213 / 564
第212話 旧知の仲
しおりを挟む
ティアは20年振りの本物のリリエルを見て、軽く震えてしまい黙ってしまう。
リーリアは、幸いにもリリエルが後ろ向きで座ってくれた事に安堵していた。
「ライト」
「……」
「ライト、聞いているの?」
「あっ、ごめんリア……昔のフラッシュバックが」
ティアは軽く首を振ってからリーリアの方をしっかりと見る。
「いい、リア。まだあの魔女には私たちの存在はバレてない。だから、このまま魔力を押し殺しつつ気付かれない様に出て行くよ」
「分かったわ。リリエル先生なら、魔力で相手を判断する事も可能だからね」
そしてリーリアはティアに目配せしてから、同時に気配を消しつつ席から立ち上がろうとした時だった。
突然体がしびれる様な感覚に陥り、中腰の状態で止まってしまう。
「(な、何!? 何で急に)」
「(っ! これはまさか……)」
リーリアはその感覚に覚えがあり、直ぐに視線をリリエルの方へと向けた。
するとリリエルは席から立ち上がっており、こちらの方へと近付いて来てリーリアとティアの両肩に腕を掛けて引き寄せた。
「何やら面白い話をしている様だな」
「っ……」
「そんなに顔を強張らせるなよ、リーリア。急に魔力を押さえたのが不自然過ぎだ。やるなら徐々にやれと、昔男子寮に忍び込む時に一度言ったろ?」
リリエルの言葉にリーリアとティアは黙ったまま軽く俯く。
するとそこへマイナが話し掛けて来て、教室でのやり取りへと続くのであった。
そして時は戻って、学院内の校舎裏。
「何を考えているんだ、リーリア?」
「どうしてこうなったのかを考えていたんですよ、リリエル先生」
「お前は本当に、私の事が嫌いなんだな」
「臨時担当教員の時から、好きじゃないですよ」
「ちょっとリーリア、そんなにストレートに言わなくても」
ティアがリーリアの態度に口を出すが、リリエルはそれを両腕を組んで見ていた。
「ティア、その言い方だど貴方も私に対して似たような感情を持っているという事よね?」
「……そ、そんな事……ないです」
「はぁ~貴方ね。それでもこの国の王女なの? 私から見たら、あの頃のままだけど」
「ティアはアンタの事が特に苦手なんだよ。昔あんなスパルタ指導されるは、アンタと関わるだけで周囲から余計に目立つから、ボッチだったティアにはそれが恥ずかしくて耐えられなかったんだよ」
「そう言う事か、それは申し訳ない事をしたわね」
「後半は違うわよ! 何適当な事を言っているのよリーリア! リリエル先生も、直ぐにリーリアの言葉を信じないでください」
リーリアはその言葉にそっぽを向き、リリエルは少し驚いた顔をしていた。
「何だ、普通に話せるじゃないか」
「ティアはアンタに対してだけやけに苦手意識あるだけで、キッカケがあれば今じゃ誰とでも普通に話せるんだよ」
「リーリア、貴方……」
ティアはリーリアの方を睨む様に見つめていたが、リーリアはティアの方は向かずにリリエルの方へと視線を向けた。
「それで、何か私たちに話が合って連れ出したんじゃないのか?」
「……いいや、ちょっと懐かしい2人と話したくなったから連れ出しただけよ」
「はぁ?」
「え?」
「だから言ったわよね、懐かしい奴に会えるとは思ってなかったから、つい強引に連れ出してしまったって」
リリエルからの返答に、暫くリーリアとティアの動きが止まる。
「勝手に深読みしたのはお前だぞリーリア」
「うっ……はぁ~それじゃ、本当にただここで立ち話したかっただけなんですか?」
「そうよ。歳は取ったようだけど、大きく変わっていない様でなによりだわ」
「こっちは最悪な気分ですよ。それじゃ、もう行きますよ私たち」
そう言うとリーリアはティアに「行くよ」と声を掛けて、その場から立ち去ろうとすると、リリエルが声を掛けた。
「少し待ちなさい」
2人は足を止めてリリエルの方を振り向くと、リリエルは2人に近付き両手を向けた。
