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第9話 夢の中

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【星龍太】うぅ…はっ……ここはどこだ!?何も無い真っ白なところだ……俺は死んだのか…?俺は…魔族のルシアというやつを倒してから…記憶が曖昧だ……普通なら…魔物の街になってる所に意識がなくて倒れたって感じだが…それだったら死に近いのでは……?不味いのでは?

【キリン】おいおい…お前死んでないぞ……?何寝ぼけてるんだ……?まぁとにかく死にかけてるには間違いないよ…だってキミ…魔力ほぼ使い切って…なおかつ…呪いかけられてるよね…?そんな感じだから…ちなみにここは減じっでは無いよ…夢の中だよ…それもキミのね……なぜ僕が出てきたかはわからないけど…キミは安全なところにいるとおもうよ……なぜならオリトさん達がキミを看護してるからね……だから君は早く治さないとね…

【星龍太】そっか…俺……ルシアに呪いかけられてそのまま倒れてしまったんだ……ってことは今…ここは夢の中で…現実にいる俺は介護されてるってことだよな…はずかしくね?だって考えてみろ…例えば、現実世界で……疲れて寝てるところおんぶされて自分の部屋に寝かされるってことやで……恥ずかしいな……って言ってる場合じゃねー……とにかく、オリトさんから持ったエクストラヒールで目覚めることできるよな…?

エクストラヒール…!!!何も発動しない?何故だ!!おいおいこのままじゃ嫌だぞ……?

【もう1人の星龍太】ねぇ?キミさ…楽になっちぇば……?わたしに全て任しておきなよ…そ、そうすれば…キミは辛くないはずだよ……?

【星龍太】もう1人の俺?いや…これは分かりにくい……だったら夢の中にいるもう1人の俺をわかりやすく…夢龍太にしよう……その夢龍太は、何故…そんな言葉をかけるんだ…?俺はただ負けてないよ…?

【夢龍太】いやいや…何言ってるのさ…キミ呪いかけられててなおかつ…MP0なんだから…枯渇してるんだからさ…毎回現実でダメージ少しずつ精神的に食らってるはずだよ……?僕に身を委ねれば……その気持ちも何もかも楽になるよ…?それに…悲しむ人いると思うけど……まぁもがくといいさ…キミが僕の力を受け入れないならば……逆さ……君を倒すだけだね……ふふっ…覚悟してもらうよ?

【星龍太】やれやれ…魔法は使えなくても…オリトの加護ここで使うのはもったいない…だが…仕方がないのだ…本当だったら…レイという魔族のために残していたのに……オリトさん力を貸してくださいね……画面にこう出た……エクストラスキル支配…と…なるほど…この夢では言いすぎるかもしれない…なぜなら支配すれば…こっちが有利になるそれに……ここは俺の夢の世界だから負けるはずがない……一応ステータス見ておこう…

名前…星龍太(ほしりゅうた)

性別…男

Lv30

HP 5000

MP 398000

STR 5000

ATK 3000

VIT 2500

DEF 1900

INT 999

LUK 8500

ユニークスキル、経験値倍加 龍の加護、創造神の加護 、サラマンダーの加護

スキル…捕食(マップ)、支配

称号 嫌われ者、ぼっち

…あれ?復活してるスキル…それにスキル支配してる?なんだか力が溢れてくる…おそらくだが…そいつを倒せば元の現実世界に戻れるような気がする…こいつを絶対倒して元の現実世界に戻ってやる!!!そういう時に…

【夢龍太】しねぇ……闇の加護も持ってる俺には叶わないはずさ…しかもお前の力も1部使えるしな………これだな!お前は自分の技で殺られるのはどうかな!!炎氷ランス…ライトランス…ブラックランス……

【星龍太】一気に3発の魔法を打ってきやがった…ぐっ……ぐはっ……はぁ…はぁ…なかなか強すぎる…でも俺は負けない……俺は、ぼっちでも仲間はいる…それじゃぁぼっちじゃないじゃんと言うやん?いやいやかっこよく言えばソロプレイーってことになるだろ……まぁそんなことはいい…目の前の邪魔者を排除するだけだ…

スキル捕食発動マップこれでやつの行動を見えるようになる……そして…俺HP20ぐらいしかないし今なら発動できるな…光属性最強魔法!!ジャッチメント……

【夢龍太】うぁぁぁぁ…や、やっぱり…お前は破滅の道を選ぶんだな……俺はお前を助けたかっただけなのに…悪いがもうここにはいられない…

【星龍太】そう言って消えてしまった……うっ……目を覚ますと……

【琉星】龍太さん…ぐずっ……生きててよかった…本当に……私どうしたら良いのかと思いました……

【星龍太】あ、あぁ…(ちかいちかい…ドキドキ伝わるだろ…落ち着け俺)本当にゴメンな?色々心配にさせて…それよりなぜ…琉星がここにいるんだ?今はギルドにいるはずだが?

