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沈黙の聖女
超越者
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ローリエお嬢様が宿の廊下を駆ける。
正確には、『その初動だけを見た』というのが正しいだろう。
――轟っと音がして、その風圧を感じた瞬間に直感する。
――勝負は決した。オルソン侯爵の身体が反応するはずがない。
風の魔法で加速したローリエお嬢様に触れることなど許されないのだ。
魔法を念じている暇すら与えないお嬢様の蹴りは、相手の浮かべた水の隙間を縫うようにしてクリーンヒットするものだと確信していた。
いくら不可思議な魔法を使うからといって、先手を打っていれば問題は無いのだ、と。
それは間違っていなかった。
間違っていたのは、どこからが『先手』なのかという問題だった。
ローリエお嬢様は床を滑りながらブレーキをかけて立ち止まる。
その表情に恐れというものは含まれていない。
余裕の笑みというものすら含まれていない。
ではなぜ、踏み止まってしまったのか?
「ま、攻撃できるわけがないんだよな。お前も」
廊下の壁に身を寄せていた私の方を向いて、オルソン侯爵は告げる。
「バカなっ!?」
私の気配は完全に消えていたはずだ。
「ああ、見えてなかったぜ」
そう言いながら、オルソン侯爵は無防備なローリエお嬢様に触れると人質を取る素振りを見せた。
「脅すつもりか?」
私は纏った『気』を消して存在を現す。
東方の国ジパングの魔法と呼ばれる『術』で姿を消していた私は、忍者と呼ばれる暗殺集団の一味だった。
クリアステルで捕まってSランクのブラックとなり、ローリエお嬢様に買われるまでは――。
「いーや、脅す必要もない。霧隠絶華ちゃんだったよね? 俺を偵察しに来た日は不覚を取ったけど、残念だったな」
ウィンディズとの戦いで、聖女マリアを捕獲した時のことだろう。
私はローリエお嬢様の密命で、戦場に隠れて情報を収集していたからだ。
「どうやって私の術を見破ったのかは知らないが、見事なものだ」
「そりゃどうも。ま、あの戦場で情報は盗めても、俺を殺すことは不可能だったけどな」
「どういう意味だ?」
「こういうことさ……」
パチンと指を弾いたオルソン侯爵を見た次の瞬間。
私は忍装束の胸元を開いて、男装しやすい小さな胸を露にした。
「おお……眼福。眼福」
「屈服の魔法だとっ?」
――有り得ない。
「いやぁ、悪いねぇ。念動法って気持ちを乗せるのに声を出した方が強まるけどさぁ――」
慌てて胸をしまいながら私は思考を巡らせる。
そうだ。
声を出せば魔法を使ったタイミングがバレるはずなのだ。
ましてや、魔力が高い実力者二名相手だぞ。
念動法の簡易発動――つまり、『念じただけ』では威力が弱まって効果が発動するはずがない。
しかし、彼は憎らしいほど甘いマスクで告げた。
「俺にそんなルールは、通用しないんだよなぁ……」
「つまり、ローリエお嬢様がさっきから一言も話していないのも、屈服の魔法のせいだと?」
良く見れば、ローリエお嬢様は今にも噛み付きそうな顔をオルソン侯爵に向けている。
二人と話をするのは面倒なのだろう。
屈服の魔法で黙らせているらしい。
「ま、そういうことだよな」
ローリエお嬢様が彼の顔面を歪ませなかったのが悔やまれるほど、私は騙されたことに腹を立てる。
「ふざけた男だ。魔力はそんなにないと言っておきながら、私たちを屈服する程度には確保しているのだからな」
「いやあ、俺にお前ら二人を屈服させる魔力総量はねぇよ。これは事実だ」
「は?」
――意味が分からない。
二人を屈服させておいて、魔力が足りないとか有り得ないだろう。
「だから、聖女を屈服させた時点で、俺の魔法に秘密があると思ったんだろ? だったらそれが正解って奴だ。最近の俺の功績を思い出してみな」
ウィンディズとの戦いで戦果を上げた。
それから、魔法の効果を秘めたポーションの開発だったか――。
「つながりがあるとでも言いたいのか?」
「まあな。じゃあ、ローリエが思い至ったか尋ねてみるか」
オルソン侯爵はローリエお嬢様に顔を向ける。
「貴様の水の魔法は異質だ。魔法を閉じ込める水の開発とか、一体どんな方法を使ったというのだ」
ローリエお嬢様にも答えは分からないらしい。
「ま、一旦、それは置いておけよ。水って便利だと思わないか?」
「何?」
「酒になったりよぉ、炭酸の飲み物になったりよぉ、食塩水になったりよぉ。汗なんかもそうだよな。水分が含まれてるし、尿だってそうだ。水は溶けて混ざるんだよなぁ……他の物と一緒に」
「今さらお勉強か?」
「ああ、溶解って仕組みは理解してるだろ? 水と混合して溶液になるってあれだ」
「ふん、まさか貴様は誰かが発動させた魔法を『溶解』してポーションを作ったと? そんな性質の魔法が――」
「まあ、それじゃ本当の正解にはならないが、俺の魔力は『溶解』の性質で合ってるぜ」
