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アルファポリス限定短編集:ネタバレあり
鍛治国家:王の仕事
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王国首都エルグランデ。
四体国の後釜の中でも特に昨今勢力を強めているこの都市は、かの有名なアルヘオ家の長男エルピス・アルヘオが活動拠点としていたことでも有名である。
だがそんなアルヘオ家の長男よりも他国が気にするものがいた。
大国としては比較的遅れていた王国の魔法技能を数年で近代レベルに押し上げたり、識字率の増加や法環境を整備し、各機関への情報伝達ラインを作り上げた少年王グロリアス・ヴァンデルグである。
少年王と呼ばれる所以はその見た目だ、これは土精霊の国に向かうエルピス達とは別にいつも通り仕事をしていたグロリアス・ヴァンデルグの日常である。
「えっと……マジ?」
王のみが使用を許されている専用の執務室、そこには代々の王達が残してきた記録や手記。
さらにはこちら側からしか見られない様に机に掘られた激励の言葉など、王が座る椅子として様々な細工が施されている。
そんな細工が全て見える側、つまり王の側に座りながらありえない話を聞いた時の顔を見せるのは、原国王グロリアス・ヴァンデルグ。
彼が言葉を聞き返したのは先王の時代から秘書として活動している女性、エルピスによく廊下でおにぎりを貰っていた彼女は今日もどこから手に入れたのかおにぎりを頬張っていた。
王の仕事を前にして彼女が食事をしているのは、何も仕事を舐め腐っている訳ではない。
単に彼女は頭を使うとすぐにお腹が減って動けなくなってしまうので、それを防ぐための行動である。
「ですからマジでございます! 法国の皇女様からお手紙ですよ!」
「……そっか。持ってきた書類はそれだけ?」
「いえいえ、仕事は鬼の様にありますよ? とりあえず一番大変なのは、連合国と共和国の新盟主からエルピス様をどうにかする様に暗に示唆されている事でしょうか」
「まぁあれだけ派手にやられたらね。どうにかして欲しいと思う気持ちも分からなくはないよ」
連合王国に関しては暗部の暴走に最大規模の防衛都市の文字通りの壊滅、聞いた話では暗部のヘッドハンティングまで行ったそうではないか。
共和国は何かを聞く必要すらない、代替わりしてマシになったとは言えあそこの盟主は中々に癖の多い人物が多かった。
共産主義を上部に貼り付けた独裁主義にも近いあの国は、エルピスが二人も盟主を落とした事でそれなりにマシな状況には戻っている。
連合国の場合はこれ以上の行動を制限する様に、共和国の場合はエルピスとの中を取り持ってほしいというところか。
「それで皇女様からの手紙はどこに?」
「こちらです。封も確認しましたが、ちゃんと法国の神印ですね。偽装は元よりありえない事ではありますが」
「確認ご苦労様です」
神印の技法はご法度だ、人の国の法律などどうとでもいいと思えるほどに、神印は重要な役割を持っている。
法国と、ほかに人類生存圏内にカウントこそされていないが淫魔の国にある神印も、そのどちらもそれが押されている以上は何があってもそれは本物の証であるとされているのだ。
それを偽装しようとするのはこの世界で最も重い罪であり、もしそれが判明した場合一族郎党全てを公衆の面前で惨殺するほかない。
最も優しい殺し方であるとされている王国ですら灼熱の檻に罪人を閉じ込め、死にそうなものから回復魔法を付与し衰弱するか他人の手によって殺されるまで放置するという残酷なものである。
他の国がどうなっているかなど、グロリアスだって考えたくもない。
「さてさて、内容は……。なんですかこれ」
頭痛がしてきた様な気がして頭を押さえながらグロリアスが封を切ると、中からとてもではないが小さな便箋には入りきらないだろうという程の内容の書類が出てくる。
その書類の量は実に20枚、分かりやすくサイズを明記するのであればA4が20枚だ、片手で持てるような便箋から。
内容を見るまでもなく絶対に面倒ごとの予感、だが王として、責任ある立場の者としてこの便箋を見ないというわけにはいかないだろう。
目を通してみれば綴られている内容はパッと見ているとどれもこれも当たり障りのないものに見える、だがその実内容はグロリアスに頭痛を引き起こさせるには十分な内容であった。
いわくエルピスの事を神がひどく気にかけているので、近いうちになんとしてでもエルピスを法国に向かわせる事。
