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その後
サフィ5歳
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あっというまにサフィも5つ。
王城での5歳のお披露目会で属性やら魔力やら調べてみたら、なんと魔力はカンストどころか測定不可!
属性は全属性だった!
あっちのサフィと同じじゃねえかよ!マジかあ!
いや、まさかとは思ったがヤベエな。
フィオが「まさかここまでとは!」と青ざめていた。
俺も驚きはしたが、そこまで心配はしていない。
まあサフィならなんとかなるだろう。
フィオと俺も居るし、ハルトたちもいる。
サフィールはもちろん、エリアナんとこ、そして何故かフィラーのおっさんからもまるで孫のように可愛がられている。
さらにはクリスと仔犬含めギルドの連中からもマスコット扱いされてるから、ある意味怖いもんなしだ!
そもそもサフィを利用しようと狙うようなヤツはこの国にはいないだろう。
王家と反目しあっていた反王家一派も、その筆頭であるフィラー家がエリアナに懐柔され、サフィに堕ちた。双子の息子ともども、セルゲイもフィラーもサフィにメロメロだ。
フィラーがノロケるもんだから、反王家の親父どもがサフィを一眼見ようと大挙してグランディールに訪れ、帰るときにはデレデレに。
ハルトとフィラーを中心に「サフィちゃんを愛で隊」なんて結成しやがって、定期的にサフィの可愛さなどを語り合っているらしい。
そうなれば反王家自体が機能しなくなった。
つまり、敵が存在しないのである。
大の大人が子どもにデレデレして、大丈夫かというくらい平和なのだ。
案の定、全属性が分かったときも、集まっていた奴らが拍手で祝ってくれた。
「さすがはゲイルの息子だ!」
「ゲイルの息子ならさもあらん!」
いや、俺?俺ならなんでもアリって認識かよ!
サフィはにこにことハルトに抱っこされ
「ゲイルー!全属性だって!俺すごい?俺ツエエできる?」
とぶんぶん手を振ってくる。
「よーし!さすがは俺とフィオの息子だ!すげえぞ!ツエエできるな!」
褒めてやれば「やったあ!」とはしゃぐサフィ。
その横でレオンが「サフィ良かったね」と蕩けそうな微笑みを見せる。
いやいやレオン、お前ホントに6歳か?
サフィにはまだ恋だの愛だのは早えからな⁈
ちなみに属性以外にも恐ろしいもんが色々くっついていやがった。
「聖女」。まあこれは覚悟してた。俺もだしな。
「フェンリルの守護」もまあそうだろう。
だが、「神の愛し子」ってなんだよ⁈ルーのいうママって神か⁈規格外のあれやこれやの原因はこれか!
それに「精霊の祝福」。これは俺と兄貴んちに住み着いたヤツらだろう。サフィに精霊が見えてた段階で薄々わかってた。恩返しというより「私たちと遊んで!」だろうな。
だがなあ。
「アイスドラゴンの守護」!これ、ブリードだろ!やりやがったなアイツ!出産祝いのつもりなんだろう。まいったなあ。庭にドラゴン小屋でも作ってやるべきか?
一応この守護やわなんやらは、後から家族にだけこっそりと知らされた。
お披露目では、恐らく俺が聖女ってとこから薄々みんな察してただろう「聖女」「フェンリルの守護」だけ公表、らこれはきっとハルトが配慮したんだろう。ハルト、お前にしてはよくやった!
「聖女」「フェンリルの守護」だけで後ろ盾には十分だもんな。それ以上となると年寄り共に拝まれかねん。
そんな最強のサフィの夢は「冒険者になること」だそうで、本当なら「危ないからよせ」というべきなんだろうが、俺はもとよりフィオもハルトも、心配症の兄貴すら止めなかった。
まあ、実際、魔法覚えんのも直ぐだろうし、今ですら付属するなんやらかんやらで十分最強だもんなあ。
ハルトとフィラーの計らいで王城の魔塔の魔塔主自らサフィに魔法を教えてくれることになった。
ゲートで王城通いだ。
まさか、サフィに王城通いさせるように魔塔主に頼んだんじゃねえよな、ハルト?
