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第二章 思わぬ『ライバル』登場で、いよいよ二人の間は急接近!? 浮かび上がる彼女のホントのキモチ!!
第三十六話 クール! エレガント! ビューティフル! キュート! さぁ! 『あなた』が選ぶのは?
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――港町カルサイトリコ バイリフリン海岸――
「なぁ、フィル? リシュアン?」
「なにアニキ?」
「なんですか? レヴィンさん?」
「夏だなぁ……」
「そうだね~」
「そうですねぇ~」
「クーン……」
男三人、フェネック一匹、砂浜でねころんで何やってんだって?
だって、今日は休みだし。
ずっと戦いっぱなしだったしさ。
いいじゃん? たまには。
あぁ、太陽がまぶしい。
それに自分らがこうしているのには、単なる休息をとっているわけじゃないよ?
そう、今回ばかりは男として正直に言うけど、心待ちにしているものがあるんだ!
「それにしてもおせぇなぁ~」
「そうですねぇ~」
「そうだねぇ~」
「おまたせしましたわ」
来たっ!
「有名デザイナーの最新水着というから来てみたら、意外と着心地はよいですわね」
「う~ん、でも肌出しすぎじゃないかしら? なんかこういうの初めてだから、ちょっと変な感じするわね」
「私もです。どうですか? 坊ちゃま似合っていますか?」
……………………。
………………。
…………。
……。
ここは楽園か?
いやいやいや、何を考えているんだ!
「うん! いいよ! アリサ! すっごく似合ってる!」
「ありがとうございます! 坊ちゃま!」
こういうとき、リュシアンくんのあどけなさがうらやましい。
だけど最初にアニキと決めていたんだ!
ここはぜったい紳士で行くと!
もしここでスケベ心を出したら、きっと砂にうめられるぐらいの『オシオキ』じゃすまない!
自分はいつだって紳士だからそんな必要はないと思ったんだけどね。
はぁ? お前は何を言ってるんだって?
そっちこそ何言ってるんだ!
「リュシアンはいいとして……なんですの? 二人とも反応がうすいですわね?」
「いや、つい見とれちゃって……みんなすごくキレイだから、な? アニキ?」
「お、おう。そうだ! リリー……キレイだ! ブラボー! ホレ直したぜ!」
「……そ、そんな大げさよ! でも、ありがと」
「んふふ、そう言っていただけると、がんばったかいがありますわね!」
三人が着ているのは、有名デザイナーが作ったという、『ヴィキィニ』とかいう水着で。
上下が分かれているのという今までにないデザイン!
今までのはそう、服と見分けのつかないワンピースのような水着だった。
なんでも大陸中の素材を探し回って作ったとか。
そんなうんちくなんてどうでもいいけど。
自分が言いたいのは、そのデザイナーはまさしく『神』だってことっ!
なに? そんなことよりくわしくその光景を教えろだって?
しょうがないなぁ~。
まずはメイドのアリサさんの水着はきわどい黒!
なんとひきしまったプロポーション!
それがなんともクール!
つややかなウロコ、そしてしっぽもなまめかしい!
「はずかしいです……」
続いてジェニファーさん!
彼女のイメージにぴったりの明るいオレンジ。
ところどころあしらったフリルが実にエレガント!
だけど、それよりもやはり特筆すべきなのは、その豊かなバスト!
それがなんとも――だ、だめだ! 視線がもっていかれる!
「んふふ、当然ですわね!」
お次はなんといっても我らが姉、リリー姉さん!
今日は銀色になってしまった髪をたくし上げてサイドテールにしてる!
水着は白!
奥ゆかしい姉さんらしいけど、今日は思い切って肌を見せている!
健康そうな褐色の肌が、日差しで照らされてなんともエロい。
や、やばい、もう限界かも……。
「もうフィルくんったら、エッチねぇ……レヴィンのがうつったんじゃない?」
えっ? 自分、口に出していました?
「はい」
「さっきからそうですわよ?」
「気付いてなかったの?」
と、とにかく最後は! 最後は! 最後……は?
「あれ? ウィンは?」
「変ね。いっしょに出てきたんだけど」
「……? あそこにいらっしゃいますね? どうされたのでしょう?」
アリサさんの指す先。
移動更衣室の後ろにウィンはいた。
「もうしょうがないですわね!」
ずかずかとジェニファーさんは歩いて行って。
なにか、すこしごたごたした後。
ウィンを半ば引きずって連れてきた。
「ちょ、ちょっとジェニー!」
「なにそんなはずかしがっていらっしゃるの!」
「だ、だって……」
「ほら、ミスターフィルにカワイイところ見てもらいなさい!」
水着姿のウィンが自分の目の前に。
――可愛かった。
ウィンの水着は白を基調とした、ピンクのあわいチェックの『ヴィキィニ』。
それにギリギリズムないじらしいスカートが、なんだか胸が熱くさせる。
正直、とてもよく似合っていてた。
白い肌と銀色の髪がまぶしく。
そして――。
その髪をいじって、はじらう姿に僕の心臓はうたれた!
「ど、どうかな?」
だめだ。
その不安そうにのぞきこむのやめて。
や、やばい。
「……ご、ごめん、かわいすぎてどう反応していいかわからない」
自分の顔が熱くなっているのがわかる。
もう、まともにウィンの顔みれないよ。
「/////////////////……そ、そっか、うれしい……」
みんな視線が僕たちに集まってくるのがわかる。
「よかったわね。ウィン! フィルくんにかわいいって言ってもえて!」
「ちょ、ちょっとリリー姉ぇ!」
「んじゃ! みんなそろったことだし! あそぶぞっ!」
「「「おーっ!」」」
こうして僕らは久々の休日を楽しんだ。
「なぁ、フィル? リシュアン?」
「なにアニキ?」
「なんですか? レヴィンさん?」
「夏だなぁ……」
「そうだね~」
「そうですねぇ~」
「クーン……」
男三人、フェネック一匹、砂浜でねころんで何やってんだって?
