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(39)運動会④(1年生の武闘会の予選)
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午後の競技は武闘会だ。カルナとカレンナの各学年125名程度のうち、一番強いヤツを決める競技だ。競技の構成としては予選と決勝トーナメントから構成されている。各自クジを引いて1~8の番号の入った紙を手にする。決勝トーナメントの1~8への出場権をめぐって、予選では同じ番号を持った15人程度の者同士が戦う集団戦だ。
これは国際武闘大会と同じ方式を採用している。この運動会は国際的な基準にあわせていくような考え方になっている。
決勝トーナメントへの出場が決まると、参加ポイントとして10ポイントが付与される。昨年までは学年別ではなかったのだが、今年より学年別で実施されることになった。
(語り手:アルス)
昨年は先輩に交じって戦っていて、本当に苦労した。俺は予選敗退だった。ロキは決勝トーナメントに出場できたものの、準決勝で敗退した。1年生の中で1番を決めるという点においては学年別の方が良いと思う。
昼食も済ませて、なんか少し眠くなってきたような気がする…
マリア「アルスー!第1会場のサラビアがピンチ!」
アルス「マジかよ!急げ!」
■第1会場の様子
カレンナの白い体育着の子が場外に弾き飛ばされた。残る白い体育着の選手はサラビアだけだ。赤いチュニックの生徒4人に囲まれた。彼らはサラビアを倒した後、ゆっくりと一番を決める戦いをするつもりなのだろう。
アルス「サラビアー!大丈夫!いつもどおりやるんだ!」
マリア「サラの願いは叶うはずだよー!」
サラビアは意を決した表情をして、精神を集中している。次の瞬間、サラビアの華麗な剣さばきを見ることができた。練習どおりで、とても美しいと思った。サラビアの上品な剣術ですべての選手を倒した。
マリア「うぅ!」
マリアが嬉しそうに涙を流している。いやいや、スタートラインに立っただけで、これから決勝トーナメントだってば!
第1会場勝者:サラビア
■第2会場の様子
魔法コースのアージがいる。つかみどころのない変わった子であるが、実力はどうなんだろ?
次々に選手たちが破れていく中で、アージともう1人、カルナの子が残っている。確かカルナの町で見た子だよな…。ウマルだったっけ。
ミカエラ「アージの相手の子、走るのが速かったよ。」
アルス「ミカエラが言うんだから相当速いんだろうな…」
アージが距離を保ちながら魔法で攻撃する。ウマルは剣で魔法をさばいていく。
1対1のこの状況ではアージの方が不利だ。魔力が尽きた段階で負けが決定するだろう。アージが接近戦に対応できるなら色々可能性が出てくると思うのだが…
次の瞬間だった、ウマルの攻撃が決まった!
ソニア「やったー!ウマルくん、カッコいいぞー、カレンナの子もよく頑張った!」
ミカエラ「アージ、残念だったね…」
ミカエラはアージと魔法コースで一緒なので残念そうだった…
サラビアの次の相手はコイツか。厳しい戦いになりそうだと思った。
第2会場勝者:ウマル
■第3会場の様子
ロキ「アルス、ガンナムが最後まで残ってる!」
アルス「マジかよ!」
ガンナムの相手、赤いチュニックの男もカルナの町で見たヤツだ。サルマドという名前だったよな。
ガンナムが攻撃をするが、サルマドというヤツと互角の戦いをしている。二人は接近戦だ。
ガンナムが間合いを嫌って後ろにさがった瞬間だった。サルマドの魔法が発動した。完全にこの瞬間を狙われていたようだ。
ロキ「ああ、やられた…」
アルス「戦士と接近戦で互角に戦うなんてすごいな、魔法使いか?」
ロキ「いや、あいつは元気いっぱいのカノジョがいる神官だと思う」
アルス「なんで元気いっぱいとかわかるんだよ(笑)」
第3会場勝者:サルマド
■第4会場の様子
アルス「ありゃ、もう終わってる…」
ロキ「どうなったんだ?」
エステル「先輩~!」
アルス「エステル!ここで戦ったのか?」
エステル「そうなんですよ」
ロキ「エステルは勝てたのか?」
エステル「はい、おかげさまで!」
アルス「おお!おめでとう!」
ロキ「おめでとう!」
エステル「決勝トーナメントは見てくれますか?」
アルス「ああ、もちろんだ!」
エステル「やった!私頑張ります!」
第4会場勝者:エステル
■第5会場の様子
エルージュ「ねえ、アルス!あの戦士の女の子なかなか強いよ」
エルージュが指さしたのは第5会場でマテオと戦っているカルナの戦士だ。
アルス「あれはロキが怖がらせた子だよな?」
ロキ「あのときは本当に申し訳なかったよ…チアもやってたけど、元気いっぱいな子だったよ」
マテオが剛なら対戦している戦士は柔だ。スピードが違う。
エルージュ「このまま時間が経過すれば有利なのはマテオだけど、我慢できるだろうか…」
マテオは防戦一方で焦ったりしていないか?
