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第三十一節「幾空を抜けて 渇き地の悪意 青の星の先へ」
~艦内驚曲〝24h〟~
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勇達グランディーヴァを乗せたアルクトゥーンは日本を発った後、進路をヨーロッパへと向けて航行していた。
目的地はスイス、ジュネーヴ。
そこは元々国連の本部があった地。
だが今現在、急遽本部機能を戻している。
それというのも……本部を置くアメリカ合衆国が自国における状況を危険視し、半年ほど前にそうする様に促したからである。
その原因は当然、【救世同盟】絡みの問題だ。
アメリカは以前から国内における【救世同盟】の思想の蔓延を止めきる事が出来ず、どこに潜入者が潜んでいるかわからないという状況に陥っている。
先日空島を急襲したのもアメリカ軍に潜んでいた工作員だったという事もあり、事態は深刻であるのが伺えるだろう。
そんな事もあり、元々実績もあって比較的【救世同盟】の影響が少ないスイスに白羽の矢が立ったのである。
当時移設した事情も諸々あるのだが……状況が状況なだけにやむを得ず、という訳だ。
とはいえ西に行けば、すぐ【救世同盟】の影響がより強く出ているフランスがある。
悠長にする事も出来ぬ場所ではあるが、かといって途端に争いが起きる訳ではない。
もしもむやみに争いを起こした場合、スイスは元より周辺諸国が黙っていないからである。
周囲に別国がひしめいているヨーロッパだからこその抑止力が働いている証拠なのだろう。
勇達がその地へ向かう理由は、【双界連合グランディーヴァ】の設立を国際的に認めてもらうため。
例え福留達が各国へ働き掛けたとしても、それはあくまで仮の承認。
正式な団体として認めてもらう為には、勇達が直接赴いて査察を受ける必要があったのだ。
本来であれば派遣査察チームを受け入れ、日本国内で受けるのが一般的であろうが……今は事情が違う。
【救世同盟】が絡んでいる昨今、国外での迂闊な調査は情報漏洩しかねない。
それを危惧し、国連本部の人間が直接査察を執り行う事に。
もちろんそれでも全てが防げる訳では無いが……福留が知る人間が多いともあって、信頼性は比較にならない。
こうして勇達は目的地を決め、空路を進んでいたという訳である。
そんな彼等……出発から二日目の現在、ロシア南東部領空にいた。
位置的に言えばモンゴルの北部辺り……まだ日本から言う程遠く離れていない場所である。
それというのも……領空航行に関してのロシア政府との折り合いがすぐに付かなかったからだ。
当初、最短ルートを選択し、中国、モンゴルを経由しながらロシア領空を通り、そのままヨーロッパへと到達する予定だった。
中国は龍が居たという事もあって話し合いも掛からず、ほぼ通り抜け状態。
モンゴルもイ・ドゥールでの一件での借りを返す形でやり過ごしてくれていた。
しかし残念ながらロシアとの関係はそれほどではない。
アンディとナターシャの件はあるが、あれは言うなれば押し付けの様なもの……彼等の善意とはまた別だ。
そして何よりグランディーヴァは独立組織……もはや日本とは何の関係も無いので、立場に関しては相手の方が上手。
その結果……交渉が思った以上に手間取ってしまったという訳である。
現在その了承も得て領空へと侵入、大きな街を避ける様に迂回しながら航行中。
入ってしまえば、国土の広いロシアともあって、一気にヨーロッパまでノンストップで行く事が可能だ。
もちろん、道中で何も起きなければの話であるが。
ロシア政府からは国内での戦闘は禁止されている。
攻撃されてもし返す事が出来ない現状で、勇達もいささか不安を憶えていたものだ。
とはいえ、空気の薄い高山地帯をも悠々と越せるアルクトゥーンの航行高度に達せる戦闘機は殆ど存在しない。
居たとしても、ロシア軍が目を見張らせてる以上は何の心配も無いだろう。
取り越し苦労とも言える心配が過る艦内。
勇達はといえば……自分達の生活の為の準備を整えていた。