「それこそ意味が分からない。水の魔法を発動させた時に、そんな不可思議な効果を付けるとでも言うのか?」
ローリエお嬢様のおっしゃる通りだ。
水の魔法に特殊な効果を合わせるなどといった現象など聞いたこともない。
水は水なのだ。
霧や氷になろうとも、現実的じゃないものにはなるはずもないのだ。
しかも魔力にそんな力が備わるなど聞いたこともない。
「ちゃんと聞け。俺の魔力はと言ったぜ。例えばこいつ……空中に水が浮かぶこれだ。こいつを見て、二人は水を出現させたと思ってるだろ」
空中に水をプカプカと浮かばせながら、オルソン侯爵は語る。
「認識が間違っていると?」
「そうだ。俺は『空気中の水分に魔力を溶解させて、操っている』だけなんだ」
「見えない水分も、集めれば『水』か。その溶解する魔力が秘密だとすれば――」
ローリエお嬢様は思考の後に青ざめた。
「何だそれは?」
「何だと言われてもなあ……。魔力としか言えないだろ」
「ローリエお嬢様、オルソン侯爵の秘密に至ったのですか?」
私を一瞥したローリエお嬢様は、言いたくないという様子で沈黙を貫く。
それは――。
認めたくないという想いからなのだろう。
「はっきり言おう。貴様に勝てる人間は存在すると思うか?」
「ん~? 今の所は色王くらいじゃねーか? 俺、もうあいつに屈服の魔法を試してみたし、通用しなかったからな」
ローリエお嬢様がグラリと揺れた。
私の生存本能も身体を震わせて警鐘を鳴らして止まない。
「ははっ……。私はバカだな。速さだけを磨いていけば超越者の領域に辿り着けると信じていたのに――」
「ローリエお嬢様。確かに恐ろしい話ですが、どれだけ強いとおっしゃるのですか?」
私の場合は計り知れない強さからの恐怖だ。
しかし、お嬢様の場合は確実に測った上で心を折られてしまっている。
「魔力総量なんて関係ないのだ」
「え?」
「目の前のこの男は、私たちの魔力なんて無視して屈服させられるのだから」
オルソン侯爵は満点の答えに満面の笑みを浮かべていた。
「つ……、つまり防御手段は一切無いと?」
「そうだ。私たちの魔力と、この男の魔力が溶け込んだら最後、抵抗も何もかもお構い無しに屈服の魔法が発動する」
それはもう、魔力をばらまいてさえいれば、どんな人間も支配下におけるという意味ではないか。
恐らく、私が戦場で近付いていたら、彼の魔力に触れて操られてしまったはずだ。
では、遠距離からの攻撃で倒すしかないのか?
――否。
きっとこの男は、相手のどんな攻撃も『溶解』して無効果するだろう。
「無敵か……」
私の呟きにオルソン侯爵は疲れた表情を見せる。
「無敵じゃねぇよ。色王には通用しなかったって言ったろ。それに、あいつだったら防ぐ手段は作れそうだしな」
「それがフレデリック=カーマイン伯爵だと言いたいのか?」
「ああ、あいつも俺と似た魔力の持ち主だからな」
それを聞いて、ローリエお嬢様は壊れたように笑い始めてしまった。
「ふっ、ふふふ……。どうしてこうも私を邪魔する敵は強大なのか…………」
ポッキリと折れてしまった心は、ローリエお嬢様の膝を床に着けさせてしまう。
「まぁ、まだ敵と決まったわけじゃねーから安心しろ」
「それは――どういう意味だ」
希望を崇めるかのように、お嬢様はオルソン侯爵を見上げた。
「どうせエルフであるお前のことだ。クリアステルの崩壊を望んでいるんだろうが、俺の立てた『とっておきの計画』に乗った方が健全に生きられるぜ?」
こちらの思惑など最初から筒抜けだったわけだ。
「ま、この計画は親友にも話すから、その時にでも返事をくれよ」
オルソン侯爵は踵を返し、手をひらひらと振って一階へと下りていく。
超越者か……。
味方になれば頼もしい限りだが――。
私と顔を見合わせたローリエお嬢様も、現状では不安なのだろう。
たった一度の敗北で、計画の全てが終わってしまうかもしれないという絶望を受けて、甘い言葉に乗ろうとしてしまっている自分がいることに。
しかし、私はローリエお嬢様を守る忍者だ。
毅然と告げなければいけない。
「私はローリエお嬢様にお仕えするのみです」
そう、たとえ滅びの道を歩もうとしていても、だ。
正確には、『その初動だけを見た』というのが正しいだろう。
――轟っと音がして、その風圧を感じた瞬間に直感する。
――勝負は決した。オルソン侯爵の身体が反応するはずがない。
風の魔法で加速したローリエお嬢様に触れることなど許されないのだ。
魔法を念じている暇すら与えないお嬢様の蹴りは、相手の浮かべた水の隙間を縫うようにしてクリーンヒットするものだと確信していた。
いくら不可思議な魔法を使うからといって、先手を打っていれば問題は無いのだ、と。
それは間違っていなかった。
間違っていたのは、どこからが『先手』なのかという問題だった。
ローリエお嬢様は床を滑りながらブレーキをかけて立ち止まる。
その表情に恐れというものは含まれていない。
余裕の笑みというものすら含まれていない。
ではなぜ、踏み止まってしまったのか?
