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第445話 伝えられ方次第で黒歴史になりえる
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「リ、リリエル先生! それは二度と口にしない約束だったはずです!」
ティアは慌てた様子でリリエルの方を向く。
「あーそうだったね。ごめん、ついうっかりしてたよ」
「うっかりじゃないですよ! 全く……」
呆れた様子でティアは頭を抱える。
一方で私は、放心状態であった。
え、ティア王女様が月の魔女で、月の魔女がティア王女様? さっきのは私の聞き間違えか? いやいや、そもそもこれは夢なのでは?
何故か私は少し現実逃避をしていた。
小さい頃から憧れていた存在が急に目の前に現れたのだから、頭の中がごちゃごちゃになっているのだ。
「アリス、今の事だけども……って、アリス? だ、大丈夫?」
「……大丈夫です。全然問題ないです」
「全然大丈夫そうに見えないけど? 何でそんな遠くを見ているの?」
私の状態に慌てるティアであったが、リリエルが思い出し口を開く。
「そう言えばアリスは、月の魔女に憧れていたな。大ファンというか、夢にしていたらしいぞ」
「ちょっとリリエル先生! それを知ってて、どうしてさっきみたいに口を滑らせるんですか!」
「そんなに怒ること……あ」
リリエルはその時ふとタツミが視界に入る。
するとタツミに対し、片腕を出して指を鳴らす。
直後タツミは急激な睡魔に襲われ、そのまま壁にもたれながら眠りに落ちるのだった。
「悪いなタツミ。今聞いた事は後で忘れてもらうから、ちょっと寝てて」
「……リリエル先生」
「ん? タツミの事は心配するな、昔みたいに月の魔女に関しての会話だけ忘れてもらうだけだから」
「急に怖い事しないでくださいよ」
「それは悪かった。それでどうする? 今のアリスはちょっとした放心状態だ、タツミの様に眠ってもらって忘れさせることもできるぞ。ティアが本当に誰にも知られたくないというのならだが」
ティアはリリエルの言葉を聞くと瞳を閉じて小さく息を吐いた。
「アリスにはもうそんな事しなくていいですよ」
「隠さなくていいのか? 月の魔女という正体を?」
「いいです。そもそもは、リリエル先生が悪いですけど彼女にならバレてもいいです」
「確かに私が悪いな。でも、どうしてそう思うんだい? あんなに月の魔女という事を隠し続けてきたのに」
リリエルの態度からティアはバラした事は確信犯だなと思ったが、そこに関しては追求せずに問いかけに対して答えた。
「ひいき、いやこんな事に巻き込んでしまったお詫びというか、私のこんな事で安心してくれるのなら教えたいんですよ。それにアリスなら教えても秘密を守って誰にも言わなそうですし」
「高く評価しているね。それはリーリアの娘だからかい?」
「それも少しはありますけど、学院での彼女いやクリスとしての振る舞いや考え方からですよ。マイナに少し前にアリスの学院での様子について教えてもらったんです」
「そうか」
「それに、ルークを変わらせてくれた子って事が大きいかもですね」
そうティアは口にし、放心状態の私の方を見る。
そしてティアは私の意識を戻らそうと声を掛けながら軽く身体を揺らす。
「はっ! え、えっと、その、あ、あの」
「まずは深呼吸して落ち着いて、アリス」
私はそう言われゆっくりと深呼吸を数回し自分を落ち着ける。
落ち着いた所でティアの方から先に話し始める。
「それじゃ改めて。さっきは狙った事故だったけど、私が昔月の魔女って呼ばれていたのは間違いわ」
「ほ、本当なんですね。本当にティア王女様が、あの月の魔女なんですね!」
「そうよ」
「わぁあ! じゃ、あの有名な「私が唯一借りを作ったのは貴方だけ。だから、その借りを今返すわ」ってセリフもティア王女様が?」
「えっ……ええ」
「それじゃ、皆を救う時に「私が皆を照らす希望になる」と鼓舞して偶然遭遇した敵を薙ぎ払ったのも?」
「そ、そうよ……」
「当時学院で暴れていた黄金の悪魔を手懐けて、学院の皆の手本となっていたんですよね? 本当に凄いですよ!」
「……うん」
「あ、そう言えば学院時代には七――」
「あー! もうそれ以上辱めるのはやめて! 死にそう。辛い。過去の自分を殴りたくなる」
突然ティアがうずくまり、一方でリリエルは笑いを堪えている姿に私は何だか分からず首を傾げた。
