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第一章
第三話 果たせなかった約束
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「セシル!!」
「…すま、な……ぃ…」
「セシルっ、セシル!…っ、いやーーーっ!!」
薄暗くなった森林に亜矢の悲痛な叫びが響いたーーー…。
*
セシルが亜矢の家に住み始めて一ヶ月が経とうとする頃、ようやく二人が吸血行為に慣れ、亜矢の両親が提示した「週一のペースで」を守れるようになってきていた。
「っ…、慣れてきたけど、やっぱり少し痛いね…」
「…すまない。俺なんかの為に…」
「むっ、ねぇ、セシルさん」
「なんだ…」
「なんかって言うの、やめてくれない?」
「わ、わかった…」
「うん♪」
セシルが恐怖を感じる程の鋭い目で真っ直ぐにセシルの瞳を見つめる亜矢は、心底その言葉が嫌いだった。というのも、その昔、亜矢にはとても仲良くしていた少年がいたのだが、彼の口癖がまさしく「僕なんか」だったのだ。その彼は、亜矢が九つの時に自殺してしまっているのだが…。原因はクラスメイトによるいじめ。亜矢だけが唯一彼と普通に接する人間だった。
彼の死の原因は、亜矢だけがクラスでただ一人参加した彼のお葬式で、彼の母親から手渡された手紙によって真相が明らかになった。そこに書かれていた言葉の中に、亜矢の嫌いな言葉がたくさんあり、一度読んだきり二度と開いていない。
亜矢は、久々に思い出した彼を思って、天に祈りを捧げ、小さく息を吐くと、セシルの顔を見て、改めて言った。
「セシルさん」
「はい…」
「"なんか"という言葉は自分を蔑ろにする言葉です。聞く側も良い気はしないし、何より、それを言う本人が一番嫌な気持ちのはずです」
「あ、あぁ…」
「そんな言葉は、二度と使わないと約束してください。次は本気で怒ります」
「は、はい…」
「ありがとうございます♪」
ニコッと笑いながら礼を言う亜矢を見て、その笑顔の裏にある色々な事情を読み取ったセシルは、言われたことを守ろうと心に誓った。
少し暗くなってしまった空気に二人が沈黙していると、そこに亜加莉が入ってきた。
「…?どうしたの?この重苦しい空気は…」
「…何も。少し失言してしまっただけだ」
「ふぅん…、まぁ、いいけど。ところでさ」
「「ん?」」
同時に返事を返す亜矢とセシルに笑いが込み上げてきた亜加莉はクックックッとさながら悪役ような声をもらし、一呼吸置いて、話を続けた。
「あんたたちさ、セシルの顔色も良くなってきたし、いざという時の為に護身術習わない?パパに」
「…護身…」
「良いかもしれないな。俺が必ずしも完全な身の状態の時に敵が来るとは限らないしな…」
「私もそう思ってね」
「う~ん…」
「「?」」
どうも煮え切らない様子の亜矢にセシルと亜加莉が首を傾げていると、亜矢が静かに重い口を開いた。
「私、これ以上強くなりたくないんだけど…」
「は?」
「…亜矢は、強いのか?」
「ん~…、まぁ、この村で二番目に?(笑)」
「お母さん!」
「そうなのか…、弱そうなのに…」
「まぁ、小さい頃からうちのに鍛えられてるからねぇ~」
「…なるほど」
「納得しないでよ!セシルさん!!」
「アハハハッ」
腹を抱えて笑う亜加莉と小さくクスクスと笑うセシル、二人に挟まれプンプンという形容詞がピッタリ合うような怒り方をしている亜矢。市ヶ谷家は、いつも通りの平穏な空気に包まれていた。
「ハァ~…よく笑った。でも亜矢、よく聞いて」
「はい」
「本当に怖いのは、あやかしでも、吸血鬼でもない。異種族たちはむしろ掟を守るわ。本当に怖いのは人間よ。自分を正義だと信じて疑わない者たちだわ…」
「うん。それは、セシルさんを見たから肝に命じてる」
「そう。ならいいわ」
「うん…」
「?大丈夫か?亜矢…」
「うん、平気…」
"人が一番怖い"その言葉を聞いた瞬間から暗さの増した亜矢に気付き、セシルは声をかけたが、返答を聞いてそれ以上深く聞くことは出来なかった。
再び重苦しい空気に包まれ、場が静まり返る。亜矢は、深呼吸して、周囲を見回して、ヘヘッと笑って見せた。
「ごめんね。昔のこと思い出しちゃって」
「えぇ。私も、失言だったわ」
亜加莉が謝ったのをきっかけに場の空気は一気に和み、セシルはようやくホッと一息ついたのだった。