【ライス】よぉ…星龍太…起きたか?ここはカノープスの街であるギルドだ今はシャッターと言うやつで奴らには、バレてはいない……だから安心すれば良いって…なんでここにいるの?って言う顔してるじゃねーか?あのな!ギルドにはワープというものがあるんだよ!それは他のギルドに行き来できるようにな!連絡をくれたのはそこにいる…オリトさんだ…

【オリト】おい…余計なこと言うな……それより…ライスさんは要らない……まぁ星龍太そういうことだ…だからさ……お前の力はほとんど失ってはしまったのはわかる…だって俺の力がさっきまで…4割ぐらいしか使えなかったのが100パーセント使える技とかあるから…お前の中にある…俺の加護は消えてるはずさ…でも…よく使ったな…そのおかげでお前エクストラヒール使えこなせるようになってるじゃん…

【琉星】え?エクストラヒール!?ちょ…それって…伝説級のスキルじゃない!!国宝級とも言われるやつよ!!なんでも手が無かったり…足がなくてもエクストラヒールをかけると復活すると言われてる…代物なのよ!!オリトさんたあなた一体何者…!!?

【オリト】俺はなんつうか…その…(元龍神族なんて言えねーや)人間だよ…うん…それよりここもいずれ…レイと言うやつにバレるかもしれないから気をつけた方が良いかもな…まぁ…今は星龍太の異常状態が治ってよかったと思ってる…これからは誰が死んでもおかしくないと言われる敵だ…下手に動くよりみんなでやる方がいい…それとなんでこんなにギルドマスターがペコペコしてるかって言うと…俺も昔…メーシギルドに入ってたらだよ!ほらちゃんと冒険者カードあるよ?ほれっと見せた時……

【星龍太】え?冒険者カードに書かれてるランクがSSSまでのはず…それ以上のことが書かれてたのだ…それがEX5というやつだった…こんなことあるんですか?ギルドマスターのライスにきくと…

【ライス】ば、ばかな…ま、まさか貴方様は、元勇者で…聖剣といわれ魔族を1人で滅ぼしたと言われるあのお方なんですか!!そもそも冒険者ランクにはsss以上は存在しないとこになってる…だが…勇者には稀にその上がでる!そして
EXと言われるランクがあるその中でも最高がEX5と言われるものだ…まさかこんなのが見かけられると思うと…涙が…ぐすっ……

【星龍太】えぇ!!!!めちゃくちゃすごい人じゃないですか…!!?なぜ隠してたんですか!?てかそれならその力を魔族に使ってくださいよ…

【オリト】あ、あはは…やっぱりそうなるよな…でもダメなんだ…俺の力は強力すぎて…バトルにすらならないいや…手加減してでも…街が…生き物が絶滅ぐらいになってしまう!レイと言うやつともしここで戦うことになったらこの周辺焼け野原だよ…何も無くなるってことさ…だから…俺には、呪いがかけられてて戦えないんだよ……だから分かってくれるよな?力が強すぎて傷つけてしまう…この気持ちがわかるか?だから俺は力を讓渡することである程度の力を使っても街や生き物に被害がなかったんだよ…でも今は君の中に俺の加護は消えてしまったつまり…破壊の力が俺にまるまるあるって訳だよ…だから俺は、戦えないんだよ…理解出来てもらったかな?

【星龍太】そ、そんな…ことがあったんですね…す、すみません……勝手なこと言ってしまって…俺、オリトさんの分まで頑張りますね!それにしても何故オリトさんは戦えないにしても魔族の街など普通に入れたり…バレても相手が倒されてたりしたんですか?

【オリト】あぁ…その事は俺のスキルでそいつらを操って味方どうしで…争わせただけだよ…
まぁこんなことは…どうだっていい…とにかく……このままだと全滅するかもしれないから…
この先のことを考えよう……

【星龍太】はいっ…ってあれ琉星俺の上で寝ちゃってる…(やばいやばい可愛すぎません!?)
まぁ…今日はこの辺で寝ませんか?俺も疲れましたし……

【ライス】あぁ!そうだな…ではみんな寝れるように俺からちょいとスキル使わしてもらうぜ…空間スキル防音…と唱えたら…ほれ…ベットだ…それじゃぁ…あ、あぁそうそう…星龍太くんお前たちは琉星ちゃんと一緒にねろよ…んじゃ…

【星龍太】ちょまってくれ…寝やがった…お、おりとたすけて?

【オリト】あ?リア充は死ねと思うぐらいお前は羨ましいよ?だから頑張れ!

【星龍太】は、はぁ…可愛い寝顔が…見ながらねるのか…ね、寝れるのか!?

【琉星】スーピーすぴー……龍太さぁーん…すきぃ…えへへ…スースー

【星龍太】は、はいっ!!えっ…/////ス、好きって言った?やばいめちゃくちゃ嬉しいんだか……そう言いながら寝るのであった……
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