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青年期:法国
未来を見通す目
しおりを挟む「うっわ、最悪なタイミングに来た気がするね。ひとまずみんな落ち着きなよ」
やってきたのは帝国の第一皇女であるエモニとその回復を行っていたニルである。
タイミングとしては彼女達からしてみれば最悪だろうが、エルピス達に取ってみれば最高のタイミングだ。
エルピスが武器を抜くのをわざと遅らせたのも、彼女達がやってきてくれる可能性に賭けていた部分が大きい。
「状況は不利っすね、逃げることもできないっすか」
「ねぇ貴方、私とお話しをしませんか? いいえ、お話をした方が良いわ。
きっと貴方とならば良いお話ができると思うの」
エルピス達に加えてニルもきた現状を考えれば、ハイトは逃げる事すらも満足にできないだろう。
若干諦め始めていたハイトを前にして、エモニはゆっくりと椅子に腰をかけるとそんな事を口にした。
いつだってその空間が自分のものであると勘違いしているのではないかと思えるようなエモニに対して、ハイトはその空気感に飲まれることなく言葉を返す。
「なんの力も持たない狂人と私が話を? 冗談は勘弁してほしいっす」
呆れるようにため息をつきながらそう言葉を口にしたハイトは、エルピス達にではなくエモニへと向かって手を向ける。
何も握られていない手ではあるが、魔法や特殊能力にある程度精通しているハイトの手は向けられただけで危険性が跳ね上がる。
交渉面や頭脳戦に関してはエルピスも一目を置くエモニだが、物理的な戦闘能力に関しては一般市民のそれと変わらない。
聖人とも呼ばれるハイトに物理的な攻撃手段で脅されているのだから怯えても良さそうなものなのだが、エモニは特にそれを気にすることもなく言葉を続ける。
「世界中の人間が狂ってしまったのならば、狂人も常識人たり得ると思わない?
この世界がいつまでも普遍的な物だと考えてしまうのは力を持つものの悪い癖よ、世界はいつだって巡り続けているの。いまこの時ですらね。貴方の考えはまだまだ幼い子供のそれと同じような」
「馬鹿にするのも大概にするっす。それに狂人って話なら世界中の人間を犠牲にできる自分だって狂人みたいなもんっすよ?」
「あははっ。面白い事を言うのね、貴方、狂ってないわよ」
常識人であることと狂人であることは両立できるというのがエモニの持論だ。
その上でエモニはハイトは所詮常識人であると口にする。
自分で自分のことを狂っていると自覚しているつもりのハイトからしてみれば、自分の中にある考えも所詮は常識人のそれであると言われればカチンとくるところもあったようだ。
「何を言ってるっすか」
「狂っている人間が私を見た時、どんな反応をすると思う?」
「同族を見つけたんだから排除しようとするんじゃないっすか? 自分もいますぐ目の前から消えてほしいっす」
同族嫌悪という言葉を用いる上で最も適切に扱えるのはこの場だろう。
狂っている人間とは言わばハイトからしてみれば自意識が極端に強い人間のことであり、自意識が強い人間同士が同じ場所に居続ければどうなるかは簡単に分かるというものだ。
自信満々に答えたハイトに対してエモニは、表情を変えないままつまらなさそうに椅子をゆらゆらと揺らしながら言葉を返す。
「いいえ、違うわ。私が同族を見つけたらどんな手段で持っても絶対に正常に戻してあげようとするのよ。
だってこの狂気に身を浸らせている苦痛を他の人間も肩まで浸かっているのだと考えると、あまりにも可哀想で仕方がないもの」
それは狂人から放たれるいたって常識的な考えの言葉。
常識的であるからこそハイトはその言葉に対して何を返すか一瞬戸惑ってしまい、エモニが言葉を続ける時間を作らせてしまう。
椅子を揺らすことも飽きたのかゆっくりと部屋の中を歩いていくと、ハイトはエモニの顔にそっと触れる。
「貴方涙を流した後があるわ、きっとそこの彼女は貴方の大切な人なのね。
でも彼女の事を大切だと心で思いながら、頭では必要なコマがなくなった事で発生した損得の計算を行った。
そんな自分のことが許せなくて貴方は涙を流したのよ、違う?」
精神と肉体の別離が始まるのは狂っているのではなく、精神が壊れないように無意識で行う人間の自己防衛反応である。
エモニの言葉はまさにハイトからしてみれば図星であり、言葉を返そうと肺に息をためるが喉まで言葉を出そうとして出すべき言葉がないことに気がつく。
