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本編
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しおりを挟む天国と地獄は紙一重だ
たった一言
その言葉の意味をどう捉えるかによって大きく道は分かれる
私はようやくそのことに気付いた
ビル群を通り抜けると、懐かしい建物が目の前にそびえ立つ。
わずか数ヶ月という時間をそこで過ごし、そして様々な思いをした場所。
口から零れそうになる感情を呑みこむ私を乗せた車は、何もなかったかのようにその建物の中へと進んでいった。
退院をしてそのまま向かったのは、空と唯一繋がる空間。
昨日、日吉さんがやってきて、
「葵がどうしても拒んでしまって・・・。」
申し訳なさそうに私に伝えてきた事。
それは空が私の荷物を誰かに託すことを頑なに拒んでいるという。
「おそらく前任のマネージャーの件を気にしているんだと思います。また誰かに騙されてあなたを傷つけることになるかもしれないと。スタッフを誰一人として家にさえ立ち入らせないくらいでして。葵は自分で確実にあなたの元に届けたいと言っているんです。でもハードスケジュールの葵にそんな時間もない状況でして。」
「気にしないでください。もともと荷物は自分で取りに行こうと思ってたし。ただ鍵がない上に私が部屋に入ることを彼が嫌がるかもしれないと思って迷っていたんです。」
それは本当のこと。
やっぱり自分でない誰かに触れられるのはどこか落ち着かないし、恥ずかしさもある。
たとえそれが空だとしても同じ。
だって下着とか見られちゃうってことでしょ?
そりゃあ、下着姿のあられもない姿を何度も見られてるけれど。
でもそれはまた別問題。
それに空と顔を合わせて動揺を隠せる自信もなくて。
結局、退院した今日、その足で空の部屋へ荷物を取りに行く事になって。
もちろん空のスケジュールの都合上、病院に無理を言って朝早くの退院になってしまったけれど。
地下駐車場の一画に車を止めると、人影が車へと近づいてくる。
日吉さんはその人物を確認すると、すぐに車から降りた。
「社長!どうしてここに・・・。」
「ご苦労さま。葵に少し話があって。」
そう言うと、一条社長がちょうど車を降りた私に視線を向けた。
「退院おめでとうございます。なかなかお伺いできなくてごめんなさいね。日吉に全てを任せてしまって失礼だとは思ってたんですけど。」
「いいえ!こちらこそ優秀な日吉さんを独占してしまって申し訳ないくらいです。」
「そんな橘さん・・・。」
日吉さんは照れたように手を振り、頬を赤く染めた。
それを微笑ましく見つめながら社長は歩き始めた。
「病院から出た際に日吉から連絡を受けたので、葵には準備をしておくようには伝えてあります。」
その言葉を聞いて、急に緊張が身体を駆け抜けた。
そうだ・・・空が部屋にいる。
実感がじわりと沸いてきた。
「あなたの荷物は予めまとめてあると葵が言ってたので、そんなには時間がかからないと思うのだけど。」
「はい、彼もこれから仕事があることは日吉さんから聞いてます。出来るだけ早く終わらせます。」
「急がせてしまって本当にごめんなさいね。」
そう言って何度も社長が謝ってくる。
エントランスに着くと、社長が空の部屋を呼び出す。
『はい。』
たった一言の空の声。
それが胸を射抜く。
落ち着いて・・・
そう自分に言い聞かせた。
「私よ。」
空の声に答えながらちらりと私を見て、一条社長はすぐに視線を戻した。
すぐにそばの自動ドアが開き、私達を促す。
「では私と日吉はここで待機してますので。何かありましたらお呼び下さい。」
そう言うと二人は私から後ろへと一歩下がってしまった。
「え・・・。」
ここから私一人で入れってこと?