ー夜ー
朝から昼にかけての話し合いで、セシルにまた一つ疑問と謎が増えた。
「…人が一番怖い…か」
そのことを身を持って体験したセシルは、日中の亜矢が見せた苦しそうな、辛そうな、何とも言い難い表情を思い出して、呟いた言葉を噛み締めた。
人には、決められた寿命があり、それは、どうしたって変えようのない物だ。そして、自らの手で命に終わりを告げるという方法以外の死は、突然訪れるのだ。吸血鬼のセシルは、何百、何千という年月をそのままの姿で生きてきたが、人は違う。赤ちゃんが幼児になり、少年少女へ、そして、成人し、老いていく。いつか来る命の終わりに向けて、人は抗うことを許されない。
「…俺が殺っちまった奴にも、家族はいたんだよな…」
セシルはふと、自身を守る為に殺した人間たちのことを思い出した。相手は本気でセシルを殺しに来ていて、殺らなきゃ殺られる状況。とはいえ、遺体くらいは残してやるべきだった…と己の力を恨むのだった。
セシルの能力、それは、全てを灰に帰すこと。炎を自在に操り、全てを燃やし、灰にしてしまうのだ。一つ目の能力にかかれば世界の全てを灰にすることも出来るが、セシルはそれをすることが嫌で仕方なかった。理由は簡単。セシルは、人と友だちになりたかったのだ。幼い頃から、友だちを百人作ることが夢のセシル。が、未だに友だちの数はゼロだった。仲良くなれたと思っていた人間も、セシルが吸血鬼だと知ると、離れていったり、攻撃してきたりする。セシルはその度、自身の安全が脅かされる為無意識に力が発動。気付くと辺り一面灰だらけとなっているのだった。
「…亜矢」
小さく呼んだセシルの声は、本人に届くことなく消える。と、その時だった。
「みつけたぞ!このバケモノめ!」
「っ?!」
突然のことに慌てるセシルにいきなり声をあらげて入室してきた筋肉質でがたいの良い長身の男は、持っていたピストルでセシルを容赦なく撃ち抜いた。
「くっ…貴様、何者……」
「うっせぇ!てめぇ、自分が殺した人間のことは覚えちゃいねぇのかよ!」
「うっ…、ハァ…ハァ…、ころ…し、た……?」
「そうだ!俺は、姉貴と甥の仇を取りに来たんだ!!」
「っ…、どう…やって、入った…?」
「あぁ?簡単だったぜ?誰も居ねぇのに鍵もかけてなかったからな!」
「……っつ…、そう、か…」
「無駄話はここまでだ!さっさと死ね!バケモノ!!」
男はそう叫ぶと、再びピストルをセシルに向け、躊躇うことなく引き金をひいた。銃口から発射された弾は、目にも止まらぬ速さでセシルの鳩尾を貫通。セシルはその場に倒れ込んだ。
セシルを撃った弾からはほのかにサンザシの香りが漂っており、セシルの体から流れ出る血は、いつもなら即止まるのだが、サンザシのせいか、一向に止まる気配がなかった。
「っ…と、まらな…なん……」
「ハッ!色々調べさせてもらったぜ!吸血鬼のことをな!」
「な…に…っうぅ…」
「てめぇ、サンザシって花が苦手なんだってな!こいつの弾にはその花を煮てこした液体を塗り込んでんだよ!」
「…あぁ…、そういう、こと…か…ハァ…ハァ…」
セシルはその言葉を聞いて、納得したように自身の傷口から溢れ出す血を霞む目で見つめた。
自分のいうことを聞かず荒くなるばかりの息、動かない体、流れて止まらない血…。(あぁ、ここで死ぬんだな…)とセシルが悟ったその時だった。
「あらあら、坊や?人ん家で何物騒な物振り回してんの?」
「っ?!誰だ!」
「ここん家の家主♪」
「なっ?!っ、ガハッ」
突如現れた女性は、名乗り終えるのとほぼ同時に自分よりでかい大の男を片手で持ち上げ、その場に放り投げた。まるで、野球ボールを投げているかのように軽々と…だ。
男は一瞬、自分の身に何が起こったのかわからないまま、女性の下した「正義の鉄槌」もとい手刀で意識を失った。
「…っ、あ…か、り…?」
「大丈夫よ、セシル。出血は、私がどんなことをしても止めてみせるわ」
「はぁはぁ…っ、セシル!」
「!亜矢?」
「お母さん!セシルさんを…、セシルを助けて!!」
「えぇ、もちろんよ!」
「ハァ…ハァ…、約束、破っちまった…な」
「「そんなこと、今はどうでもいい!」」
「!……ハハッ…っ」
息の合った二人の返答にセシルは思わず傷の痛みも忘れて笑ってしまった。薄れ行く意識の中、"親子は似る"という言葉を思い出したセシルは(本当だな…)と感心しながら静かに目を閉じた。