王国騎士団団長に剣も習うことになり、こちらはフィオが宰相の仕事で登城するときに一緒に連れていくんだそうだ。
フィオは「サフィと過ごす時間が増える」と嬉しそうだ。俺としてはサフィとフィオが嬉しいならなんでもいい。
フィオとサフィは王城行くようになれば、俺はひとり、ギルドの治療院通いだ。サフィがいないので膝が寂しい。
「なあ、クリスー。俺も王城に治療院でも開こうかなー」
「おいおい!ギルド見捨てんなよ!」
「だってよー、愛しの息子もフィオも王城にとられちまったんだもんよー。俺だって2人といてえし!ギルドもウチとゲート繋げようぜー!なあなあなあ!」
「さすがにそれは無理だろ」
「僕がいるじゃないですか!僕だって可愛いでしょ?可愛がってくれていいですよ?」
「仔犬は対象外だ!俺はうちの忠実な名犬がいいんだっての!あとな、可愛さでうちのらサフィに敵うやつがいるか?」
「カイトだって可愛いだろ?まあサフィには負けるかもしれんが」
「ちょっとクリスさん!そこは『俺のカイトが一番だ!』っていうとこでしょ⁈」
「嘘はつけん。まあ、俺にとってはカイトが一番だがな」
「寂しい俺の前でイチャつくなよ」
「昔お前だってさんざんやりやがったろうが」
「うう…サフィー!フィオー!」
机に臥せてグダグダ叫んでいると
「ゲイルー!呼んだー?」
フィオと手を繋いだ愛しの息子が飛び込んで来た。
「サフィ⁈どうしてここに?」
「あのね、お昼をゲイルと一緒に食べたくてお弁当にしてもらって持ってきたの!一緒にたべよ!」
にこにこしながら俺の胸に顔を擦り付けるサフィ。
「ゲイルが寂しがっていると思いまして」
ちゅ、とフィオが俺の頬にキスしてくれる。
「あー!公爵ズルい!俺も俺もー!!」
サフィもぎゅっと俺に抱きつき反対側の頬にキスしてくれた。なんだよこれ、最高じゃねえか!
「サフィー!フィオー!愛してるっ!!!」
「俺も!ゲイル、大好きーっ!!」
「愛してますよ、ゲイル」
3人で抱き合っていると、カイトが胸の前で腕を組み呆れたように言った。
「良かったね、ゲイル!つーか、ここまだギルドだからね!ウチでやんなよウチで!!」
王城での5歳のお披露目会で属性やら魔力やら調べてみたら、なんと魔力はカンストどころか測定不可!
属性は全属性だった!
あっちのサフィと同じじゃねえかよ!マジかあ!
いや、まさかとは思ったがヤベエな。
フィオが「まさかここまでとは!」と青ざめていた。
俺も驚きはしたが、そこまで心配はしていない。
まあサフィならなんとかなるだろう。
フィオと俺も居るし、ハルトたちもいる。
サフィールはもちろん、エリアナんとこ、そして何故かフィラーのおっさんからもまるで孫のように可愛がられている。
さらにはクリスと仔犬含めギルドの連中からもマスコット扱いされてるから、ある意味怖いもんなしだ!
そもそもサフィを利用しようと狙うようなヤツはこの国にはいないだろう。
王家と反目しあっていた反王家一派も、その筆頭であるフィラー家がエリアナに懐柔され、サフィに堕ちた。双子の息子ともども、セルゲイもフィラーもサフィにメロメロだ。
フィラーがノロケるもんだから、反王家の親父どもがサフィを一眼見ようと大挙してグランディールに訪れ、帰るときにはデレデレに。
ハルトとフィラーを中心に「サフィちゃんを愛で隊」なんて結成しやがって、定期的にサフィの可愛さなどを語り合っているらしい。
そうなれば反王家自体が機能しなくなった。
つまり、敵が存在しないのである。
大の大人が子どもにデレデレして、大丈夫かというくらい平和なのだ。
案の定、全属性が分かったときも、集まっていた奴らが拍手で祝ってくれた。
「さすがはゲイルの息子だ!」
「ゲイルの息子ならさもあらん!」
いや、俺?俺ならなんでもアリって認識かよ!
サフィはにこにことハルトに抱っこされ
「ゲイルー!全属性だって!俺すごい?俺ツエエできる?」
とぶんぶん手を振ってくる。
「よーし!さすがは俺とフィオの息子だ!すげえぞ!ツエエできるな!」
褒めてやれば「やったあ!」とはしゃぐサフィ。
その横でレオンが「サフィ良かったね」と蕩けそうな微笑みを見せる。
いやいやレオン、お前ホントに6歳か?
