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1.元の世界~学生時代
(26)遭難した先はカルナだった…
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ヴァイオレット「船を作ってみたい…」
ヴァイオレットがつぶやいた。
エルージュ「え?」
ミカエラ「え?」
フラリーネ「え?」
マリア「ちょっ!」
エルージュ「ふね~?」
ヴァイオレット「そう、船…」
マリア「ヴァイオレットが?」
ヴァイオレット「うん、私が…」
ミカエラ「自作で?」
ヴァイオレット「うん、正確には私たちで…」
フラリーネ「う、海に浮かぶやつだよね?」
ヴァイオレット「そう、海に浮かぶ船…」
フラリーネ「そ、それは無理があるんじゃないかな…」
エルージュ「そうだよ!じゃあ、まずは1人用の筏からにしない?」
ヴァイオレット「わかった。じゃあ、これから木材を集めて来る」
マリア「いやいや!無理だから!」
ミカエラ「ロキとアルスを呼んでくる」
ミカエラが2人を連れて戻ってきた。
彼らに概要を話すと…
アルス「うおー!なんて浪漫があるんだ!」
ロキ「俺もだ!ヴァイオレット!なんでもする!」
マリア「ロキがそういうなら、私も頑張るよ」
(語り手:フラリーネ)
単細胞のアルスとロキ…
そしてロキに弱いマリア…。
筏を作って満足すれば、それでいいのかも。
学校の裏には海岸がある。そして近くに森や林があるから木材を集めることは、それほど大変なことではない。
単細胞のアルスとロキは競うように丸太を運んでいる。
材料集めは短時間で終わりそうね。
信じられない握力!あのヴァイオレットが重たい丸太を掴んで運んでいる。
マリア「ヴァイオレット!それおかしい!ありえないから!」
ヴァイオレット「え?」
集めた丸太を縄でくくりつなげていく。
これで簡単ではあるが、筏の完成だ。
アルス「誰が乗る?」
ロキ「もし誰も希望者がいないなら俺が…」
ロキに決まった。
ロキ「じゃあ、ちょっと軽く航海してみる!」
アルス「勝負だ!ロキ!」
アルスは走り始めた!
アルスとロキの姿はあっというまに見えなくなった。
さて、ヴァイオレットも満足したような感じだし、私は魔法の訓練をしようかな。
マリアもエルージュもミカエラもそれぞれやりたいことのために移動していった。
ヴァイオレットも工房室に戻るみたい。
(語り手:アルス)
何時間走っただろう。ロキの姿が見えなくなったり、林の先に小さく見えたり、俺は一生懸命に追いかけた。
砂浜に立つロキを見つけた!
驚いた!ロキの目には涙が!
アルス「やっと追いついた!どうした?感動して涙が止まらないのか?」
ロキ「うぅ…死ぬかと思った。」
アルス「え?」
ロキ「す、すごく怖かったんだ…」
アルス「お前にも怖いものがあるんだな(笑)」
ロキ「う、渦潮に巻き込まれるところだったんだぞ!」
ロキが落ち着くのを待ってから俺たちは帰路に就いた。
アルス「なあ、ロキ、ここはどこの町だ?」
ロキ「お、俺にもわからん…」
走っている女の子がいる。
ロキ「あの子に聞いてみよう!」
アルス「いや、俺が声をかけるから、ロキは…」
(上半身裸だし声をかけられた人は驚くから…)
遅かった…
同じくらいの歳だろうか?どこかの学校の制服っぽい。
その子にロキは声をかけた。
ロキ「すみません、帰るためにお金が必要なんです。貸していただけないでしょうか?」
女の子は振り返った。
ローラ「ひっ!」
ロキ「すみません、お金を…」
ローラ「・・・・」(怖くて声が出ない)
ロキ「あの…聞こえていますか?お金を…」
別の女の子が駆け寄ってきた。
ファリーザ「ローラ、どうしたの?」
ローラ「あ、あの、この人が…」
ロキに向かって言った。
ファリーザ「どういうことでしょうか?」
ロキ「あ、すみません。俺たち船に乗って流されてここまで迷ってきてしまって。帰りたいんですが、お金がなくて…。貸してもらえないかと思い、声をかけました」
ファリーザ(あ、この人のことを知ってる…)
ファリーザ「どこから来たんですか?あなたは誰ですか?」
ロキ「ああ、すみません、自分の名前も名乗らずに…。俺はカレンナ冒険者学校2年のロキといいます。」
アルス「同じくカレンナ冒険者学校2年のアルスといいます。」