そして数秒間その状態を維持した後、両腕を下ろした。
「貴方たちの魔力を変化させておいたわ。これで、自分たちの子供や他の人に気付かれる事はないはずよ」
「リリエル先生、どうしてそんな事を」
「邪魔をしてしまったお詫びとしての、サービスよ」
「アンタ、そう言うちょっとしたお節介の所も変わってないんだな」
リーリアはそれだけ言うと、先に歩き出してしまう。
ティアはそんなリーリアを追いかけるが、途中でリリエルの方を見て「ありがとうございますリリエル先生」と言ってから立ち去っていた。
そして残ったリリエルは、2人の後ろ姿を見て呟いた。
「私と言う存在が関わり過ぎると、何もかもが逆転しかねないからね……」
そう呟いた後、リリエルはマイナを待たせている教室へと戻り始め、角を曲がった時に白衣を来た人物とぶつかってしまう。
「これはすいません。まさか、こんな所に人がいると――」
「お~これはまた懐かしい相手だな」
「? ……えっ!? リ、リリエル!?」
「久しいな、タツミ・カミール。20年前の戦争地帯以来か?」
「ちょっ! その話をここでするな!」
タツミは周囲をきょろきょろを見回しながら、話を誰にも聞かれていないのを確認すると、そのままリリエルを校舎裏の方へと押し込んで行った。
「おいおい、お前の好意は嬉しいが、こんな真昼間からする様な事じゃないぞ」
「ちげぇよ! 俺はアンタに感謝はしてるが、好意はそんなにねぇよ! って、そうじゃなくて何でアンタがここに居るんだよ? 本当に容姿が全然変わってねぇな。てか生きてたのかよ」
「それはこっちのセリフだ。まさかあの時の戦争兵が今じゃ白衣を着て、この学院の教員とはね」
リリエルは、胸に付いていた教員証を見てタツミがこの学院で医務室で医師兼教員をしているのを理解して口に出した。
タツミは直ぐに胸の教員証を見て、そう言って来たのだと理解していた。
「俺にだって色々あるんだよ。それより、俺の質問に答えろよリリエル」
「私が死ぬわけないだろ。ここにはたまたま近くを通りかかったから、弟子を見に来たの。そしたら、懐かしい奴らに次々に会っただけよ」
「アンタ、弟子なんかしたのかよ。しかもこの学院に……ん、弟子ってまさか生徒か?」
「それ以外に誰が居るのよ。それより、タツミ貴方あの時相談して来た子とはどうなったのよ?」
タツミはリリエルからの問いかけに、言葉を詰まらせる。
そんなタツミをリリエルは、少しにやけた顔で見つめていた。
「そんな昔の話、どうでもいいじゃないかよ」
「ほ~う、つい最近その子と再開したか。関係性は良くないようね」
「なっ! リリエル、勝手に俺の魔力を読み取るな!」
タツミはリリエルが片手を向けて来ていたのを、振り払い少しだけ距離を取った。
「お前が答えてくれないからでしょ。助言までしてやったんだから、どうなったかくらい知る権利が私にもあるんじゃないのか?」
「いいんだよ、俺の事は。後、もう魔力で人の記憶とか色々読み取るなよ」
「はいはい、分かりましたよ。……そうだ、その代り少しお願いしたい事があるのだけど」
「おい、何で言う事聞く代わりになってるんだよ」
リリエルの発言にタツミは片手を腰に付いた態度で言い返す。
するとリリエルは帽子を少し深く被りながら答えた。
「いいじゃないか、昔のよしみだろ。それに、悪い事じゃないし今後のお前の為にもなるかもしれない事なんだよ?」
「? それはどう言う事だよ?」
「それを聞くって事は、引き受けてくれるって事でいいんだな?」
「うっ……魔女め」
「何とでも言うといいさ。それに、間違ってなどいないしね」
タツミは長考した後、深いため息をついた。
その後タツミはリリエルのお願いを聞く事を承認し、先にお願い事とその訳を聞いた。
すると、タツミはやけに納得した表情で改めてリリエルのお願い事を引き受けた。
そのままタツミは、リリエルとはその場で別れリリエルはと言うと、マイナの居る教室へと戻って行くのだった。
