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第213話 明かされる事実
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リリエル・ロードリヒ、通称魔女と呼ばれる彼女は今から25年前に、王都メルト魔法学院に臨時教員としてやって来た。
そこで若き頃のリーリアやティアたちと初めて出会ったのである。
臨時教員となった経緯としては、過去にこの頃の学院長と知り合いであり、教員に欠員が出たため偶然街へとやって来ていたリリエルに頼み、お金も尽きていた事から引き受けたのである。
リリエルは自身で魔女である事を隠さず、服装から魔女感を出してアピールしている。
そもそもこの世界に魔女と言う存在は、本などで出て来る人物でありこの世にそう言う人物は存在しないとされており、そう言う存在が昔に居たと言う認識程度である。
その為、リリエル自身が魔女だと言っているのは周りからすれば、少し変な人と言う認知のされ方なのであった。
しかしリリエルは、魔力や魔法に関する知識は様々な書物に書かれているよりも詳しく知っており、新たな考え方や視点に気付かせてくれる人であった為、学院内でもただ者ではないと徐々に噂になって行き見られ方が変わったのである。
そんな中、とある事件にリーリアたちが巻き込まれてしまい危機に陥った時、リリエルが助けに来て圧倒的な力を見せつけたのである。
その一部始終を見ていた者たちは、リリエルが知識だけではなく実力も想像以上に持っており、まさしく魔女と言える存在だと理解した出来事でもある。
リリエルは、自分の事はあまり話さず謎の事は多い。
年齢不明、出身不明、使える魔法数や持っている知識の出所など不明であり、訊いたとしてもはぐらかされてしまう。
リーリアたちはそんなリリエルに目を付けられてしまい、個人的に色んな事を教えられたが、成長する事が出来たので継続をお願いしたらスパルタ指導をされたと言う経緯で、少し苦手意識があるのである。
それから1年程リリエルの臨時教員としての期間は終了し、誰の目につくことなく学院を立ち去ったのであった。
「て言うのが、リリエル先生との出会いや知っている事ね」
マイナは注文したデザートと飲み物を目の前にして語った。
それに私とモーガンは頷きながら聞いていた。
「僕が知っている情報よりは、マイナ学院長の方が師匠の事を知っているようですが、やっぱり師匠は謎が多いですね」
「凄いのは何となく分かったけど、謎が多い人って感じだな」
「そう。リリエル先生については、私でも知らない事がある。訊いても教えてなんてくれないしね」
そう言いながらマイナは目の前のスイーツを美味しそうに食べ始める。
リリエル・ロードリヒか……マイナ学院長から訊く感じだと凄い人だけど、聞いた事ない名前なんだよね。
そんなに凄いなら、名前くらい何かに載っていたりすると思うんだけどな。
それに、まさかお母様を教えていた人だったのは驚きだったな。
私はリリエルが母親であるリーリアと知り合いと言う事に驚き、更には教え子でもある事にも驚いてしまった。
リーリアからは、昔の学院時代の話などほとんど聞いた事などなかったから、新鮮であり余計に印象に残ってしまったのである。
そこで私は、さらりと流してしまったある事に気付く。
「……ん、って事はマイナ学院長は、俺のお母様と同級生何ですか?」
「あ、そうですね。言っていませんでしたっけ?」
「聞いた事なんてないですよ。お母様は、あまり学院生時代の話はしませんし、俺も聞きませんし」
「そうでしたか」
マイナはそう言って飲み物に手を掛ける。
「(しまった、リリエル先生の話でポロッと言ってしまった……でも、関係性がバレた所で問題はないはず……よね、リーリア?)」
表情では冷静を装いつつ、内心では少し動揺していたマイナだったが、飲み物を呑んで自分を落ち着けていた。
するとそこでモーガンが少し思い詰めた様な表情をして、マイナに話し掛ける。
「あの、マイナ学院長……」
「どうしたのですか、モーガンさん? そんな急に思い詰めた顔をして」
「そのですね、もしかしたらなんですど、僕の魔力を見る力なんですが特異体質かもしれません」
「っ!?」
「モ、モーガン!?」
私とマイナは突然モーガンが話し始めた事に驚いてしまう。
私は直ぐにモーガンに近付き、小声で「何で急にそれをマイナ学院長に言うのさ」と問いかけた。
この場でマイナにそんな事を言えば、検査や調査対象になってしまいこのまま学院にいる事は出来ないと思った為、私は直ぐに取り下げる様に伝えるも、モーガンは首を横に振った。