「ま、攻撃できるわけがないんだよな。お前も」
廊下の壁に身を寄せていた私の方を向いて、オルソン侯爵は告げる。
「バカなっ!?」
私の気配は完全に消えていたはずだ。
「ああ、見えてなかったぜ」
そう言いながら、オルソン侯爵は無防備なローリエお嬢様に触れると人質を取る素振りを見せた。
「脅すつもりか?」
私は纏った『気』を消して存在を現す。
東方の国ジパングの魔法と呼ばれる『術』で姿を消していた私は、忍者と呼ばれる暗殺集団の一味だった。
クリアステルで捕まってSランクのブラックとなり、ローリエお嬢様に買われるまでは――。
「いーや、脅す必要もない。霧隠絶華ちゃんだったよね? 俺を偵察しに来た日は不覚を取ったけど、残念だったな」
ウィンディズとの戦いで、聖女マリアを捕獲した時のことだろう。
私はローリエお嬢様の密命で、戦場に隠れて情報を収集していたからだ。
「どうやって私の術を見破ったのかは知らないが、見事なものだ」
「そりゃどうも。ま、あの戦場で情報は盗めても、俺を殺すことは不可能だったけどな」
「どういう意味だ?」
「こういうことさ……」
パチンと指を弾いたオルソン侯爵を見た次の瞬間。
私は忍装束の胸元を開いて、男装しやすい小さな胸を露にした。
「おお……眼福。眼福」
「屈服の魔法だとっ?」
――有り得ない。
「いやぁ、悪いねぇ。念動法って気持ちを乗せるのに声を出した方が強まるけどさぁ――」
慌てて胸をしまいながら私は思考を巡らせる。
そうだ。
声を出せば魔法を使ったタイミングがバレるはずなのだ。
ましてや、魔力が高い実力者二名相手だぞ。
念動法の簡易発動――つまり、『念じただけ』では威力が弱まって効果が発動するはずがない。
しかし、彼は憎らしいほど甘いマスクで告げた。
「俺にそんなルールは、通用しないんだよなぁ……」
「つまり、ローリエお嬢様がさっきから一言も話していないのも、屈服の魔法のせいだと?」
良く見れば、ローリエお嬢様は今にも噛み付きそうな顔をオルソン侯爵に向けている。
二人と話をするのは面倒なのだろう。
屈服の魔法で黙らせているらしい。
「ま、そういうことだよな」
ローリエお嬢様が彼の顔面を歪ませなかったのが悔やまれるほど、私は騙されたことに腹を立てる。
「ふざけた男だ。魔力はそんなにないと言っておきながら、私たちを屈服する程度には確保しているのだからな」
「いやあ、俺にお前ら二人を屈服させる魔力総量はねぇよ。これは事実だ」
「は?」
――意味が分からない。
二人を屈服させておいて、魔力が足りないとか有り得ないだろう。
「だから、聖女を屈服させた時点で、俺の魔法に秘密があると思ったんだろ? だったらそれが正解って奴だ。最近の俺の功績を思い出してみな」
ウィンディズとの戦いで戦果を上げた。
それから、魔法の効果を秘めたポーションの開発だったか――。
「つながりがあるとでも言いたいのか?」
「まあな。じゃあ、ローリエが思い至ったか尋ねてみるか」
オルソン侯爵はローリエお嬢様に顔を向ける。
「貴様の水の魔法は異質だ。魔法を閉じ込める水の開発とか、一体どんな方法を使ったというのだ」
ローリエお嬢様にも答えは分からないらしい。
「ま、一旦、それは置いておけよ。水って便利だと思わないか?」
「何?」
「酒になったりよぉ、炭酸の飲み物になったりよぉ、食塩水になったりよぉ。汗なんかもそうだよな。水分が含まれてるし、尿だってそうだ。水は溶けて混ざるんだよなぁ……他の物と一緒に」
「今さらお勉強か?」
「ああ、溶解って仕組みは理解してるだろ? 水と混合して溶液になるってあれだ」
「ふん、まさか貴様は誰かが発動させた魔法を『溶解』してポーションを作ったと? そんな性質の魔法が――」
「まあ、それじゃ本当の正解にはならないが、俺の魔力は『溶解』の性質で合ってるぜ」
「それこそ意味が分からない。水の魔法を発動させた時に、そんな不可思議な効果を付けるとでも言うのか?」
ローリエお嬢様のおっしゃる通りだ。