「無理に頷く必要はないわ。貴方は自分はそんな人間なんだ、そう思ったのかもしれないけれどそんな事はない。
悲しめている時点で貴方は優しい人間だ、それを続けると本当に戻れないところに来てしまうぞ?」
「な、何を言ってるっすか。家族以外はゴミ、そう家族以外は利用価値のあるゴミっす!! だから私はこれから先も迷わず他者を犠牲にして生きていくっす!」
「なんのために?」
「そ、それは──」
「人類救済のため。そうでしょう?」
まるで自分の思考を全て盗聴しているのではないかと思えるようなエモニの言葉にハイトは心の底から恐怖を覚える。
側から見ているエルピスとしてもハイトが覚えている恐怖というのは理解ができる。
以前エルピスはエモニとほんの少しの間だけ喋る機会があったのだが、その時に感じた感覚というのはいまのハイトのそれに近かっただろう。
ゆっくりと沈んでいくハイトを目の前にして、エモニはゆっくりとエルピスすらも知らない情報を口にする。
「この世界は根本的な場所から崩壊を目的として作られている。既に確定してしまっている破滅から逃げるため、貴方はもがいているのでしょう?」
「自分はそんな……そんな人間じゃ……」
「私も人類を救いたいの。この世界を私は愛しているの」
間接的であるとはいえ、エルピスの目の前にいる二人は学園での大量虐殺補助という大罪を犯した人間である。
そんな人間からこの世界を愛しているなどという言葉が出ること自体驚きだが、問題は確定している破滅という言葉についてだ。
それが破壊神の復活を指すというのであれば、そのことに気がついた両名がわざんざこの世界を混乱させるような事をする事がエルピスとしては納得ができない。
レネスの方へと目線を向けてみれば話について来れていないようだし、ニルとセラの方へと視線を向けてみればなにやら考え込んでいるのかいまは話しかける余地もなさそうだ。
「人が人であるうちにこの世界を終わらせるか、人を人でなくしてこの世界を続けるか。
人と言う生命がもはやこの世界で維持できないと言うのであれば、人と言う形を保って別の生物と変化することを許容しなければならない」
「人類の可能性に……もはや行き詰まった人類に一体どれだけの時間が残っているって言うんすか!」
「家族を悲しむだけの感情があなたの中に存在すると言うのであれば、あなたはまだこちら側に来るべきではない。
あなたが今までその手にかけてきた人間の数がどれほどのものなのかを知らないけれど、人の命を奪うことが悪であると言う意識があなたの中にまだあると言うのであれば、あなたはあなたが自分を偽っていると思い続けているその自分でこの世界を生きていくしかないのよ」
「こんな世界で狂うことも許してくれないんっすか?」
簡単に纏めれば人でないものになったとしても人を守ろうとするエモニと、人でありながら人ならざるものに変わろうとし続けるハイトという状況。
聖人であるハイトが狂ったフリをするほどの状況の中で狂うフリをするなというのはなんとも辛い話だが、狂っている人間がそう口にするのだから狂わない方がいいというのは心からの言葉なのだろう。
「狂ってしまうのは生れ付きの者だけでいい。結局私がいる以上あなたはこちらに来ることができない。
法国の神はそれをわかっていて貴方をほったらかしにしているし、きっとあなたの弟もそんなあなた自身に殺されることを願っている。
人類を救おうと願うあまりに人類の手によって殺されるなんて可哀想なことだけれど、私だって彼の立場ならそうして欲しいと思うはず。」
「私は……ならせめてこの子だけでも、この子だけでもなんとか出来ないっすか」
ハイトが視線を向けたのはいまだに虚な目を天井に向けながら、たまに何かを思い出したようにううっと言葉になってないものを漏らすだけの妹だ。
ゆっくりとそんな妹を抱きしめるハイトは、言葉をそのままぽつりぽつりと落とし始める。
「この子に罪はないんっす。自分が何か言える立場じゃないことも分かってるっす、でもこの子だけは──」
呆れるほどの我儘である。
学園での戦闘に関わっていたのだとすれば、破壊神の信徒になってまで復讐を成し遂げようとした一人の親を生み出したのは目の前の存在に変わらない。
まだ命があるだけいいではないか、その命すら自分の知らぬところで奪われていた人間に比べれば。
ある程度話をして友好関係を抱いた以上は助けてやりたいという気持ちもあるが、それと同時に上記のような感情がエルピスの胸中を満たしているのも事実だ。
