愛されることを諦めた途端に愛されるのは何のバグですか!

雨霧れいん

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自己肯定感が高い僕

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エルがかっこいいことはおおいに同意するけど、誰でも見惚れていいわけじゃない!!
そんなことを考えていれば、いつのまにかエルは僕の隣に戻ってきた。そして、誰かも知らない先生が話している中エルは僕に声をかけた。

「上手だった?」

「うん、すごく!」

まだ話している最中だから少し声のボリュームを落として2人で話す。"ご令嬢にも大受けだったよ"なんて言えば、"メウィルにカッコつけたかっただけだから"なんてはにかんで言う。....そういうとこだよ!!

「それでは、クラス分けは事前に送ったクラスから変わってないのでクラスへ向かってくださいね」

最後にそうまとめて壇上から降りた先生が見えなくなればぽつぽつと周りが会話を始めた。僕たちは特別席だからあんまり気にしてなかったけど、そういえばまだ喋っちゃダメだった。

「メウィル、レイエル。ここから先は2人で向かえるな?」

「はいお兄様、もちろんです。では、」

向こうからの返事を聞く気がないのか、エルは僕の手を掴んでそうそうに歩き出した。不意なことだったから思わずよろけてしまったがギリギリついていけた。

________

「エル、僕クラス見てないんだけど。」

僕宛のものは大体捨てられる、それが重要な物であればあるほどだ。だって、僕の確認不足だと地位を落とすことができるからだ。

「頼んで同じクラスにしてもらったから大丈夫!」

「ほんと?嬉しいな...」

にこにこと笑いかければエルは僕の頭をぽんぽんと撫でる。そのまま僕はエルに引かれるがままクラスへ向かった。

_______

王族は少ない。というより貴族自体最近は少ない、なので学年が被った場合はクラスごとに王族を分けることになっている。今年、一年生で入学した中での王族はもちろんエルと、エミレル様だ。エミレル様は僕達の領地から遠い場所に位置しているが、影響力は強い。国としては是非仲良くしたいところだ。それはエルのほうが百も承知だろう、だけど僕と二人で歩いてるのに脇目を振るのはどう言う神経なのかな??

「エル。教室ついた」

「ん?あぁ、ありがとうメウィル。」

少し返事がそっけないエルに対抗して僕もそっぽを向く。
.....僕の方がエミレル様より可愛い!
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