水の魔法に特殊な効果を合わせるなどといった現象など聞いたこともない。
水は水なのだ。
霧や氷になろうとも、現実的じゃないものにはなるはずもないのだ。
しかも魔力にそんな力が備わるなど聞いたこともない。
「ちゃんと聞け。俺の魔力はと言ったぜ。例えばこいつ……空中に水が浮かぶこれだ。こいつを見て、二人は水を出現させたと思ってるだろ」
空中に水をプカプカと浮かばせながら、オルソン侯爵は語る。
「認識が間違っていると?」
「そうだ。俺は『空気中の水分に魔力を溶解させて、操っている』だけなんだ」
「見えない水分も、集めれば『水』か。その溶解する魔力が秘密だとすれば――」
ローリエお嬢様は思考の後に青ざめた。
「何だそれは?」
「何だと言われてもなあ……。魔力としか言えないだろ」
「ローリエお嬢様、オルソン侯爵の秘密に至ったのですか?」
私を一瞥したローリエお嬢様は、言いたくないという様子で沈黙を貫く。
それは――。
認めたくないという想いからなのだろう。
「はっきり言おう。貴様に勝てる人間は存在すると思うか?」
「ん~? 今の所は色王くらいじゃねーか? 俺、もうあいつに屈服の魔法を試してみたし、通用しなかったからな」
ローリエお嬢様がグラリと揺れた。
私の生存本能も身体を震わせて警鐘を鳴らして止まない。
「ははっ……。私はバカだな。速さだけを磨いていけば超越者の領域に辿り着けると信じていたのに――」
「ローリエお嬢様。確かに恐ろしい話ですが、どれだけ強いとおっしゃるのですか?」
私の場合は計り知れない強さからの恐怖だ。
しかし、お嬢様の場合は確実に測った上で心を折られてしまっている。
「魔力総量なんて関係ないのだ」
「え?」
「目の前のこの男は、私たちの魔力なんて無視して屈服させられるのだから」
オルソン侯爵は満点の答えに満面の笑みを浮かべていた。
「つ……、つまり防御手段は一切無いと?」
「そうだ。私たちの魔力と、この男の魔力が溶け込んだら最後、抵抗も何もかもお構い無しに屈服の魔法が発動する」
それはもう、魔力をばらまいてさえいれば、どんな人間も支配下におけるという意味ではないか。
恐らく、私が戦場で近付いていたら、彼の魔力に触れて操られてしまったはずだ。
では、遠距離からの攻撃で倒すしかないのか?
――否。
きっとこの男は、相手のどんな攻撃も『溶解』して無効果するだろう。
「無敵か……」
私の呟きにオルソン侯爵は疲れた表情を見せる。
「無敵じゃねぇよ。色王には通用しなかったって言ったろ。それに、あいつだったら防ぐ手段は作れそうだしな」
「それがフレデリック=カーマイン伯爵だと言いたいのか?」
「ああ、あいつも俺と似た魔力の持ち主だからな」
それを聞いて、ローリエお嬢様は壊れたように笑い始めてしまった。
「ふっ、ふふふ……。どうしてこうも私を邪魔する敵は強大なのか…………」
ポッキリと折れてしまった心は、ローリエお嬢様の膝を床に着けさせてしまう。
「まぁ、まだ敵と決まったわけじゃねーから安心しろ」
「それは――どういう意味だ」
希望を崇めるかのように、お嬢様はオルソン侯爵を見上げた。
「どうせエルフであるお前のことだ。クリアステルの崩壊を望んでいるんだろうが、俺の立てた『とっておきの計画』に乗った方が健全に生きられるぜ?」
こちらの思惑など最初から筒抜けだったわけだ。
「ま、この計画は親友にも話すから、その時にでも返事をくれよ」
オルソン侯爵は踵を返し、手をひらひらと振って一階へと下りていく。
超越者か……。
味方になれば頼もしい限りだが――。
私と顔を見合わせたローリエお嬢様も、現状では不安なのだろう。
たった一度の敗北で、計画の全てが終わってしまうかもしれないという絶望を受けて、甘い言葉に乗ろうとしてしまっている自分がいることに。
しかし、私はローリエお嬢様を守る忍者だ。
毅然と告げなければいけない。
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