ブルークリスタル(1)【挿絵だらけ】~3年前にタイムリープした女SAGE~

雑魚すけるとん

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1.元の世界~学生時代

(22)遠足③灯台~謎の廃墟遺跡

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(語り手:ヴァイオレット)

お昼ご飯を食べた後すぐに灯台の麓に辿り着いた。
気になる部分をメモしていく。

エステル「ヴァイオレット先輩、あれ何ですか?」
ヴァイオレット「何だろうね、わからないからメモしておくよ」
他のメンバーも色々周りを見ながら指摘してくれる。

灯台の中に入っても同じように詳細に記録をつけていく。
小さな虫が気になった。ただ、戦うまでもない感じだ。

虫の親分みたいなのがいないといいな…。


ガンナム「虫の親分出てこーい」
マテオ「つまんないなあ…」

ヴァイオレット「あ…」声が出ない…

エルージュ「囲まれたわね、ガンナム、マテオこっちに来て、急いで!」

エルージュが構えた。


リンカ「私も行きます!」
リンカもファイティングスタンスだ!
強そうに見える!

リンカ「いやぁぁぁ!」

エステル「それっ!」

エステルもなかなかじゃない?
カッコいいよ!こんなに強かったっけ?


でも、やっぱり2年生がすごい。
アルスとエルージュ…

アルスは何か前回とは顔つきが違うように思える。


私も試作した鎌でやってみよう!

ヴァイオレット「やぁ!」
うまく当たらないな…

フラリーネ「ヴァイオレット!カッコいいよ!私に任せて!」

フラリーネの小さな優しい魔法が発動する。

虫たちはどこかへ去っていった…。
派手に戦うだけがいいことではない。
これで良かったと思う。

ヴァイオレット「今の魔法は?」
フラリーネ「うーん、強いて言えばディープブレス、深呼吸という意味かな。虫たちを落ち着かせるための魔法だよ」
ヴァイオレット「ふむふむ!良い魔法ね!」
フラリーネ「えへへ、ありがとう!実は気に入ってるんだ!」


灯台の中の記録はだいたい終わったわ。


やはり灯台の頂上といえば景色だろう。
山登りのご褒美と同じで、上からの景色によってそれまでの苦労がすべて報われる。

灯台の頂上でロキたちのチームと再び会った。

1年生も楽しそうに騒いでいる。

他のパーティーはすでに調査が終わって学校へ戻っていったらしい。
私たちのパーティーとロキたちのパーティーが最後みたい。

私たちは遠回りして帰る予定だからそろそろ行かないといけないわ。



アルス「おーい、ロキ~」
ロキ「どうした?」
アルス「俺たちは寄るところがあるからそろそろ行くわ!」
ロキ「おう!じゃあ学校で!」

アルス「ロキたちはしばらくここにいるのか?」
ロキ「ああ、もうちょっと灯台のことを知りたいからな」
アルス「そっか、じゃあまた後で!」

私たちのパーティーは灯台を後にした。







灯台からは通常の道ではないところを歩いて行った。

道のようなものはあるがどちらかといえば険しい。

どのくらい歩いただろう。

フラリーネ「ねえ、あれ何?」
アルス「な、何だあれは?ちょっと気味悪いな…」

古い廃墟みたいな感じだ。
でも造りはしっかりしている。一般の民家ではなく教会?遺跡?

