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マギアアームド・ファンタジア
14話 紅の荒武者
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「えっ!?」
蹴り飛ばされたのだと自覚したアロウは、地面を転がりながらも何が起きたのかと把握しようとする。
真っ先に目に付いたのは、映えるような紅色。
紅色を基調とした重装甲、おそらくは陸戦型のMAF。
大袖のような大型のショルダーアーマー、長大な十字槍、甲虫の如し一本角を頂く兜と言うその姿は、まさしく荒武者。
それらを纏うのは、黒紫色の鬣を思わせる髪の青年。
即座、サイクロプスは棍棒を振り下ろす。
しかし青年は避けるどころか、手にしたクロススピアを構え、真っ向から打ち付けた。
ギチギチギチギチッ、とクロススピアと棍棒が鍔迫り合う。
地面にクレーターを穿つほどのパワーのサイクロプスを、正面から押し止めている。
「ぬぅんッ!」
青年は裂帛と共にサイクロプスの棍棒を弾き返す。
蹈鞴を踏むサイクロプスに、青年は即座に左手をリアアーマーへ伸ばし、そこにマウントしている太い筒状の火器――バズーカ砲らしきそれを取り出し、発射。
轟音と共に砲口から放たれるのはロケット弾、それがサイクロプスの腹部に突き刺さり、大爆発を起こす。
爆薬の炸裂を直撃し、サイクロプスはさらに仰け反る。
バズーカ砲をその場に捨てて、サイクロプスの真正面へ瞬時に踏み込み、跳躍する青年。
あれだけの重装甲ながら、機動性も高い。
「オラァッ!!」
一閃。
重々しくも鋭いクロススピアの一閃は、サイクロプスの重厚な筋骨を容易く斬り裂く。
その一撃が致命打となったか、サイクロプスは弱々しく断末魔を上げ、仰向けに斃れる。
サイクロプスの巨体が地を揺らし、やがてアイテムを残して消滅する。
「すごい……」
まさに力任せ。
だが、力任せだろうがなんだろうが、サイクロプスを瞬く間に倒してみせたその力は本物。
アロウは起き上がり、アイテムを拾っている青年に近付く。
「あの、助けてくれてありがとうござ……」
不意に、クロススピアの穂先がアロウの喉仏に突き付けられる。
「ぃっ!?」
思わず反射で首を仰け反らせるアロウ。
「……ふん、サイクロプスに単身挑んでいるから、どんな奴かと思えば、ただの初心者か」
そのクロススピア越しに、青年は値踏みするようにアロウを睨み――興味を失ったかのように、クロススピアを下げる。
「初心者なら覚えておけ。この『アトラス』の名をな」
それだけ言い残して、青年――アトラスはその場を去っていく。
その紅色の鎧姿を見送るアロウは、茫然と呟く。
「アトラス……」
アトラスの背中が見えなくなってから、ルナとカノラがどこかで待っていることを思い出し、すぐにコンソールを開いて二人の現在地を確認し、その地点へ急行する。
蹴り飛ばされたのだと自覚したアロウは、地面を転がりながらも何が起きたのかと把握しようとする。
真っ先に目に付いたのは、映えるような紅色。
紅色を基調とした重装甲、おそらくは陸戦型のMAF。
大袖のような大型のショルダーアーマー、長大な十字槍、甲虫の如し一本角を頂く兜と言うその姿は、まさしく荒武者。
それらを纏うのは、黒紫色の鬣を思わせる髪の青年。
即座、サイクロプスは棍棒を振り下ろす。
しかし青年は避けるどころか、手にしたクロススピアを構え、真っ向から打ち付けた。
ギチギチギチギチッ、とクロススピアと棍棒が鍔迫り合う。
地面にクレーターを穿つほどのパワーのサイクロプスを、正面から押し止めている。
「ぬぅんッ!」
青年は裂帛と共にサイクロプスの棍棒を弾き返す。
蹈鞴を踏むサイクロプスに、青年は即座に左手をリアアーマーへ伸ばし、そこにマウントしている太い筒状の火器――バズーカ砲らしきそれを取り出し、発射。
轟音と共に砲口から放たれるのはロケット弾、それがサイクロプスの腹部に突き刺さり、大爆発を起こす。
爆薬の炸裂を直撃し、サイクロプスはさらに仰け反る。
バズーカ砲をその場に捨てて、サイクロプスの真正面へ瞬時に踏み込み、跳躍する青年。
あれだけの重装甲ながら、機動性も高い。
「オラァッ!!」
一閃。
重々しくも鋭いクロススピアの一閃は、サイクロプスの重厚な筋骨を容易く斬り裂く。
その一撃が致命打となったか、サイクロプスは弱々しく断末魔を上げ、仰向けに斃れる。
サイクロプスの巨体が地を揺らし、やがてアイテムを残して消滅する。
「すごい……」
まさに力任せ。
だが、力任せだろうがなんだろうが、サイクロプスを瞬く間に倒してみせたその力は本物。
アロウは起き上がり、アイテムを拾っている青年に近付く。
「あの、助けてくれてありがとうござ……」
不意に、クロススピアの穂先がアロウの喉仏に突き付けられる。
「ぃっ!?」
思わず反射で首を仰け反らせるアロウ。
「……ふん、サイクロプスに単身挑んでいるから、どんな奴かと思えば、ただの初心者か」
そのクロススピア越しに、青年は値踏みするようにアロウを睨み――興味を失ったかのように、クロススピアを下げる。
「初心者なら覚えておけ。この『アトラス』の名をな」
それだけ言い残して、青年――アトラスはその場を去っていく。
その紅色の鎧姿を見送るアロウは、茫然と呟く。
「アトラス……」
アトラスの背中が見えなくなってから、ルナとカノラがどこかで待っていることを思い出し、すぐにコンソールを開いて二人の現在地を確認し、その地点へ急行する。
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