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第152話 写真
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一瞬時間が止まったかの様な感覚に陥るレオンとジュリル。
直ぐに言葉が出来ずに、固まったままオービンの話を聞き続ける事しか出来ずにいた。
「レオン君、それにジュリル君も、君たちが思っている、もしくは聞いているレオン君の事件にルークは一切関わっていない」
そこでジュリルがようやく口を開く。
「ちょ、ちょっと待って下さいオービン先輩! 急に話が始まり過ぎて理解が追いつきません」
「……そうだな。だが、まずは間違っている認識から正して行かないとダメだろ」
「間違っているって、だってレオンはあの日出会ったのはルーク様だと言っているんですよ? それに、レオンはルーク様の名前を呼ぶのも聞いています。……私は未だに信じられないですが、レオンが嘘を付いている様に思えないのです」
「俺は別にルークを庇っている訳ではない。本当にあの日あの場所に居たのは俺なんだよ」
「……嘘だ……そんな話あり得る訳がない。だって、あの日ルークの名前を聞いて、あいつは振り返ったんですよ」
「それじゃ、その時ルークの顔を見たのか?」
「えっ……」
オービンからの問いかけにレオンは言葉を詰まらせてしまう。
「あの日、周囲は炎で照らされてはいたが、夜であり視界も良いとは言えなかった」
「何でそれを……」
「レオン君、君が掴みかかったのが俺だったからさ」
レオンはあの日掴みかかってはいたが、オービンの言う通り周囲の炎や夜であったせいで正確には相手の顔を見れていなかったのだ。
だが、名前を呼ぶ声を聞いていたのでルークだと頭の中で決めつけていたのであった。
「……嘘だ……」
「そう思うのは当然の事だ。今までそうだと思っていた事を否定されるのだからな。だが、嘘ではない。これがその証拠だ」
そう言ってオービンは一冊の資料をレオンへと渡す。
レオンはそれを手に取り、中身を開くとそこにはあの日の事件の事が事細かくに書かれていたのだ。
その資料には、レオンが知りたがっていたあの日の真実と思われる記載がされており目を疑った。
「こ、こんな物を出されても、あんたがこの日の為に作ったとしか思えない」
「確かにその作成には携わったが、それは嘘でも偽物でもなく正真正銘の王国への報告書だ。最終ページに魔法印と日付けも刻まれているだろ」
オービンの言葉を聞き、レオンは資料の最終ページを開くとそこには今から7年前の日付と報告書作成者の名前が刻まれていた。
そしてその下方に、『この報告書は秘密文書として保管する』と刻まれていた。
「……っ、本当にあんたが言っている事が真実なら、どうしてあの日僕の両親を殺したんだ?」
「俺はあの日君の両親とは知りはしなかったが、魔物の行動や微細の魔力から人がいるのは分かっていた。そして俺は独断で魔物を払いのけようと魔法を使用したが、魔力暴走を起こし自分が想像しない威力の魔法が出てしまったんだ」
「っ!!」
オービンの言葉を聞き、レオンはギュッと布団を掴んだ。
レオン自身、既にオービンからの証拠や発言からあの日居たのはルークではなくオービンであったと受け入れ始めていた。
「それじゃあんたは、あの時わざとではなくて自分の未熟さで、自分が出来ると自己判断した甘さで、僕の両親を殺してしまったと言うのか?」
「そうだ。全て俺の未熟さと甘さが招いた事だ。今まで黙っていて本当にすまなかった」
オービンはそう言ってから深く頭を下げた。
そのまま上げる事はなく、下げ続けていた。
レオンは黙ったままそれを見ていたが、ジュリルはさすがにこのまま第1王子でもあるオービンが頭を下げ続けているのはどうなのかと思い、声を掛けようとした時にレオンが先に口を開いた。