サフィにはまだ恋だの愛だのは早えからな⁈
ちなみに属性以外にも恐ろしいもんが色々くっついていやがった。
「聖女」。まあこれは覚悟してた。俺もだしな。
「フェンリルの守護」もまあそうだろう。
だが、「神の愛し子」ってなんだよ⁈ルーのいうママって神か⁈規格外のあれやこれやの原因はこれか!
それに「精霊の祝福」。これは俺と兄貴んちに住み着いたヤツらだろう。サフィに精霊が見えてた段階で薄々わかってた。恩返しというより「私たちと遊んで!」だろうな。
だがなあ。
「アイスドラゴンの守護」!これ、ブリードだろ!やりやがったなアイツ!出産祝いのつもりなんだろう。まいったなあ。庭にドラゴン小屋でも作ってやるべきか?
一応この守護やわなんやらは、後から家族にだけこっそりと知らされた。
お披露目では、恐らく俺が聖女ってとこから薄々みんな察してただろう「聖女」「フェンリルの守護」だけ公表、らこれはきっとハルトが配慮したんだろう。ハルト、お前にしてはよくやった!
「聖女」「フェンリルの守護」だけで後ろ盾には十分だもんな。それ以上となると年寄り共に拝まれかねん。
そんな最強のサフィの夢は「冒険者になること」だそうで、本当なら「危ないからよせ」というべきなんだろうが、俺はもとよりフィオもハルトも、心配症の兄貴すら止めなかった。
まあ、実際、魔法覚えんのも直ぐだろうし、今ですら付属するなんやらかんやらで十分最強だもんなあ。
ハルトとフィラーの計らいで王城の魔塔の魔塔主自らサフィに魔法を教えてくれることになった。
ゲートで王城通いだ。
まさか、サフィに王城通いさせるように魔塔主に頼んだんじゃねえよな、ハルト?
王国騎士団団長に剣も習うことになり、こちらはフィオが宰相の仕事で登城するときに一緒に連れていくんだそうだ。
フィオは「サフィと過ごす時間が増える」と嬉しそうだ。俺としてはサフィとフィオが嬉しいならなんでもいい。
フィオとサフィは王城行くようになれば、俺はひとり、ギルドの治療院通いだ。サフィがいないので膝が寂しい。
「なあ、クリスー。俺も王城に治療院でも開こうかなー」
「おいおい!ギルド見捨てんなよ!」
「だってよー、愛しの息子もフィオも王城にとられちまったんだもんよー。俺だって2人といてえし!ギルドもウチとゲート繋げようぜー!なあなあなあ!」
「さすがにそれは無理だろ」
「僕がいるじゃないですか!僕だって可愛いでしょ?可愛がってくれていいですよ?」
「仔犬は対象外だ!俺はうちの忠実な名犬がいいんだっての!あとな、可愛さでうちのらサフィに敵うやつがいるか?」
「カイトだって可愛いだろ?まあサフィには負けるかもしれんが」
「ちょっとクリスさん!そこは『俺のカイトが一番だ!』っていうとこでしょ⁈」
「嘘はつけん。まあ、俺にとってはカイトが一番だがな」
「寂しい俺の前でイチャつくなよ」
「昔お前だってさんざんやりやがったろうが」
「うう…サフィー!フィオー!」
机に臥せてグダグダ叫んでいると
「ゲイルー!呼んだー?」
フィオと手を繋いだ愛しの息子が飛び込んで来た。
「サフィ⁈どうしてここに?」
「あのね、お昼をゲイルと一緒に食べたくてお弁当にしてもらって持ってきたの!一緒にたべよ!」
にこにこしながら俺の胸に顔を擦り付けるサフィ。
「ゲイルが寂しがっていると思いまして」
ちゅ、とフィオが俺の頬にキスしてくれる。
「あー!公爵ズルい!俺も俺もー!!」
サフィもぎゅっと俺に抱きつき反対側の頬にキスしてくれた。なんだよこれ、最高じゃねえか!
「サフィー!フィオー!愛してるっ!!!」
「俺も!ゲイル、大好きーっ!!」
「愛してますよ、ゲイル」
3人で抱き合っていると、カイトが胸の前で腕を組み呆れたように言った。
「良かったね、ゲイル!つーか、ここまだギルドだからね!ウチでやんなよウチで!!」
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