あまりにも都合のいい言葉に対して苛立ちからエルピスが一歩前へ出ようとすると、そんなエルピスを手で制したのはセラである。
「救ってもいいですよ?」
断罪するべきだろうと考えたエルピスに対し、救いの手を差し伸べたのはセラである。
その表情から胸中は察することもできないがエルピスが受けた印象を一言で表すならそれは神話の中の天使のようだった。
神の言葉という甘言を垂れ流し、一方的な正義を振りかざす天使のような姿がそこにはある。
「ただしゲリシンを貴方の手で処理すること、そして貴方は死んだことにする。
この一軒が終わったら貴方の命は私のもの、それでもいいのであれば救ってあげるわ」
それはもはや悪魔の囁き、天使の口から発せられるものではとてもではないがない。
溺れるものに対して差し出された唯一の手がセラのもの、この手を握らなければ自分が助からないだけではなく妹を助けることもできないという事をハイトは痛いほどに理解していた。
「……承りました。忠誠をセラ様に捧げるっす」
「セラいくらなんでも──」
「──エルピス、残念だけれど夢を語るだけで救える領域はもう終わったのよ。
何かを得るには何かを捨てるしかない。彼女は人類の生存を得るために人々を犠牲にしたことがある。いまさらそれがもう一度起きても気にしなくていいようなことよ」
「元より多数のために死ぬ覚悟はできてるっす」
エルピスからしてみれば理解するにはあまりにも難しい話。
人類という種のためであれば多数を殺す事を厭わず、だというのに身内だけは殺す事を躊躇うその人間性にエルピスは恐ろしさすら感じていた。
だがエルピスはそんな自分が恐れている事も立場を変えれば彼自身がいままでやってきた事である事を理解していない。
むしろエルピスよりもしっかりと自分の中に正義という基準を持っているだけ、随分とハイトは良心的なのだろう。
「なんて面白そうな話なのかしら。私にも一枚噛ませてほしいわ、貴方が作ろうとしている何かを。
貴方が献上しようとしているソレを。彼を魔王にでもさせる気?」
「まさか、でもそれくらいしないと理想郷を作る事は出来ないのよ」
「僕も姉さんの言葉に賛成だね。それが一番いいんだ」
魔王という言葉が胸の奥にチクリと棘を残すが、エルピスはもはやこの場での発言権を失っていた。
この場で何かを口にすることは誰かの死に直結している。
その事を理解できているが故にエルピスは言葉を発する事を躊躇うのだ。
「当の本人に覚悟はあるのかしら? 最悪は世界を敵に回すのよ?」
エモニから言葉を振られても何を返せばいいのかすらも分からない。
ただ部屋中の視線が自分の方へと注がれて、逃げるように目線を向けた先には傀儡となったペトロがいるがそんなエモルナからもなにか期待しているような目線を感じる。
自分は英雄ではないと昔から承知していたエルピスだったが、こうして決断の場所に立たされると改めて自分が何者なのかを思い出す。
所詮は高校生の魂を持ったこの世界の人間でしかなく、力こそあってもこの思考回路はいつだって平凡そのものだ。
ただしい答えを見つけるにも今からでは時間もなく、エルピスは仕方なく自分の胸の内にある言葉をすんなりと外へと漏らす。
「なんの話をしてるかあんま分かんないけどさ、俺の周りの人が幸せな場所を作れるなら俺が世界の敵になるくらい別にいいよ」
「私程ではないけれど、貴方も相当に狂っているのね。ふふふっ、面白い、面白いわね。どうせ後々巻き込まれるくらいならば私もその話に手を出すわ」
何に納得したのかは分からないが、彼女が敵に回らないと言うのであればそれだけで気にすることは一つ減る。
正直いますぐにでも帝国に強制送還したい所だが、あまり角が立つような事をして後々口に出されるのも面倒だ。
にっこりと笑みを浮かべたエモニは手を叩くと話を大きく切り替えた。
「では現時点をもって作戦行動を開始しましょう? まずは手始めに法国を崩すわ」
それは人類を救わんとする人間の口から漏れ出たとはとてもではないが思えないような荒々しい暴言。
四大国の一つである法国を潰す労力と危険度を考えれば誰も口にせず、また誰も考えもしないような事である。
だがいまの法国の状況を考えればいまの状況においては最善手ではないのかもしれないが、良いてであることには変わりない。
自分の剣を向ける先はこれであっているのか悩む気持ちを押し殺し、エルピスは部屋の外へと出るのだった。
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