「認めるんですか? 僕の両親を殺した事を?」
「あぁ、そうだ。あの日、俺は人の命を奪った。どんな形であろうと、どんな状況であろうと、その事実は変わらない」
「……僕の事を知っていて、今まで黙っていたんですか?」
「いや、あの日掴みかかって来たのが君とは知らなかった。事件後ずっと探していたが、手掛かりが少なく見つけられていなかった。その後もずっと君の事を探していたが、少し色々とあって探す事をやむおえず止めてしまった事もあったが、やっと君に辿り着いたんだ。だから、君と話に来たんだ」
「ずっと?」
オービンは、事件後全てを現国王に報告すべきと報告書を作ったが、それは最終的には揉み消されてしまった。
その理由はあの頃王国は、他国からの侵略や王国内のクーデター者などへの警戒が強く引かれていた為、父親でもあり現国王の不利や弱みとなる事は全て闇へと葬り去られていたのだった。
何故そこまでしていたかと言うと、前国王がとある日突然自身の家族者の罪を告げた事があり、それが引き金になり国内兵の反乱や『モラトリアム』ロバート主犯の大事件となった王国転覆事件が発生した事から、同じ失敗を繰り返さない為平和な王国を取り戻す為に行われた事であったのだ。
しかし、オービンの父親はこの件を直ぐに判断出来ずにおり、今の決定に至るまでは数日かかったとオービンは語る。
その時現国王のハンス・クリバンスは父親としての判断か、国王としての判断をするべきかを悩んでいたが、最後は国王としての判断を選んだのである。
だがハンスは、オービンに対しこの事をどうするかはオービンへと一任していたのだった。
正式には揉み消されて事件であったが、裏ではオービン自身がこの事件を重く受け止めせめて全てを明らかにし、もう二度とこのような事が起こらない様に自身も更に鍛え、将来に活かすと心に決めたのだとオービンは話した。
「それからは、誰よりも知識を付け魔力・魔法と言った分野も研究しつつ、1人であの事件の事を全て知る為に君の両親の遺体も探し、埋葬もした」
「っ」
「その時に、君の両親が持っていた写真を元に君を探し続けた。生きているかも分からなかったが、生き残りが居るとは聞いていたから、あの日俺に掴みかかって来た同い年位の少年だと確信して探し続けたんだ」
そう言った後に、オービンは懐からその写真を取り出し、レオンへと渡した。
写真は少し端がボロボロになってはいたが、オービンが大切に保管していたお陰かその写真には両親の2人が幼いレオンを抱えて優しく微笑む姿が映っていた。
それを受け取ったレオンは、そのまま両手で写真を見つめた後顔を写真へと倒した。
「……っう……父さん……母さん……」
レオンの声は震えており、顔を深く俯けたまま上げる事はなかった。
するとオービンは立ち上がり、レオンへと声を掛けた。
「この件にはついてどうするかは、また後日話そうレオン君」
「オービン先輩、それはどう言う」
ジュリルからの問いかけに、オービンは顔を向けて答えた。
「この事件を世間に公表するか、しないかとかだよ」
「えっ……」
そう言い残し、オービンは立ち去って行った。
そしてジュリルは立ち去るオービンを見送った後、レオンの方を向いた。
「……レオン、また明日来るわ」
ジュリルもそう告げるとそこから立ち上がり、立ち去ったのだった。
1人残ったレオンは暫くの間、医務室ではすすり泣く声が響いていたのだった。
そして次の日、ジュリルが医務室へと向かいレオンのいる所へと入ると、そこには既にオービンの姿があった。
「オービン先輩? どうして」
「レオン君に呼ばれてね。正確にはその伝言をタツミ先生から聞いたんだけど」
「ジュリル様、とりあえず座ってもらえますか?」
「え、えぇ」
レオンの言われるままジュリルは近くの椅子に座る。
「ジュリル様も揃いましたので、オービン先輩先程の続きの話をしましょう」
