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それからの絆
【八】ぽかぽかの笑顔
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「星様、お久しぶりですし、僕のお部屋で休みましょう」
うどんを食べて、つまみを食べながら酒を呑んで、ふわふわと気持ち良くなったとこで、ゆきおが言って来た。
「ん? でも、おじさんが駄目だって…」
「ああ、いや、すまん。久しぶりだから、同じ部屋で寝てゆっくりと話せば良い」
おいらの向かいで盃を傾けるおじさんを見たら、なんか目をゆらゆらと泳がせながらそう言って来た。
んん? なんだろ? なんかおかしいな?
「…こう云う時でもなければ、話せない事もあるだろう?」
んんん? なんだろ? めちゃくちゃおかしくないか? なんかあったのか?
けど、頭ふわふわしてるから、あまり考えたくないかも。
「ん。じゃあ、そうする。おいら、もうふわふわだから寝たい」
「ええ。こちらを飲みましたら、客間に敷いたお布団を運ぶのを手伝って下さいね」
「ん。任せろ」
ゆきおが水の入ったコップを渡して来たから、おいらは一気に飲み干してから頷いた。
「それでは僕達はお先に休みますが、明日もお仕事なのですから呑み過ぎない様にして下さいね」
「ああ、お休み」
ゆきおがそう言えば、おじさんは少し口を曲げて言った。
んん。いつも言われてるんだろな。
「おやすみー」
おいらもそう言って、ゆきおと一緒に布団を運んだ。
ゆきおと寝るの久しぶりだから嬉しい。
ゆきおの部屋に、布団を並べて敷く。
「…これ…まだあるんだな…」
明かりを消す前に、箪笥の上にあるぽかぽかの箱を手に取った。
あの頃と同じでぽかぽかだ。
ううん、あの頃よりも、もっとぽかぽかできらきらしてる。ゆきおとおじさんの想いがいっぱいある。
これが、まだこうしてあるのが嬉しい。
おいらの物じゃないけど、大切にされて、ここにあるのが嬉しい。
「ええ。大切な宝物ですから」
へにょっと眉を下げて、布団の上で正座してるゆきおが笑う。
恥ずかしいのかな? ゆきおは酒呑んでないのに、顔が赤いや。
「…あのな…おいら、おじさんに言われたんだ…」
ぽかぽかの箱を持ったまま、おいらも布団の上に座った。
ゆきおと同じく正座をする。その膝の上に箱を置いた。
「何をでしょう?」
ゆきおが静かに聞いて来る。
「…おいら、親父殿と恋人だと思ってたけど、違うって…。もいちど、ちゃんと想いを伝えろって…」
「…星様…」
話しながら下を向いたから、ゆきおがどんな顔をしてるのかわかんないけど、なんか辛そうな声だ。おいら、心配かけちゃったかな…。
けど、なんか…この箱を手にしたら、それを話さなきゃって、思ったんだ。
お酒で頭ふわふわしてるけど、でも、これだけは言わなきゃって。
「…おいらのすきと…親父殿のすきは違うんじゃないかって…だから…確かめろって…」
考えた事なかった。
おんなじ"すき"だと思ってた。
でも、なんか聞くの怖い気がする…なんでだろ…。
違うって言われたら、おいらどうなるんだろ?