ヴァイオレット「ちょっと記録するね」
アルス「本当に気持ち悪いな!ここは」

ヴァイオレット「ノルン島でこんなものがあるなんて初めて知ったわ。帰ったら調べてみましょう」
アルス「そうだな!」


エルージュ「これは墓場だよね?」
エステル「そうみたいですね」
リンカ「き、気味悪いです…」

エルージュ「調べるところを調べて帰ろう」
リンカ「はい、そうしましょう」
エステル「賛成です」




ヴァイオレット「石像がいっぱい…。何だろうこれは?」
私は一人で少し探索してみた。

気になったところは全て記録に残していく。

背後で何か動いた?
とっさにカマを持ち、構えた。
何かいる…。

石像が動いて襲いかかってきた。
私も応戦する。

石像の数が多い…
背後を取られてしまった。

だんだん気を失っていくのがわかる。





(語り手:フラリーネ)

ヴァイオレットがいなくなった。さっきまでいたんだけど…

フラリーネ「ねえ、アルス、ヴァイオレットは?一緒にいなかった?」
アルス「ああ、俺も探している、少し前まで一緒だった」

アルス「ヴァイオレット~!いるか~?」
私たちはヴァイオレットを探し始めた。

薄気味悪いけど、探している。

1年生にも一緒に探してもらっている。


これは私の勘…

このまま探し続けたら危ない気がする。
困ったときは助けを呼ぼう。

フラリーネ「ガンナムくんとマテオくん、今から急ぎで灯台に戻って、ロキたちを呼びに行ってもらえる?」
ガンナム、マテオ「わかりました!がんばります」

ロキたちがまだ灯台にいることを祈りつつ、ヴァイオレットを探そう。

エルージュ「ヴァイオレット~!いる~?」
やはり薄気味悪い、こんなところに長い時間一人でいたら頭がおかしくなりそうだよ。
フラリーネ「ヴァイオレット~!」

今やるべきことはヴァイオレットを探すこと、そしてはやく撤収すること…

ガンナムとマテオはどうなっただろう?ロキに会えたかな?

まだ彼らが灯台に残っていれば

おそらく探すのを手伝いに来てくれるだろう。

神様、お願いです!ロキたちを灯台に留めておいてください。

他力本願は良くないけど「人事を尽くして天命を待つ」のように、
可能な限りの努力をすべて行った上で、あとは焦らずに、その結果を天の意思に任せることは大切なことだ。

焦ってはいけない。わかっているんだけど…。






(語り手:ヴァイオレット)
ここは建物の内部?

そうだ、外の石像の周りを調べていたら石像が動いて襲いかかってきて、

捕まってしまったんだ…。


少し離れたところで男の声が聞こえている…。
通信用の水晶で会話している?
「・・・順調です。セットは終わりました。ちょっと数名のガキが来ましたがね…」
なにか悪いことをしようとしている?









アルス「ヴァイオレット!」

アルスとフラリーネ、エルージュだ!
フラリーネ「よかった!無事だった!」



ヴァイオレット「アルス!」

ヴァイオレットの周りの石像が動き出した。
そしてアルスたちに襲いかかる!


エルージュ「待ってて!今助けるから!」

アルスたちは懸命に戦う。

1年生のリンカとエステルも加わった。
彼女たち、こんなに強かったっけ?

動く石像をすべて破壊した!


謎の男「おいおい、俺の縄張りで勝手なことするなよ」
謎の男がナイフを持って私に近寄ってきた。

謎の男「こいつがどうなってもいいのか?」

アルス「待ってくれ!俺はどうなってもいいから、ナイフをおさめてくれ」
アルスは剣を床に置いた。

謎の男「ほう、いい心構えだ。おい!石像を破壊した女二人!こっちへ来い!」
謎の男はエステルとリンカを呼び寄せた。

万事休すだ…私のせいでみんなが…


ロキ「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
ミカエラ「・・・」

電光石火だ!
ロキとミカエラが現れ、突進してきた!

いや、ロキとミカエラだけはない。
マリア、1年生のライラ、サラビアもいる。

一番早いのはミカエラだ!

ミカエラの蹴りが男に命中した!

男はそのまま遠くへ吹っ飛んだ。

最後はアルス、エルージュ、フラリーネが男をやっつけた。


勇敢な仲間によって、私は無事助けられた。
本当に感謝している。








薄気味悪い謎の廃墟遺跡での出来事だった。
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