その後、ティアが平常心を取り戻すまで時間がかかるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
王城の地下階段をハンスと王国軍兵士数名が共に降りていた。
「それで、奴らの様子は?」
「はい。特に暴れる事無く静かに牢屋内にいます」
「そうか。情報の方は?」
「そちらに関しては進展はなく、一切口をわりません」
「分かった」
そんな会話をしていると階段を降り終え、地下の扉に辿り着くとそこには門番として王国軍兵士が立っていた。
ハンスの到着を見て門番は扉を開け、ハンスたちは扉の奥へと進んで行く。
扉の奥には牢屋が左右に並び奥までその造りとなっていた。
ハンスは先頭で奥へと歩いて行くと、遠くに数名の王国軍兵士がいるのが目に入る。
「サスト状況は?」
そこに居たのは王国軍8部隊が一人、サスト隊長とその部下たちであった。
「国王、申し訳ありません。ほとんど進展はありません」
「そうか」
ハンスはサストの横に立ち、今回の王都襲撃事件を起こした中心人物たちへとそれぞれ視線を向けた。
そして事前に渡された資料を取り出す。
「ユンベールの『サンショウ』鋼鉄のジーニン、アサシンのペルトグレット、魔獣使いのウェント、そして操り師のオムジットか」
「尋問しても指示に従ったや、暴れさせてくれるからや、黙秘し続ける者などと、核心に迫れる情報は未だ」
「得れる物は少ないかもしれないが、引き続き頼む。それで、インクルは何処に?」
「その人物は更に奥に」
それを聞くとハンスは更に奥へと進み、扉が付き始めた区画へと辿り着き一番手前に王国軍兵士が立っていたので、そこへと入って行く。
すると部屋には既に数名の王国軍兵士がいるのだった。
「失礼するよ、ここはインクルがいる部屋かな」
「っ! 国王様」
部屋にいた王国軍兵士たちは、突然ハンスがやって来た事に驚く。
「君たちはサスト隊だね」
「はい、ハンス国王。サスト隊中隊長のカビルです。サスト隊長より、こちらの尋問を任されて尋問中でした」
「そうだったか。割って入って悪いね」
「いえ」
そしてハンスはインクルが投獄されている前に立ち、牢屋越しに椅子に完全拘束されているインクルを見下ろす。
「……いやいや、まさか国王様が自らおいでになるとは、よっぽど暇なのかな?」
「貴様! ハンス国王に何て口を――」
一人の兵士が激怒したのをハンスが止め、インクルに対し声を掛けた。
「久しぶりだな、インクル。いや、バベッチと呼んだ方がいいか?」
ティアは慌てた様子でリリエルの方を向く。
「あーそうだったね。ごめん、ついうっかりしてたよ」
「うっかりじゃないですよ! 全く……」
呆れた様子でティアは頭を抱える。
一方で私は、放心状態であった。
え、ティア王女様が月の魔女で、月の魔女がティア王女様? さっきのは私の聞き間違えか? いやいや、そもそもこれは夢なのでは?
何故か私は少し現実逃避をしていた。
小さい頃から憧れていた存在が急に目の前に現れたのだから、頭の中がごちゃごちゃになっているのだ。
「アリス、今の事だけども……って、アリス? だ、大丈夫?」
「……大丈夫です。全然問題ないです」
「全然大丈夫そうに見えないけど? 何でそんな遠くを見ているの?」
私の状態に慌てるティアであったが、リリエルが思い出し口を開く。
「そう言えばアリスは、月の魔女に憧れていたな。大ファンというか、夢にしていたらしいぞ」
「ちょっとリリエル先生! それを知ってて、どうしてさっきみたいに口を滑らせるんですか!」
「そんなに怒ること……あ」
リリエルはその時ふとタツミが視界に入る。
するとタツミに対し、片腕を出して指を鳴らす。
直後タツミは急激な睡魔に襲われ、そのまま壁にもたれながら眠りに落ちるのだった。
「悪いなタツミ。今聞いた事は後で忘れてもらうから、ちょっと寝てて」
「……リリエル先生」
「ん? タツミの事は心配するな、昔みたいに月の魔女に関しての会話だけ忘れてもらうだけだから」
「急に怖い事しないでくださいよ」
「それは悪かった。それでどうする? 今のアリスはちょっとした放心状態だ、タツミの様に眠ってもらって忘れさせることもできるぞ。ティアが本当に誰にも知られたくないというのならだが」
ティアはリリエルの言葉を聞くと瞳を閉じて小さく息を吐いた。
「アリスにはもうそんな事しなくていいですよ」
「隠さなくていいのか? 月の魔女という正体を?」
「いいです。そもそもは、リリエル先生が悪いですけど彼女にならバレてもいいです」