家財道具一式は艦内の仮設住宅に揃っているものの、自分達が良く使う道具や機器は持参品だ。
そういったもののセッティングや身の回りの整頓など、やる事は山ほどある。
準備期間も無いまま空に上がったという事もあって、乗り込んだ者達のほとんどがそんな対応に追われる様子を見せていた。
それに関しては当然、個室のある勇達も一緒だ。
とはいえ、勇の様な趣味を持たない人間であれば移す荷物も無く……初期状態とほとんど変わらない。
瀬玲は多少モダンな雰囲気を取り入れた内装を演出しているが、実はあまり手を入れていない。
ナターシャに至っては何故か学生服だけを持ってくるといった、よくわからない状態である。
問題は茶奈と心輝だ。
茶奈は一見、性格上こだわりはあまり無いと思われていた。
しかしどうやらこの二年間の抑圧でこだわりが生まれたのだろう……引っ越し期間の行動はとても激しかった。
店と旗艦の往来であれば、恐らく彼女が一番多い。
ホームセンターや家具屋に直接飛んでは魔剣を抱えたまま買い物を行い、巨大な荷物を背負って直接旗艦へ帰るなどといった暴挙は彼女ならではと言えるだろう。
そんな姿を見届けた人々の心配が目に浮かぶようである。
その甲斐あってか個室の中は荷物でごった返し、未だ整頓出来ていない。
一日目は藤咲両親の部屋に泊まるなどで万事逃れた様だが……その間こっそり遊びに入ったキッピーを荷物の雪崩が襲うなど、もはや人が住める場所では無い状態だ。
もっとも、勝手に入ったという所で自業自得ではあるが。
心輝は当然、趣味一辺倒。
引っ越し期間中は同伴者となった友人二人を引き連れ、今まで遊べなかった分を取り戻すかの様に最新趣味アイテムを買い漁り続けた。
ゲーム、フィギュア、プラモデル、アニメDVDに漫画ラノベ同人etc……僅かな期間で彼等は金を湯水の様に使い、艦内生活を豊かにしようと目論んだのである。
「いつまで続くかわからない艦内生活、退屈凌ぎが多くあっても困りはしない」、そんなマインドで集め回ったが最後、彼は驚愕する。
なんと艦内民間フロアには人員向けのコンビニが存在していたのだ。
しかも客の要望に応えて品物が入荷出来るオンライン注文も完備、抜け目は無い。
日本のみならず、世界各国の物品がリアル物価で購入可能なグローバルカタログ実装である。
この事実を乗艦後に知った後……部屋を圧迫する荷物の中で頭を抱えて項垂れる心輝の姿が在ったそうな。
そんな二人が自室の整理に必死になっている頃。
手空きの勇と瀬玲とナターシャは、竜星を加えて雑談を交えながら再びの内部散策を始めていた。
最初に訪れた時と異なり、人の気配がふんだんに感じられる居住区。
一度歩けば見知った顔が横切り、挨拶が交わされる。
割り当てられた家々の中では既にくつろぎ始めてる者達も多く、整理は順調である様だ。
活気すら感じられる中を歩き続け……三人は最初の目的地である、噂のコンビニへと辿り着いた。
「これ、最初無かったよね??」
「うーん……いや、でも気付かなかっただけかもしれないし……」
そこに掲げられていたのは彼等がよく見た事のある看板。
緑と白の基調が目立つの文字は、そこが街中なのではないかと思わせる程に普遍的だ。
「なんでファミメなのよ……」
まさに外観は街中で見られる一般的なコンビニ【ファミリーメイト】そのものだ。
しっかりと窓ガラスには『アルクトゥーン支店』と書かれており、きちんとした連携店である事がわかる。
ナターシャが通い慣れていたコンビニと同じという事もあり、彼女の眼がどこか輝いて見えた。
一歩中に足を踏み入れると……途端にこれまた聞き慣れた曲が耳に入ってくる。
当然、ファミリーメイトでお馴染みのCMソングだ。
軽やかなテンポの曲に店名を連呼するだけのものだが、一時期は「中毒性がある」などと揶揄されつつ好かれていただけに、知らぬ者など居ないと言われるほど。
そんな明るい雰囲気を醸し出す店内から彼等を見つめるのは、店の雰囲気にはそぐわない屈強な東南アジア系男性の店員。
一応は兵隊員なのだろうか、店舗用エプロンの下に覗くのは彼等の制服だった。
「ダイジョウブ、ジャパニーズ、ワカルヨー」