聞いていた通り、空は誰にも部屋へ入れようとしないってことか。
つまりそれは、これから私は空と1対1で対面するということ。
急に不安が広がってきた。
でもここでじっとしているわけにもいかない。
不安から目を背け、二人に会釈をして緊張の空間へと足を踏み入れた。
玄関のドアが開き、目の前に空の姿が広がってきた。
空は私の姿を確認すると、視線を避けすぐにリビングの方へと戻っていく。
その態度に思わず唇を噛んだ。
わかってはいたけれど、でもやっぱりキツイ。
深呼吸をして気持ちを切り替えると、
「おじゃまします。」
小さい声でそう呟きながら、空の後を追うようにリビングに続く廊下を進んだ。
「悪い。約束守れなくて。」
「え?」
私がリビングに入るとすぐに空は真っ直ぐに私を見ながらそう言った。
「ちゃんと荷物を届けるって約束したのに、結局、こうやって来てもらう事になっただろ。」
「ううん。私の方こそ、こんな朝早くに来ちゃってごめんね。すぐに運び出すから。」
そう言って空の視線を避け、荷物のある場所へと向かう。
空はゆっくりと私のあとをついてくる。
一条社長から聞いたとおり、荷物は大方まとまっていた。
綺麗に整頓され、部屋の一画に置かれている。
もちろん下着まできちんと並べられていて。
なんだか恥ずかしくて、申し訳なくて、
「ご、ごめんね。こんなことまでさせちゃって。」
そう言いながら急いで下着を視界から隠そうと鞄の中へと詰めていく。
気が急っていたせいか、横にあったバッグが倒れ、コトンと硬質な音が聞こえてきた。
その発生源を探すと、以前に大地が忘れていったジッポーがバッグから飛び出していた。
そうだ・・・忘れてた。
今度会って返さなきゃ。
そう思いながらそれに手を伸ばすと、それよりも先に長い腕が伸びて拾い上げていた。
「あ・・・。」
空はそのジッポーをじっと見つめ、ゆっくりと私へと差し出した。
「兄貴と・・・・・・一緒に暮らすのか?」
「え?」
いきなりの質問に、何を言ってるのかわからなくて。
ジッポーを受け取りながら次第にその意味を理解すると、
「く、暮らさないわよ。そりゃ、今回は色々助けられたけど、さすがに退院後も助けてもらおうなんて思わない。と言うか、その必要がなかっただけなんだけどね。社長さんから何も聞いてない?」
「社長?」
「うん。今回のお詫びと言うか、責任を感じて色々と親身になってくれて。今度わたしが住む所も社長さん達のおかげで見つける事が出来たの。はじめは社長さん達の気遣いは必要ないって断ったんだけど、その後すぐに退院が決まってしまって、迷ってる暇がなくて。それで相談したの。」
「そう。」
「大地はなんで俺に頼らないんだって怒ってたけど、そうする理由もないし。それに大地にも本気で好きになった人がいるの。私のせいでその邪魔だけはしたくない。」
「大地に‘も’・・・か。」
「え?」
「・・・いや、なんでもない。」
そう言うと空はその場から離れていった。
予めまとまっていた荷物のおかげでそう時間もかからずにこの部屋を立ち去る時が来た。
忘れ物がないか最後の確認で部屋を見まわす。
この空間もこれで見納めだ。
そしてここの住人でもある空とも。
そう思ったら、消し去っていた感情がこみ上げてきそうになった。
駄目だな、未練たらたらじゃない。
そんな自分に苦笑して返すしかない。
よし!
再び感情を押し込め、勇気を振り絞って空を見た。
久しぶりに真っ直ぐに見た彼は、どこか覇気がなく、少しだけやつれているような気がする。
それが何を意味するかなんて考えたくもない。
だって考えてしまったら、余計に深みに嵌りそうだったから。
だから頭の中からそれらを打ち消して、
「朝早くからごめんね。それと、今日までお世話になりました。」
何をどう言えばいいのかわからなくて、差し障りのない言葉をかけ、頭を下げた。
すると、
「違うだろ。」
空の声が部屋に響く。
「え?」
否定の言葉をした空を見上げると、彼は視線を逸らして再び口を開く。
「世話になったのは俺の方だろ?美月は・・・・・・ずっと俺に従って無理ばかりしてた。挙句に入院までさせて。」
「でもそれは・・・。」
「全て俺のせいだ。他の誰も悪くない。だから恨むなら俺を恨め。前もそう言ったよな。」
「空・・・。」
空は全て自分一人で背負うつもりなんだ。
マネージャーさんのした事も全て。
だから入院中、私の所に来た時も何も話さずに帰ったんだ。
優しすぎるよ、空。
まるで10年前の空だ。
人が良くて、優しくて。
「美月は当然その権利はあるんだ。もっと俺にぶつけていいんだ。何を言われても何をされても俺をそれを受け入れるよ。美月が傷ついた分、今度は俺がその傷を受ける。10年前に傷つけた分を含めて全部。美月が俺とのことなんて忘れるくらい幸せになるまでずっと。」
ずるい。
卑怯だ。
そんな言葉を言うなんて。
10年前傷つけたのは空じゃない、私なのに。
それに私の幸せって?
それを空が言うの?