いわく世界のバランスを保つため王国には他国との縁を深めるため政略結婚を行って欲しいとのこと。
いわく偶像崇拝を始めた法国の住人に対して責任を取れという事である。
内部干渉もいいところだ、四体国のうちの一つとは言えそこまでされる義理はない。
「破り捨ててやろうかな」
「やめておいた方がいいと思いますよ? 神印を出してきたということは相手もそれだけ本気ということです。下手に何かして不況をかうのは嬉しくありませんし」
「わかってますよ、愚痴です愚痴」
愚痴をこぼしたところでどうにかなるわけでもないのだが、愚痴をこぼして心が軽くなるのであればグロリアスの口からは愚痴の一つも溢れようものだ。
さて、とグロリアスは愚痴を別のところにおき、その頭を働かせる。
ここで考えられる法国の狙いとはなんなのか。
政略結婚を勧めてくるのはまぁ分かる、ようは法国の皇女誰かと結婚しろというわけで、名義を使われているこの便箋の主人がきっとその相手なのだろう。
突拍子もない事を口にしようとする人物は、当たり障りのない事を言いながらそれに混ぜて口にすることが多い。
それを踏まえるなら結婚は無し、偶像崇拝の責任を取れというのは半ば諦めにも近いものを感じる、文章量的にもそれほど大きな意図は感じられなかった。
となるとやはり神がエルピスの事を気にかけているというところだろう。
「イロアスさんや父って神様と会った経験は?」
「ムスクロル様はそれこそ法国の神に遭われているかと、淫魔の国も視察に赴いているのでもしかすると、ですが。イロアス様に関して言えばかの方は神に愛されておいでです、我々の知らない神にもお会いになられている事でしょう」
「ならまぁ法国の神がイロアスさんの子供であるエルピスさんに興味を持つのもおかしな話ではないか」
神がお気に入りの子供に対してどの様な感情を抱くのかは不明だが、興味を少なからず持っているのはそこが原因であると考えられる。
「書の理由は理解できたけど、うん…まぁなんだ。とりあえず偶像崇拝の間はイリアに任せて、ルーク辺りにそれとなく嫁候補を探す様に伝達。後はまぁエルピスさんに投げればなんとかなるでしょ」
雑と言えば雑ではあるが、グロリアスが雑に仕事を投げる相手はいつだって信頼している人のみである。
彼らならばまぁなんとかするだろう、そう考えたグロリアスは次の仕事に手をつける。
王の仕事は終わらない、手を休めることもなく今日も王は民のために頑張るのだった。
四体国の後釜の中でも特に昨今勢力を強めているこの都市は、かの有名なアルヘオ家の長男エルピス・アルヘオが活動拠点としていたことでも有名である。
だがそんなアルヘオ家の長男よりも他国が気にするものがいた。
大国としては比較的遅れていた王国の魔法技能を数年で近代レベルに押し上げたり、識字率の増加や法環境を整備し、各機関への情報伝達ラインを作り上げた少年王グロリアス・ヴァンデルグである。
少年王と呼ばれる所以はその見た目だ、これは土精霊の国に向かうエルピス達とは別にいつも通り仕事をしていたグロリアス・ヴァンデルグの日常である。
「えっと……マジ?」
王のみが使用を許されている専用の執務室、そこには代々の王達が残してきた記録や手記。
さらにはこちら側からしか見られない様に机に掘られた激励の言葉など、王が座る椅子として様々な細工が施されている。
そんな細工が全て見える側、つまり王の側に座りながらありえない話を聞いた時の顔を見せるのは、原国王グロリアス・ヴァンデルグ。
彼が言葉を聞き返したのは先王の時代から秘書として活動している女性、エルピスによく廊下でおにぎりを貰っていた彼女は今日もどこから手に入れたのかおにぎりを頬張っていた。
王の仕事を前にして彼女が食事をしているのは、何も仕事を舐め腐っている訳ではない。
単に彼女は頭を使うとすぐにお腹が減って動けなくなってしまうので、それを防ぐための行動である。
「ですからマジでございます! 法国の皇女様からお手紙ですよ!」
「……そっか。持ってきた書類はそれだけ?」
「いえいえ、仕事は鬼の様にありますよ? とりあえず一番大変なのは、連合国と共和国の新盟主からエルピス様をどうにかする様に暗に示唆されている事でしょうか」
「まぁあれだけ派手にやられたらね。どうにかして欲しいと思う気持ちも分からなくはないよ」
連合王国に関しては暗部の暴走に最大規模の防衛都市の文字通りの壊滅、聞いた話では暗部のヘッドハンティングまで行ったそうではないか。
共和国は何かを聞く必要すらない、代替わりしてマシになったとは言えあそこの盟主は中々に癖の多い人物が多かった。