「セシルっ、セシル!…っ、いやーーー!!」
治癒の為爺のところへ向かう森林の中、亜矢の悲痛な叫びが響いたのだったーーー…。
「…すま、な……ぃ…」
「セシルっ、セシル!…っ、いやーーーっ!!」
薄暗くなった森林に亜矢の悲痛な叫びが響いたーーー…。
*
セシルが亜矢の家に住み始めて一ヶ月が経とうとする頃、ようやく二人が吸血行為に慣れ、亜矢の両親が提示した「週一のペースで」を守れるようになってきていた。
「っ…、慣れてきたけど、やっぱり少し痛いね…」
「…すまない。俺なんかの為に…」
「むっ、ねぇ、セシルさん」
「なんだ…」
「なんかって言うの、やめてくれない?」
「わ、わかった…」
「うん♪」
セシルが恐怖を感じる程の鋭い目で真っ直ぐにセシルの瞳を見つめる亜矢は、心底その言葉が嫌いだった。というのも、その昔、亜矢にはとても仲良くしていた少年がいたのだが、彼の口癖がまさしく「僕なんか」だったのだ。その彼は、亜矢が九つの時に自殺してしまっているのだが…。原因はクラスメイトによるいじめ。亜矢だけが唯一彼と普通に接する人間だった。
彼の死の原因は、亜矢だけがクラスでただ一人参加した彼のお葬式で、彼の母親から手渡された手紙によって真相が明らかになった。そこに書かれていた言葉の中に、亜矢の嫌いな言葉がたくさんあり、一度読んだきり二度と開いていない。
亜矢は、久々に思い出した彼を思って、天に祈りを捧げ、小さく息を吐くと、セシルの顔を見て、改めて言った。
「セシルさん」
「はい…」
「"なんか"という言葉は自分を蔑ろにする言葉です。聞く側も良い気はしないし、何より、それを言う本人が一番嫌な気持ちのはずです」
「あ、あぁ…」
「そんな言葉は、二度と使わないと約束してください。次は本気で怒ります」
「は、はい…」
「ありがとうございます♪」
ニコッと笑いながら礼を言う亜矢を見て、その笑顔の裏にある色々な事情を読み取ったセシルは、言われたことを守ろうと心に誓った。
少し暗くなってしまった空気に二人が沈黙していると、そこに亜加莉が入ってきた。
「…?どうしたの?この重苦しい空気は…」
「…何も。少し失言してしまっただけだ」
「ふぅん…、まぁ、いいけど。ところでさ」
「「ん?」」
同時に返事を返す亜矢とセシルに笑いが込み上げてきた亜加莉はクックックッとさながら悪役ような声をもらし、一呼吸置いて、話を続けた。
「あんたたちさ、セシルの顔色も良くなってきたし、いざという時の為に護身術習わない?パパに」
「…護身…」
「良いかもしれないな。俺が必ずしも完全な身の状態の時に敵が来るとは限らないしな…」
「私もそう思ってね」
「う~ん…」
「「?」」
どうも煮え切らない様子の亜矢にセシルと亜加莉が首を傾げていると、亜矢が静かに重い口を開いた。
「私、これ以上強くなりたくないんだけど…」
「は?」
「…亜矢は、強いのか?」
「ん~…、まぁ、この村で二番目に?(笑)」
「お母さん!」
「そうなのか…、弱そうなのに…」
「まぁ、小さい頃からうちのに鍛えられてるからねぇ~」
「…なるほど」
「納得しないでよ!セシルさん!!」
「アハハハッ」
腹を抱えて笑う亜加莉と小さくクスクスと笑うセシル、二人に挟まれプンプンという形容詞がピッタリ合うような怒り方をしている亜矢。市ヶ谷家は、いつも通りの平穏な空気に包まれていた。
「ハァ~…よく笑った。でも亜矢、よく聞いて」
「はい」
「本当に怖いのは、あやかしでも、吸血鬼でもない。異種族たちはむしろ掟を守るわ。本当に怖いのは人間よ。自分を正義だと信じて疑わない者たちだわ…」
「うん。それは、セシルさんを見たから肝に命じてる」
「そう。ならいいわ」
「うん…」
「?大丈夫か?亜矢…」
「うん、平気…」
"人が一番怖い"その言葉を聞いた瞬間から暗さの増した亜矢に気付き、セシルは声をかけたが、返答を聞いてそれ以上深く聞くことは出来なかった。
再び重苦しい空気に包まれ、場が静まり返る。亜矢は、深呼吸して、周囲を見回して、ヘヘッと笑って見せた。
「ごめんね。昔のこと思い出しちゃって」
「えぇ。私も、失言だったわ」
亜加莉が謝ったのをきっかけに場の空気は一気に和み、セシルはようやくホッと一息ついたのだった。
ー夜ー
朝から昼にかけての話し合いで、セシルにまた一つ疑問と謎が増えた。
「…人が一番怖い…か」
