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冒険者ギルドから抜けると街の人通りが多くなっているように感じる。先程は開いていなかった店に開店を告げる看板が立てられ、仕事へ急ぐ人も見える。
「それじゃあ奏。ガイ。街の外へ出る前に昼食を準備しよう。屋台を巡る時間はないし、そんなお金もないからまた今度ね。あそこにパン屋があるのは見えるかな。宿代の残りの銀貨1枚で三人分のお昼を買ってきてほしい。この世界のお金は金貨銀貨銅貨銭貨。それぞれ一万円、千円、100円、1円って覚えるといいよ。」
「銀貨1枚ってことは1000円だよね。3人分買えるかな?」
『宿代金が一泊3人で銀貨4枚だったな』
「うーん。ちょっと物価安めなのかなぁ。」
「ガイは奏をちゃんと見てあげてね。私はギルドに戻って情報収集してくるよ。それじゃあいってらっしゃい」
ユキに手を振りガイと共にユキが指差した先に向かうと山型パンのマークの入った店があった。
中に入ると籠に入れられた様々な種類のパンとパイ、クッキーなどの素朴なお菓子が並べられている。お客はおらず、年配の夫婦が奥でパンを焼いている。
奏は入り口近くに置かれた木のトレーとトングを持ってパンを選びにいく。
「ガイ、パンがいっぱいあるよ。どんなパンが好き?」
『肉』
「それはもうパンじゃないよね?うーん。お肉の入ったパンはあるかなぁ」
そういって店内をぐるりと回っていく。見た感じ日本のような菓子パンは少なく、ふわふわ派より固め派に軍配があがっている。
「あ、これはどうかな。ミートパイだって。1個銅貨2枚だけど大きめだし」
奏が目に止めたのは三角のパイ生地の中に挽き肉の入ったミートパイ。奏の顔と同じくらいの大きさにこちらの人は大食いなんだなと奏は一人驚いた。
『俺はそれにする。他はいらん』
「2つあればいい?僕とユキの分も1つずつ買って、あそこの豆パンと胡桃パンを買おうかな。どっちも銅貨1枚だしね。ユキに好きな方を選んでもらう」
『いいんじゃないか?』
「お腹が一杯になったら手伝ってくれる?」
『任せとけ』
お会計に向かうと、奥から女性がでてくる。ユキから貰った銀貨を渡すと、お使い偉いわねとパンと一緒に大きめのクッキーもサービスで紙袋に詰めてくれた。
「ユキっ!」
お礼を言ってパン屋からでると、冒険者ギルドへ行っていたユキが近くで待ってくれていた。パンがつぶれないように気を付けながらユキに抱きつきにいく。知らないお店でユキがいないのが不安だったのかもしれない。僕ってそんなに寂しがり屋だったっけ?と奏は首を傾げた。
「美味しそうなパンは買えた?」
「うん!」
「じゃあ街の外へいこうか。パンは預かるよ」
そういって奏からパンの袋を受けとると何もない空間に穴を空けて閉まった。
「……え?」
「……?あ、そうか。奏は魔法を見るのはじめてだったね。今のはアイテムボックス。奏もきっと使えるよ。街の外で教えて上げるね。」
初めて見る魔法と自分も使えるかもしれないという喜びに胸を高鳴らせながらユキと手を繋いで街の外へと向かった。
「それじゃあ奏。ガイ。街の外へ出る前に昼食を準備しよう。屋台を巡る時間はないし、そんなお金もないからまた今度ね。あそこにパン屋があるのは見えるかな。宿代の残りの銀貨1枚で三人分のお昼を買ってきてほしい。この世界のお金は金貨銀貨銅貨銭貨。それぞれ一万円、千円、100円、1円って覚えるといいよ。」
「銀貨1枚ってことは1000円だよね。3人分買えるかな?」
『宿代金が一泊3人で銀貨4枚だったな』
「うーん。ちょっと物価安めなのかなぁ。」
「ガイは奏をちゃんと見てあげてね。私はギルドに戻って情報収集してくるよ。それじゃあいってらっしゃい」
ユキに手を振りガイと共にユキが指差した先に向かうと山型パンのマークの入った店があった。
中に入ると籠に入れられた様々な種類のパンとパイ、クッキーなどの素朴なお菓子が並べられている。お客はおらず、年配の夫婦が奥でパンを焼いている。
奏は入り口近くに置かれた木のトレーとトングを持ってパンを選びにいく。
「ガイ、パンがいっぱいあるよ。どんなパンが好き?」
『肉』
「それはもうパンじゃないよね?うーん。お肉の入ったパンはあるかなぁ」
そういって店内をぐるりと回っていく。見た感じ日本のような菓子パンは少なく、ふわふわ派より固め派に軍配があがっている。
「あ、これはどうかな。ミートパイだって。1個銅貨2枚だけど大きめだし」
奏が目に止めたのは三角のパイ生地の中に挽き肉の入ったミートパイ。奏の顔と同じくらいの大きさにこちらの人は大食いなんだなと奏は一人驚いた。
『俺はそれにする。他はいらん』
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『いいんじゃないか?』
「お腹が一杯になったら手伝ってくれる?」
『任せとけ』
お会計に向かうと、奥から女性がでてくる。ユキから貰った銀貨を渡すと、お使い偉いわねとパンと一緒に大きめのクッキーもサービスで紙袋に詰めてくれた。
「ユキっ!」
お礼を言ってパン屋からでると、冒険者ギルドへ行っていたユキが近くで待ってくれていた。パンがつぶれないように気を付けながらユキに抱きつきにいく。知らないお店でユキがいないのが不安だったのかもしれない。僕ってそんなに寂しがり屋だったっけ?と奏は首を傾げた。
「美味しそうなパンは買えた?」
「うん!」
「じゃあ街の外へいこうか。パンは預かるよ」
そういって奏からパンの袋を受けとると何もない空間に穴を空けて閉まった。
「……え?」
「……?あ、そうか。奏は魔法を見るのはじめてだったね。今のはアイテムボックス。奏もきっと使えるよ。街の外で教えて上げるね。」
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