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47話 対魔法戦
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俺が三歩進む間にリーリャは既に十個近くの魔法を既に撃とうとしようとしていた、それを視界に入れながら何処に隙間があり、リーリャの元に最速で行けるかを考える。
魔法も受け流せればやりやすいんだが……。とそこまで考えこの間やったら出来た事をする。
迫って来る魔法が見えていないのか?、と思う位にリーリャに向かい真っ直ぐ進む。そしてリーリャの魔法が当たる所でコウタは剣の腹を魔法を受け流すかの様な角度で構えた。
誰もが無茶だと思った、魔法は受け流せる物では無いというのが普通だった。
魔法は水みたいな感じで当たれば弾ける、つまり魔法の対処は防ぐ、避ける、発動するま前に術者を叩くといった感じになる。
しかし結果は見ている者達が驚く結果になった。
コウタの剣が魔法とぶつかる瞬間、薄く白い靄の様な物を纏い魔法を受け流した。
ーーー出来た。
前にも出来たんだから大丈夫なのは分かってはいたがリーリャ達みたいな奴等の魔法だともしかしたら……、なんて考えていたがどうやら問題ないらしい。かといって色んな方向から休む暇も無く魔法が撃たれているため多少立っていられる時間が伸びただけ、魔力の問題もあるしどちらにしろ短期決戦だ。
そしてリーリャの近くまで着き、懐に飛び込もうとするとリーリャは少し驚きながらも俺との間に圧縮させていたらしい空気を解放した。
「!………チッ」
突然、目の前で発生した暴風に吹き飛ばされ十数メートル、最初の定位置にまで戻された。
リーリャは俺を興味深そうに見ながら言った。
「まさか魔法を受け流すなんて。……コウタさんの出身は?」
「……俺はタクト達と同じ出身だ………」
「へぇ……」
出身の話をするとリーリャは目を細めて俺をジッと見る。 少し気味が悪いと思いながらリーリャの言ったことを考える。
出身が何かが関係あるのだろうか?、確かに王国や帝国でも魔法を受け流してる人は見なかったが……。
なら他の相手ならそれなりに動揺を誘えるだろう。だが今回は相手が相手だ、長い時を過ごした者だ、経験豊富なのだろう…。と言うことは人より寿命が長い魔族もおそらく普通に対応されるだろう。
……戦う相手のせいか分からないが何を考えてもそうでも無いように感じてしまう。
少し会話をしたせいか感情が出てしまい少し恨みがましく見るとリーリャはまだブツブツと何かを言っていた。
「………まさか彼が?……ん~」
よく分からないがこの隙にまた思考を整え気配を消す。
側まで行き剣を振ろうとしたところで突然魔法がこちらに放たれ驚きながら受け流し距離をとる、するとリーリャはこちらの顔を険しい顔で見ていた。
「…貴方は何者なんです?、気配ではなく存在を………?」
そんなもの知らない、今はリーリャの事だけを考えもう一度踏み出す。
もういつもみたいに剣を降ってから気付かれるのではなく、近付くだけで気付かれてしまう。気配を消す時は少し考えて使おう。
魔法を避け、又は受け流しながらどう攻めるかを考える。何故か受け流す度にリーリャの顔がひきつったりする、何でだ?
十数秒考えた結果ある程度近付き気配を消すというパターンを試す事にし、走り出そうとした瞬間ーーー。
「ーーー?!」
何かが見えたり、何かしらの前兆が合ったわけでは無く。ただ、勘で左側に剣を振った結果見えない何かに当たった。
本当に何かがあるとは思わず体勢が崩れかけるのを強化し立て直し【何か】を振り抜く、それと同時に脇腹に強い衝撃を感じ体が宙に浮く。
あまりの威力に意識が途切れかけながら敗因を考える。
ーーまずったなぁ…、当たるとは思わなくて思わずそれの対処に集中して他が見えてなかった。………言い訳かな……。
そして宙に浮いていた体が地面に落ちるという所でリーリャの顔を見ると何故かこちらを驚いた表情で見ていた。
何だよその表情、…俺がしてぇよ……ーーー。
「あ~、頭いてぇ……」
「本当に危なかったんですからね!」
「まぁ……、ほら、でも聖女さまがいるわけだしーー」
「私がいつもいる訳じゃ無いんですよ!」
「す、すんません……」
どうやら頭から落ちたらしく意識も無いわで慌てて魔法を使ったらしい。
でもミスティがいれば頭をぶつける所か腕を飛ばされても全然大丈夫な気がする、なんて事を言った日には暫くミスティの支援は受けられないだろう。
「コウタさん」
「ん?あぁ、リーリャか。どうした?」
「最後のあれは、見えていたのですか?」
「…勘……、かな?」
「勘、ですか」
「ほぼ無意識に腕が動いたというか……、まあそんなとこ」
「………」
「リーリャ?」
「いえ、初見で防がれるとは思わなくて」
「あー、そういうことか」
