エリシア、今日も可愛いな」
「お父様、仕事は?」
「……娘より大切な仕事などない」
――お父様、完全に親バカです。
こうして始まる、赤ちゃんエリシアの未来改変生活。
隣の悪役令嬢を救い、家族の運命を変え、ゲームには存在しなかった未来を作るはずが――。
気づけば、守りたい人も、笑い合える家族も、どんどん増えていく。
これは、悪役令嬢を救うために転生した赤ちゃんが、家族と一緒に幸せな未来を作っていく物語。
文字数 36,452
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.08.13
森の奥でひっそり暮らす、小さな花精霊フィア。
人間は欲深く、争いばかりする生き物だと思っていた。
そんなある日、傷ついた身体で森に迷い込んだフィアは、辺境で暮らす貧しい一家に拾われる。
「小さいけど、家族の一員だよ」
そう言って笑う子どもたち。
「助けてもらった分、少しだけお礼をするだけ」
最初はそう思っていた。
畑に花を咲かせ、枯れた井戸を蘇らせ、家族の小さな願いを叶えていくうちに、フィアの周りには少しずつ笑顔が増えていく。
けれど、誰も知らなかった。
その小さな精霊こそ、長い間姿を消していた伝説の大精霊であることを。
やがて王国を襲う大きな災厄。
国中が力ある存在を求める中、フィアが守りたいものはただひとつだった。
「私は世界のためじゃない。この家族のために、力を使いたい」
これは、小さな精霊と、精霊を家族として迎えた人間たちが紡ぐ、優しく温かな奇跡の物語。
前十話:投稿予約済
8月14日完結
文字数 17,074
最終更新日 2026.08.14
登録日 2026.08.05
五十代になった私は、夫に勧められて最新VRMMOを始めた。
ゲームなんて久しぶり。
チャットを打つだけでも緊張する。
ワールドチャットに「よろしくお願いします」と送るまで、何度も文章を書いては消した。
それでも勇気を出した一言から、少しずつ仲間ができた。
レイドで笑って、PVPで突っ込んでは倒され、「ごめん、やられました!」と謝って笑い合う。
薬草を育て、ポーションを作り、小さな家を借り、庭に花を植える。
気が付けば、その家には毎日のように仲間が集まるようになっていた。
「イベント終わったら木漏れ日亭集合!」
そんな誰かの一言が、いつしか当たり前になる。
最強じゃない。
特別なスキルもない。
でも、この世界には帰ってきたくなる場所がある。
これは、普通の魔法使いリナが、小さな木漏れ日亭をみんなの居場所にしていく物語。
文字数 19,344
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.08.03
パーティー『銀翼の風』で、武具の手入れや魔導具の補修を担当していた泥飾術士(でいしょくじゅつし)のシルフィ。
泥を捏ねて小物を補修するだけの地味な魔法だと見下され、ある日リーダーから「戦えない役立たずは出ていけ!」と一方的にパーティーを追放されてしまう。
路頭に迷うシルフィだったが、街で偶然出会った美しい青年にその腕前を見込まれる。
彼の正体は、隣国ルナリア帝国の皇太子・レオンハルトだった。
実はシルフィが「ただの泥遊び」だと思っていた技術は、古代失われたとされる【神土錬成(しんどれんせい)】。
世界樹の枯死によって崩壊の危機に瀕していた帝国を救うため、彼女は皇帝直属の「国宝級職人」として迎えられることに!
専用の工房、極上の食事、そしてシルフィをこれでもかと甘やかしてくる過保護なレオンハルト殿下。
「君の作るものは全て愛おしい。……もちろん、君自身もね」
一方、シルフィという「万能のメンテナンス要員」を失った元パーティーは、武具の破損とダンジョン攻略の失敗で瞬く間にジリ貧へと陥っていく。
焦った元リーダーが「戻ってきてやってもいいぞ」と上から目線で押し寄せてくるけれど——
「申し訳ありません。今、世界樹の心臓(コア)の製作で忙しいですし、何より殿下が離してくれないので無理です!」
※追放された職人少女が、圧倒的な才能と隣国皇太子の溺愛で幸せになる、全10話のスカッとハッピーエンド物語です。
文字数 13,274
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.30
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