共産主義を上部に貼り付けた独裁主義にも近いあの国は、エルピスが二人も盟主を落とした事でそれなりにマシな状況には戻っている。
連合国の場合はこれ以上の行動を制限する様に、共和国の場合はエルピスとの中を取り持ってほしいというところか。
「それで皇女様からの手紙はどこに?」
「こちらです。封も確認しましたが、ちゃんと法国の神印ですね。偽装は元よりありえない事ではありますが」
「確認ご苦労様です」
神印の技法はご法度だ、人の国の法律などどうとでもいいと思えるほどに、神印は重要な役割を持っている。
法国と、ほかに人類生存圏内にカウントこそされていないが淫魔の国にある神印も、そのどちらもそれが押されている以上は何があってもそれは本物の証であるとされているのだ。
それを偽装しようとするのはこの世界で最も重い罪であり、もしそれが判明した場合一族郎党全てを公衆の面前で惨殺するほかない。
最も優しい殺し方であるとされている王国ですら灼熱の檻に罪人を閉じ込め、死にそうなものから回復魔法を付与し衰弱するか他人の手によって殺されるまで放置するという残酷なものである。
他の国がどうなっているかなど、グロリアスだって考えたくもない。
「さてさて、内容は……。なんですかこれ」
頭痛がしてきた様な気がして頭を押さえながらグロリアスが封を切ると、中からとてもではないが小さな便箋には入りきらないだろうという程の内容の書類が出てくる。
その書類の量は実に20枚、分かりやすくサイズを明記するのであればA4が20枚だ、片手で持てるような便箋から。
内容を見るまでもなく絶対に面倒ごとの予感、だが王として、責任ある立場の者としてこの便箋を見ないというわけにはいかないだろう。
目を通してみれば綴られている内容はパッと見ているとどれもこれも当たり障りのないものに見える、だがその実内容はグロリアスに頭痛を引き起こさせるには十分な内容であった。
いわくエルピスの事を神がひどく気にかけているので、近いうちになんとしてでもエルピスを法国に向かわせる事。
いわく世界のバランスを保つため王国には他国との縁を深めるため政略結婚を行って欲しいとのこと。
いわく偶像崇拝を始めた法国の住人に対して責任を取れという事である。
内部干渉もいいところだ、四体国のうちの一つとは言えそこまでされる義理はない。
「破り捨ててやろうかな」
「やめておいた方がいいと思いますよ? 神印を出してきたということは相手もそれだけ本気ということです。下手に何かして不況をかうのは嬉しくありませんし」
「わかってますよ、愚痴です愚痴」
愚痴をこぼしたところでどうにかなるわけでもないのだが、愚痴をこぼして心が軽くなるのであればグロリアスの口からは愚痴の一つも溢れようものだ。
さて、とグロリアスは愚痴を別のところにおき、その頭を働かせる。
ここで考えられる法国の狙いとはなんなのか。
政略結婚を勧めてくるのはまぁ分かる、ようは法国の皇女誰かと結婚しろというわけで、名義を使われているこの便箋の主人がきっとその相手なのだろう。
突拍子もない事を口にしようとする人物は、当たり障りのない事を言いながらそれに混ぜて口にすることが多い。
それを踏まえるなら結婚は無し、偶像崇拝の責任を取れというのは半ば諦めにも近いものを感じる、文章量的にもそれほど大きな意図は感じられなかった。
となるとやはり神がエルピスの事を気にかけているというところだろう。
「イロアスさんや父って神様と会った経験は?」
「ムスクロル様はそれこそ法国の神に遭われているかと、淫魔の国も視察に赴いているのでもしかすると、ですが。イロアス様に関して言えばかの方は神に愛されておいでです、我々の知らない神にもお会いになられている事でしょう」
「ならまぁ法国の神がイロアスさんの子供であるエルピスさんに興味を持つのもおかしな話ではないか」
神がお気に入りの子供に対してどの様な感情を抱くのかは不明だが、興味を少なからず持っているのはそこが原因であると考えられる。
「書の理由は理解できたけど、うん…まぁなんだ。とりあえず偶像崇拝の間はイリアに任せて、ルーク辺りにそれとなく嫁候補を探す様に伝達。後はまぁエルピスさんに投げればなんとかなるでしょ」
雑と言えば雑ではあるが、グロリアスが雑に仕事を投げる相手はいつだって信頼している人のみである。
彼らならばまぁなんとかするだろう、そう考えたグロリアスは次の仕事に手をつける。
王の仕事は終わらない、手を休めることもなく今日も王は民のために頑張るのだった。
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