欲しがり屋さん-サキュバスと子作りする話-

よくうつ

文字の大きさ
5 / 11
第二章 あなたが欲しいの

うさぎとサラ

しおりを挟む
あれから生まれた子供が3歳になり、別室でうさぎの兄弟と眠ることになった。

「サラ、茶々と三毛と仲良く眠るんだよ」
「うん。サラ、三毛だっこして寝る。」
「茶々とも仲良くね」

サラはウサギ用の牧草と水を自ら用意した。自室にうさぎのケージを置いている。
もちろんエアコンは通年22℃だが、もともと涼しい帝都ではあまり役に立たないようだ。

「眠るまで御本を読んであげましょう。」

エヴィは子供を産んで男の姿に戻った。でも、サラは気にも留めない。
唯一の母としてなついてたし、芹栄のことはおもしろいパパとして好きなようだった。

「昔々、あるところに小さなウサギが住んでいました……」

 *

「え?母上のところに遊びに行く?」
「うん。おばあちゃん、“黒うさぎ”なんでしょ?うさぎの兄弟と遊びに行きたい」

黒うさぎ、とは、この辺の土地を守る耳の長い精霊のことで、
うさぎでも何でもないのだが、土地に住むウサギたちがよくなついている謎の存在だった。
サラのおばあちゃんはおじいちゃんに飼われていた精霊なのだが、いつの間にか結婚し、サラも黒うさぎの血を引き継いでいた。

「いいけど、おばあちゃんちは遠いですよ?もし寂しくなったら、」
「大丈夫よエヴィちゃん。一週間くらい遊びにいらっしゃい。帰りは送るわ」

黒くて大きな耳をツインテール・ヘアスタイルのように垂らしたエヴィの母・クレアは明るく笑う。
一方エヴィの父・辰茂(たつしげ)は冷たいさんぴん茶と黒糖饅頭に夢中だった。

「もぐもぐ……サラはうさぎさんが好きなのかー。よしよし。うさぎの家臣たちを呼んであげよう」
「わーい!」
「御本やおもちゃは自分で用意するのですよ、サラ。」

エヴィさんに頭を撫でられてうれしそうなサラ。頭にはうさぎの耳がちょこんとついている。たれ耳のうさ耳だ。

 *

「行っちゃいましたね」
「ああ、行っちゃったな」

クレアと辰茂が帰るとき、サラも連れて帰ってしまった。
うさぎの兄弟(モノ・三毛・茶々)も一緒に帰ってしまったため、家は静まり返っていた。

「さみしいですね」
「ちょっとな」

芹栄がさみしそうに笑うと、エヴィがいたずらっ子のような笑みを浮かべ、空のボトルを見せた。

「それ……!」
「女体化の薬。あと2時間もしたら効果が出ます。また3日間楽しみましょう。」
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

処理中です...