異世界に勇者召喚された俺のスキルが勇者召喚な件について

行当遭遇(いきあたりばったり)

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リストカットまでした鑑定内容は・・・。

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 俺と王様が話している時、鑑定石を見ていたらしい王女様が動揺していた。

「・・・、なんなのこのスキルは・・・何かの間違いよ・・・、こんなの・・・」

 王女の動揺に気が付いた王様は、鑑定石の方に近づいて覗き込んだ。そして、王女と同じように動揺し呟いた。

「なんの冗談じゃ・・・。」

 そして、俺も覗き込んでみると鑑定石には血文字で俺のステータスが書かれていた。



 氏名  後部 竜胆あとべ りんどう

 性別  男

 年齢  18

 職業  無職

 成長  1

 体力  100/100

 精神  1000/1000

 攻撃  30

 防御  50

 魔力  1000

 技能  勇者召喚(チュートリアル)
     送迎1

 特殊  言語変換
     安眠補助1

 先天  即死回避

 称号  怠惰(ベルフェゴール)
     地球人(日本)
     勇者


「・・・?」

 鑑定石を見て三人がそろって困惑した顔をしていたが、俺はこれはどういうことなのか考えた。

「要するに魔王を倒せる勇者を呼べる勇者ってこと?」

 二人に視線を向けると、俺の言葉を聞いた王様が何とも言えない微妙な顔をしていた。王女は聞こえてないようだが、

「戦闘スキルゼロじゃな、精神と魔力以外一般人とあまり変わらんな。」

「私の勇者様が・・・私より弱いなんて、それも1/100以下とか・・・あんまりよ・・・」

 王女は、なんか呟いていたが俺は1/100以下と聞こえ、それ勇者いるのか?と思わず呟きそうだった。

「とりあえず、勇者呼べるなら呼んでみんか?戦える者がいないことにはどうしようもないしのう・・・。」

 王様は意外と切り替えが早かった。俺も少し考えて、王女が気に入る勇者が来れば俺、解放されるかなと考えてその案に乗ることにした。

「わかりました。とりあえず、呼んでみましょう。」

 そこまで言って気が付いたが、どうやって呼ぶんだ?

「・・・あの~、勇者召喚てどうやってするんですか?」

「ああ、そこから教えねばならんかったか、スキルを使ったことはないのか?と、聞くのは野暮じゃの。どう見ても来る前は何もなさそうじゃしな。」

 そう言って王様がいまだぶつぶつ独り言を言っている王女の方を向いて声をかける。

「アンネリア・・・、アンネ!」

 気付かない王女に、少し強めに呼ぶ王様。アンネが愛称なのか?

「えっ、あっ、はい!お父様。」

 声に驚き我に返る王女。

「勇者様に勇者召喚について教えてあげるのじゃ。」

「えっ・・・、別の勇者を呼ぶのですか・・・?」

 王女の顔には明らかな落胆の色が見えた。
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