ファリーザ「ああ!カレンナの!」
ローラ「先輩知っているんですか?」
ファリーザ「思い出したわ!」
ロキ「え?」
ファリーザ「私はカルナ冒険者学校2年生、ファリーザです。こっちは1年生のローラ。去年の運動会でロキさんを見たの。」
ロキ「じゃあ、ここはカルナの町?」
ファリーザ「そうよ。カレンナからここまで船で流されて?」
ロキ「遊んでいたら…遭難しかけたって感じかな」
ファリーザ「私がお金を貸しますよ」
ロキ「あ、ありがとう」
アルス「ありがとうございます」
ファリーザ
(ロキさんって、去年1年生なのに運動神経が良くてカッコよかった人だ、うん覚えてる。)
ソニア「どうしたの?」
また別の女性が現れた。
ファリーザ「カレンナのロキさんとアルスさんが船で遭難してカルナまで来てしまったんだって」
ソニア「ええ?噓でしょ!」
ロキ「嘘じゃないです。俺は船で遭難しかけて、こっちのアルスは海辺を走って追いかけていて…」
ソニア「えええええ!走ってきたの?」
アルス「必死に追いかけてきたんだけど、どこだかわからなくなっちゃって…」
ソニア「キミすごいね!」
アルス「ありがとう。」
ソニア「ちょっと待って、カルナの仲間を紹介するね」
こちらに向かってぞろぞろと数人の人が歩いてくる。
カイロ「はじめまして、2年生のカイロだ。」
モガ「俺はモガだ。」
マリク「ボクはマリクといいます。」
ソニア「3人とも2年生で同級生なの」
アラン「ソニアせんぱーい!」
サルマド「どこ行ってたんですか?」
ウマル「せ、先輩、ナンパされていたんですか?」
ソニア「ち、違うわよ!」
ソニア「こっちは1年生のアラン、サルマド、ウマルね」
ソニア「みんな、カレンナ冒険者学校2年生のロキさんとアルスさんね。覚えておいてね」
ソニア「私はソニア、カルナ冒険者学校2年生、一応生徒会長っていうのをやっているの。今日は町の見回り活動の日で町に来て、見て歩いているの。」
アルス「ええ!?」
ロキ「おお!?」
(語り手:ロキ)
結局ファリーザさんからお金を借りて馬車で帰ってきた。
借りたお金については、ファリーザさんは秋の運動会のときにでも返してくれればいいということだったが、そんなに長い間お金を借りておくわけにはいかない。近々お金を返すためにカルナに来ようと思う。
これがカルナ冒険者学校の生徒と初めて会話をしたときの話だ。
2年生の体格のいい2人は戦士だろうか?色々な意味でカルナ冒険者学校に興味を持った。
ところで生徒会長って何だ?アルスは驚いていたけど知っているのかな?
あとで聞いてみよう。
ヴァイオレットがつぶやいた。
エルージュ「え?」
ミカエラ「え?」
フラリーネ「え?」
マリア「ちょっ!」
エルージュ「ふね~?」
ヴァイオレット「そう、船…」
マリア「ヴァイオレットが?」
ヴァイオレット「うん、私が…」
ミカエラ「自作で?」
ヴァイオレット「うん、正確には私たちで…」
フラリーネ「う、海に浮かぶやつだよね?」
ヴァイオレット「そう、海に浮かぶ船…」
フラリーネ「そ、それは無理があるんじゃないかな…」
エルージュ「そうだよ!じゃあ、まずは1人用の筏からにしない?」
ヴァイオレット「わかった。じゃあ、これから木材を集めて来る」
マリア「いやいや!無理だから!」
ミカエラ「ロキとアルスを呼んでくる」
ミカエラが2人を連れて戻ってきた。
彼らに概要を話すと…
アルス「うおー!なんて浪漫があるんだ!」
ロキ「俺もだ!ヴァイオレット!なんでもする!」
マリア「ロキがそういうなら、私も頑張るよ」
(語り手:フラリーネ)
単細胞のアルスとロキ…
そしてロキに弱いマリア…。
筏を作って満足すれば、それでいいのかも。
学校の裏には海岸がある。そして近くに森や林があるから木材を集めることは、それほど大変なことではない。
単細胞のアルスとロキは競うように丸太を運んでいる。
材料集めは短時間で終わりそうね。
信じられない握力!あのヴァイオレットが重たい丸太を掴んで運んでいる。
マリア「ヴァイオレット!それおかしい!ありえないから!」
ヴァイオレット「え?」
集めた丸太を縄でくくりつなげていく。
これで簡単ではあるが、筏の完成だ。
アルス「誰が乗る?」
ロキ「もし誰も希望者がいないなら俺が…」
ロキに決まった。
ロキ「じゃあ、ちょっと軽く航海してみる!」
アルス「勝負だ!ロキ!」
アルスは走り始めた!