「…はい…。そうですね…。僕は星様がお好きですよ? この"好き"の意味は解りますよね?」
「ん。まぶだちのすきだ。おいらも、ゆきおがすき」
…昔は、ゆきおがすきだった。ゆきおがおじさんと帰った時、わんわん泣いた。そんなおいらと一緒に、親父殿も泣いてくれた。ずっと、ゆきおとおじさんを見るのが辛かった。
けど、親父殿がそんなおいらをずっとぽかぽかと見ててくれたんだ。
四月のバカに乗っかって、ゆきおにすきだって言ってふられた時も『偉かったね』って、頭を撫でてくれたんだ。ぽかぽかの手で撫でてくれたんだ。
それがきっかけだったのか、それともその前からなのかわかんないけど。
けど。
気が付いたら、親父殿はおいらの特別になってたんだ。
「星様も、えみちゃん様も、僕はお好きですよ。六年前のあの日…旦那様のお屋敷を飛び出してしまった僕を、また、ここへ戻して下さったのは星様とえみちゃん様です」
「ん? 違うぞ? おいらはなんもしてないぞ?」
なんか訳のわからない事を言い出したから、顔を上げてゆきおを見たら、ぽかぽかとした笑顔でおいらを見てた。
「いいえ。星様がとりとめのない僕の話しを聞いて下さって、心の籠った物を食べさせてくれて、お風呂で騒いだりして下さって、えみちゃん様が言い難い事をきちんと言って下さって…そうして僕の背中を押して下さったから、僕はここへ戻る事が出来たのです。お二人がいらっしゃらなかったら、今、僕はここには居なかったでしょう」
「…ゆきお…」
ゆきおから、ぽかぽかした気持ちが流れて来て、なんかおいらは泣きたくなった。
「お二人には、感謝しても感謝しきれません。改めてありがとうございますと、お礼を言わせて下さい」
そう言ってゆきおは布団の上に手をついて頭を下げて来た。
「あわわ! そんなのいいからっ! おいら、ただ、ゆきおが辛いのが嫌だったから! ゆきおとおじさんのぽかぽか無くなって欲しくなかったから…っ…!」
「はい。僕も同じです」
あわあわしてたら、ゆきおが顔を上げて、またぽかぽかとした笑顔を向けて来た。
「へあ?」
「僕も、星様とえみちゃん様には、ぽかぽかで居て欲しいのです。ぽかぽかなお二人を見ていますと胸がぽかぽかとして来るのです。僕と旦那様の時みたく、すれ違って欲しくはないのです」
「…ゆきお…」
…ああ…駄目だな、おいら。
ここまでゆきおを心配させちゃったんだ。
反省しなくちゃ。
ゆきおのぽかぽか消えたらおじさんが泣くもんな。
そしたら、ゆきおも泣くもんな。
「…えみちゃん様をお好きですから、縁談をお受けする事は出来ませんと、えみちゃん様にお伝え致しましょう? ね? 相手方にも失礼の無い様にお断りを入れましょう?」
「…ん…そだな…。…でも、おいら、相手の頭ワシワシしたり、裸を見たりしたから、今更どうしようもないと思うぞ?」
「ふえっ!?」
笑って言ったおいらの言葉に、ゆきおは目をまんまるにした。
うん、驚くよな?
なんで、そんなのがお見合いなんて言って来たんだろ?
うどんを食べて、つまみを食べながら酒を呑んで、ふわふわと気持ち良くなったとこで、ゆきおが言って来た。
「ん? でも、おじさんが駄目だって…」
「ああ、いや、すまん。久しぶりだから、同じ部屋で寝てゆっくりと話せば良い」
おいらの向かいで盃を傾けるおじさんを見たら、なんか目をゆらゆらと泳がせながらそう言って来た。
んん? なんだろ? なんかおかしいな?
「…こう云う時でもなければ、話せない事もあるだろう?」
んんん? なんだろ? めちゃくちゃおかしくないか? なんかあったのか?
けど、頭ふわふわしてるから、あまり考えたくないかも。
「ん。じゃあ、そうする。おいら、もうふわふわだから寝たい」
「ええ。こちらを飲みましたら、客間に敷いたお布団を運ぶのを手伝って下さいね」
「ん。任せろ」
ゆきおが水の入ったコップを渡して来たから、おいらは一気に飲み干してから頷いた。
「それでは僕達はお先に休みますが、明日もお仕事なのですから呑み過ぎない様にして下さいね」
「ああ、お休み」
ゆきおがそう言えば、おじさんは少し口を曲げて言った。
んん。いつも言われてるんだろな。
「おやすみー」
おいらもそう言って、ゆきおと一緒に布団を運んだ。
ゆきおと寝るの久しぶりだから嬉しい。
ゆきおの部屋に、布団を並べて敷く。
「…これ…まだあるんだな…」
明かりを消す前に、箪笥の上にあるぽかぽかの箱を手に取った。
あの頃と同じでぽかぽかだ。
ううん、あの頃よりも、もっとぽかぽかできらきらしてる。ゆきおとおじさんの想いがいっぱいある。
これが、まだこうしてあるのが嬉しい。
おいらの物じゃないけど、大切にされて、ここにあるのが嬉しい。
「ええ。大切な宝物ですから」
へにょっと眉を下げて、布団の上で正座してるゆきおが笑う。
恥ずかしいのかな? ゆきおは酒呑んでないのに、顔が赤いや。
「…あのな…おいら、おじさんに言われたんだ…」
ぽかぽかの箱を持ったまま、おいらも布団の上に座った。
ゆきおと同じく正座をする。その膝の上に箱を置いた。
「何をでしょう?」
ゆきおが静かに聞いて来る。
「…おいら、親父殿と恋人だと思ってたけど、違うって…。もいちど、ちゃんと想いを伝えろって…」
「…星様…」
話しながら下を向いたから、ゆきおがどんな顔をしてるのかわかんないけど、なんか辛そうな声だ。おいら、心配かけちゃったかな…。
けど、なんか…この箱を手にしたら、それを話さなきゃって、思ったんだ。
お酒で頭ふわふわしてるけど、でも、これだけは言わなきゃって。
「…おいらのすきと…親父殿のすきは違うんじゃないかって…だから…確かめろって…」
考えた事なかった。
おんなじ"すき"だと思ってた。
でも、なんか聞くの怖い気がする…なんでだろ…。
違うって言われたら、おいらどうなるんだろ?