リーリアは、幸いにもリリエルが後ろ向きで座ってくれた事に安堵していた。
「ライト」
「……」
「ライト、聞いているの?」
「あっ、ごめんリア……昔のフラッシュバックが」
ティアは軽く首を振ってからリーリアの方をしっかりと見る。
「いい、リア。まだあの魔女には私たちの存在はバレてない。だから、このまま魔力を押し殺しつつ気付かれない様に出て行くよ」
「分かったわ。リリエル先生なら、魔力で相手を判断する事も可能だからね」
そしてリーリアはティアに目配せしてから、同時に気配を消しつつ席から立ち上がろうとした時だった。
突然体がしびれる様な感覚に陥り、中腰の状態で止まってしまう。
「(な、何!? 何で急に)」
「(っ! これはまさか……)」
リーリアはその感覚に覚えがあり、直ぐに視線をリリエルの方へと向けた。
するとリリエルは席から立ち上がっており、こちらの方へと近付いて来てリーリアとティアの両肩に腕を掛けて引き寄せた。
「何やら面白い話をしている様だな」
「っ……」
「そんなに顔を強張らせるなよ、リーリア。急に魔力を押さえたのが不自然過ぎだ。やるなら徐々にやれと、昔男子寮に忍び込む時に一度言ったろ?」
リリエルの言葉にリーリアとティアは黙ったまま軽く俯く。
するとそこへマイナが話し掛けて来て、教室でのやり取りへと続くのであった。
そして時は戻って、学院内の校舎裏。
「何を考えているんだ、リーリア?」
「どうしてこうなったのかを考えていたんですよ、リリエル先生」
「お前は本当に、私の事が嫌いなんだな」
「臨時担当教員の時から、好きじゃないですよ」
「ちょっとリーリア、そんなにストレートに言わなくても」
ティアがリーリアの態度に口を出すが、リリエルはそれを両腕を組んで見ていた。
「ティア、その言い方だど貴方も私に対して似たような感情を持っているという事よね?」
「……そ、そんな事……ないです」
「はぁ~貴方ね。それでもこの国の王女なの? 私から見たら、あの頃のままだけど」
「ティアはアンタの事が特に苦手なんだよ。昔あんなスパルタ指導されるは、アンタと関わるだけで周囲から余計に目立つから、ボッチだったティアにはそれが恥ずかしくて耐えられなかったんだよ」
「そう言う事か、それは申し訳ない事をしたわね」
「後半は違うわよ! 何適当な事を言っているのよリーリア! リリエル先生も、直ぐにリーリアの言葉を信じないでください」
リーリアはその言葉にそっぽを向き、リリエルは少し驚いた顔をしていた。
「何だ、普通に話せるじゃないか」
「ティアはアンタに対してだけやけに苦手意識あるだけで、キッカケがあれば今じゃ誰とでも普通に話せるんだよ」
「リーリア、貴方……」
ティアはリーリアの方を睨む様に見つめていたが、リーリアはティアの方は向かずにリリエルの方へと視線を向けた。
「それで、何か私たちに話が合って連れ出したんじゃないのか?」
「……いいや、ちょっと懐かしい2人と話したくなったから連れ出しただけよ」
「はぁ?」
「え?」
「だから言ったわよね、懐かしい奴に会えるとは思ってなかったから、つい強引に連れ出してしまったって」
リリエルからの返答に、暫くリーリアとティアの動きが止まる。
「勝手に深読みしたのはお前だぞリーリア」
「うっ……はぁ~それじゃ、本当にただここで立ち話したかっただけなんですか?」
「そうよ。歳は取ったようだけど、大きく変わっていない様でなによりだわ」
「こっちは最悪な気分ですよ。それじゃ、もう行きますよ私たち」
そう言うとリーリアはティアに「行くよ」と声を掛けて、その場から立ち去ろうとすると、リリエルが声を掛けた。
「少し待ちなさい」
2人は足を止めてリリエルの方を振り向くと、リリエルは2人に近付き両手を向けた。
そして数秒間その状態を維持した後、両腕を下ろした。
「貴方たちの魔力を変化させておいたわ。これで、自分たちの子供や他の人に気付かれる事はないはずよ」