そのことを身を持って体験したセシルは、日中の亜矢が見せた苦しそうな、辛そうな、何とも言い難い表情を思い出して、呟いた言葉を噛み締めた。
人には、決められた寿命があり、それは、どうしたって変えようのない物だ。そして、自らの手で命に終わりを告げるという方法以外の死は、突然訪れるのだ。吸血鬼のセシルは、何百、何千という年月をそのままの姿で生きてきたが、人は違う。赤ちゃんが幼児になり、少年少女へ、そして、成人し、老いていく。いつか来る命の終わりに向けて、人は抗うことを許されない。
「…俺が殺っちまった奴にも、家族はいたんだよな…」
セシルはふと、自身を守る為に殺した人間たちのことを思い出した。相手は本気でセシルを殺しに来ていて、殺らなきゃ殺られる状況。とはいえ、遺体くらいは残してやるべきだった…と己の力を恨むのだった。
セシルの能力、それは、全てを灰に帰すこと。炎を自在に操り、全てを燃やし、灰にしてしまうのだ。一つ目の能力にかかれば世界の全てを灰にすることも出来るが、セシルはそれをすることが嫌で仕方なかった。理由は簡単。セシルは、人と友だちになりたかったのだ。幼い頃から、友だちを百人作ることが夢のセシル。が、未だに友だちの数はゼロだった。仲良くなれたと思っていた人間も、セシルが吸血鬼だと知ると、離れていったり、攻撃してきたりする。セシルはその度、自身の安全が脅かされる為無意識に力が発動。気付くと辺り一面灰だらけとなっているのだった。
「…亜矢」
小さく呼んだセシルの声は、本人に届くことなく消える。と、その時だった。
「みつけたぞ!このバケモノめ!」
「っ?!」
突然のことに慌てるセシルにいきなり声をあらげて入室してきた筋肉質でがたいの良い長身の男は、持っていたピストルでセシルを容赦なく撃ち抜いた。
「くっ…貴様、何者……」
「うっせぇ!てめぇ、自分が殺した人間のことは覚えちゃいねぇのかよ!」
「うっ…、ハァ…ハァ…、ころ…し、た……?」
「そうだ!俺は、姉貴と甥の仇を取りに来たんだ!!」
「っ…、どう…やって、入った…?」
「あぁ?簡単だったぜ?誰も居ねぇのに鍵もかけてなかったからな!」
「……っつ…、そう、か…」
「無駄話はここまでだ!さっさと死ね!バケモノ!!」
男はそう叫ぶと、再びピストルをセシルに向け、躊躇うことなく引き金をひいた。銃口から発射された弾は、目にも止まらぬ速さでセシルの鳩尾を貫通。セシルはその場に倒れ込んだ。
セシルを撃った弾からはほのかにサンザシの香りが漂っており、セシルの体から流れ出る血は、いつもなら即止まるのだが、サンザシのせいか、一向に止まる気配がなかった。
「っ…と、まらな…なん……」
「ハッ!色々調べさせてもらったぜ!吸血鬼のことをな!」
「な…に…っうぅ…」
「てめぇ、サンザシって花が苦手なんだってな!こいつの弾にはその花を煮てこした液体を塗り込んでんだよ!」
「…あぁ…、そういう、こと…か…ハァ…ハァ…」
セシルはその言葉を聞いて、納得したように自身の傷口から溢れ出す血を霞む目で見つめた。
自分のいうことを聞かず荒くなるばかりの息、動かない体、流れて止まらない血…。(あぁ、ここで死ぬんだな…)とセシルが悟ったその時だった。
「あらあら、坊や?人ん家で何物騒な物振り回してんの?」
「っ?!誰だ!」
「ここん家の家主♪」
「なっ?!っ、ガハッ」
突如現れた女性は、名乗り終えるのとほぼ同時に自分よりでかい大の男を片手で持ち上げ、その場に放り投げた。まるで、野球ボールを投げているかのように軽々と…だ。
男は一瞬、自分の身に何が起こったのかわからないまま、女性の下した「正義の鉄槌」もとい手刀で意識を失った。
「…っ、あ…か、り…?」
「大丈夫よ、セシル。出血は、私がどんなことをしても止めてみせるわ」
「はぁはぁ…っ、セシル!」
「!亜矢?」
「お母さん!セシルさんを…、セシルを助けて!!」
「えぇ、もちろんよ!」
「ハァ…ハァ…、約束、破っちまった…な」
「「そんなこと、今はどうでもいい!」」
「!……ハハッ…っ」
息の合った二人の返答にセシルは思わず傷の痛みも忘れて笑ってしまった。薄れ行く意識の中、"親子は似る"という言葉を思い出したセシルは(本当だな…)と感心しながら静かに目を閉じた。
「セシルっ、セシル!…っ、いやーーー!!」
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