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第二章 あなたが欲しいの
うさぎとサラ
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あれから生まれた子供が3歳になり、別室でうさぎの兄弟と眠ることになった。
「サラ、茶々と三毛と仲良く眠るんだよ」
「うん。サラ、三毛だっこして寝る。」
「茶々とも仲良くね」
サラはウサギ用の牧草と水を自ら用意した。自室にうさぎのケージを置いている。
もちろんエアコンは通年22℃だが、もともと涼しい帝都ではあまり役に立たないようだ。
「眠るまで御本を読んであげましょう。」
エヴィは子供を産んで男の姿に戻った。でも、サラは気にも留めない。
唯一の母としてなついてたし、芹栄のことはおもしろいパパとして好きなようだった。
「昔々、あるところに小さなウサギが住んでいました……」
*
「え?母上のところに遊びに行く?」
「うん。おばあちゃん、“黒うさぎ”なんでしょ?うさぎの兄弟と遊びに行きたい」
黒うさぎ、とは、この辺の土地を守る耳の長い精霊のことで、
うさぎでも何でもないのだが、土地に住むウサギたちがよくなついている謎の存在だった。
サラのおばあちゃんはおじいちゃんに飼われていた精霊なのだが、いつの間にか結婚し、サラも黒うさぎの血を引き継いでいた。
「いいけど、おばあちゃんちは遠いですよ?もし寂しくなったら、」
「大丈夫よエヴィちゃん。一週間くらい遊びにいらっしゃい。帰りは送るわ」
黒くて大きな耳をツインテール・ヘアスタイルのように垂らしたエヴィの母・クレアは明るく笑う。
一方エヴィの父・辰茂(たつしげ)は冷たいさんぴん茶と黒糖饅頭に夢中だった。
「もぐもぐ……サラはうさぎさんが好きなのかー。よしよし。うさぎの家臣たちを呼んであげよう」
「わーい!」
「御本やおもちゃは自分で用意するのですよ、サラ。」
エヴィさんに頭を撫でられてうれしそうなサラ。頭にはうさぎの耳がちょこんとついている。たれ耳のうさ耳だ。
*
「行っちゃいましたね」
「ああ、行っちゃったな」
クレアと辰茂が帰るとき、サラも連れて帰ってしまった。
うさぎの兄弟(モノ・三毛・茶々)も一緒に帰ってしまったため、家は静まり返っていた。
「さみしいですね」
「ちょっとな」
芹栄がさみしそうに笑うと、エヴィがいたずらっ子のような笑みを浮かべ、空のボトルを見せた。
「それ……!」
「女体化の薬。あと2時間もしたら効果が出ます。また3日間楽しみましょう。」
「サラ、茶々と三毛と仲良く眠るんだよ」
「うん。サラ、三毛だっこして寝る。」
「茶々とも仲良くね」
サラはウサギ用の牧草と水を自ら用意した。自室にうさぎのケージを置いている。
もちろんエアコンは通年22℃だが、もともと涼しい帝都ではあまり役に立たないようだ。
「眠るまで御本を読んであげましょう。」
エヴィは子供を産んで男の姿に戻った。でも、サラは気にも留めない。
唯一の母としてなついてたし、芹栄のことはおもしろいパパとして好きなようだった。
「昔々、あるところに小さなウサギが住んでいました……」
*
「え?母上のところに遊びに行く?」
「うん。おばあちゃん、“黒うさぎ”なんでしょ?うさぎの兄弟と遊びに行きたい」
黒うさぎ、とは、この辺の土地を守る耳の長い精霊のことで、
うさぎでも何でもないのだが、土地に住むウサギたちがよくなついている謎の存在だった。
サラのおばあちゃんはおじいちゃんに飼われていた精霊なのだが、いつの間にか結婚し、サラも黒うさぎの血を引き継いでいた。
「いいけど、おばあちゃんちは遠いですよ?もし寂しくなったら、」
「大丈夫よエヴィちゃん。一週間くらい遊びにいらっしゃい。帰りは送るわ」
黒くて大きな耳をツインテール・ヘアスタイルのように垂らしたエヴィの母・クレアは明るく笑う。
一方エヴィの父・辰茂(たつしげ)は冷たいさんぴん茶と黒糖饅頭に夢中だった。
「もぐもぐ……サラはうさぎさんが好きなのかー。よしよし。うさぎの家臣たちを呼んであげよう」
「わーい!」
「御本やおもちゃは自分で用意するのですよ、サラ。」
エヴィさんに頭を撫でられてうれしそうなサラ。頭にはうさぎの耳がちょこんとついている。たれ耳のうさ耳だ。
*
「行っちゃいましたね」
「ああ、行っちゃったな」
クレアと辰茂が帰るとき、サラも連れて帰ってしまった。
うさぎの兄弟(モノ・三毛・茶々)も一緒に帰ってしまったため、家は静まり返っていた。
「さみしいですね」
「ちょっとな」
芹栄がさみしそうに笑うと、エヴィがいたずらっ子のような笑みを浮かべ、空のボトルを見せた。
「それ……!」
「女体化の薬。あと2時間もしたら効果が出ます。また3日間楽しみましょう。」
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