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カリンの場合 前編
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さてどうしようか。
お尻が痛い。
仮にも伯爵令嬢が、岩に座るなんて。
だめだわ、まだ5分と経ってないのに、限界です。
日没までは、ここでアンニュイに浸るつもりだったのに。
昔々あるところに、元気な村娘がいました。
ある日、仕掛けた罠を見回りに出た娘は、傷付いた男を助けてました。
男はどこの誰かはわかりませんが、気品があり、貴族なんだろうと娘は思いました。
男は娘に感謝を伝え、必ず礼をすると誓って帰って行った。
昔々あるところに、王子様がいました。
聡明で慕われる、未来の王にふさわしい王子。
そんな王子には親友がいた。
学園で、学問で実技で鎬を削って友情を育んだ男。
王子は身分ゆえに卒業したらもう会えない男に約束をした。
いいお話だ。
ここで終わってなんの問題もなかったのだ。
巡り巡って何故か私カリンが迷惑を被ることになるなんて、なんで世の中理不尽なのだろうか。
お尻が痛い。
仮にも伯爵令嬢が、岩に座るなんて。
だめだわ、まだ5分と経ってないのに、限界です。
日没までは、ここでアンニュイに浸るつもりだったのに。
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ある日、仕掛けた罠を見回りに出た娘は、傷付いた男を助けてました。
男はどこの誰かはわかりませんが、気品があり、貴族なんだろうと娘は思いました。
男は娘に感謝を伝え、必ず礼をすると誓って帰って行った。
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そんな王子には親友がいた。
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王子は身分ゆえに卒業したらもう会えない男に約束をした。
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ここで終わってなんの問題もなかったのだ。
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