こんなにも空を想ってる私に・・・
空に突き放された私に・・・
気付いたら押し込めていた感情が次第に沸き上がり、とうとう溢れ出していた。
「だったら・・・・・・もっと酷い言葉で私を傷つけてよ!もう二度と会いたくないって思わせるくらい、ズタズタに私を傷つけてよ!」
「美月?」
空が驚いてるけど、今の私は空の顔色を気にする余裕なんてなくて。
「おまえなんかただのセフレだって言ってよ!復讐の為におまえを抱いたって言ってよ!もう顔も見たくないって言って!触れるのも嫌だって言って! でないと・・・嫌いになれないじゃない!恨んだりできないじゃない!」
溢れる感情と涙で、私は顔を両手で押さえた。
「ごめん。」
耳に届いた言葉は謝罪の言葉。
結局、空からは謝罪の言葉しか貰えないんだ。
そう思った直後、急に腕を引かれ、私の身体は大きなものに包まれていた。
「何でも受け入れるって言ったけど、それだけは無理だ。美月を傷つけることなんてこれ以上出来ない。セフレだとも思ってないし、復讐の為に抱いたのだって最初だけだ。気付いたらそんな事も忘れるくらい美月に嵌ってた。」
「そ・・・ら・・・?」
「酷い事をしておいてって怒るかもしれないけど。でも昔みたいな後悔だけはしたくないからやっぱ言う。俺、美月が好きだ。」
これはデジャブ?
10年前の記憶?
私の脳はそんなに出来が良くないらしい。
空の言葉を理解することにかなり時間をかけていた。
私を少し解放して、空がまっすぐに私を見つめてくる。
「迷惑かな、やっぱり。」
そう言って悲しそうに微笑む空を見て、ようやくぽつりと言葉を発することができた。
「これは・・・夢?」
「は?」
「それとも幻?」
「夢でも幻でもないよ。正真正銘の現実。」
「うそ・・・。」
「うそじゃないよ。」
そう言って私の言葉を全て否定していく。
「だ、だってこの前、空言ったじゃない!終わりにしようって!私を突き放したじゃない!」
詰め寄る私に空は慌てて首を振った。
「ちがう!それはっ・・・・・・全てリセットさせたくて。あの時も言ったと思うけど、けじめだけはつけるべきだと思ったんだ。美月のためにも。」
「私の?」
「ああ。曖昧な関係は美月を困らせるだけだろ。美月は律義だから、いくら嫌いな奴でも契約のことを気にして一緒に暮らそうとするだろうって思ったんだ。だから・・・全てリセットして、美月を自由にすることが一番、美月にとって良いことだと思った。だからまず俺との関係を綺麗にしようって思ってあの時、ああ言ったんだ。」
そんなこと考えてたんだ・・・
思いっきり肩の力が抜けた。
「でもなぜかな・・・すごく今、嬉しいんだ。だって美月の言葉が俺を嫌ってる風に聞こえなかったから。俺の勘違いだろうけど、でもそれでも嬉しいんだ。」
「あ・・・。」
空に指摘されて初めて気付いた。
さっき、感情に任せて告白まがいのことをかなり口走った気がする。
あまりに恥ずかしくて、顔が熱くなる。
・・・待って。
一番肝心な事をすっかり頭の隅に追いやってる気がする。
「あの・・・空?さっき言った事なんだけど。」
「さっき?」
「わ、私をそのー・・・好きって・・・。」
「好きだよ、誰にも渡したくないくらい。」
さらっとした空の言葉に、さらに顔が沸騰していく。
これって・・・これってつまり、両想い?ってこと・・・?