防戦一方のマテオは我慢できずに、反撃を始めようとした。その瞬間だった、防御が緩んだ瞬間を狙われた。
第5会場勝者:ローラ
■第6会場の様子
ミカエラ「リンカー!がんばれ!」
第6会場ではリンカが集団戦を戦っている。うまく立ち回っていて狙われるわけでもなく、風景に馴染んでいる感じがする。残った選手が3人になった時点でリンカが積極的に戦闘に参加し始めた。
敵として認識されずに人数が減ったころに最小限の労力で勝利するやり方、そして速い!こういう戦い方をする戦士ってリンカしかいないよ。
アルス「リンカー!さすがだよ!戦い方が素晴らしかった!惚れたよー!」
ミカエラ「!」(え?アルスがリンちゃんに惚れたの?)
リンカ「あは!」(今、言ったよね?惚れたって言ったよね?ダメ、クールなままでいなくちゃ!)
第6会場勝者:リンカ
■第7会場の様子
ヴァイオレット「ムバラクが戦っているの…」
正確な表現をすると、大勢の中でムバラクが逃げ回っている。同じように逃げ回っているカルナの子がいる。
アランという名前だっけ。
偶然なのか強運の持ち主なのかわからないが、逃げ回っていた2人が残った…。
アルス「なんて運がいい…」
ロキ「ああ、ムバラクさんがやられた!」
どうやらカルナの子、アランが勝ったようだ。
第7会場勝者:アラン
■第8会場
アルス「おお!ライラだ!」
ライラがだけが残っている
ライラ「先輩!もう終わってしまいましたよー!見てて欲しかったのに…」
アルス「ごめんな、次は必ず見るよ!」
ロキ「アルスにべったりだな…」
第8会場勝者:ライラ
これで1年生の決勝トーナメントが決まった。
次は2年生の番だ。
これは国際武闘大会と同じ方式を採用している。この運動会は国際的な基準にあわせていくような考え方になっている。
決勝トーナメントへの出場が決まると、参加ポイントとして10ポイントが付与される。昨年までは学年別ではなかったのだが、今年より学年別で実施されることになった。
(語り手:アルス)
昨年は先輩に交じって戦っていて、本当に苦労した。俺は予選敗退だった。ロキは決勝トーナメントに出場できたものの、準決勝で敗退した。1年生の中で1番を決めるという点においては学年別の方が良いと思う。
昼食も済ませて、なんか少し眠くなってきたような気がする…
マリア「アルスー!第1会場のサラビアがピンチ!」
アルス「マジかよ!急げ!」
■第1会場の様子
カレンナの白い体育着の子が場外に弾き飛ばされた。残る白い体育着の選手はサラビアだけだ。赤いチュニックの生徒4人に囲まれた。彼らはサラビアを倒した後、ゆっくりと一番を決める戦いをするつもりなのだろう。
アルス「サラビアー!大丈夫!いつもどおりやるんだ!」
マリア「サラの願いは叶うはずだよー!」
サラビアは意を決した表情をして、精神を集中している。次の瞬間、サラビアの華麗な剣さばきを見ることができた。練習どおりで、とても美しいと思った。サラビアの上品な剣術ですべての選手を倒した。
マリア「うぅ!」
マリアが嬉しそうに涙を流している。いやいや、スタートラインに立っただけで、これから決勝トーナメントだってば!
第1会場勝者:サラビア
■第2会場の様子
魔法コースのアージがいる。つかみどころのない変わった子であるが、実力はどうなんだろ?
次々に選手たちが破れていく中で、アージともう1人、カルナの子が残っている。確かカルナの町で見た子だよな…。ウマルだったっけ。
ミカエラ「アージの相手の子、走るのが速かったよ。」
アルス「ミカエラが言うんだから相当速いんだろうな…」
アージが距離を保ちながら魔法で攻撃する。ウマルは剣で魔法をさばいていく。
1対1のこの状況ではアージの方が不利だ。魔力が尽きた段階で負けが決定するだろう。アージが接近戦に対応できるなら色々可能性が出てくると思うのだが…
次の瞬間だった、ウマルの攻撃が決まった!
