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エルを可愛いって思うのは仕方がないことです
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「移動しようっ?ね、エル。」
僕がエルを抱いて運べたらよかったのだけど、生憎僕にそんな力はない。目に涙をためて、ふーふー...と荒い呼吸を繰り返すエルの背中をゆっくりさすりながら、動けそうなタイミングがくるまで待つことしかできない自分の無力さに悲しくなってくる。
「だうじょーぶ、だいじょーぶだよエル。」
「めうぃ..、っへや、いく...」
「そうだね、部屋行こうか。立てる?」
「ん、っ」
僕達二人は特定の物事に対しての耐性があまりにも低い。エルで言えば父親、僕は....一旦置いておこう。だから僕達はお互いの弱いところは支えあっていかなければならない。基本的に僕のほうがエルより全体的に劣っているから、エルにとって頼りになる人になれているかは分からない。
「エル、苦しくなっちゃった?」
「こわ、かった...」
未だ足元がおぼつかないエルのペースに合わせてゆっくり寮へ向かっていく。どうにか泣かないように耐えていた涙はもうこぼれ落ちてしまっていて、新品の制服にあとを作っている。
「そうだね、怖かったね。僕しかいないよ、大丈夫。」
「んっ、」
エルはうまく声が出ない時は”ん”とだけ言って返事をする。僕にはそれがとてもかわいく見えて...、こんな状況なのにそう思ってしまうのは僕のせいじゃない、多分ね?
僕がエルを抱いて運べたらよかったのだけど、生憎僕にそんな力はない。目に涙をためて、ふーふー...と荒い呼吸を繰り返すエルの背中をゆっくりさすりながら、動けそうなタイミングがくるまで待つことしかできない自分の無力さに悲しくなってくる。
「だうじょーぶ、だいじょーぶだよエル。」
「めうぃ..、っへや、いく...」
「そうだね、部屋行こうか。立てる?」
「ん、っ」
僕達二人は特定の物事に対しての耐性があまりにも低い。エルで言えば父親、僕は....一旦置いておこう。だから僕達はお互いの弱いところは支えあっていかなければならない。基本的に僕のほうがエルより全体的に劣っているから、エルにとって頼りになる人になれているかは分からない。
「エル、苦しくなっちゃった?」
「こわ、かった...」
未だ足元がおぼつかないエルのペースに合わせてゆっくり寮へ向かっていく。どうにか泣かないように耐えていた涙はもうこぼれ落ちてしまっていて、新品の制服にあとを作っている。
「そうだね、怖かったね。僕しかいないよ、大丈夫。」
「んっ、」
エルはうまく声が出ない時は”ん”とだけ言って返事をする。僕にはそれがとてもかわいく見えて...、こんな状況なのにそう思ってしまうのは僕のせいじゃない、多分ね?
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