その考えに辿り着き、色んな感情が涙となって緩やかに頬を伝い落ちた。
それに気付いた空が焦ったように、
「ご、ごめん!調子に乗り過ぎた。迷惑だよな、やっぱ。あんな酷いことばっかして傷つけたのに、そんな事言う権利ないし、第一嫌だよな、美月にしたら。」
そう言って慌てて私から離れた。
「気にしなくていいから。俺、わかってるから。」
そう言って一人で納得する空。
うそ、何にもわかってない。
私の気持ちなんか特に。
どんなに傷つけられたって空を嫌いになれないんだよ。
どんなに酷い事されても空なら許せちゃうんだよ。
それくらい・・・・・・・空が好きなんだよ。
「美月は好きな奴と幸せにな・・・」
「ばか!」
「は?」
「何にもわかってないじゃない!」
「み、美月?」
「だいたい、私の幸せって言うけど、自分が幸せにしてやる!くらい言えないの?空の気持ちってその程度のものなの?」
「違う!」
「だったら!どうして好きな奴と幸せに、なんて言えるのよ!」
「それは美月のため・・」
「勝手に決めつけないでよ!さっきもそう。私と大地の事を誤解してるし!それに今だって私と他の誰かをくっつけようとしてるし!」
「当然だろ!美月に好きな奴がいるってわかってしまったんだから!」
「え・・・?」
「俺はそれを壊す権利も、そういう立場でさえないんだってそう言い聞かせてるんだよ!でなきゃ、嫉妬で狂いそうなんだ!このまま美月を閉じ込めて、誰にも触れさせたくない。誰とも会わせたくない。それくらい今の俺は美月を独占したくてたまんないんだ!」
「え、え?」
「けど、そうすればするほど美月を苦しめるってわかってるから、必死で自分を抑えてるのに。何もわかってないのは美月の方じゃないか!」
「あ、あの・・・空?」
「もういい。美月がそう言うなら、もう遠慮はしない。美月、俺が絶対に幸せにする。だから好きな奴のことは忘れろ!ここから出ていくのもなし!俺から離れるのもなしだ!ずっとここで、俺のそばにいるんだ!わかった?」
「・・・・ばか。」
そう言って空の胸に飛び込んだ。
「ホント、ばか。一番大事なとこ、勘違いしてるんだから。」
「美月?」
「好きよ、空。」
「・・・・・・え?」
「大好き、空。」
「は?」
「悔しいくらい好き、空。」
「冗談・・・?」
「冗談じゃないよ。」
「だって・・・そんなことあるわけ・・・」
「じゃあ証明してあげる。」
そう言って空の両頬を手で包み込み、ちゅっと口を塞ぐ。
ゆっくりと離した唇を茫然と見つめる空ににっこりとほほ笑む。
「実感してくれた?」
そう訊いた瞬間、今度は空が私の唇を奪う。
何度も、角度を変えて。
確認するように貪りながら。
あまりにも連続のキスで息が上がっていく。
ようやく解放された頃には床に押し倒された状態。
「どうしよう・・・俺、今、死ぬほど嬉しい。」
私を見つめ下ろす空の顔は嬉しそうに笑顔を浮かべていた。
「空・・・。」
その笑顔、反則だよ。
そんな顔されたら何も反論できない。
するつもりもないけど。
すると、ピピピっと何かがなっているのに気付く。
目の前の空はチッと舌打ちをして、ポケットから携帯を取り出した。
「はい・・・・わかってます。でももう少し・・・・・・わかりました。」
そう言って携帯を切る空は不貞腐れた顔をしている。
「空?」
「悪い・・・社長から。」
「あ。」
そうだ。
空はこれから仕事だった。
「ごめんね、すぐに出てくから。」
そう言って慌てて荷物を持とうとする私の手を空が止めた。
「なんで?」
「え?」
「出ていく必要ないだろ。ココで一緒に暮らせばいい。」
「それは・・・今は出来ない。」
「なんで!」
私の言葉に空はキツく反発する。
だけど、これだけはどうしても自分の意志を貫きたかった。
「ごめん。でもこのままズルズルと空に甘えて、全部頼って生きたくないの。私にも何か出来ることを見つけて、空の隣りにいれる自信をつけたいの。お願い、わかって。」
「美月・・・。」
私の言葉に空は何かを我慢するように唇を噛んで俯く。
ごめん、空。
でもね、そうしないときっと私は自分を嫌いになりそうなの。
きっと空と比較してしまう自分がいて、卑屈になって・・・そして駄目になる。
そうして訪れた沈黙をふいに破ったのは空。
「いつまで?」
「え?」
「俺はいつまで待てばいいの?」
「それは・・・。」
言葉に詰まる私に空は溜息を返した。
「美月もわかってると思うけど、会える時間だって限りなく少ないし、連絡もなかなかつかない。おまけに色んなゴシップが俺に付きまとうと思う。それでも美月は不安にならず、俺とやっていける自信があるんだよな。でも俺はそうじゃない。俺のいない所で美月が何をしてるか気になるし、不安になる。僅かな時間でも顔を見たいって思う。美月の肌を感じて眠りたいって思う。それを俺はどれくらい我慢して待てばいいの?」
「空・・・。」
「美月はさっき、俺の隣りにいれる自信をつけたいって言ったけど、それって何?俺の隣りにいる為にそんな努力しなきゃいけないって思ってるの?俺って何?美月にとって俺って『葵』なの?『青井 空』じゃないの?」
空の言葉が痛かった。
空の指摘が次々と私の胸に刺さってきて。
何も言葉を返せなかった。
再び空の携帯が鳴った。
画面を見た空は、
「タイムアウト。行こう。」
そう言って自分の上着と私の荷物を持って玄関へと向かった。
私はただその背中を暗い気持ちで追いかけるしかできなかった。
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