「ちょ、ちょっと待ちなさいレオン。私が分からないんだけど」
「今から僕がお話するのは、昨日話してくれたあの事件をどうするかについて決めたので、それを聞いてもらいます。そしてこれからの僕についても聞いてほしいのです」
直ぐに言葉が出来ずに、固まったままオービンの話を聞き続ける事しか出来ずにいた。
「レオン君、それにジュリル君も、君たちが思っている、もしくは聞いているレオン君の事件にルークは一切関わっていない」
そこでジュリルがようやく口を開く。
「ちょ、ちょっと待って下さいオービン先輩! 急に話が始まり過ぎて理解が追いつきません」
「……そうだな。だが、まずは間違っている認識から正して行かないとダメだろ」
「間違っているって、だってレオンはあの日出会ったのはルーク様だと言っているんですよ? それに、レオンはルーク様の名前を呼ぶのも聞いています。……私は未だに信じられないですが、レオンが嘘を付いている様に思えないのです」
「俺は別にルークを庇っている訳ではない。本当にあの日あの場所に居たのは俺なんだよ」
「……嘘だ……そんな話あり得る訳がない。だって、あの日ルークの名前を聞いて、あいつは振り返ったんですよ」
「それじゃ、その時ルークの顔を見たのか?」
「えっ……」
オービンからの問いかけにレオンは言葉を詰まらせてしまう。
「あの日、周囲は炎で照らされてはいたが、夜であり視界も良いとは言えなかった」
「何でそれを……」
「レオン君、君が掴みかかったのが俺だったからさ」
レオンはあの日掴みかかってはいたが、オービンの言う通り周囲の炎や夜であったせいで正確には相手の顔を見れていなかったのだ。
だが、名前を呼ぶ声を聞いていたのでルークだと頭の中で決めつけていたのであった。
「……嘘だ……」
「そう思うのは当然の事だ。今までそうだと思っていた事を否定されるのだからな。だが、嘘ではない。これがその証拠だ」
そう言ってオービンは一冊の資料をレオンへと渡す。
レオンはそれを手に取り、中身を開くとそこにはあの日の事件の事が事細かくに書かれていたのだ。
その資料には、レオンが知りたがっていたあの日の真実と思われる記載がされており目を疑った。
「こ、こんな物を出されても、あんたがこの日の為に作ったとしか思えない」
「確かにその作成には携わったが、それは嘘でも偽物でもなく正真正銘の王国への報告書だ。最終ページに魔法印と日付けも刻まれているだろ」
オービンの言葉を聞き、レオンは資料の最終ページを開くとそこには今から7年前の日付と報告書作成者の名前が刻まれていた。
そしてその下方に、『この報告書は秘密文書として保管する』と刻まれていた。
「……っ、本当にあんたが言っている事が真実なら、どうしてあの日僕の両親を殺したんだ?」
「俺はあの日君の両親とは知りはしなかったが、魔物の行動や微細の魔力から人がいるのは分かっていた。そして俺は独断で魔物を払いのけようと魔法を使用したが、魔力暴走を起こし自分が想像しない威力の魔法が出てしまったんだ」
「っ!!」
オービンの言葉を聞き、レオンはギュッと布団を掴んだ。
レオン自身、既にオービンからの証拠や発言からあの日居たのはルークではなくオービンであったと受け入れ始めていた。
「それじゃあんたは、あの時わざとではなくて自分の未熟さで、自分が出来ると自己判断した甘さで、僕の両親を殺してしまったと言うのか?」
「そうだ。全て俺の未熟さと甘さが招いた事だ。今まで黙っていて本当にすまなかった」
オービンはそう言ってから深く頭を下げた。
そのまま上げる事はなく、下げ続けていた。
レオンは黙ったままそれを見ていたが、ジュリルはさすがにこのまま第1王子でもあるオービンが頭を下げ続けているのはどうなのかと思い、声を掛けようとした時にレオンが先に口を開いた。
「認めるんですか? 僕の両親を殺した事を?」