ソニア「やったー!ウマルくん、カッコいいぞー、カレンナの子もよく頑張った!」
ミカエラ「アージ、残念だったね…」
ミカエラはアージと魔法コースで一緒なので残念そうだった…
サラビアの次の相手はコイツか。厳しい戦いになりそうだと思った。
第2会場勝者:ウマル
■第3会場の様子
ロキ「アルス、ガンナムが最後まで残ってる!」
アルス「マジかよ!」
ガンナムの相手、赤いチュニックの男もカルナの町で見たヤツだ。サルマドという名前だったよな。
ガンナムが攻撃をするが、サルマドというヤツと互角の戦いをしている。二人は接近戦だ。
ガンナムが間合いを嫌って後ろにさがった瞬間だった。サルマドの魔法が発動した。完全にこの瞬間を狙われていたようだ。
ロキ「ああ、やられた…」
アルス「戦士と接近戦で互角に戦うなんてすごいな、魔法使いか?」
ロキ「いや、あいつは元気いっぱいのカノジョがいる神官だと思う」
アルス「なんで元気いっぱいとかわかるんだよ(笑)」
第3会場勝者:サルマド
■第4会場の様子
アルス「ありゃ、もう終わってる…」
ロキ「どうなったんだ?」
エステル「先輩~!」
アルス「エステル!ここで戦ったのか?」
エステル「そうなんですよ」
ロキ「エステルは勝てたのか?」
エステル「はい、おかげさまで!」
アルス「おお!おめでとう!」
ロキ「おめでとう!」
エステル「決勝トーナメントは見てくれますか?」
アルス「ああ、もちろんだ!」
エステル「やった!私頑張ります!」
第4会場勝者:エステル
■第5会場の様子
エルージュ「ねえ、アルス!あの戦士の女の子なかなか強いよ」
エルージュが指さしたのは第5会場でマテオと戦っているカルナの戦士だ。
アルス「あれはロキが怖がらせた子だよな?」
ロキ「あのときは本当に申し訳なかったよ…チアもやってたけど、元気いっぱいな子だったよ」
マテオが剛なら対戦している戦士は柔だ。スピードが違う。
エルージュ「このまま時間が経過すれば有利なのはマテオだけど、我慢できるだろうか…」
マテオは防戦一方で焦ったりしていないか?
防戦一方のマテオは我慢できずに、反撃を始めようとした。その瞬間だった、防御が緩んだ瞬間を狙われた。
第5会場勝者:ローラ
■第6会場の様子
ミカエラ「リンカー!がんばれ!」
第6会場ではリンカが集団戦を戦っている。うまく立ち回っていて狙われるわけでもなく、風景に馴染んでいる感じがする。残った選手が3人になった時点でリンカが積極的に戦闘に参加し始めた。
敵として認識されずに人数が減ったころに最小限の労力で勝利するやり方、そして速い!こういう戦い方をする戦士ってリンカしかいないよ。
アルス「リンカー!さすがだよ!戦い方が素晴らしかった!惚れたよー!」
ミカエラ「!」(え?アルスがリンちゃんに惚れたの?)
リンカ「あは!」(今、言ったよね?惚れたって言ったよね?ダメ、クールなままでいなくちゃ!)
第6会場勝者:リンカ
■第7会場の様子
ヴァイオレット「ムバラクが戦っているの…」
正確な表現をすると、大勢の中でムバラクが逃げ回っている。同じように逃げ回っているカルナの子がいる。
アランという名前だっけ。
偶然なのか強運の持ち主なのかわからないが、逃げ回っていた2人が残った…。
アルス「なんて運がいい…」
ロキ「ああ、ムバラクさんがやられた!」
どうやらカルナの子、アランが勝ったようだ。
第7会場勝者:アラン
■第8会場
アルス「おお!ライラだ!」
ライラがだけが残っている
ライラ「先輩!もう終わってしまいましたよー!見てて欲しかったのに…」
アルス「ごめんな、次は必ず見るよ!」
ロキ「アルスにべったりだな…」
第8会場勝者:ライラ
これで1年生の決勝トーナメントが決まった。
次は2年生の番だ。
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