「マイナ学院長、僕でも確信している訳ではないですが、可能性がゼロではないので伝えた方が良いと思い、伝えました」
「……それはどうなるか分かっての発言ですか?」
「はい」
その言葉を聞くとマイナは飲み物を机に置くと、軽くため息をついた。
「それは自分で気付いての事ですか? それとも、誰からか教えてもらっての事ですか?」
「自分自身で、そうなのではと思っての事です。師匠からは魔法だと押し通されていまして、今日確認するつもりです。なので、もし特異体質でしたら国へ申告しなければいけないので、先にマイナ学院長には伝えておこうかと思いまして」
「おいおい、帰って来たと言うのに、何て言う話をしているんだモーガン」
「っ! 師匠!?」
「リリエルさん、いつ帰って来たんです?」
私やモーガンにマイナは突然現れたリリエルに驚いていると、リリエルは何事もなく椅子に座った。
「瞬間移動の様に帰って来ないで下さいよ、リリエル先生。心臓に悪いです」
「貴方たちが気付かなかっただけでしょ?」
リリエルはマイナの頼んだスイーツに目がいき「それ美味しそうだね」と話し始める。
が、そこへ割り切る様にモーガンがリリエルに問いかける。
「師匠、この場ではっきりさせたいのですが、僕の魔力を見る力は特異体質なんですか?」
「何、モーガン。そんな事が知りたいの?」
「師匠なら知っているんですよね、僕のこの力が何なのか。教えて下さい、もし特異体質なら国に申請を出さないといけないんですよ。師匠は知らないかもしれないですけど」
「それくらいは知っているわよ。あまり馬鹿にする様な事は言わないの。それに、申請やら申告とかはもう既に出しているわよ」
「出しているってい……え?」
その瞬間、私たちの周囲だけ時間が止まった様に静かになる。
そして直ぐに私が口を開く。
「ん? 今出してるって言わなかった?」
「えぇ、言ったわよ」
リリエルは、マイナが食べていたスイーツを一口だけ運ぶ。
「リリエル先生もしかして」
「師匠、それって」
そして、リリエルが口に運んだスイーツを味わい食べきってから口を開く。
「そこまでして知りたいなら教えてあげよう。モーガン、お前のその力は特異体質だ。しかも、滅多にいない特定条件下タイプのな」
「特定条件下タイプ?」
私はその様な特異体質のタイプと言った言葉を初めて聞いた為、首を傾げてしまった。
そこで若き頃のリーリアやティアたちと初めて出会ったのである。
臨時教員となった経緯としては、過去にこの頃の学院長と知り合いであり、教員に欠員が出たため偶然街へとやって来ていたリリエルに頼み、お金も尽きていた事から引き受けたのである。
リリエルは自身で魔女である事を隠さず、服装から魔女感を出してアピールしている。
そもそもこの世界に魔女と言う存在は、本などで出て来る人物でありこの世にそう言う人物は存在しないとされており、そう言う存在が昔に居たと言う認識程度である。
その為、リリエル自身が魔女だと言っているのは周りからすれば、少し変な人と言う認知のされ方なのであった。
しかしリリエルは、魔力や魔法に関する知識は様々な書物に書かれているよりも詳しく知っており、新たな考え方や視点に気付かせてくれる人であった為、学院内でもただ者ではないと徐々に噂になって行き見られ方が変わったのである。
そんな中、とある事件にリーリアたちが巻き込まれてしまい危機に陥った時、リリエルが助けに来て圧倒的な力を見せつけたのである。
その一部始終を見ていた者たちは、リリエルが知識だけではなく実力も想像以上に持っており、まさしく魔女と言える存在だと理解した出来事でもある。
リリエルは、自分の事はあまり話さず謎の事は多い。
年齢不明、出身不明、使える魔法数や持っている知識の出所など不明であり、訊いたとしてもはぐらかされてしまう。
リーリアたちはそんなリリエルに目を付けられてしまい、個人的に色んな事を教えられたが、成長する事が出来たので継続をお願いしたらスパルタ指導をされたと言う経緯で、少し苦手意識があるのである。
それから1年程リリエルの臨時教員としての期間は終了し、誰の目につくことなく学院を立ち去ったのであった。
「て言うのが、リリエル先生との出会いや知っている事ね」
マイナは注文したデザートと飲み物を目の前にして語った。
それに私とモーガンは頷きながら聞いていた。
「僕が知っている情報よりは、マイナ学院長の方が師匠の事を知っているようですが、やっぱり師匠は謎が多いですね」
「凄いのは何となく分かったけど、謎が多い人って感じだな」