「確かに私が悪いな。でも、どうしてそう思うんだい? あんなに月の魔女という事を隠し続けてきたのに」
リリエルの態度からティアはバラした事は確信犯だなと思ったが、そこに関しては追求せずに問いかけに対して答えた。
「ひいき、いやこんな事に巻き込んでしまったお詫びというか、私のこんな事で安心してくれるのなら教えたいんですよ。それにアリスなら教えても秘密を守って誰にも言わなそうですし」
「高く評価しているね。それはリーリアの娘だからかい?」
「それも少しはありますけど、学院での彼女いやクリスとしての振る舞いや考え方からですよ。マイナに少し前にアリスの学院での様子について教えてもらったんです」
「そうか」
「それに、ルークを変わらせてくれた子って事が大きいかもですね」
そうティアは口にし、放心状態の私の方を見る。
そしてティアは私の意識を戻らそうと声を掛けながら軽く身体を揺らす。
「はっ! え、えっと、その、あ、あの」
「まずは深呼吸して落ち着いて、アリス」
私はそう言われゆっくりと深呼吸を数回し自分を落ち着ける。
落ち着いた所でティアの方から先に話し始める。
「それじゃ改めて。さっきは狙った事故だったけど、私が昔月の魔女って呼ばれていたのは間違いわ」
「ほ、本当なんですね。本当にティア王女様が、あの月の魔女なんですね!」
「そうよ」
「わぁあ! じゃ、あの有名な「私が唯一借りを作ったのは貴方だけ。だから、その借りを今返すわ」ってセリフもティア王女様が?」
「えっ……ええ」
「それじゃ、皆を救う時に「私が皆を照らす希望になる」と鼓舞して偶然遭遇した敵を薙ぎ払ったのも?」
「そ、そうよ……」
「当時学院で暴れていた黄金の悪魔を手懐けて、学院の皆の手本となっていたんですよね? 本当に凄いですよ!」
「……うん」
「あ、そう言えば学院時代には七――」
「あー! もうそれ以上辱めるのはやめて! 死にそう。辛い。過去の自分を殴りたくなる」
突然ティアがうずくまり、一方でリリエルは笑いを堪えている姿に私は何だか分からず首を傾げた。
その後、ティアが平常心を取り戻すまで時間がかかるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
王城の地下階段をハンスと王国軍兵士数名が共に降りていた。
「それで、奴らの様子は?」
「はい。特に暴れる事無く静かに牢屋内にいます」
「そうか。情報の方は?」
「そちらに関しては進展はなく、一切口をわりません」
「分かった」
そんな会話をしていると階段を降り終え、地下の扉に辿り着くとそこには門番として王国軍兵士が立っていた。
ハンスの到着を見て門番は扉を開け、ハンスたちは扉の奥へと進んで行く。
扉の奥には牢屋が左右に並び奥までその造りとなっていた。
ハンスは先頭で奥へと歩いて行くと、遠くに数名の王国軍兵士がいるのが目に入る。
「サスト状況は?」
そこに居たのは王国軍8部隊が一人、サスト隊長とその部下たちであった。
「国王、申し訳ありません。ほとんど進展はありません」
「そうか」
ハンスはサストの横に立ち、今回の王都襲撃事件を起こした中心人物たちへとそれぞれ視線を向けた。
そして事前に渡された資料を取り出す。
「ユンベールの『サンショウ』鋼鉄のジーニン、アサシンのペルトグレット、魔獣使いのウェント、そして操り師のオムジットか」
「尋問しても指示に従ったや、暴れさせてくれるからや、黙秘し続ける者などと、核心に迫れる情報は未だ」
「得れる物は少ないかもしれないが、引き続き頼む。それで、インクルは何処に?」
「その人物は更に奥に」
それを聞くとハンスは更に奥へと進み、扉が付き始めた区画へと辿り着き一番手前に王国軍兵士が立っていたので、そこへと入って行く。
すると部屋には既に数名の王国軍兵士がいるのだった。
「失礼するよ、ここはインクルがいる部屋かな」
「っ! 国王様」
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「君たちはサスト隊だね」
「はい、ハンス国王。サスト隊中隊長のカビルです。サスト隊長より、こちらの尋問を任されて尋問中でした」
「そうだったか。割って入って悪いね」
「いえ」
そしてハンスはインクルが投獄されている前に立ち、牢屋越しに椅子に完全拘束されているインクルを見下ろす。
「……いやいや、まさか国王様が自らおいでになるとは、よっぽど暇なのかな?」
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