第一声がそれなのは、命力を持たない人への配慮なのだろう。
勇達には何の心配も無いが、どこかそれが微笑ましくて。
瀬玲に至っては、あまりのギャップがツボだったようで……引きつった笑みが浮かび上がっていた。
目的地はスイス、ジュネーヴ。
そこは元々国連の本部があった地。
だが今現在、急遽本部機能を戻している。
それというのも……本部を置くアメリカ合衆国が自国における状況を危険視し、半年ほど前にそうする様に促したからである。
その原因は当然、【救世同盟】絡みの問題だ。
アメリカは以前から国内における【救世同盟】の思想の蔓延を止めきる事が出来ず、どこに潜入者が潜んでいるかわからないという状況に陥っている。
先日空島を急襲したのもアメリカ軍に潜んでいた工作員だったという事もあり、事態は深刻であるのが伺えるだろう。
そんな事もあり、元々実績もあって比較的【救世同盟】の影響が少ないスイスに白羽の矢が立ったのである。
当時移設した事情も諸々あるのだが……状況が状況なだけにやむを得ず、という訳だ。
とはいえ西に行けば、すぐ【救世同盟】の影響がより強く出ているフランスがある。
悠長にする事も出来ぬ場所ではあるが、かといって途端に争いが起きる訳ではない。
もしもむやみに争いを起こした場合、スイスは元より周辺諸国が黙っていないからである。
周囲に別国がひしめいているヨーロッパだからこその抑止力が働いている証拠なのだろう。
勇達がその地へ向かう理由は、【双界連合グランディーヴァ】の設立を国際的に認めてもらうため。
例え福留達が各国へ働き掛けたとしても、それはあくまで仮の承認。
正式な団体として認めてもらう為には、勇達が直接赴いて査察を受ける必要があったのだ。
本来であれば派遣査察チームを受け入れ、日本国内で受けるのが一般的であろうが……今は事情が違う。
【救世同盟】が絡んでいる昨今、国外での迂闊な調査は情報漏洩しかねない。
それを危惧し、国連本部の人間が直接査察を執り行う事に。
もちろんそれでも全てが防げる訳では無いが……福留が知る人間が多いともあって、信頼性は比較にならない。
こうして勇達は目的地を決め、空路を進んでいたという訳である。
そんな彼等……出発から二日目の現在、ロシア南東部領空にいた。
位置的に言えばモンゴルの北部辺り……まだ日本から言う程遠く離れていない場所である。
それというのも……領空航行に関してのロシア政府との折り合いがすぐに付かなかったからだ。
当初、最短ルートを選択し、中国、モンゴルを経由しながらロシア領空を通り、そのままヨーロッパへと到達する予定だった。
中国は龍が居たという事もあって話し合いも掛からず、ほぼ通り抜け状態。
モンゴルもイ・ドゥールでの一件での借りを返す形でやり過ごしてくれていた。
しかし残念ながらロシアとの関係はそれほどではない。
アンディとナターシャの件はあるが、あれは言うなれば押し付けの様なもの……彼等の善意とはまた別だ。
そして何よりグランディーヴァは独立組織……もはや日本とは何の関係も無いので、立場に関しては相手の方が上手。
その結果……交渉が思った以上に手間取ってしまったという訳である。
現在その了承も得て領空へと侵入、大きな街を避ける様に迂回しながら航行中。
入ってしまえば、国土の広いロシアともあって、一気にヨーロッパまでノンストップで行く事が可能だ。
もちろん、道中で何も起きなければの話であるが。
ロシア政府からは国内での戦闘は禁止されている。
攻撃されてもし返す事が出来ない現状で、勇達もいささか不安を憶えていたものだ。
とはいえ、空気の薄い高山地帯をも悠々と越せるアルクトゥーンの航行高度に達せる戦闘機は殆ど存在しない。
居たとしても、ロシア軍が目を見張らせてる以上は何の心配も無いだろう。
取り越し苦労とも言える心配が過る艦内。
勇達はといえば……自分達の生活の為の準備を整えていた。
家財道具一式は艦内の仮設住宅に揃っているものの、自分達が良く使う道具や機器は持参品だ。
そういったもののセッティングや身の回りの整頓など、やる事は山ほどある。