「不思議な方ですね、…異様な位に………」
「?」
「何でも…、もう少し休まれた方が良いですよ」
そうだな、頭もまだクラクラするし。それにしてもリーリャの様子が変な感じがするな……、気のせいなら良いんだが。
魔法も受け流せればやりやすいんだが……。とそこまで考えこの間やったら出来た事をする。
迫って来る魔法が見えていないのか?、と思う位にリーリャに向かい真っ直ぐ進む。そしてリーリャの魔法が当たる所でコウタは剣の腹を魔法を受け流すかの様な角度で構えた。
誰もが無茶だと思った、魔法は受け流せる物では無いというのが普通だった。
魔法は水みたいな感じで当たれば弾ける、つまり魔法の対処は防ぐ、避ける、発動するま前に術者を叩くといった感じになる。
しかし結果は見ている者達が驚く結果になった。
コウタの剣が魔法とぶつかる瞬間、薄く白い靄の様な物を纏い魔法を受け流した。
ーーー出来た。
前にも出来たんだから大丈夫なのは分かってはいたがリーリャ達みたいな奴等の魔法だともしかしたら……、なんて考えていたがどうやら問題ないらしい。かといって色んな方向から休む暇も無く魔法が撃たれているため多少立っていられる時間が伸びただけ、魔力の問題もあるしどちらにしろ短期決戦だ。
そしてリーリャの近くまで着き、懐に飛び込もうとするとリーリャは少し驚きながらも俺との間に圧縮させていたらしい空気を解放した。
「!………チッ」
突然、目の前で発生した暴風に吹き飛ばされ十数メートル、最初の定位置にまで戻された。
リーリャは俺を興味深そうに見ながら言った。
「まさか魔法を受け流すなんて。……コウタさんの出身は?」
「……俺はタクト達と同じ出身だ………」
「へぇ……」
出身の話をするとリーリャは目を細めて俺をジッと見る。 少し気味が悪いと思いながらリーリャの言ったことを考える。
出身が何かが関係あるのだろうか?、確かに王国や帝国でも魔法を受け流してる人は見なかったが……。
なら他の相手ならそれなりに動揺を誘えるだろう。だが今回は相手が相手だ、長い時を過ごした者だ、経験豊富なのだろう…。と言うことは人より寿命が長い魔族もおそらく普通に対応されるだろう。
……戦う相手のせいか分からないが何を考えてもそうでも無いように感じてしまう。
少し会話をしたせいか感情が出てしまい少し恨みがましく見るとリーリャはまだブツブツと何かを言っていた。
「………まさか彼が?……ん~」
よく分からないがこの隙にまた思考を整え気配を消す。
側まで行き剣を振ろうとしたところで突然魔法がこちらに放たれ驚きながら受け流し距離をとる、するとリーリャはこちらの顔を険しい顔で見ていた。
「…貴方は何者なんです?、気配ではなく存在を………?」
そんなもの知らない、今はリーリャの事だけを考えもう一度踏み出す。
もういつもみたいに剣を降ってから気付かれるのではなく、近付くだけで気付かれてしまう。気配を消す時は少し考えて使おう。
魔法を避け、又は受け流しながらどう攻めるかを考える。何故か受け流す度にリーリャの顔がひきつったりする、何でだ?
十数秒考えた結果ある程度近付き気配を消すというパターンを試す事にし、走り出そうとした瞬間ーーー。
「ーーー?!」
何かが見えたり、何かしらの前兆が合ったわけでは無く。ただ、勘で左側に剣を振った結果見えない何かに当たった。
本当に何かがあるとは思わず体勢が崩れかけるのを強化し立て直し【何か】を振り抜く、それと同時に脇腹に強い衝撃を感じ体が宙に浮く。
あまりの威力に意識が途切れかけながら敗因を考える。
ーーまずったなぁ…、当たるとは思わなくて思わずそれの対処に集中して他が見えてなかった。………言い訳かな……。
そして宙に浮いていた体が地面に落ちるという所でリーリャの顔を見ると何故かこちらを驚いた表情で見ていた。
何だよその表情、…俺がしてぇよ……ーーー。
「あ~、頭いてぇ……」
「本当に危なかったんですからね!」
「まぁ……、ほら、でも聖女さまがいるわけだしーー」
「私がいつもいる訳じゃ無いんですよ!」
「す、すんません……」
どうやら頭から落ちたらしく意識も無いわで慌てて魔法を使ったらしい。
でもミスティがいれば頭をぶつける所か腕を飛ばされても全然大丈夫な気がする、なんて事を言った日には暫くミスティの支援は受けられないだろう。
「コウタさん」
「ん?あぁ、リーリャか。どうした?」
「最後のあれは、見えていたのですか?」
「…勘……、かな?」
「勘、ですか」
「ほぼ無意識に腕が動いたというか……、まあそんなとこ」
「………」
「リーリャ?」
「いえ、初見で防がれるとは思わなくて」
「あー、そういうことか」
「不思議な方ですね、…異様な位に………」
「?」
「何でも…、もう少し休まれた方が良いですよ」
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