「あぁ、そうだ。あの日、俺は人の命を奪った。どんな形であろうと、どんな状況であろうと、その事実は変わらない」
「……僕の事を知っていて、今まで黙っていたんですか?」
「いや、あの日掴みかかって来たのが君とは知らなかった。事件後ずっと探していたが、手掛かりが少なく見つけられていなかった。その後もずっと君の事を探していたが、少し色々とあって探す事をやむおえず止めてしまった事もあったが、やっと君に辿り着いたんだ。だから、君と話に来たんだ」
「ずっと?」
オービンは、事件後全てを現国王に報告すべきと報告書を作ったが、それは最終的には揉み消されてしまった。
その理由はあの頃王国は、他国からの侵略や王国内のクーデター者などへの警戒が強く引かれていた為、父親でもあり現国王の不利や弱みとなる事は全て闇へと葬り去られていたのだった。
何故そこまでしていたかと言うと、前国王がとある日突然自身の家族者の罪を告げた事があり、それが引き金になり国内兵の反乱や『モラトリアム』ロバート主犯の大事件となった王国転覆事件が発生した事から、同じ失敗を繰り返さない為平和な王国を取り戻す為に行われた事であったのだ。
しかし、オービンの父親はこの件を直ぐに判断出来ずにおり、今の決定に至るまでは数日かかったとオービンは語る。
その時現国王のハンス・クリバンスは父親としての判断か、国王としての判断をするべきかを悩んでいたが、最後は国王としての判断を選んだのである。
だがハンスは、オービンに対しこの事をどうするかはオービンへと一任していたのだった。
正式には揉み消されて事件であったが、裏ではオービン自身がこの事件を重く受け止めせめて全てを明らかにし、もう二度とこのような事が起こらない様に自身も更に鍛え、将来に活かすと心に決めたのだとオービンは話した。
「それからは、誰よりも知識を付け魔力・魔法と言った分野も研究しつつ、1人であの事件の事を全て知る為に君の両親の遺体も探し、埋葬もした」
「っ」
「その時に、君の両親が持っていた写真を元に君を探し続けた。生きているかも分からなかったが、生き残りが居るとは聞いていたから、あの日俺に掴みかかって来た同い年位の少年だと確信して探し続けたんだ」
そう言った後に、オービンは懐からその写真を取り出し、レオンへと渡した。
写真は少し端がボロボロになってはいたが、オービンが大切に保管していたお陰かその写真には両親の2人が幼いレオンを抱えて優しく微笑む姿が映っていた。
それを受け取ったレオンは、そのまま両手で写真を見つめた後顔を写真へと倒した。
「……っう……父さん……母さん……」
レオンの声は震えており、顔を深く俯けたまま上げる事はなかった。
するとオービンは立ち上がり、レオンへと声を掛けた。
「この件にはついてどうするかは、また後日話そうレオン君」
「オービン先輩、それはどう言う」
ジュリルからの問いかけに、オービンは顔を向けて答えた。
「この事件を世間に公表するか、しないかとかだよ」
「えっ……」
そう言い残し、オービンは立ち去って行った。
そしてジュリルは立ち去るオービンを見送った後、レオンの方を向いた。
「……レオン、また明日来るわ」
ジュリルもそう告げるとそこから立ち上がり、立ち去ったのだった。
1人残ったレオンは暫くの間、医務室ではすすり泣く声が響いていたのだった。
そして次の日、ジュリルが医務室へと向かいレオンのいる所へと入ると、そこには既にオービンの姿があった。
「オービン先輩? どうして」
「レオン君に呼ばれてね。正確にはその伝言をタツミ先生から聞いたんだけど」
「ジュリル様、とりあえず座ってもらえますか?」
「え、えぇ」
レオンの言われるままジュリルは近くの椅子に座る。
「ジュリル様も揃いましたので、オービン先輩先程の続きの話をしましょう」
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