準備期間も無いまま空に上がったという事もあって、乗り込んだ者達のほとんどがそんな対応に追われる様子を見せていた。
それに関しては当然、個室のある勇達も一緒だ。
とはいえ、勇の様な趣味を持たない人間であれば移す荷物も無く……初期状態とほとんど変わらない。
瀬玲は多少モダンな雰囲気を取り入れた内装を演出しているが、実はあまり手を入れていない。
ナターシャに至っては何故か学生服だけを持ってくるといった、よくわからない状態である。
問題は茶奈と心輝だ。
茶奈は一見、性格上こだわりはあまり無いと思われていた。
しかしどうやらこの二年間の抑圧でこだわりが生まれたのだろう……引っ越し期間の行動はとても激しかった。
店と旗艦の往来であれば、恐らく彼女が一番多い。
ホームセンターや家具屋に直接飛んでは魔剣を抱えたまま買い物を行い、巨大な荷物を背負って直接旗艦へ帰るなどといった暴挙は彼女ならではと言えるだろう。
そんな姿を見届けた人々の心配が目に浮かぶようである。
その甲斐あってか個室の中は荷物でごった返し、未だ整頓出来ていない。
一日目は藤咲両親の部屋に泊まるなどで万事逃れた様だが……その間こっそり遊びに入ったキッピーを荷物の雪崩が襲うなど、もはや人が住める場所では無い状態だ。
もっとも、勝手に入ったという所で自業自得ではあるが。
心輝は当然、趣味一辺倒。
引っ越し期間中は同伴者となった友人二人を引き連れ、今まで遊べなかった分を取り戻すかの様に最新趣味アイテムを買い漁り続けた。
ゲーム、フィギュア、プラモデル、アニメDVDに漫画ラノベ同人etc……僅かな期間で彼等は金を湯水の様に使い、艦内生活を豊かにしようと目論んだのである。
「いつまで続くかわからない艦内生活、退屈凌ぎが多くあっても困りはしない」、そんなマインドで集め回ったが最後、彼は驚愕する。
なんと艦内民間フロアには人員向けのコンビニが存在していたのだ。
しかも客の要望に応えて品物が入荷出来るオンライン注文も完備、抜け目は無い。
日本のみならず、世界各国の物品がリアル物価で購入可能なグローバルカタログ実装である。
この事実を乗艦後に知った後……部屋を圧迫する荷物の中で頭を抱えて項垂れる心輝の姿が在ったそうな。
そんな二人が自室の整理に必死になっている頃。
手空きの勇と瀬玲とナターシャは、竜星を加えて雑談を交えながら再びの内部散策を始めていた。
最初に訪れた時と異なり、人の気配がふんだんに感じられる居住区。
一度歩けば見知った顔が横切り、挨拶が交わされる。
割り当てられた家々の中では既にくつろぎ始めてる者達も多く、整理は順調である様だ。
活気すら感じられる中を歩き続け……三人は最初の目的地である、噂のコンビニへと辿り着いた。
「これ、最初無かったよね??」
「うーん……いや、でも気付かなかっただけかもしれないし……」
そこに掲げられていたのは彼等がよく見た事のある看板。
緑と白の基調が目立つの文字は、そこが街中なのではないかと思わせる程に普遍的だ。
「なんでファミメなのよ……」
まさに外観は街中で見られる一般的なコンビニ【ファミリーメイト】そのものだ。
しっかりと窓ガラスには『アルクトゥーン支店』と書かれており、きちんとした連携店である事がわかる。
ナターシャが通い慣れていたコンビニと同じという事もあり、彼女の眼がどこか輝いて見えた。
一歩中に足を踏み入れると……途端にこれまた聞き慣れた曲が耳に入ってくる。
当然、ファミリーメイトでお馴染みのCMソングだ。
軽やかなテンポの曲に店名を連呼するだけのものだが、一時期は「中毒性がある」などと揶揄されつつ好かれていただけに、知らぬ者など居ないと言われるほど。
そんな明るい雰囲気を醸し出す店内から彼等を見つめるのは、店の雰囲気にはそぐわない屈強な東南アジア系男性の店員。
一応は兵隊員なのだろうか、店舗用エプロンの下に覗くのは彼等の制服だった。
「ダイジョウブ、ジャパニーズ、ワカルヨー」
第一声がそれなのは、命力を持たない人への配慮なのだろう。
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