「リリエル先生、どうしてそんな事を」
「邪魔をしてしまったお詫びとしての、サービスよ」
「アンタ、そう言うちょっとしたお節介の所も変わってないんだな」
リーリアはそれだけ言うと、先に歩き出してしまう。
ティアはそんなリーリアを追いかけるが、途中でリリエルの方を見て「ありがとうございますリリエル先生」と言ってから立ち去っていた。
そして残ったリリエルは、2人の後ろ姿を見て呟いた。
「私と言う存在が関わり過ぎると、何もかもが逆転しかねないからね……」
そう呟いた後、リリエルはマイナを待たせている教室へと戻り始め、角を曲がった時に白衣を来た人物とぶつかってしまう。
「これはすいません。まさか、こんな所に人がいると――」
「お~これはまた懐かしい相手だな」
「? ……えっ!? リ、リリエル!?」
「久しいな、タツミ・カミール。20年前の戦争地帯以来か?」
「ちょっ! その話をここでするな!」
タツミは周囲をきょろきょろを見回しながら、話を誰にも聞かれていないのを確認すると、そのままリリエルを校舎裏の方へと押し込んで行った。
「おいおい、お前の好意は嬉しいが、こんな真昼間からする様な事じゃないぞ」
「ちげぇよ! 俺はアンタに感謝はしてるが、好意はそんなにねぇよ! って、そうじゃなくて何でアンタがここに居るんだよ? 本当に容姿が全然変わってねぇな。てか生きてたのかよ」
「それはこっちのセリフだ。まさかあの時の戦争兵が今じゃ白衣を着て、この学院の教員とはね」
リリエルは、胸に付いていた教員証を見てタツミがこの学院で医務室で医師兼教員をしているのを理解して口に出した。
タツミは直ぐに胸の教員証を見て、そう言って来たのだと理解していた。
「俺にだって色々あるんだよ。それより、俺の質問に答えろよリリエル」
「私が死ぬわけないだろ。ここにはたまたま近くを通りかかったから、弟子を見に来たの。そしたら、懐かしい奴らに次々に会っただけよ」
「アンタ、弟子なんかしたのかよ。しかもこの学院に……ん、弟子ってまさか生徒か?」
「それ以外に誰が居るのよ。それより、タツミ貴方あの時相談して来た子とはどうなったのよ?」
タツミはリリエルからの問いかけに、言葉を詰まらせる。
そんなタツミをリリエルは、少しにやけた顔で見つめていた。
「そんな昔の話、どうでもいいじゃないかよ」
「ほ~う、つい最近その子と再開したか。関係性は良くないようね」
「なっ! リリエル、勝手に俺の魔力を読み取るな!」
タツミはリリエルが片手を向けて来ていたのを、振り払い少しだけ距離を取った。
「お前が答えてくれないからでしょ。助言までしてやったんだから、どうなったかくらい知る権利が私にもあるんじゃないのか?」
「いいんだよ、俺の事は。後、もう魔力で人の記憶とか色々読み取るなよ」
「はいはい、分かりましたよ。……そうだ、その代り少しお願いしたい事があるのだけど」
「おい、何で言う事聞く代わりになってるんだよ」
リリエルの発言にタツミは片手を腰に付いた態度で言い返す。
するとリリエルは帽子を少し深く被りながら答えた。
「いいじゃないか、昔のよしみだろ。それに、悪い事じゃないし今後のお前の為にもなるかもしれない事なんだよ?」
「? それはどう言う事だよ?」
「それを聞くって事は、引き受けてくれるって事でいいんだな?」
「うっ……魔女め」
「何とでも言うといいさ。それに、間違ってなどいないしね」
タツミは長考した後、深いため息をついた。
その後タツミはリリエルのお願いを聞く事を承認し、先にお願い事とその訳を聞いた。
すると、タツミはやけに納得した表情で改めてリリエルのお願い事を引き受けた。
そのままタツミは、リリエルとはその場で別れリリエルはと言うと、マイナの居る教室へと戻って行くのだった。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる