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第一章
一歳
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北条 タケル 一歳三か月
俺はこれまでの671回の人生で屋敷にある本は全て五回どおりは読んでいる。
最近はもうこれらを読むことはせず、もっぱら実技面の習熟に当てている。
と言うのも、人生がリセットされると知識や記憶は継承されるが、身体能力や魔力量は初期値に戻るのだ。
もちろん一切の赤ん坊に筋トレなど不可能だ。
何よりもしメイドや執事、父上に見られたら、”憑き子”扱いされるのは必定。
得策ではない。
こんな事情があり、この時期は総魔力量の底上げに心血を注いでいるのだ。
魔力量を底上げするには一重に魔法を使うこと。
特に幼少期にこれを行うと大きく魔力量が増大する。
しかし、魔法は精神に強い関係があり、精神の未発達な子供が使うと死の危険があるので、この国では七歳になるまで魔法の習得は禁止されている。
これが大魔法使いとか言う者が、この世界に少ない理由だ。
時折常識では測れない天才・異才児が現れるので全くゼロでは無いが・・・
この魔法禁止の習わしは我が北条家にもある。
父上も俺に魔導書を見せようとは・・・するわけがないな。
そも俺は一歳。字が読めることすら気づいていないだろう。
「まあ、魔導書も全部記憶してるからだいじょぶなんだけどね~。」
伊達に671回も一歳児をやって無いのだ。
このからくりに気付いた時、まず俺が初めにやったのが魔導書の暗記だ。
それから何回この訓練を続けてきたと思う。
最早寝ていても出来るレベルにまで上達しているぞ。
俺は誰も周りに居ないのを確認すると、ちょっと派手な(一歳児にしては)魔法を使ってみた。
まずは風邪魔法 『ウィンドボール』
次は水魔法 『ウォーターボール』
火魔法 『ファイアーボール』
雷魔法 『エレキボール』
氷魔法 『アイスボール』
土魔法 『ソイルドボール』
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
「ふは~、疲れたぞい。」
俺はベッドの上に大の字に寝転がった。
「仕事の後のこれはたまんねえですわ。」
爺臭い言葉ばかりを口に出す赤ん坊。
精神年齢700歳オーバーは伊達ではない。
しかし、昼食までまだ一時間ほど時間があるな・・・・
うーん、寝るか。
すやすやすや・・・・
俺はこれまでの671回の人生で屋敷にある本は全て五回どおりは読んでいる。
最近はもうこれらを読むことはせず、もっぱら実技面の習熟に当てている。
と言うのも、人生がリセットされると知識や記憶は継承されるが、身体能力や魔力量は初期値に戻るのだ。
もちろん一切の赤ん坊に筋トレなど不可能だ。
何よりもしメイドや執事、父上に見られたら、”憑き子”扱いされるのは必定。
得策ではない。
こんな事情があり、この時期は総魔力量の底上げに心血を注いでいるのだ。
魔力量を底上げするには一重に魔法を使うこと。
特に幼少期にこれを行うと大きく魔力量が増大する。
しかし、魔法は精神に強い関係があり、精神の未発達な子供が使うと死の危険があるので、この国では七歳になるまで魔法の習得は禁止されている。
これが大魔法使いとか言う者が、この世界に少ない理由だ。
時折常識では測れない天才・異才児が現れるので全くゼロでは無いが・・・
この魔法禁止の習わしは我が北条家にもある。
父上も俺に魔導書を見せようとは・・・するわけがないな。
そも俺は一歳。字が読めることすら気づいていないだろう。
「まあ、魔導書も全部記憶してるからだいじょぶなんだけどね~。」
伊達に671回も一歳児をやって無いのだ。
このからくりに気付いた時、まず俺が初めにやったのが魔導書の暗記だ。
それから何回この訓練を続けてきたと思う。
最早寝ていても出来るレベルにまで上達しているぞ。
俺は誰も周りに居ないのを確認すると、ちょっと派手な(一歳児にしては)魔法を使ってみた。
まずは風邪魔法 『ウィンドボール』
次は水魔法 『ウォーターボール』
火魔法 『ファイアーボール』
雷魔法 『エレキボール』
氷魔法 『アイスボール』
土魔法 『ソイルドボール』
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
「ふは~、疲れたぞい。」
俺はベッドの上に大の字に寝転がった。
「仕事の後のこれはたまんねえですわ。」
爺臭い言葉ばかりを口に出す赤ん坊。
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うーん、寝るか。
すやすやすや・・・・
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