「そう。リリエル先生については、私でも知らない事がある。訊いても教えてなんてくれないしね」
そう言いながらマイナは目の前のスイーツを美味しそうに食べ始める。
リリエル・ロードリヒか……マイナ学院長から訊く感じだと凄い人だけど、聞いた事ない名前なんだよね。
そんなに凄いなら、名前くらい何かに載っていたりすると思うんだけどな。
それに、まさかお母様を教えていた人だったのは驚きだったな。
私はリリエルが母親であるリーリアと知り合いと言う事に驚き、更には教え子でもある事にも驚いてしまった。
リーリアからは、昔の学院時代の話などほとんど聞いた事などなかったから、新鮮であり余計に印象に残ってしまったのである。
そこで私は、さらりと流してしまったある事に気付く。
「……ん、って事はマイナ学院長は、俺のお母様と同級生何ですか?」
「あ、そうですね。言っていませんでしたっけ?」
「聞いた事なんてないですよ。お母様は、あまり学院生時代の話はしませんし、俺も聞きませんし」
「そうでしたか」
マイナはそう言って飲み物に手を掛ける。
「(しまった、リリエル先生の話でポロッと言ってしまった……でも、関係性がバレた所で問題はないはず……よね、リーリア?)」
表情では冷静を装いつつ、内心では少し動揺していたマイナだったが、飲み物を呑んで自分を落ち着けていた。
するとそこでモーガンが少し思い詰めた様な表情をして、マイナに話し掛ける。
「あの、マイナ学院長……」
「どうしたのですか、モーガンさん? そんな急に思い詰めた顔をして」
「そのですね、もしかしたらなんですど、僕の魔力を見る力なんですが特異体質かもしれません」
「っ!?」
「モ、モーガン!?」
私とマイナは突然モーガンが話し始めた事に驚いてしまう。
私は直ぐにモーガンに近付き、小声で「何で急にそれをマイナ学院長に言うのさ」と問いかけた。
この場でマイナにそんな事を言えば、検査や調査対象になってしまいこのまま学院にいる事は出来ないと思った為、私は直ぐに取り下げる様に伝えるも、モーガンは首を横に振った。
「マイナ学院長、僕でも確信している訳ではないですが、可能性がゼロではないので伝えた方が良いと思い、伝えました」
「……それはどうなるか分かっての発言ですか?」
「はい」
その言葉を聞くとマイナは飲み物を机に置くと、軽くため息をついた。
「それは自分で気付いての事ですか? それとも、誰からか教えてもらっての事ですか?」
「自分自身で、そうなのではと思っての事です。師匠からは魔法だと押し通されていまして、今日確認するつもりです。なので、もし特異体質でしたら国へ申告しなければいけないので、先にマイナ学院長には伝えておこうかと思いまして」
「おいおい、帰って来たと言うのに、何て言う話をしているんだモーガン」
「っ! 師匠!?」
「リリエルさん、いつ帰って来たんです?」
私やモーガンにマイナは突然現れたリリエルに驚いていると、リリエルは何事もなく椅子に座った。
「瞬間移動の様に帰って来ないで下さいよ、リリエル先生。心臓に悪いです」
「貴方たちが気付かなかっただけでしょ?」
リリエルはマイナの頼んだスイーツに目がいき「それ美味しそうだね」と話し始める。
が、そこへ割り切る様にモーガンがリリエルに問いかける。
「師匠、この場ではっきりさせたいのですが、僕の魔力を見る力は特異体質なんですか?」
「何、モーガン。そんな事が知りたいの?」
「師匠なら知っているんですよね、僕のこの力が何なのか。教えて下さい、もし特異体質なら国に申請を出さないといけないんですよ。師匠は知らないかもしれないですけど」
「それくらいは知っているわよ。あまり馬鹿にする様な事は言わないの。それに、申請やら申告とかはもう既に出しているわよ」
「出しているってい……え?」
その瞬間、私たちの周囲だけ時間が止まった様に静かになる。
そして直ぐに私が口を開く。
「ん? 今出してるって言わなかった?」
「えぇ、言ったわよ」
リリエルは、マイナが食べていたスイーツを一口だけ運ぶ。
「リリエル先生もしかして」
「師匠、それって」
そして、リリエルが口に運んだスイーツを味わい食べきってから口を開く。
「そこまでして知りたいなら教えてあげよう。モーガン、お前のその力は特異体質だ。しかも、滅多にいない特定条件下タイプのな」
「特定条件下タイプ?」
私はその様な特異体質のタイプと言った言葉を初めて聞いた為、首を傾げてしまった。
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