【ハレ巫女】妹の身代わりに「亡き妻しか愛せない」氷血の辺境伯へ嫁ぎました〜全てを失った「ハレの巫女」が、氷の呪いを溶かして溺愛されるまで〜

きなこもちこ

文字の大きさ
10 / 41

第十話 メイドは動く

しおりを挟む
「ふんふ~ん、ふふふ~ん♪」

 アリシアは鼻歌を歌いながら、庭で洗濯物を干していた。今日は珍しく晴れたので、外に干してみようと思ったのだ。洗濯物が乾くのが早いか、はたまた凍る方が早いか……。

 そんなアリシアの元に、銀色の塊が飛び込んでくる。
 
 「ミーシャさん……! たっ、たい……たいへん……!」

「どうしました? ブルーベル様」

 体にしがみ付いているブルーベルの頭を撫でながら、自然と笑みが溢れる。
 
 初めて出会ってから一週間が経過し、ブルーベルは遠慮なくアリシアに触れてくれるようになっていた。お風呂や食事、寝る時まで共に過ごし、過剰なほどスキンシップをとったのが功を奏したのだろう。

「あのね、おと……お父さま、が……」

 遠慮がちにレイモンドの名を口にしたブルーベルは、体をピタリと密着させて震えている。

「レイモンド様が……? どうされたのです?」

 悪い事態を想像して胸の鼓動を速めていると、ブルーベルがパッと顔を上げた。その大きな目には涙が溜まり、うるうると揺らめいている。

「い、いっしょに……ごはんをたべようって……」

「まあ! 良かったではありませんか!!」

 軽々とブルーベルを持ち上げたアリシアは、そのままクルクルと回転した。チョコレート色のワンピースが大きく広がり、フワリと円を描く。

「わ、わあ! まわってる……!?」

 しばらくして降ろされたブルーベルは興奮のため頬を赤くし、呼吸を整えながら言った。

「あのね、うれしいけどね、はじめてだから、きんちょうしちゃって……。ココロノジュンビがあるから、来週にしてくださいっていったの……」

「そうなのですね。緊張することなどありませんのに……。でも、楽しみですね」

「……でもでも!」

 微笑むアリシアに、ブルーベルは再びしがみついた。

「マナーがなってないって、怒られないかな? そうしたら今度こそ、いらない子だってすてられちゃうかも……」

 アリシアはブルーベルの肩を掴み、その目を真っ直ぐに見つめた。少女の青い瞳は不安で揺らめき、そうなる事を本気で心配しているようだった。

「何があっても、捨てられるなんてことはありません。お嬢様は、大切な宝物なんですから。それにマナーも、食事会までにしっかりマスターできますよ」

 確かにブルーベルの食事のマナーは、褒められたものではなかった。フォークとナイフは握りしめるような持ち方で、一口ごとにポロポロと食材を落としてしまう。
 しかしそれは教える人がいなかったからで、アリシアの指導の元、今は着実に上達してきていた。

 だがブルーベルは変わらず不安そうで、子犬のようなうるうるとした瞳でアリシアを見つめる。

「……ミーシャさん、お父さまとわたしと三人で、いっしょにおしょくじしてくれない?」

「……へ、え?」

 アリシアの声が、思わず裏返る。
 レイモンドからは「妻として愛することはない」と宣言され、近づかない約束だ。一週間経った今でも、数度しか顔を合わせていない。
 「一緒に食事」など、家族のようなことが許されるのだろうか。

「しかし、お嬢様……」

「おねがい……! ミーシャさんがいないと、わたし……」

 ブルーベルは縋るような顔を近づけ、ぎゅっと目をつぶってアリシアに頬擦りをした。
 ふわふわのほっぺたが柔らかく触れ、絹のような髪がアリシアの首筋をくすぐる。照れながらというのもポイントが高く、アリシアの胸を突然のキュンキュンが襲った。
 
「ああっ、お嬢様……かわいい、かわいいです! そんなのずるい……!」

 いつもアリシアが頬擦りをしてくるので、喜ばれると思って真似をしているのだろう。他人に触れられなかった過去を考えると、そのおねだりの仕方が愛らしくて堪らない。

「おねがい、いいでしょう……?」

「わ、わかりました……。ヨゼフに頼んで、レイモンド様に聞いてもらいます。ただ、断られたら仕方ないですからね?」

「わあい、ありがとう……! ミーシャさん、その……だいすき」

 小声で囁やかれたその言葉が胸をくすぐり、僅かに涙が滲んできた。アリシアはそれを隠すように、ブルーベルの体を力強く抱きしめる。

「私もですよ、お嬢様。……大好きです!」

 (人から「大好き」と言われるなんて、何年振りだろう。それに、「大好き」と伝えることも。「ミーシャ」の体になってからは、一度もなかったな……。温かくて、とても……とても嬉しい。)