「…はい…。そうですね…。僕は星様がお好きですよ? この"好き"の意味は解りますよね?」
「ん。まぶだちのすきだ。おいらも、ゆきおがすき」
…昔は、ゆきおがすきだった。ゆきおがおじさんと帰った時、わんわん泣いた。そんなおいらと一緒に、親父殿も泣いてくれた。ずっと、ゆきおとおじさんを見るのが辛かった。
けど、親父殿がそんなおいらをずっとぽかぽかと見ててくれたんだ。
四月のバカに乗っかって、ゆきおにすきだって言ってふられた時も『偉かったね』って、頭を撫でてくれたんだ。ぽかぽかの手で撫でてくれたんだ。
それがきっかけだったのか、それともその前からなのかわかんないけど。
けど。
気が付いたら、親父殿はおいらの特別になってたんだ。
「星様も、えみちゃん様も、僕はお好きですよ。六年前のあの日…旦那様のお屋敷を飛び出してしまった僕を、また、ここへ戻して下さったのは星様とえみちゃん様です」
「ん? 違うぞ? おいらはなんもしてないぞ?」
なんか訳のわからない事を言い出したから、顔を上げてゆきおを見たら、ぽかぽかとした笑顔でおいらを見てた。
「いいえ。星様がとりとめのない僕の話しを聞いて下さって、心の籠った物を食べさせてくれて、お風呂で騒いだりして下さって、えみちゃん様が言い難い事をきちんと言って下さって…そうして僕の背中を押して下さったから、僕はここへ戻る事が出来たのです。お二人がいらっしゃらなかったら、今、僕はここには居なかったでしょう」
「…ゆきお…」
ゆきおから、ぽかぽかした気持ちが流れて来て、なんかおいらは泣きたくなった。
「お二人には、感謝しても感謝しきれません。改めてありがとうございますと、お礼を言わせて下さい」
そう言ってゆきおは布団の上に手をついて頭を下げて来た。
「あわわ! そんなのいいからっ! おいら、ただ、ゆきおが辛いのが嫌だったから! ゆきおとおじさんのぽかぽか無くなって欲しくなかったから…っ…!」
「はい。僕も同じです」
あわあわしてたら、ゆきおが顔を上げて、またぽかぽかとした笑顔を向けて来た。
「へあ?」
「僕も、星様とえみちゃん様には、ぽかぽかで居て欲しいのです。ぽかぽかなお二人を見ていますと胸がぽかぽかとして来るのです。僕と旦那様の時みたく、すれ違って欲しくはないのです」
「…ゆきお…」
…ああ…駄目だな、おいら。
ここまでゆきおを心配させちゃったんだ。
反省しなくちゃ。
ゆきおのぽかぽか消えたらおじさんが泣くもんな。
そしたら、ゆきおも泣くもんな。
「…えみちゃん様をお好きですから、縁談をお受けする事は出来ませんと、えみちゃん様にお伝え致しましょう? ね? 相手方にも失礼の無い様にお断りを入れましょう?」
「…ん…そだな…。…でも、おいら、相手の頭ワシワシしたり、裸を見たりしたから、今更どうしようもないと思うぞ?」
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