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フィリオ様は僕のことが大大大好きらしい
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どうやら愛しの僕らしい。
「急でごめんね。俺はフィリオ、創造神だ。」
「し、知ってます!!僕はアミュレア・アズレイルです」
フィリオ様の夢境はただ真っ白な空間が続いていて、装飾は何もない。強いていうなら空が少し赤く色づいていることくらいだろうか。
「改めて名前を聞くと、本当に...すまなかった!アミュレア!!!」
一瞬うっとりとした表情を浮かべたと思えば、急に叫び出し頭が床につくのではないかと思うほどに頭を下げられる。
「え!?な、なんですか!?顔をあげてください!!」
僕は何に対して謝られているのかもよくわからなかったし、自分たちの国をあげて信仰している最高神様に頭を下げられるのはどうにも居心地が悪い。
「僕には何に対して謝られているのかが全く理解できません。教えてくださりますか?」
「うん勿論、実はね...」
フィリオ様がいうにはこうだった。
まず、謝罪は僕が不遇なことに対して。僕は魔力不十分ということで不当な扱いを受けていたわけだが、魔力が低いのはフィリオ様のせいらしい。
僕には""最高神の寵愛""という加護がかかっていて、それは神力を増強させることもある。魔力量と神力量は反比例し、どちらも合計で持てる量が一人あたり決まっている。つまり、僕は加護を受けてしまったばっかりに魔力が少なく生まれ、家族に見事嫌われていたらしい。
「悪気はなかったんだ、ただ....その、君が...」
「僕が、なんですか?」
「あまりにも、可愛かったから!!本当に、俺には君の成長した姿だって、性格だって全部見える!なんなら考えてみようと思えば、ね?きみが俺のことを知らないうちからずっと...好きだったんだ!!」
最初は顔を俯かせ気味に喋っていたフィリオ様だったが、言葉を紡ぐうちに顔を赤くさせながら僕の方を向いて語った。あまりにも突発的な発言に、僕は頭が混乱してしまった。
「フィリオ様は僕のことが好き?」
「愛してる」
「僕がおじいちゃんになっても?」
「絶対に愛でると誓おう。」
「僕が犯罪者になっても?」
「犯罪をするくらいなら、俺が天罰を下そう。」
僕の私怨に天罰を下そうとする姿はちょっといただけないが、あまりにも真剣な表情に少し笑いが溢れる。フィリオ様は''何笑ってるんだ"と少し不満げに僕を見つめた。
「じゃあ。僕のこと嫌わない?無視しない?なぐったり、けったり、....家族みたいに酷いことしない、よね?」
今まで生きてきた中でまともに愛された覚えがない僕はあんなにも熱心に愛を語ってくれたフィリオ様にも少しの疑惑を覚えてしまった。後半になるにつれ、自分で言ってて悲しくなってきてしまい少し言葉が震える。
「当たり前だ、今まで俺のせいで不当な扱いを受けてきた分、俺が埋めよう。溢れるまでの愛情を注いでやる。」
フィリオ様は僕に近づいいてきては、そっと抱きしめた。僕とフィリオ様では、体格差がすごい。僕はまるで埋もれるように抱き留められた。
「アミュ...、アミュって呼んで。」
「あぁ、アミュ。愛してる」
「僕まだ、10歳だからね?えっち、まだ出来ないよ。」
「どこで覚えてきたエッチなんてそんな。」
「それくらいみんな知ってるよ。本にも書いてある。おっきくなるまで我慢してね、ふぃりお様!」
撫でられた頭があまりにも心地よくて、思わず僕からも抱きしめ返してしまった。迷惑に、思われてないだろうか。少し不安にはなるけど、期待外れだといないもの扱いされていた時代と確かに何かが変わろうとしていた。
「急でごめんね。俺はフィリオ、創造神だ。」
「し、知ってます!!僕はアミュレア・アズレイルです」
フィリオ様の夢境はただ真っ白な空間が続いていて、装飾は何もない。強いていうなら空が少し赤く色づいていることくらいだろうか。
「改めて名前を聞くと、本当に...すまなかった!アミュレア!!!」
一瞬うっとりとした表情を浮かべたと思えば、急に叫び出し頭が床につくのではないかと思うほどに頭を下げられる。
「え!?な、なんですか!?顔をあげてください!!」
僕は何に対して謝られているのかもよくわからなかったし、自分たちの国をあげて信仰している最高神様に頭を下げられるのはどうにも居心地が悪い。
「僕には何に対して謝られているのかが全く理解できません。教えてくださりますか?」
「うん勿論、実はね...」
フィリオ様がいうにはこうだった。
まず、謝罪は僕が不遇なことに対して。僕は魔力不十分ということで不当な扱いを受けていたわけだが、魔力が低いのはフィリオ様のせいらしい。
僕には""最高神の寵愛""という加護がかかっていて、それは神力を増強させることもある。魔力量と神力量は反比例し、どちらも合計で持てる量が一人あたり決まっている。つまり、僕は加護を受けてしまったばっかりに魔力が少なく生まれ、家族に見事嫌われていたらしい。
「悪気はなかったんだ、ただ....その、君が...」
「僕が、なんですか?」
「あまりにも、可愛かったから!!本当に、俺には君の成長した姿だって、性格だって全部見える!なんなら考えてみようと思えば、ね?きみが俺のことを知らないうちからずっと...好きだったんだ!!」
最初は顔を俯かせ気味に喋っていたフィリオ様だったが、言葉を紡ぐうちに顔を赤くさせながら僕の方を向いて語った。あまりにも突発的な発言に、僕は頭が混乱してしまった。
「フィリオ様は僕のことが好き?」
「愛してる」
「僕がおじいちゃんになっても?」
「絶対に愛でると誓おう。」
「僕が犯罪者になっても?」
「犯罪をするくらいなら、俺が天罰を下そう。」
僕の私怨に天罰を下そうとする姿はちょっといただけないが、あまりにも真剣な表情に少し笑いが溢れる。フィリオ様は''何笑ってるんだ"と少し不満げに僕を見つめた。
「じゃあ。僕のこと嫌わない?無視しない?なぐったり、けったり、....家族みたいに酷いことしない、よね?」
今まで生きてきた中でまともに愛された覚えがない僕はあんなにも熱心に愛を語ってくれたフィリオ様にも少しの疑惑を覚えてしまった。後半になるにつれ、自分で言ってて悲しくなってきてしまい少し言葉が震える。
「当たり前だ、今まで俺のせいで不当な扱いを受けてきた分、俺が埋めよう。溢れるまでの愛情を注いでやる。」
フィリオ様は僕に近づいいてきては、そっと抱きしめた。僕とフィリオ様では、体格差がすごい。僕はまるで埋もれるように抱き留められた。
「アミュ...、アミュって呼んで。」
「あぁ、アミュ。愛してる」
「僕まだ、10歳だからね?えっち、まだ出来ないよ。」
「どこで覚えてきたエッチなんてそんな。」
「それくらいみんな知ってるよ。本にも書いてある。おっきくなるまで我慢してね、ふぃりお様!」
撫でられた頭があまりにも心地よくて、思わず僕からも抱きしめ返してしまった。迷惑に、思われてないだろうか。少し不安にはなるけど、期待外れだといないもの扱いされていた時代と確かに何かが変わろうとしていた。
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