 二人はお互いの体温を確かめ合うように、しばらくそのまま抱き合っていた。

 ・・・・・

 その日の食事後、ヨゼフがアリシアの部屋を訪ねてきた。
 
「旦那様から、了承いただけましたよ。三人でお食事ということで良いそうです」

「ほ、本当ですか……!?」

 レイモンドからの返事は予想外で、アリシアはポカンと口を開けた。ブルーベルにはああ言ったが、断られる可能性が高いと思っていたのだ。

「やった……! 三人で、ごはん!」

 ブルーベルは喜びのあまり、ベッドの上で小さく飛び跳ねている。その姿を見て、アリシアはグッと唇を結んで立ち上がった。

「それでは私も、覚悟を決めるしかないですね。メイドとして妻として……レイモンド様とお嬢様の初めてのお食事を、とびきりハッピーで感動的なものにしなくてはなりません!」

 メラメラと燃えるアリシアの目を見て、ヨゼフは数歩後退った。悪い予感しかしない。

「お、奥様……何を……」

「そうと決まれば、まずはお料理から! 私、エリオットと相談して来ますね!」

 止める間も無く部屋を飛び出したアリシアを、二人は唖然としながら見送るしかなかった。

 ・・・・・

「エリオット! 今、お時間よろしいですか?」

 突然炊事場を訪れたアリシアの姿を見て、小心者のエリオットは飛び上がった。料理の仕込みの最中だったようで、お玉を持ったまま固まっている。

「お、奥さま! どうしたの……?」

「お料理の最中でしたか? お邪魔してしまったらごめんなさい……。今日のお料理も、とても美味しかったです!」

「わあ、ありがとう……です。奥さまが手伝ってくれるようになって、とても助かってるんだぁ。ぼく一人だと、全然手が足りなかったから……」

 エリオットは赤面し、コック帽を目深にかぶり直した。
 アリシアはメイドとして日々屋敷中を駆け回っており、炊事場の手伝いも申し出ていた。プロの仕事に手を出しては悪いかと遠慮し、調理はあくまでも補佐に留めていたが。

「今日ここに来たのは……来週のお食事の相談で。レイモンド様とブルーベル様が、一緒にお食事を取られるのはご存知ですか?」

「うん、知ってるよぉ! 珍しいから、すぐ噂が回ったんだぁ。奥さまも一緒だって聞いたよぉ」

「ご存じなら、話は早いです。……私、その日の食事を、とびきりハッピーで素敵で、感動的なものにしたいんです!」

 拳を突き上げるアリシアの迫力に押され、エリオットは訳も分からないまま拍手をした。

「ぼくもそうしてあげたいけど……そんな素敵なお料理作れるかなぁ……」

「貴方のお料理、一品一品はとても美味しいので自信を持っていただきたいのですが……レパートリーがちょっと少なすぎます。言い方が悪くてごめんなさいですけど……」

「が、がーん! それは、そう……そうなんだけどぉ……」

 ショックを受けたエリオットは、床にガクリと膝をついた。
 
「シチュー、ビーフシチュー、ポトフ……と回ると、またシチュー。『今日のメニューは何だろう?』とワクワクするような……ときめき的なエッセンスが足りないのです」

「うう、それはぼくも思っていたよぉ。でもぼく……故郷の町では見習いの料理人で、ここに来るまでお皿洗いしかしたことなかったんだぁ。だから料理は、まかないで作ってるのを眺めてた物くらいしか、レシピを知らなくて……」

「まあ! それでは、本当に調理の才能があるのですね。教わったわけでもないのに、シチューはどこのレストランにも負けないくらい美味しいもの! 見習いだったなんて、思いもしませんでしたわ」

 目を見開いて驚くアリシアを見て、エリオットはポッと頬を染めた。料理人としての自信がなかったエリオットに、その言葉が染み渡る。

 (奥さまは欲しかった言葉をくれる、不思議な方だなぁ……。)

 目の前のアリシアは、百面相をしながら一人で思案している。
 
 彼女は一日中屋敷を駆け回っていても、疲れた様子を見せたことがなかった。
 そして一日の終わりには必ず、お皿洗いを手伝ってくれた。お皿を拭きながら自分などとも心底楽しそうに会話をしてくれるアリシアに、エリオットも人として惹かれ始めていた。
 
 驚いたり笑ったり、クルクルとよく変わる表情を見ていると……自分もその笑顔を向けられるのに値する、価値のある人間なのではと思えてくる。
 
 そんなことを考えながら眺めていると、アリシアが「あ!」と手を叩いた。

「では私が、他のレシピをお教えしましょうか? 材料と手順が分かりさえすれば、貴方なら美味しく作れるはずです! もちろん私もお手伝いしますので」

「ほんと? いいのぉ?」

「もちろんです! 一緒にスノーグース家の食卓を盛り上げていきましょうね」

「……奥さまは奥さまなのに、お料理まで出来るなんて、すごいなぁ。今までの『奥さま』は、ぼく……話したこともなかったよぉ」

「私なんて、ただのしがないメイドですよ。それで、ええと……」

 アリシアは、キョロキョロと炊事場を見渡す。

「どうかしたの?」

「……やはり、食材は全て『冷凍』ですか?」

 炊事場には、料理の材料らしき物が見当たらない。常温保存されているであろう野菜や果物、パンなどが無いのだ。

「うん。スノーグース領ここに来るまでに、全部凍っちゃうんだぁ。野菜もパンもお肉も……。だからそのまま、氷の魔石の倉庫に入っているの。一度冷凍されると食感も落ちちゃうから、煮込むしかないんだよぉ。そう考えると、奥さまからレシピを聞いても、作れる料理は限られてくるかも……」