だって、今日は休みだし。
ずっと戦いっぱなしだったしさ。
いいじゃん? たまには。
あぁ、太陽がまぶしい。
それに自分らがこうしているのには、単なる休息をとっているわけじゃないよ?
そう、今回ばかりは男として正直に言うけど、心待ちにしているものがあるんだ!
「それにしてもおせぇなぁ~」
「そうですねぇ~」
「そうだねぇ~」
「おまたせしましたわ」
来たっ!
「有名デザイナーの最新水着というから来てみたら、意外と着心地はよいですわね」
「う~ん、でも肌出しすぎじゃないかしら? なんかこういうの初めてだから、ちょっと変な感じするわね」
「私もです。どうですか? 坊ちゃま似合っていますか?」
……………………。
………………。
…………。
……。
ここは楽園か?
いやいやいや、何を考えているんだ!
「うん! いいよ! アリサ! すっごく似合ってる!」
「ありがとうございます! 坊ちゃま!」
こういうとき、リュシアンくんのあどけなさがうらやましい。
だけど最初にアニキと決めていたんだ!
ここはぜったい紳士で行くと!
もしここでスケベ心を出したら、きっと砂にうめられるぐらいの『オシオキ』じゃすまない!
自分はいつだって紳士だからそんな必要はないと思ったんだけどね。
はぁ? お前は何を言ってるんだって?
そっちこそ何言ってるんだ!
「リュシアンはいいとして……なんですの? 二人とも反応がうすいですわね?」
「いや、つい見とれちゃって……みんなすごくキレイだから、な? アニキ?」
「お、おう。そうだ! リリー……キレイだ! ブラボー! ホレ直したぜ!」
「……そ、そんな大げさよ! でも、ありがと」
「んふふ、そう言っていただけると、がんばったかいがありますわね!」
三人が着ているのは、有名デザイナーが作ったという、『ヴィキィニ』とかいう水着で。
上下が分かれているのという今までにないデザイン!
今までのはそう、服と見分けのつかないワンピースのような水着だった。
なんでも大陸中の素材を探し回って作ったとか。
そんなうんちくなんてどうでもいいけど。
自分が言いたいのは、そのデザイナーはまさしく『神』だってことっ!
なに? そんなことよりくわしくその光景を教えろだって?
しょうがないなぁ~。
まずはメイドのアリサさんの水着はきわどい黒!
なんとひきしまったプロポーション!
それがなんともクール!
つややかなウロコ、そしてしっぽもなまめかしい!
「はずかしいです……」
続いてジェニファーさん!
彼女のイメージにぴったりの明るいオレンジ。
ところどころあしらったフリルが実にエレガント!
だけど、それよりもやはり特筆すべきなのは、その豊かなバスト!
それがなんとも――だ、だめだ! 視線がもっていかれる!
「んふふ、当然ですわね!」
お次はなんといっても我らが姉、リリー姉さん!
今日は銀色になってしまった髪をたくし上げてサイドテールにしてる!
水着は白!
奥ゆかしい姉さんらしいけど、今日は思い切って肌を見せている!
健康そうな褐色の肌が、日差しで照らされてなんともエロい。
や、やばい、もう限界かも……。
「もうフィルくんったら、エッチねぇ……レヴィンのがうつったんじゃない?」
えっ? 自分、口に出していました?
「はい」
「さっきからそうですわよ?」
「気付いてなかったの?」
と、とにかく最後は! 最後は! 最後……は?
「あれ? ウィンは?」
「変ね。いっしょに出てきたんだけど」
「……? あそこにいらっしゃいますね? どうされたのでしょう?」
アリサさんの指す先。
移動更衣室の後ろにウィンはいた。
「もうしょうがないですわね!」
ずかずかとジェニファーさんは歩いて行って。
なにか、すこしごたごたした後。
ウィンを半ば引きずって連れてきた。
「ちょ、ちょっとジェニー!」
「なにそんなはずかしがっていらっしゃるの!」
「だ、だって……」
「ほら、ミスターフィルにカワイイところ見てもらいなさい!」
水着姿のウィンが自分の目の前に。
――可愛かった。
ウィンの水着は白を基調とした、ピンクのあわいチェックの『ヴィキィニ』。
それにギリギリズムないじらしいスカートが、なんだか胸が熱くさせる。
正直、とてもよく似合っていてた。
白い肌と銀色の髪がまぶしく。
そして――。
その髪をいじって、はじらう姿に僕の心臓はうたれた!
「ど、どうかな?」
だめだ。
その不安そうにのぞきこむのやめて。
や、やばい。
「……ご、ごめん、かわいすぎてどう反応していいかわからない」
自分の顔が熱くなっているのがわかる。
もう、まともにウィンの顔みれないよ。
「/////////////////……そ、そっか、うれしい……」
みんな視線が僕たちに集まってくるのがわかる。
「よかったわね。ウィン! フィルくんにかわいいって言ってもえて!」
「ちょ、ちょっとリリー姉ぇ!」
「んじゃ! みんなそろったことだし! あそぶぞっ!」
「「「おーっ!」」」
こうして僕らは久々の休日を楽しんだ。
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