アルスとロキの姿はあっというまに見えなくなった。
さて、ヴァイオレットも満足したような感じだし、私は魔法の訓練をしようかな。
マリアもエルージュもミカエラもそれぞれやりたいことのために移動していった。
ヴァイオレットも工房室に戻るみたい。
(語り手:アルス)
何時間走っただろう。ロキの姿が見えなくなったり、林の先に小さく見えたり、俺は一生懸命に追いかけた。
砂浜に立つロキを見つけた!
驚いた!ロキの目には涙が!
アルス「やっと追いついた!どうした?感動して涙が止まらないのか?」
ロキ「うぅ…死ぬかと思った。」
アルス「え?」
ロキ「す、すごく怖かったんだ…」
アルス「お前にも怖いものがあるんだな(笑)」
ロキ「う、渦潮に巻き込まれるところだったんだぞ!」
ロキが落ち着くのを待ってから俺たちは帰路に就いた。
アルス「なあ、ロキ、ここはどこの町だ?」
ロキ「お、俺にもわからん…」
走っている女の子がいる。
ロキ「あの子に聞いてみよう!」
アルス「いや、俺が声をかけるから、ロキは…」
(上半身裸だし声をかけられた人は驚くから…)
遅かった…
同じくらいの歳だろうか?どこかの学校の制服っぽい。
その子にロキは声をかけた。
ロキ「すみません、帰るためにお金が必要なんです。貸していただけないでしょうか?」
女の子は振り返った。
ローラ「ひっ!」
ロキ「すみません、お金を…」
ローラ「・・・・」(怖くて声が出ない)
ロキ「あの…聞こえていますか?お金を…」
別の女の子が駆け寄ってきた。
ファリーザ「ローラ、どうしたの?」
ローラ「あ、あの、この人が…」
ロキに向かって言った。
ファリーザ「どういうことでしょうか?」
ロキ「あ、すみません。俺たち船に乗って流されてここまで迷ってきてしまって。帰りたいんですが、お金がなくて…。貸してもらえないかと思い、声をかけました」
ファリーザ(あ、この人のことを知ってる…)
ファリーザ「どこから来たんですか?あなたは誰ですか?」
ロキ「ああ、すみません、自分の名前も名乗らずに…。俺はカレンナ冒険者学校2年のロキといいます。」
アルス「同じくカレンナ冒険者学校2年のアルスといいます。」
ファリーザ「ああ!カレンナの!」
ローラ「先輩知っているんですか?」
ファリーザ「思い出したわ!」
ロキ「え?」
ファリーザ「私はカルナ冒険者学校2年生、ファリーザです。こっちは1年生のローラ。去年の運動会でロキさんを見たの。」
ロキ「じゃあ、ここはカルナの町?」
ファリーザ「そうよ。カレンナからここまで船で流されて?」
ロキ「遊んでいたら…遭難しかけたって感じかな」
ファリーザ「私がお金を貸しますよ」
ロキ「あ、ありがとう」
アルス「ありがとうございます」
ファリーザ
(ロキさんって、去年1年生なのに運動神経が良くてカッコよかった人だ、うん覚えてる。)
ソニア「どうしたの?」
また別の女性が現れた。
ファリーザ「カレンナのロキさんとアルスさんが船で遭難してカルナまで来てしまったんだって」
ソニア「ええ?噓でしょ!」
ロキ「嘘じゃないです。俺は船で遭難しかけて、こっちのアルスは海辺を走って追いかけていて…」
ソニア「えええええ!走ってきたの?」
アルス「必死に追いかけてきたんだけど、どこだかわからなくなっちゃって…」
ソニア「キミすごいね!」
アルス「ありがとう。」
ソニア「ちょっと待って、カルナの仲間を紹介するね」
こちらに向かってぞろぞろと数人の人が歩いてくる。
カイロ「はじめまして、2年生のカイロだ。」
モガ「俺はモガだ。」
マリク「ボクはマリクといいます。」
ソニア「3人とも2年生で同級生なの」
アラン「ソニアせんぱーい!」
サルマド「どこ行ってたんですか?」
ウマル「せ、先輩、ナンパされていたんですか?」
ソニア「ち、違うわよ!」
ソニア「こっちは1年生のアラン、サルマド、ウマルね」
ソニア「みんな、カレンナ冒険者学校2年生のロキさんとアルスさんね。覚えておいてね」
ソニア「私はソニア、カルナ冒険者学校2年生、一応生徒会長っていうのをやっているの。今日は町の見回り活動の日で町に来て、見て歩いているの。」
アルス「ええ!?」
ロキ「おお!?」
(語り手:ロキ)
結局ファリーザさんからお金を借りて馬車で帰ってきた。
借りたお金については、ファリーザさんは秋の運動会のときにでも返してくれればいいということだったが、そんなに長い間お金を借りておくわけにはいかない。近々お金を返すためにカルナに来ようと思う。
これがカルナ冒険者学校の生徒と初めて会話をしたときの話だ。
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