「そうですか……。食材は全て、商人から?」

「うん。ジャックっていう男の子が一週間に一度来て、必要な物を売ってくれるんだぁ」

 その名前を聞いた途端、胸がドキリと音を立てる。
 ジャック。かつての「アリシア」だった時にも屋敷に来ていた、商人の息子だ。あの頃は見習いの少年だったが……今はどのくらい成長しているだろう。

 アリシアは平静を装いながら、話を続ける。

「ここのお庭で、何か育てていたりは……?」

「とんでもない、一年中吹雪なんだから! そういえば……昔はあったかい日もあって、畑で収穫出来たとかセドリックが言っていたけど……。たぶん酔ってて、夢を現実を間違えたんじゃないかな?」

「……一度、セドリックに話を聞かなければなりませんね。どうして昔と、こうも変わってしまったのか」

 アリシアは小さい声で呟き、パッと顔を上げて微笑んだ。

「食材は、私が何とかします。元気の出る食事には、お日さまをたっぷり浴びて育った、新鮮なお野菜が必要不可欠なんです! レイモンド様とお嬢様のお食事会、一緒に素敵なものにしましょうね!」

 えい、えい、おー!と、二人は仲良く拳を掲げた。

 ・・・・・

 炊事場を出て、アリシアは一人屋敷を歩いていた。
 セドリックの部屋は、聞かなくても分かる。二階の端の、庭が一番良く見える部屋だったはずだ。

 しばらく歩き、古ぼけたドアの前まで辿り着く。静かにノックをすると、部屋から呻くような返事が聞こえてきた。アリシアは軋むドアを開け、ゆっくりと部屋に入る。

 部屋に踏み込んだ途端、ムワッと広がるワインの香りが襲ってきた。部屋の奥のソファには、真っ赤な顔をしたセドリックが崩れるようにして座り込んでいた。

「……なんだ、嬢ちゃんか。こんな所に、何の用だ?」

 セドリックはしゃくり上げながら、アリシアの方を振り向いた。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

旦那様、離婚しましょう ~私は冒険者になるのでご心配なくっ~

榎夜
恋愛
私と旦那様は白い結婚だ。体の関係どころか手を繋ぐ事もしたことがない。 ある日突然、旦那の子供を身籠ったという女性に離婚を要求された。 別に構いませんが......じゃあ、冒険者にでもなろうかしら? ー全50話ー

夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた

今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。 レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。 不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。 レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。 それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し…… ※短め

【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜

高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。 婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。 それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。 何故、そんな事に。 優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。 婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。 リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。 悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。

婚約破棄されたので、前世の知識で無双しますね?

ほーみ
恋愛
「……よって、君との婚約は破棄させてもらう!」  華やかな舞踏会の最中、婚約者である王太子アルベルト様が高らかに宣言した。  目の前には、涙ぐみながら私を見つめる金髪碧眼の美しい令嬢。確か侯爵家の三女、リリア・フォン・クラウゼルだったかしら。  ──あら、デジャヴ? 「……なるほど」

不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。

桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。 戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。 『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。 ※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。 時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。 一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。 番外編の方が本編よりも長いです。 気がついたら10万文字を超えていました。 随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!

美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ 

さら
恋愛
 会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。  ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。  けれど、測定された“能力値”は最低。  「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。  そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。  優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。  彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。  人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。  やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。  不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。

【完結】令嬢憧れの騎士様に結婚を申し込まれました。でも利害一致の契約です。

稲垣桜
恋愛
「君と取引がしたい」 兄の上司である公爵家の嫡男が、私の前に座って開口一番そう告げた。 「取引……ですか?」 「ああ、私と結婚してほしい」 私の耳がおかしくなったのか、それとも幻聴だろうか…… ああ、そうだ。揶揄われているんだ。きっとそうだわ。  * * * * * * * * * * * *  青薔薇の騎士として有名なマクシミリアンから契約結婚を申し込まれた伯爵家令嬢のリディア。 最低限の役目をこなすことで自由な時間を得たリディアは、契約通り自由な生活を謳歌する。 リディアはマクシミリアンが契約結婚を申し出た理由を知っても気にしないと言い、逆にそれがマクシミリアンにとって棘のように胸に刺さり続け、ある夜会に参加してから二人の関係は変わっていく。 ※ゆる〜い設定です。 ※完結保証。 ※エブリスタでは現代テーマの作品を公開してます。興味がある方は覗いてみてください。

悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます

綾月百花   
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。

処理中です...